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テマゼパム

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
テマゼパム
IUPAC命名めいめいほうによる物質ぶっしつめい
臨床りんしょうデータ
販売はんばいめい Restoril, Normison, Nortem, others
Drugs.com monograph
MedlinePlus a684003
ライセンス US Daily Med:リンク
胎児たいじ危険きけん分類ぶんるい
  • AUえーゆー: C
  • US: X
法的ほうてき規制きせい
依存いぞんせい High[1]
投与とうよ経路けいろ By mouth
薬物やくぶつ動態どうたいデータ
生物せいぶつがくてき利用りようのう96%
代謝たいしゃLiver
半減はんげん8–20 hours
排泄はいせつKidney
化学かがくてきデータ
化学かがくしきC16H13ClN2O2
分子ぶんしりょう300.74 g·mol−1
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テマゼパムえい: Temazepam)は、リストリルえい: Restoril)などの商品しょうひんめい販売はんばいされている医薬品いやくひんであり、不眠症ふみんしょう治療ちりょうもちいられる[2]一般いっぱんてき不眠症ふみんしょうもちいる場合ばあいは10日間にちかん未満みまんであるべき[2]投与とうよほう経口けいこうである[2]効果こうか一般いっぱんてきに1時間じかん以内いないにみられ、最長さいちょうで8あいだつづ[3]

一般いっぱんてき副作用ふくさようには、眠気ねむけ不安ふあん混乱こんらん、めまい、などがあげられる[2]重度じゅうど副作用ふくさようには、幻覚げんかく虐待ぎゃくたいアナフィラキシー自殺じさつ、などがあげられる[2]一般いっぱんてきオピオイドとの併用へいようすすめられない[2]急激きゅうげき用量ようりょう減量げんりょう離脱りだつこす可能かのうせいがある[2]妊娠にんしんちゅう授乳じゅにゅうちゅうひとへの使用しよう推奨すいしょうされない[4]。テムゼパムは、中等ちゅうとうベンゾジアゼピン睡眠薬すいみんやくである[3]。テムゼパムは、のうないγがんま-アミノ酪酸影響えいきょうすることで作用さようする[2]

テムゼパムは、1962ねん特許とっきょ承認しょうにんされ、1969ねん医薬品いやくひんとしてもちいられるようになった[5]後発こうはつ医薬品いやくひんとして入手にゅうしゅできる[6]。2019ねん英国えいこく国民こくみん保健ほけんサービスにかかる1かげつぶん費用ひようやく1.40ポンドである[6]米国べいこくでの卸売おろしうり価格かかくは1かげつぶんやく1.76あめりかドルである[7]。2017ねん米国べいこくでは142番目ばんめもっと一般いっぱんてき処方しょほうされた医薬品いやくひんであり、その件数けんすうは400まんけんえる[8][9]

なお日本にっぽんにおいてテマゼパムは承認しょうにん発売はつばいであるが、こう精神せいしんやくかんする条約じょうやくもとづき制定せいていされた麻薬まやくおよこう精神せいしんやく取締とりしまりほうにてだい3しゅこう精神せいしんやく指定してい[10]されており輸出入ゆしゅつにゅう規制きせい対象たいしょうである。

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ Temazepam”. www.drugbank.ca. 2019ねん8がつ28にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ2019ねん6がつ26にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c d e f g h Temazepam Monograph for Professionals” (英語えいご). Drugs.com. American Society of Health-System Pharmacists. 2019ねん12月29にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ2019ねん4がつ8にち閲覧えつらん
  3. ^ a b Collins, Shelly Rainforth; RN-BC, Shelly Rainforth Collins (2015) (英語えいご). Pharmacology and the Nursing Process. Elsevier Health Sciences. p. 193. ISBN 9780323358286. オリジナルの2020-01-04時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200104204246/https://books.google.ca/books?id=06A_CwAAQBAJ&pg=PA193 2019ねん4がつ8にち閲覧えつらん 
  4. ^ Temazepam (Restoril) Use During Pregnancy” (英語えいご). Drugs.com. 2019ねん8がつ29にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ2019ねん4がつ8にち閲覧えつらん
  5. ^ Fischer, Jnos; Ganellin, C. Robin (2006) (英語えいご). Analogue-based Drug Discovery. John Wiley & Sons. p. 537. ISBN 9783527607495. オリジナルの2020-01-02時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200102091208/https://books.google.ca/books?id=FjKfqkaKkAAC&pg=PA537 2019ねん3がつ2にち閲覧えつらん 
  6. ^ a b British national formulary: BNF 76 (76 ed.). Pharmaceutical Press. (2018). pp. 481. ISBN 9780857113382 
  7. ^ NADAC as of 2019-02-27” (英語えいご). Centers for Medicare and Medicaid Services. 2019ねん3がつ6にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2019ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  8. ^ The Top 300 of 2020”. ClinCalc. 2020ねん3がつ18にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ2020ねん4がつ11にち閲覧えつらん
  9. ^ Temazepam - Drug Usage Statistics”. ClinCalc. 2020ねん4がつ12にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ2020ねん4がつ11にち閲覧えつらん
  10. ^ 条約じょうやく付表ふひょうIVの55ごう