(Translated by https://www.hiragana.jp/)
チャント - Wikipedia コンテンツにスキップ

チャント

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

チャント英語えいご: chant)とは、一定いっていのリズムとふしった、いのりをささげる様式ようしき意味いみするフランス語ふらんすご由来ゆらいする言葉ことばである[1]日本語にほんごでは一般いっぱん詠唱えいしょう唱詠[2]唱和しょうわなどとやくされる。

概要がいよう

[編集へんしゅう]

原始げんしてきなチャントは2-3おと程度ていど単純たんじゅん音程おんていかえしで構成こうせいされるが、グレゴリオ聖歌せいかのように非常ひじょう複雑ふくざつ音楽おんがく構造こうぞうゆうするものもチャントとばれる。

世界せかい各地かくちにさまざまなかたちのチャントが存在そんざいし、それぞれのくに地域ちいき独特どくとく音階おんかい音楽おんがく源流げんりゅうとなっている。その意味いみにおいては、日本にっぽん古来こらい祝詞のりと和歌わか詩吟しぎん雅楽ががくおもろ仏教ぶっきょうにおける読経どきょう真言しんごん念仏ねんぶつ題目だいもくなどもチャントの一種いっしゅであるとかんがえられる。

フラもちいられるハワイアン・チャントなどがられるほか、チアリーディングこえわせて反復はんぷくされるごえ、サッカーなどにおける応援おうえんのこともチャントとばれている[3]。なおプロ野球やきゅうにおけるチャンステーマは「チャンテ」とりゃくされ「チャント」とているが、両者りょうしゃことなる用語ようごである。

「Chant」と「Hymn」

[編集へんしゅう]

キリスト教きりすときょう音楽おんがくにおいて、本来ほんらいてきには、礼拝れいはい典礼てんれいぶん祈祷きとうぶんふしけて朗唱ろうしょうすること、または旋律せんりつけてうたにしたものが「チャント」(英語えいご: chant, ラテン語らてんご: cantus)とばれ、全員ぜんいんうたうためにあらたにつくられたうたが「ヒム」(英語えいご: hymn, ラテン語らてんご: hymnus)とばれるという区別くべつがあり、前者ぜんしゃを「聖歌せいか」とやくすことがおおいのにたいして、後者こうしゃして「賛美さんびさん美歌みか」とぶことがおお[4]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ Online Etymology Dictionary - 複数ふくすう辞書じしょもとづくオンライン語源ごげん辞典じてんの"chant"の項目こうもく
  2. ^ St.Luke's Choirひじり国際大学こくさいだいがくひじりルカ礼拝れいはいどう聖歌せいかたいのサイト)
  3. ^ チャント - コトバンク
  4. ^ 竹内たけうち謙太郎けんたろう教会きょうかいく―日本にっぽんせい公会こうかい教会きょうかい問答もんどう』はるかぜ書房しょぼう・みつばしゃ、2018ねん、321-322ぺーじISBN 978-4-9908508-3-8 

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]