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ベルギー航空こうくう構成こうせい部隊ぶたい

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ベルギー航空こうくう構成こうせい部隊ぶたい
Luchtcomponent
Composante Air
創設そうせつ 1909年ねん
国籍こくせき ベルギーの旗 ベルギー
軍ぐん種しゅ 空軍くうぐん
タイプ 軍事ぐんじ航空こうくう
任務にんむ 航空こうくう戦闘せんとう
兵力へいりょく 6,500名めい（2019年ねん）[1]
上級じょうきゅう部隊ぶたい ベルギー軍ぐん
主おもな戦歴せんれき 第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせん
第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争ふんそう
コソボ紛争ふんそう
アフガニスタン紛争ふんそう
リビアへの軍事ぐんじ行動こうどう
識別しきべつ
国籍こくせき識別しきべつ標しるべ
フィンフラッシュ
空軍くうぐん旗はた
使用しよう作戦さくせん機き
戦闘せんとう機き F-16AM/BM
汎用はんようヘリ NH90TTH/NFH
偵察ていさつ機き ハンターB
練習れんしゅう機き SF-260D/M+
輸送ゆそう機き A400M
ファルコン 7X
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ベルギー航空こうくう構成こうせい部隊ぶたい（ベルギーこうくうこうせいぶたい、オランダ語ご: Luchtcomponent、フランス語ふらんすご: Composante Air）は、ベルギー王国おうこくの空軍くうぐん組織そしき。2002年ねんに空軍くうぐんから航空こうくう構成こうせい部隊ぶたいに改編かいへんしている。

歴史れきし

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ベルギー空軍くうぐんの前身ぜんしんは、1909年ねんにベルギー陸軍りくぐん内うちに設立せつりつされた部局ぶきょく( Compagnie des Ouvries et Aérostiers )である。第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせん開戦かいせん時じには、ファルマンを装備そうびした4個こ飛行ひこう隊たいが編成へんせいされており、戦局せんきょくの拡大かくだいに伴ともない1915年ねんには6個こ飛行ひこう隊たいまで拡充かくじゅうされている。

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん開戦かいせん時じには、陸軍りくぐん航空こうくう隊たいとして、3個こ飛行ひこう連隊れんたいが編成へんせいされていた。装備そうび機種きしゅは、フィアットCR42やホーカー ハリケーン、グロスター グラディエーター、フェアリー フォックス、フェアリー バトルなどである。ナチスドイツ軍ぐんによってベルギー全土ぜんどが占領せんりょうされた後のちには、イギリスで再さい結成けっせいされ、同国どうこくからの供与きょうよ機きであるホーカー タイフーンやスーパーマリン スピットファイアを装備そうびし、戦闘せんとうを継続けいぞくした。

冷戦れいせん期き

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1946年ねん10月がつ15日にちに、空軍くうぐんとして、陸軍りくぐんから独立どくりつすることが決定けっていされ、1949年ねん1月がつ15日にちに正式せいしきに独立どくりつした。北大西洋きたたいせいよう条約じょうやく機構きこうに加盟かめいしていることもあり、高たかい戦力せんりょくを維持いじしていた。

冷戦れいせん後ご

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ベルギー航空こうくう構成こうせい部隊ぶたいのF-16

冷戦れいせん終結しゅうけつ後ご、ベルギーは軍ぐんを縮小しゅくしょう・再さい編成へんせいすることを決定けっていした。1994年ねんには第だい3戦術せんじゅつ飛行ひこう大隊だいたいを解散かいさんし、1996年ねんには二に個こ航空こうくう団だんと一いち個こ飛行ひこう学校がっこうを閉鎖へいさした。2002年ねんに、ベルギー政府せいふは、軍ぐんを単一たんいつにすることを決定けっていし、ベルギー空軍くうぐんはベルギー軍ぐん航空こうくう部隊ぶたい(Belgium Air Component, COMOPSAIR)となった。COMOPSAIRはF-16を装備そうびする2個こ航空こうくう団だん（第だい2戦術せんじゅつ航空こうくう団だんおとび第だい10戦術せんじゅつ航空こうくう団だん）を主力しゅりょくとしている。F-16は、160機き装備そうびされているが、2009年ねん60機きに削減さくげんされた。この他ほかに、ダッソー/ドルニエ アルファジェットを装備そうびした練習れんしゅう機き部隊ぶたいがあり、C-130 11機きを装備そうびした輸送ゆそう機き部隊ぶたい、さらにA-310輸送ゆそう機き2機き並ならびにエンブラエル 135/145を保有ほゆうするVIP輸送ゆそう部隊ぶたいがある。

2004年ねんからは北大西洋きたたいせいよう条約じょうやく機構きこうによるバルト三さん国こくの領空りょうくう警備けいびに対たいして戦闘せんとう機きを派遣はけんしているほか、2005年ねんには国際こくさい治安ちあん支援しえん部隊ぶたいの支援しえんとしてアフガニスタンに部隊ぶたいを派遣はけんしている。2008年ねん9月がつ1日にちから、F-16戦闘せんとう機き4機きをカンダハルに派遣はけんしており、2009年ねん8月がつ17日にちには、更さらに追加ついかの2機きを派遣はけんした。この派遣はけんは2010年ねん末まつまでの予定よていである。

組織そしき

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2007年ねん時点じてんで現役げんえき兵へい7,470人にん[2]。

  • 航空こうくう構成こうせい部隊ぶたい司令しれい部ぶ
    • 参謀さんぼう部ぶ（COMOPSAIR）
  • 第だい1航空こうくう団だん（教育きょういく訓練くんれん、ボーヴシェン）
  • 第だい10戦術せんじゅつ航空こうくう団だん（戦闘せんとう、クライネ＝ブローゲル）
  • 第だい2戦術せんじゅつ航空こうくう団だん（戦闘せんとう、フロレンヌ）
  • 第だい15空輸くうゆ航空こうくう団だん（輸送ゆそう、メルスブローク）
  • 第だい80無人むじん機き中隊ちゅうたい（ビュートゲンバッハ）
  • 航空こうくう管制かんせいセンター（ガーフェレ Gavere）
  • 航空こうくう安全あんぜん理事りじ会かい（ボーヴシェン）
  • 通報つうほう統制とうせいセンター（バッサンジュ）
  • 海洋かいようヘリコプター隊たい（コクスアイデ）
  • 気象きしょう団だん（ボーヴシェン）
  • 軍用ぐんよう犬いぬ隊たいおよび軍用ぐんよう犬けんセンター（アウト＝ヘフェルレー）

基地きち

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ベルギー空軍くうぐん基地きち（：官民かんみん共用きょうよう）
基地きち名めい 所在地しょざいち 備考びこう
ボーヴシェン空軍くうぐん基地きち ブラバン・ワロン州しゅうボーヴシェン
フロレンヌ空軍くうぐん基地きち ナミュール州しゅうフロレンヌ 軍民ぐんみん共用きょうよう
メルスブローク空軍くうぐん基地きち フラームス＝ブラバント州しゅうメルスブローク
グツェンホーフェン飛行場ひこうじょう フラームス＝ブラバント州しゅうグツェンホーフェン
クライネ＝ブローゲル空軍くうぐん基地きち リエージュ州しゅうクライネ＝ブローゲル
ビエルセ空軍くうぐん基地きち
（リエージュ空港くうこう）		 リエージュ州しゅうリエージュ 軍民ぐんみん共用きょうよう
コクスアイデ空軍くうぐん基地きち ウェスト＝フランデレン州しゅうコクスアイデ
ジュオンヴィル空軍くうぐん基地きち リュクサンブール州しゅうベルトリ
ウェールデ空軍くうぐん基地きち アントウェルペン州しゅうウェールデ

装備そうび

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以下いかは2007年ねん時点じてんのもの[2]。

航空機こうくうき

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ミサイル

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階級かいきゅう

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日本語にほんご オランダ語ご フランス語ふらんすご NATO階級かいきゅう符号ふごう
士官しかん
空軍くうぐん大将たいしょう Generaal General OF-9
空軍くうぐん中将ちゅうじょう Luitenant-generaal Lieutenant-general OF-8　
空軍くうぐん少将しょうしょう Generaal-majoor General-major OF-7　　
空軍くうぐん准じゅん将しょう Brigade-generaal General de Brigade OF-6　　
空軍くうぐん大佐たいさ Kolonel Colonel OF-5　
空軍くうぐん中佐ちゅうさ Luitenant-kolonel Lieutenant-colonel OF-4　
空軍くうぐん少佐しょうさ Majoor Major OF-3　
空軍くうぐん上級じょうきゅう大尉たいい Kapitein-commandant Capitaine-commandant OF-3
空軍くうぐん大尉たいい Kapitein Capitaine OF-2
空軍くうぐん中尉ちゅうい Luitenant Lieutenant OF-1
空軍くうぐん少尉しょうい Onderluitenant Sous-lieutenant OF-1　
准じゅん士官しかんおよび下士官かしかん
空軍くうぐん最さい先任せんにん准尉じゅんい長ちょう Adjudant-majoor Adjudant-major OR-9
空軍くうぐん准尉じゅんい長ちょう Adjudant-chef Adjudant-chef OR-9
空軍くうぐん准尉じゅんい Adjudant Adjudant OR-8　
空軍くうぐん上級じょうきゅう曹長そうちょう 1ste Sergeant-majoor 1e Sergent-major OR-7　
空軍くうぐん曹長そうちょう 1ste Sergeant-chef 1e Sergent-chef OR-6　
空軍くうぐん一等いっとう軍曹ぐんそう 1ste Sergeant 1e Sergent OR-6　
空軍くうぐん二に等とう軍曹ぐんそう Sergeant Sergent OR-5
兵卒へいそつ
空軍くうぐん先任せんにん上級じょうきゅう伍長ごちょう 1ste Korporaal-chef 1e Caporal-chef OR-4
空軍くうぐん上級じょうきゅう伍長ごちょう Korporaal-chef Caporal-chef OR-4
空軍くうぐん伍長ごちょう Korporaal Caporal OR-3
空軍くうぐん一等いっとう兵へい 1ste Soldaat 1er Soldat OR-2
空軍くうぐん二等兵にとうへい Soldaat Soldat OR-1

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

出典しゅってん

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  1. ^ “De Belgische Kamer van volksvertegenwoordigers” (オランダ語ご). www.lachambre.be (2016年ねん4月がつ14日にち). 2021年ねん7月がつ19日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2019年ねん5月がつ30日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b Military Balance 2007

参考さんこう文献ぶんけん

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  • Christopher Langton, Military Balance 2007, Routledge

外部がいぶリンク

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