ダヴィド・サッソリ

ダヴィド・サッソリ MEP
欧州おうしゅう議会ぎかい議長ぎちょう
任期にんき 2019年ねん7月がつ3日にち – 2022年ねん1月がつ11日にち
副ふく大統領だいとうりょう	メイリード・マクギネス
前任ぜんにん者しゃ	アントニオ・タイヤーニ
後任こうにん者しゃ	ロベルタ・メツォラ
欧州おうしゅう議会ぎかい議員ぎいん （中央ちゅうおうイタリア選挙せんきょ区く選出せんしゅつ）
任期にんき 2009年ねん7月がつ14日にち – 2022年ねん1月がつ11日にち
個人こじん情報じょうほう
生誕せいたん	(1956-05-30) 1956年ねん5月30日にち イタリア、トスカーナ州しゅうフィレンツェ県けんフィレンツェ
死没しぼつ	(2022-01-11) 2022年ねん1月がつ11日にち（65歳さい没ぼつ）
政党せいとう	民主党みんしゅとう
協力きょうりょく政党せいとう	社会しゃかい民主みんしゅ進歩しんぽ同盟どうめい
教育きょういく	フィレンツェ大学だいがく

ダヴィド・マリア・サッソリ（イタリア語ご: David Maria Sassoli [ˈdaːvid maˈriːa sasˈsɔːli]、1956年ねん5月30日にち - 2022年ねん1月がつ11日にち）は、イタリアの政治せいじ家か、ジャーナリスト。2009年ねんに欧州おうしゅう議会ぎかい議員ぎいんに初はつ当選とうせんし、2019年ねん7月がつから死去しきょするまで欧州おうしゅう議会ぎかい議長ぎちょうを務つとめた。欧州おうしゅう社会党しゃかいとう・民主党みんしゅとう所属しょぞく。

経歴けいれき

フィレンツェ出身しゅっしん。1970年代ねんだい、フィレンツェ大学だいがくで政治せいじ学がくを修おさめた。地元じもとの小ちいさな新聞しんぶんや通信つうしん社しゃでジャーナリストとして活動かつどうしたのち、「イル・ジョルノ」紙しのローマ支局しきょくに勤つとめる。1986年ねん7月がつ3日にちにプロのジャーナリスト登録とうろくを行おこなった。

1992年ねん、国営こくえいテレビ局てれびきょく TG3 の記者きしゃとなった。この時期じきには、ミケーレ・サントロとともに Il rosso e il nero や Tempo reale などのテレビ番組ばんぐみを製作せいさくした。1996年ねんには、 Cronaca in diretta というテレビ番組ばんぐみの司会しかいを担当たんとうした。その数すう年ねん後ご、TG1 のアンカーマンに就任しゅうにんしたころには、イタリアで最もっとも有名ゆうめいかつ人気にんきのあるジャーナリストのひとりとなっていた。2007年ねん、ジャンニ・リオッタが TG1 のディレクターに新任しんにんされると、その副ふくディレクターとなった。

2009年ねん、政治せいじ家かに転身てんしんし、中道ちゅうどう左派さはの民主党みんしゅとうに入党にゅうとう、中央ちゅうおうイタリア選挙せんきょ区くから欧州おうしゅう議会ぎかい議員ぎいん選挙せんきょに立候補りっこうほした。6月7日にち、同どう選挙せんきょ区くの候補者こうほしゃ中ちゅう最多さいた得票とくひょうの41万まん2502票ひょうで当選とうせんした。2014年ねんの改選かいせんまで、欧州おうしゅう議会ぎかいにおける民主党みんしゅとう議員ぎいん団だん副ふく団長だんちょうを務つとめた。

2012年ねん10月がつ9日にちには、ローマ市長しちょう選挙せんきょの中道ちゅうどう左派さは統一とういつ候補こうほ予備よび選挙せんきょに立候補りっこうほすると表明ひょうめいした。予備よび選せんでは元もと上院じょういん議員ぎいんのイグナツィオ・マリーノが得票とくひょう率りつ55%で統一とういつ候補こうほに選出せんしゅつされ、サッソリは2位い（同どう26%）で落選らくせんした。しかし、元もと通信つうしん相しょうのパオロ・ジェンティローニ候補こうほの得票とくひょう数すうは上回うわまわった。マリーノは本ほん選挙せんきょで右派うはの現職げんしょく、ジャンニ・アレマンノを破やぶり当選とうせんした。

2014年ねんの欧州おうしゅう議会ぎかい議員ぎいん選挙せんきょでも、サッソリは20万まん6170票ひょうを得票とくひょうし再選さいせんされた。この選挙せんきょで民主党みんしゅとうは全体ぜんたいの41%を得票とくひょうし、その強つよさを印象いんしょう付つけた。

同年どうねん7月がつ1日にちには、欧州おうしゅう議会ぎかいでの投票とうひょうで副ふく議長ぎちょうに選出せんしゅつされた。欧州おうしゅう社会党しゃかいとう系けいの候補者こうほしゃでは、2番目ばんめの得票とくひょう数すう（393票ひょう）であった。欧州おうしゅう議会ぎかいでは各かく委員いいん会かいに加くわえて、極度きょくどの貧困ひんこんと人権じんけんに関かんする議員ぎいん連盟れんめいに加くわわっていた。

2019年ねんの欧州おうしゅう議会ぎかい議員ぎいん選挙せんきょでは、得票とくひょう数すう12万まん8533票ひょうで再選さいせんされた。7月2日にち、サッソリは社会しゃかい民主みんしゅ進歩しんぽ同盟どうめい (S&D) から新あたらしい欧州おうしゅう議会ぎかい議長ぎちょうに推挙すいきょされた。翌日よくじつ、サッソリは得票とくひょう数すう345票ひょうで、アントニオ・タイヤーニの後任こうにんの議長ぎちょうに選出せんしゅつされた。この役職やくしょくにイタリア人じんが選出せんしゅつされたのは、サッソリで7人にん目めであった。

受諾じゅだく演説えんぜつでサッソリは、欧州統合おうしゅうとうごうを平和へいわと民主みんしゅ主義しゅぎを実現じつげんするためのプロジェクトとして語かたった。サッソリは欧州おうしゅうの市民しみんが、この構想こうそうをいまなお信しんじていることを示しめしたとして、欧州おうしゅうの多様たよう性せいを誇ほこりに思おもっているとも述のべた。また、欧州おうしゅう議会ぎかいがさらに重要じゅうような役割やくわりを果はたしてこそ、欧州おうしゅうはさらに強つよくなれるとも指摘してきした。

サッソリは欧州おうしゅう議会ぎかい議長ぎちょうとしての最初さいしょの公務こうむとして、2016年ねんのブリュッセル連続れんぞく爆破ばくはテロ事件じけんの現場げんばのひとつを訪おとずれ、犠牲ぎせい者しゃを追悼ついとうした。サッソリはそこで、「私わたしたちは欧州おうしゅうの首都しゅとで起おきたテロの犠牲ぎせい者しゃに敬意けいいを表あらわし、これらのテロの犠牲ぎせいとなった欧州おうしゅうの市民しみんを追悼ついとうしなければならない。これはテロによる犠牲ぎせい者しゃすべてを追悼ついとうすることにほかならない。この象徴しょうちょう的てきな行おこないをもって、私わたしは議長ぎちょうとしての任期にんきをはじめたい」と述のべた。

任期にんき満了まんりょう直前ちょくぜんの2022年ねん1月がつ11日にち、イタリアの病院びょういんで死去しきょ。65歳さい没ぼつ。前日ぜんじつの10日とおかに欧州おうしゅう議会ぎかいの報道ほうどう官かんにより、サッソリが「免疫めんえき系けいの機能きのう不全ふぜんによる深刻しんこくな合併症がっぺいしょうで入院にゅういんが必要ひつようになった」として、前年ぜんねん12月がつ26日にちから入院にゅういんし、全すべての公務こうむを取とりやめることが発表はっぴょうされていた。

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  サッソリ（2010年ねん5月がつ22日にち）
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  ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州おうしゅう委員いいん会かい委員いいん長ちょうと（2019年ねん10月がつ31日にち）
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  左ひだりからモルドバのナタリア・ガブリリツァ首相しゅしょう、ウクライナのデニス・シュミハリ首相しゅしょう、サッソリ（2021年ねん11月30日にち）

人物じんぶつ

妻つまアレッサンドラ・ヴィットリーニとのあいだに、ジュリオとリヴィアの2子しがいた。フィレンツェと本拠地ほんきょちとするサッカークラブ、ACFフィオレンティーナのファンであった。

表現ひょうげんの自由じゆうに関かんする広報こうほう活動かつどうを目的もくてきにジャーナリストや作家さっか、法律ほうりつ家からが2001年ねんに結成けっせいした団体だんたい Articolo 21, liberi di... に加入かにゅうしていた。

外部がいぶリンク

• 公式こうしきサイト （イタリア語ご）
• ダヴィド・サッソリ - 民主党みんしゅとう （イタリア語ご）

公職こうしょく
先代せんだい アントニオ・タイヤーニ	欧州おうしゅう議会ぎかい議長ぎちょう 2019年ねん – 2022年ねん	次代じだい ロベルタ・メツォラ