室内楽しつないがく

クァルテット・ベルリン・トウキョウによる弦楽げんがく四よん重奏じゅうそう。2013年ねんトロンハイム国際こくさい室内楽しつないがくコンクール。

17世紀せいき中葉ちゅうようの室内楽しつないがく演奏えんそう

室内楽しつないがく（しつないがく、イタリア語ご: musica da camera、英語えいご: chamber music）は、少しょう人数にんずう編成へんせいの重奏じゅうそう、すなわち1声こえ部ぶに1人ひとりの独奏どくそう者しゃが配はいされる器楽きがくである。通常つうじょう2人にんから9人にんくらいまでで編成へんせいされる。

16世紀せいき中葉ちゅうようのイタリアで、キリスト教きりすときょう教会きょうかいで用もちいられる教会きょうかい音楽おんがくに対たいし、王侯おうこう貴族きぞくの館かんの部屋へやで演奏えんそうされる世俗せぞく音楽おんがくを指さす「ムジカ・ダ・カメラ」（部屋へやの音楽おんがく）という言葉ことばが用もちいられ始はじめた。バロック音楽おんがくでは、教会堂きょうかいどうや劇場げきじょう以外いがいの、室内しつないを会場かいじょうとする音楽おんがく全般ぜんぱんを意味いみし、独奏どくそう・声楽せいがく・管弦楽かんげんがくを含ふくんでいた。古典こてん派は音楽おんがくの時代じだいに近代きんだい室内楽しつないがくが成立せいりつし、弦楽げんがく四よん重奏じゅうそう・弦楽げんがく三さん重奏じゅうそう・弦楽げんがく五ご重奏じゅうそう・ヴァイオリンソナタ・ピアノ三さん重奏じゅうそう・ピアノ四よん重奏じゅうそう・ピアノ五ご重奏じゅうそう・フルート四よん重奏じゅうそう・クラリネット五ご重奏じゅうそう・木管もっかん五ご重奏じゅうそうなどの定型ていけいが形成けいせいされた。

「アンサンブル」および「重奏じゅうそう」も参照さんしょう