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フォート・チャーチル射場しゃじょう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

座標ざひょう: 北緯ほくい5844ふん03びょう 西経せいけい9349ふん13びょう / 北緯ほくい58.73417 西経せいけい93.82028 / 58.73417; -93.82028

フォート・チャーチル射場しゃじょう英語えいご: Fort Churchill)は、カナダマニトバしゅうチャーチル存在そんざいするロケットふくあい射場しゃじょう

概要がいよう[編集へんしゅう]

この射場しゃじょうは、1950年代ねんだいなかばから、様々さまざま主要しゅよう研究けんきゅうのために飛翔ひしょうたい観測かんそくロケット弾道だんどう飛行ひこう実験じっけん使つかわれていた。現在げんざい施設しせつはフォート・チャーチルのすうキロメートルみなみ存在そんざいし、接続せつぞく全天候ぜんてんこうよう砂利じゃりどう接続せつぞくされている。

このふくあい施設しせつは1954ねんカナダぐんによっての長距離ちょうきょり通信つうしんさいしてのオーロラ現象げんしょう影響えいきょう研究けんきゅうのためにてられた。計画けいかくは1955ねん停止ていしされたが、1956ねんにカナダの国際こくさい地球ちきゅう観測かんそくねん(IGY)プロジェクト参加さんかのために再開さいかいされ、大幅おおはば拡大かくだいされた。IGYのための実験じっけんてきげは1957ねんはじまり、1958ねん12月に2年間ねんかんつづいたIGYがわったことでふたた閉鎖へいさされた。

1959ねん8がつアメリカ陸軍りくぐんによって観測かんそくロケット基地きちネットワークの一部いちぶとしてふたた再開さいかいされた。1959ねん9がつ以降いこうカナダ兵器へいき研究けんきゅう開発かいはつ施設しせつ英語えいごばん推進すいしんテスト新型しんがた固体こたい燃料ねんりょう推進すいしんシステムの試験しけんのために使つかわれ、これがのちにブラック・ブラント発展はってんした。しかし、1960年代ねんだい後半こうはん火災かさいによって施設しせつおおくが破壊はかいされ、ブラック・ブラント試験しけんがた追加ついか12げはNASAの1961ねんから62ねんワロップスとう継続けいぞくされると公表こうひょうされ、そのあいだ施設しせつ再建さいけんされることになった。

アメリカ陸軍りくぐんは1970ねん6がつにフォート・チャーチルでの実験じっけんえ、この施設しせつはカナダの上層じょうそう大気たいき研究けんきゅう計画けいかく支援しえんのためにカナダ国家こっか研究けんきゅう評議ひょうぎかい英語えいごばんがれた。施設しせつは1970年代ねんだいから1980年代ねんだいにかけて散発さんぱつてき使つかわれ、1990ねん活動かつどう停止ていしされた。

1985ねんからは施設しせつ事実じじつじょう放棄ほうきされており、フォート・チャーチルをふくめチャーチル周辺しゅうへんには空港くうこう鉄路てつろいくつかの施設しせつ、エコツーリズムセンター、地磁気ちじき研究所けんきゅうじょなどがてられた。合計ごうけい3500かい以上いじょうげがおこなわれた[1]

1995ねん、アクジュイット航空こうくう宇宙うちゅうしゃは3おくドルをかけてこの射場しゃじょうを"カナダ宇宙うちゅうみなと"として開発かいはつすると公表こうひょうし、この施設しせつ極地きょくち観測かんそくロケットげのための商用しょうよう基地きちとして提案ていあんした。1996ねん、アクジュイットしゃ小型こがたスタールト1として利用りようされていたソビエト時代じだいICBMSS-25余剰よじょうぶん商用しょうようごく軌道きどうげをおこなうロシアのふくあいSTCの追加ついか計画けいかく調印ちょういんした。フォート・チャーチルの西半球にしはんきゅうという位置いちは、とき非常ひじょうさむくなるというてんのぞけば、北方ほっぽうけての安全あんぜんげにとって最適さいてき位置いちであった。1998ねんの5がつ、アクジュイットしゃ資金しきん不足ふそくおちいり、1999ねんから2000ねんごろの市場いちば崩壊ほうかいによって、どう基地きち以降いこう計画けいかくっておらず、事実じじつじょう放棄ほうきされている。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ CSA - Fort Churchill – a landmark in Canadian space research Archived 2011ねん7がつ4にち, at the Wayback Machine.

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]