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トリフェニルホスフィンオキシド

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
トリフェニルホスフィンオキシド
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識別しきべつ情報じょうほう
CAS登録とうろく番号ばんごう 791-28-6
RTECS番号ばんごう SZ1676000
特性とくせい
化学かがくしき C18H15OP
モル質量しつりょう 278.28 g/mol
外観がいかん 白色はくしょく結晶けっしょう
融点ゆうてん

154-158 ℃ (427-429 K)

沸点ふってん

360 ℃ (633 K)

みずへの溶解ようかい ほろ
溶媒ようばいへの溶解ようかい 極性きょくせい有機ゆうき溶媒ようばい溶。
構造こうぞう
分子ぶんしかたち 四面しめん体形たいけい
危険きけんせい
Rフレーズ R22, R23/24/25, R26/27/28, R29, R30, R31, R32, R33, R34, R35, R36/37/38
Sフレーズ S26
関連かんれんする物質ぶっしつ
関連かんれん物質ぶっしつ トリフェニルホスフィンスルフィド
トリフェニルホスフィン
塩化えんかホスホリル
塩化えんかリン
特記とっきなき場合ばあい、データは常温じょうおん (25 °C)・つねあつ (100 kPa) におけるものである。

トリフェニルホスフィンオキシド (triphenylphosphine oxide) は、分子ぶんししき Ph3PO(Ph はフェニルもとしめす)であらわされる有機ゆうきリン化合かごうぶつである。Ph3P=Oと表記ひょうきされることもある。

用途ようと

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後述こうじゅつのように有機ゆうき反応はんのうふく生成せいせいぶつとしてられることがおおく、この化合かごうぶつ自体じたいにはあまり用途ようとがない。酸素さんそ原子げんしには若干じゃっかん塩基えんきせいはいのうがあり、「かたい」金属きんぞくたいしてよいはいとなる。

ふく生成せいせいぶつとして

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トリフェニルホスフィン空気くうきちゅう放置ほうちすると徐々じょじょ酸化さんかされてこの化合かごうぶつしょうじる。またウィッティヒ反応はんのうシュタウディンガー反応はんのう光延みつのぶ反応はんのうなどのトリフェニルホスフィンをもちいる反応はんのうにおいて、ふく生成せいせいぶつとしてしょうじる。

結晶けっしょうせいたかいため、目的もくてきとする反応はんのう生成せいせいぶつとの判別はんべつ分離ぶんり困難こんなんとなることもおおく、実際じっさい合成ごうせい過程かていにおいてよく問題もんだいとなる。トリフェニルホスフィンオキシドはヘキサンなどてい極性きょくせい溶媒ようばいにはけにくいので、目的もくてきぶつがヘキサンに溶の場合ばあい濾過ろかなどの処理しょり分離ぶんりすることもできる。

関連かんれん項目こうもく

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