ヘビーギア

ヘビーギア（Heavy Gear）はカナダのドリームポッド9社しゃ(Dream Pod 9)が展開てんかいしているゲーム（同おなじ設定せっていを共有きょうゆうするカードゲーム、テーブルトークRPG、ミニチュアゲーム、コンピュータゲーム）である。日本にっぽんではコンピュータゲームのみが翻訳ほんやくされ正式せいしきに発売はつばいされた。

概要がいよう

日本にっぽんのアニメを扱あつかった雑誌ざっしなどを発行はっこうしていたカナダの出版しゅっぱん社しゃ IANUS Publications のゲーム部門ぶもん IANUS Games が独立どくりつ・改名かいめいしドリームポッド9(Dream Pod 9)社しゃとなって以降いこうに製作せいさく・販売はんばいしたゲームの第だい1作さくである。

約やく4000年ねんの未来みらい、地球人ちきゅうじん類るいが一種いっしゅのワームホールである「タンホイザー・ゲート」によって到達とうたつし殖民しょくみんした惑星わくせい（最初さいしょはテラ・ノヴァと呼よばれる惑星わくせい、後のちにほかの殖民しょくみん惑星わくせいや地球ちきゅうについても設定せっていが追加ついかされた）を舞台ぶたいに、ヘビーギア(Heavy Gear)、あるいは単たんにギア(Gear)と呼よばれる全高ぜんこう4m程度ていどの有人ゆうじん人形にんぎょう兵器へいきを中心ちゅうしんとした軍事ぐんじ国家こっか・軍隊ぐんたいによる戦闘せんとうを主軸しゅじくとし、そこへ各国かっこくの文化ぶんかや宗教しゅうきょうの違ちがいを織おり交まぜて架空かくう世界せかいを描えがき出だしているゲームである。

スタッフの多おおくが日本にっぽんのアニメについてかなり詳くわしい熱心ねっしんなファンであり、多おおくの点てんでアニメの影響えいきょうを強つよく受うけている（「影響えいきょう」というより、アニメの代替だいたい手段しゅだんとしてゲームを選えらんだ、と思おもえるほどである）。これは本ほん作さくルールブックの冒頭ぼうとうにあるSPECIAL THANKS欄らんで高橋たかはし良輔りょうすけの名なが挙あげられていることに象徴しょうちょうされるであろう。さらには社内しゃないに模型もけい部門ぶもんを立たち上あげ、ギアのガレージキットを販売はんばいしたほどである。

2006年ねん現在げんざいではメインで執筆しっぴつを行おこなっていたスタッフが独立どくりつしており、ゲームとしての新あたらしい展開てんかいは休止きゅうしに近ちかい状態じょうたいになっているが、ほとんどのルールブック、サプリメントについては電子でんし化かされたファイルとして購入こうにゅうが可能かのうとなっている。また、ミニチュアゲーム用ようのミニチュアモデルも公式こうしきサイトで販売はんばいされている。

ゲーム展開てんかい

カードゲーム

IANUS Publicationsの一いち部門ぶもんだった時代じだいに発売はつばいされた、ギアに乗のって1対たい1の決闘けっとうを行おこなう戦闘せんとうカードゲーム。8人にんのパイロット、およびその搭乗とうじょう機きのデータと、攻撃こうげき手段しゅだんなどのカードでプレイする。攻撃こうげきをコンボでつないでいくシステムが存在そんざいする。

基本きほんセットの他ほか、拡張かくちょうセット（カードとルールの追加ついか）1つが発売はつばいされた。

テーブルトークRPG

Silhouetteゲームエンジンと称しょうするドリームポッド9社しゃ製品せいひんで共通きょうつうのルールを使用しようしたテーブルトークRPG。ルールブックの多おおくの部分ぶぶんはヘビーギアによる戦闘せんとうルールで占しめられており、TRPGであると同時どうじに戦闘せんとうシミュレーションゲームでもある。

ゲーム中ちゅうに搭乗とうじょうする各国かっこくやギアを代表だいひょうする兵器へいきの技術ぎじゅつ的てきな情報じょうほうなど、世界せかい設定せっていを掲載けいさいしたサプリメントが多数たすう発売はつばいされている。

ミニチュアゲーム

テーブルトークRPGに掲載けいさいされている戦闘せんとうルールを拡張かくちょうしてミニチュアゲームとして遊あそべるようにした、独立どくりつした製品せいひん。設定せっていで搭乗とうじょうする多おおくのギアはもとより、歩兵ほへいや地上ちじょう戦艦せんかんなどを取とり扱あつかうことができる。各かく陣営じんえいのギアのミニチュアモデルが販売はんばいされている。

コンピュータゲーム

アクティビジョン社しゃはかってMechWarriorと呼よばれるヘビーギアと同どうジャンルの先行せんこうして展開てんかいされていたゲームのコンピュータゲーム化かライセンスを所有しょゆうしていた。ところが、MechWarriorのライセンス元もとであるFASA社しゃが子会社こがいしゃとしてFASA Interactiveを設立せつりつ、コンピュータゲーム化かはこの会社かいしゃで行おこない、以降いこうは他社たしゃにライセンスを与あたえない方針ほうしんに転換てんかんした。

このため、アクティビジョン社しゃは同どうジャンルのゲームであるヘビーギアのコンピュータゲーム化か権利けんりを取得しゅとくして、ヘビーギアが二に本ほんゲーム化かされた。

どちらもギアを一人称いちにんしょう視点してんから操縦そうじゅうし、僚機と共ともにミッションを遂行すいこうするリアルタイムシミュレータである。Windows対応たいおう。

ヘビーギア: 日本にっぽんではアクティビジョンジャパンが日本語にほんごOS対応たいおう版ばんを発売はつばい; ギアのカスタマイズ性せいが高たかく、ギアの頭部とうぶ・腕うで・胴どう・足あし・エンジンと複数ふくすう兵器へいきがミッション制限せいげん枠わく内ないで変更へんこう可能かのう。戦闘せんとうは銃火じゅうか器き類るいでのみ行おこなわれ、攻撃こうげきを受うけると転倒てんとうすることもあるが、その場合ばあいはまず起おき上あがらないと行動こうどうできない。基本きほん的てきにはミッションごとにギアをカスタマイズ、兵器へいきを搭載とうさいして出撃しゅつげきするが、敗走はいそうミッションでは前ぜんミッションで損耗そんこうした状態じょうたいからスタートしたり、脱出だっしゅつミッションでは敵てきの軽装けいそうな警備けいびギアを奪うばって貧弱ひんじゃくな火器かきを駆使くしして戦たたかわなければならない。手持てもち火器かきのみ敵てきギアを破壊はかいすることで奪うばうことが出来できる。ハンドキャノン類るいは連射れんしゃ性せいが低ひくくほぼ単発たんぱつ、ミサイル類るいは実質じっしつロケット砲ほうで誘導ゆうどう機能きのうは無なく打撃だげき力りょくはあるが重じゅう装甲そうこうギアには決定けってい打だに欠かける、ナパームミサイルを敵てきギアの足あしに命中めいちゅうさせると一いち撃げきで行動こうどう不能ふのうに出来できる、バズばずーカ砲かほうは誘導ゆうどう弾だんが発射はっしゃできるなど、武器ぶきの性能せいのうに癖くせがあった。好このみでカスタマイズしたギアに好すきな名前なまえを付つけて運用うんようできるなど、マニアックな楽たのしみ方かたが出来でき、自動じどう作成さくせいミッションでは無制限むせいげんに様々さまざまなシチュエーションのミッションに参加さんかできる。
ヘビーギアII: サイバーフロントから日本語にほんご版ばん及およびパッケージが簡素かんそ化かされた廉価れんか版ばんが発売はつばい、また海外かいがいではLinux版ばんも存在そんざいする; ギア本体ほんたいのカスタマイズ性せいは抑おさえられ、搭載とうさいする武器ぶきの変更へんこう以外いがいでは、最初さいしょに選択せんたくしたギアの装甲そうこう値ちを変更へんこうしたりオプション機能きのうを追加ついかしたりといった程度ていどにはなったが、兵器へいきの性格せいかく付づけがより多彩たさいになり、ハンドキャノン類るいは連射れんしゃ性せいが高たかまってマシンガンのように撃うてるようになった他ほか、前作ぜんさくでは目分量めぶんりょうで照準しょうじゅんを定さだめたモーター（迫撃はくげき砲ほう）は誘導ゆうどう兵器へいきになり、逆ぎゃくにバズばずーカ砲かほうは無む誘導ゆうどう兵器へいきとなったなど、兵器へいきの性質せいしつがバランス良よく変更へんこうされている。一部いちぶの手持てもち火器かきは肩かたにも装着そうちゃくできるようになった他ほか、白兵戦はくへいせん用ようのナックルやソード類るいが追加ついかされ「ギアで殴なぐりあう」という戦闘せんとうも可能かのうになった。ギア自身じしんのアクションも多様たよう化かし、しゃがむ・伏ふせる・匍匐ほふくするなどが選択せんたくでき、特とくにセンサー類るいをパッシブモードにして伏ふせることで、敵てきギアのすぐ近ちかくをやり過すごすことの出来できるステルス性せいの概念がいねんが導入どうにゅうされ、また宇宙うちゅう空間くうかんでの戦闘せんとうなど多彩たさいな戦闘せんとうシーンが追加ついかされた。この他ほか、カスタマイズによってジャンプジェットを行おこなったり、暗くら視しカメラを搭載とうさいしたり、高度こうどな射撃しゃげき管制かんせいシステムを搭載とうさいさせ予測よそく射撃しゃげきが可能かのうになるなどの追加ついか要素ようそもみられる。ストーリー性せいも高たかめられ、従来じゅうらいのミッション制せいから更さらに進すすんで敵てき基地きちに潜入せんにゅう、破壊はかい工作こうさくをするなど更さらに複雑ふくざつな展開てんかいが導入どうにゅうされている。ゲーム内ないでは天候てんこうも変化へんかするほか、水中すいちゅうに身みを潜ひそめて敵てきを狙撃そげきしたり、陽動ようどう作戦さくせんや偵察ていさつ・探索たんさく・護衛ごえいなど、発売はつばい当時とうじに幾いくつかの作品さくひんが発売はつばいされていた、より高度こうど化かされ様々さまざまな行動こうどうが選択せんたくできるファーストパーソン・シューティングゲームの影響えいきょうも見みて取とれる。自動じどう作成さくせいミッションは更さらに高度こうど化かされ、溶岩ようがんの流ながれる火山かざん地帯ちたいから海うみに囲かこまれた孤島ことうまで、多彩たさいな戦闘せんとうフィールドで延々えんえんと遊あそび続つづけることが可能かのうになった。またストーリーモードでは選択せんたくできないが、ヘビーギアシリーズに登場とうじょうする様々さまざまなギアがこの自動じどう作成さくせいミッションのモードでは選択せんたくできるなど、ヘビーギアマニアを楽たのしませる様々さまざまな工夫くふうが凝こらされている。

（どちらも販売はんばいは終了しゅうりょう）

両りょう作品さくひんとも、インターネット経由けいゆでのオンライン対戦たいせん機能きのうを搭載とうさいしている。特とくに前者ぜんしゃは、オンライン対戦たいせん結果けっかをサーバーにフィードバックして集計しゅうけいを行おこない、惑星わくせいテラ・ノヴァ全体ぜんたいでの戦争せんそうの行方ゆくえを展開てんかいするという当時とうじとしては意欲いよく的てきなシステムを搭載とうさいいていた。

なお、それぞれゲーム内ないの設定せっていなどを解説かいせつしたサプリメントが存在そんざいする。

フルCGアニメーション化か

SPFE（ソニーピクチャーズファミリーエンターテイメント）の元もとでカナダのメインフレーム社しゃ（ビーストウォーズなどすでにフルCGアニメーションシリーズを手てがけていた）が製作せいさく。

海外かいがいでは二に枚まいDVDが発売はつばいされたほか、日本にっぽんではスカイパーフェクTV!のアニマックスにて深夜しんや枠わくで放送ほうそうされた^[1]。

設定せってい

テラ・ノヴァ

ギアの特徴とくちょう

アニメから抜粋ばっすい
●●●Shadow Dragons of Southern MILICIA.●●●
Marcus S Rover=Red rover No,01
Type:Commond Hero Jagar
身長しんちょう：
体重たいじゅう：

Soldier Sebastian=Warhork No,32
Type:King Cobra
身長しんちょう：
体重たいじゅう：

Dirx=Buzz Wonp No,09
Type:Armoured Jager
身長しんちょう：
体重たいじゅう：

Zerve=Crash Bucket No,13
Type:Desert Jagar
身長しんちょう：
体重たいじゅう：

Sonja Briggs=Sweet Venom No,27
Type:Long Bow Blitz Jager
身長しんちょう：
体重たいじゅう：

Kusunoki Tachi=Banzai Busher No,05
Type:Rattlesnake
身長しんちょう：
体重たいじゅう：

●●●●Vanguard of Justice on Northern Guard.●●●
Major Drake Alexander Wallis III=King of Sting No,02
Type:Grizzly
身長しんちょう：
体重たいじゅう：

Yoji Kirakowa=Punk-Fu No,33
Type:Cheetah
身長しんちょう：
体重たいじゅう：

Rank=Droolin' Duelin' Mad Dog No,99
Type:Maddog
身長しんちょう：
体重たいじゅう：

Serge Garpenlov=Hammer No,07
Type:Jagar
身長しんちょう：
体重たいじゅう：

Sergeant Gunther Groonz=Crunch Muncher No,42
Type:Kodiak
身長しんちょう：
体重たいじゅう：

●●●Others●●●
Budd Squires=Rex Aplenty.

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

出典しゅってん

^ アニマックス公式こうしきHPアーカイブ