チャールズ・デムス

チャールズ・デムス Charles Demuth
自画じが像ぞう（1907）
誕生たんじょう日び	1883年ねん11月9日にち
出生しゅっしょう地ち	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく、ランカスター (ペンシルベニア州しゅう)
死没しぼつ年ねん	1935年ねん10月23日にち
死没しぼつ地ち	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく、ランカスター (ペンシルベニア州しゅう)

『金かねのNo.5 The Figure 5 in Gold aka I Saw the Figure 5 in Gold 』

チャールズ・デムス『Incense of a New Church』（1921年ねん）

チャールズ・デムス『Turkish Bath with Self Portrait』（1918年ねん）

チャールズ・デムス（Charles Demuth, 1883年ねん11月9日にち - 1935年ねん10月23日にち）は、アメリカのプレシジョニズム画家がか。デムース、ディーマス、デュマスという表記ひょうきもある。

経歴けいれき

デムスはペンシルベニア州しゅうランカスターで生うまれ、フィラデルフィアのペンシルベニア美術びじゅつアカデミーで絵えを学まなんだ。学生がくせいだった頃ころ、下宿げしゅく屋やでウィリアム・カルロス・ウィリアムズと出会であった。2人ふたりはたちまち友人ゆうじんになり、それは終生しゅうせい変かわらなかった。

その後ご、パリに行いき、アカデミー・コラロッシとアカデミー・ジュリアンで勉強べんきょうを続つづけた。この地ちで彼かれは前衛ぜんえい美術びじゅつの世界せかいに足あしを踏ふみ入いれた。パリの芸術げいじゅつ家かのコミュニティは、デムスが同性愛どうせいあいであることを受うけ入いれた。

パリ留学りゅうがく中ちゅう、マースデン・ハートレーと知しり合あいになった。そのハートレーを通つうじて、アルフレッド・スティーグリッツとも知しり合あい、デムスはそのグループのメンバーになった。1926年ねん、彼かれはニューヨークのアンダーソン画廊がろうと、スティーグリッツの経営けいえいするインティメット画廊がろうで個展こてんを開ひらいた。

彼かれの絵えで最もっとも有名ゆうめいなものといえば、やはり『金かねのNo.5 The Figure 5 in Gold aka I Saw the Figure 5 in Gold 』だろう。友人ゆうじんのウィリアム・カルロス・ウィリアムズの詩し『The Great Figure』からインスピレーションを得えたものだ。クリエイティヴな友人ゆうじんたちのポスター・ポートレートの1枚まいで、全部ぜんぶで9枚まいあり、他たの人々ひとびとはジョージア・オキーフ、アーサー・ダヴ、チャールズ・ダンカン、マースデン・ハートレー、ジョン・マリンといった画家がか、ガートルード・スタイン、ユージン・オニール、ウォレス・スティーヴンスといった作家さっかたちだった。

2007年ねんにAmon Carter Museumで開ひらかれた彼かれの後期こうきランカスター絵画かいが回顧かいこ展てんの展覧てんらん会かい目録もくろくによると、デムスの遺言ゆいごんで、彼かれの絵えの多おおくはオキーフに委ゆだねられたという。その絵えを受うけ取とった美術館びじゅつかんがデムスをプレシジョニズム派はの主要しゅよう画家がかとして固定こてい評価ひょうかしかねないという、オキーフの戦略せんりゃく的てきな判断はんだんであった。

私生活しせいかつ

デムスは4歳さいの時とき、怪我けがをしたが、臀部でんぶに小児しょうに麻痺まひあるいは結核けっかく菌きんの感染かんせんを起おこしたようで、そのため彼かれは足あしを引ひきずって歩あるき、杖つえを必要ひつようとした。また後のちには糖尿とうにょう病びょうも患わずらい、アメリカで最初さいしょにインスリン治療ちりょうを受うけた一人ひとりとなった。人生じんせいのほとんどの期間きかんが病弱びょうじゃくで、最後さいごは糖尿とうにょう病びょうの合併症がっぺいしょうでランカスター郡ぐんで亡なくなった。51歳さいだった。

デムスはパートナーを探さがすため、公衆こうしゅう浴場よくじょうを利用りようした。1918年ねんに描えがかれた同性愛どうせいあい的てきな自画像じがぞうの背景はいけいもトルコ風呂とるこぶろである。

ギャラリー

• 
  The Jazz Singer (1916)
• 
  Wild Orchids (1920)
• 
  Aucassiu and Nicolette (1921)

• 
  Trees and Barns Bermuda (1917)
• 
  Spring (1921)

外部がいぶリンク

• Demuth Foundation