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パピヨン (犬) - Wikipedia コンテンツにスキップ

パピヨン (いぬ)

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パピヨン
パピヨン
別名べつめい ファレーヌ(Phalène)、コンチネンタル・トイ・スパニエル(Continental Toy Spaniel)
愛称あいしょう バタフライドッグ (Butterfly Dog)、リスけん (Squirrel Dog)
原産地げんさんち フランスの旗 フランス
特徴とくちょう
体重たいじゅう オス 8–10 lbs (3.6–4.5 kg)
メス 7–9 lbs (3.2–4.1 kg)
体高たいこう オス 8–11 in (20–28 cm)
メス 8–11 in (20–28 cm)
そと ストレート、ロング、ファイン、シングルレイヤー
毛色けいろ 肝臓かんぞう以外いがいのパッチのあるしろ
寿命じゅみょう 12-15 ねん
イヌ (Canis lupus familiaris)

パピヨンPapillon)は、ちょう羽根はねひらいたようなかたちみみをしたいぬしゅである。

歴史れきし[編集へんしゅう]

原種げんしゅスペインのトイ・スパニエル一種いっしゅとされている。15世紀せいき以降いこうポンパドゥール夫人ふじんマリー・アントワネットをはじめとするヨーロッパ貴族きぞく寵愛ちょうあいけるようになった。当時とうじのヨーロッパでは入浴にゅうよく習慣しゅうかんく、のみダニなどが、ひと寄生きせいするので、それをけるためいぬった。当時とうじ肖像しょうぞうには、主人しゅじんとともにパピヨンとされるいぬえがかれているものがられる。有名ゆうめいなのは、オーストリア宮廷きゅうてい画家がかマルティン・ファン・マイテンス(Martin van Meytens、1695ねん - 1770ねん)のふでによる『シェーンブルン宮殿きゅうでん女帝にょていマリア・テレジアとその家族かぞく』とだいする3さく肖像しょうぞうで、いずれのにも2とうのパピヨンとされるいぬ登場とうじょうしている。

フランス革命かくめいさいには、革命かくめいぐんによって貴族きぞくともすうおおくのパピヨンが殺害さつがいされたこともあった。

ブルボンあさ時代じだいまではみみ一般いっぱんてきで、また、リスのようにいていることからリスけんばれていたが、19世紀せいきすえごろに、スピッツチワワ交配こうはいさせて改良かいりょうし、現在げんざいみみつタイプが出現しゅつげんしたことで「パピヨン(フランス語ふらんすごちょう)」とばれるようになった。現在げんざいでは、みみ個体こたいファーレーヌ(Phalène、フランス語ふらんすご)とばれている。ネズミいかける習性しゅうせいがあり、ネズミ捕ねずみとりのいぬでもあった。

特徴とくちょう[編集へんしゅう]

  • 小型こがたけん
  • 性格せいかく性質せいしつ一見いっけん華奢きゃしゃだがわり丈夫じょうぶすこ神経質しんけいしつなところがある。
  • 体高たいこうやく28cm
  • 体重たいじゅう: オス1.5〜4.5kg、メス1.5〜5kg
  • 寿命じゅみょう: 12〜15ねん

健康けんこうじょう注意ちゅういてん[編集へんしゅう]

遺伝いでんせい病気びょうきすくないほうだが、膝蓋骨しつがいこつ脱臼だっきゅう眼瞼がんけんないはんしょうさかさまつげ)になりやすい。

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]