ブレー

ブレー（20世紀せいき初頭しょとう）

ブレーまたはブレ、ブーレ（bourrée）は、オーヴェルニュとビスカヤに共通きょうつうする17世紀せいきの舞曲ぶきょく。速はやいテンポの2拍子ひょうしの舞曲ぶきょくで、ガヴォットに似にている。組曲くみきょくの中なかの舞曲ぶきょくや、独立どくりつした小品しょうひんの形式けいしきとしても利用りようされている。

ショパンなどもピアノのためのブレーを作曲さっきょくしているが、代表だいひょう的てきなブレーはバロック音楽おんがくの作曲さっきょく家かによって作曲さっきょくされ、ヘンデルの室内楽しつないがく曲きょくやバッハのチェンバロ曲きょくが有名ゆうめいである。

ブレーのステップは、ポワントもしくはドミポワントとして、バレエの急速きゅうそくな楽章がくしょうを構成こうせいするのにも利用りようされている。パ＝ド＝ブレー（パソ・ドブレに非ひず）は、両脚りょうきゃくをたわませ、片かた脚あしを伸のばしてから、2度ど跳とび上あがって着地ちゃくちし、膝ひざを曲まげるステップである。