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ナタン (預言よげんしゃ)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
預言よげんしゃナタンのイコン18世紀せいきロシア正教会せいきょうかいキジとうにあるあきらさかえ聖堂せいどうイコノスタシスより)

ナタンヘブライ: נתן‎ 、古代こだいギリシア: Ναθάν英語えいご: Nathan)とは、旧約きゅうやく聖書せいしょ登場とうじょうする預言よげんしゃダビデおう治世ちせいちゅう活躍かつやくした。

ダビデはヤハウェのために神殿しんでんてたいむねをナタンにけた。ナタンはそれに賛同さんどうしたが、ヤハウェがよるにナタンにあらわれて、ダビデではなくその子孫しそんによって永久えいきゅうつづいえてられること約束やくそくした(サムエルした7:1-17、歴代れきだいうえ17:1-15)。ここでかみがナタンにはなされたこの約束やくそくは、のち使徒しとパウロヘブライじんへの手紙てがみイエス・キリストてはめている(ヘブライ1:5)。

その、ダビデがバト・シェバ姦淫かんいんおかし、バト・シェバのおっとウリヤ (ヒッタイト)英語えいごばんころして自分じぶんつみおおかくそうとしたとき、ナタンはかみさばきをくだすためにつかわされた。ナタンはたくみなたとえはなしもちいてダビデのつみ重大じゅうだいさをおもらしめた。ダビデがつみみとめると、ナタンはダビデはことはないが、バト・シェバとのあいだまれる初子はつねこと宣告せんこくした(サムエル12:1-15)。やがてダビデとバト・シェバとのあいだだいソロモンまれると、かみはナタンをふたたつかわし、「エディデヤ」(ヘブライ: יְדִידְיָהּ‎, えい: Jedidiah)と名付なづけさせた(サムエル12:24、25)。だいよんアドニヤ英語えいごばんがソロモンの王位おういうばおうとしたときも、ナタンはさくこうじてダビデがソロモンを王位おういかせるように事態じたいうごかし、ナタンはソロモンにあぶらそそいだ(れつおうじょう1:5-40)。

ナタンはヒゼキヤおう治世ちせいダビデおう先見せんけんじんガド [1]ともに、神殿しんでんでの楽器がっき配置はいちについて指揮しきった(歴代れきだい29:25)。このナタンの息子むすこおもわれる、アザリヤ英語えいごばんザブト英語えいごばんはいずれも重要じゅうよう地位ちいいていた(れつおううえ4:5)。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ ガド氏族しぞくとはことなる

関連かんれん項目こうもく

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