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ペリクレス・シャムスカ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
この名前なまえは、ポルトガル語ご圏けんの人名じんめい慣習かんしゅうに従したがっています。第だい一いち姓せい（母方ははかたの姓せい）はオリヴェイラ、第だい二に姓せい（父方ちちかたの姓せい）はシャムスカです。
ペリクレス・シャムスカ
名前なまえ
本名ほんみょう ペリクレス・ライムンド・オリヴェイラ・シャムスカ
Péricles Raimundo Oliveira Chamusca[1]
ラテン文字もじ Péricles Chamusca
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき ブラジルの旗 ブラジル[2]
生年月日せいねんがっぴ (1965-09-29) 1965年ねん9月29日にち（59歳さい）[2]
出身しゅっしん地ち サルヴァドール[3]
監督かんとく歴れき
年とし チーム
1987-1991 ブラジルの旗 ECバイーア・ジュニオール
1992-1995 ブラジルの旗 ECヴィトーリア
1996 ブラジルの旗 サンタクルスFC
1997 ブラジルの旗 ミラソウFC
1997 ブラジルの旗 リオ・ブランコEC
1997 ブラジルの旗 アメリカ-RN
1998 ブラジルの旗 クルーベ・アトレチコ・ド・ポルト
1998 ブラジルの旗 CSA
1999-2001 ブラジルの旗 ECヴィトーリア
2001 ブラジルの旗 SCコリンチャンス・アラゴアーノ
2002 ブラジルの旗 ブラジリエンセFC
2002 ブラジルの旗 SERカシアス・ド・スル
2002 ブラジルの旗 ミラソウFC
2002-2004 ブラジルの旗 サンタクルスFC
2004 ブラジルの旗 ECサント・アンドレ
2004 ブラジルの旗 ADサンカエターノ
2005 ブラジルの旗 ゴイアスEC
2005 ブラジルの旗 ボタフォゴFR
2005-2009 日本の旗 大分おおいたトリニータ
2009 ブラジルの旗 スポルチ・レシフェ
2010 ブラジルの旗 アヴァイFC
2010-2011 カタールの旗 アル・アラビSC
2011-2012 カタールの旗 アル・ジャイシュ・ドーハ
2012-2013 ブラジルの旗 ポルトゥゲーザ
2013 ブラジルの旗 コリチーバFC
2014 日本の旗 ジュビロ磐田じゅびろいわた
2015-2016 カタールの旗 アル・ガラファ
2016-2017 アラブ首長国連邦の旗 アル・シャアブCSC（英語えいご版ばん）
2018-2019 サウジアラビアの旗 アル・ファイサリー・ハルマ
2019 サウジアラビアの旗 アル・ヒラル
2019-2021 サウジアラビアの旗 アル・ファイサリー・ハルマ
2021-2022 サウジアラビアの旗 アル・シャバブ・リヤド
2022 サウジアラビアの旗 アル・タアーウンFC
■テンプレート（■ノート ■解説かいせつ）■サッカー選手せんしゅpj

ペリクレス・ライムンド・オリヴェイラ・シャムスカ（ポルトガル語ご: Péricles Raimundo Oliveira Chamusca、1965年ねん9月29日にち - ）は、ブラジル・バイーア州しゅうサルヴァドール出身しゅっしんのサッカー指導しどう者しゃ。2022年ねん6月がつからサウジアラビアのアル・タアーウンFC監督かんとくを務つとめている。

来歴らいれき

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自身じしんはプロ選手せんしゅとしての経験けいけんは無ない。1992年ねんに体育たいいく大学だいがくを卒業そつぎょう後ご、ECヴィトーリアで監督かんとくとしてのキャリアをスタート[2]。その後ごサンタクルスFC（1996年ねん）[2]、SCコリンチャンス・アラゴアーノ（2001年ねん）[2]、ボタフォゴFR（2005年ねん）[2]などで監督かんとくを歴任れきにん。2002年ねんにブラジリエンセFCの監督かんとくとしてコパ・ド・ブラジルで準じゅん優勝ゆうしょう[3]、2004年ねんにサント・アンドレの監督かんとくとして1部ぶへの昇格しょうかくおよびコパ・ド・ブラジルで優勝ゆうしょうを果はたした[3]。また、地元じもとメディアで若手わかて育成いくせいに定評ていひょうがあると称しょうされるようになった[3]。

2005年ねん9月、大分おおいたトリニータの監督かんとくに就任しゅうにん[2]。また、実弟じっていのマルセロがヘッドコーチに就任しゅうにん。第だい22節せつ時点じてんで17位いと降格こうかく圏けんにあった大分おおいたはシャムスカが監督かんとくに就任しゅうにんして以降いこう7勝しょう3分ふん2敗はいの成績せいせきを収おさめ、降格こうかく圏けんから脱出だっしゅつさせると共ともに11位いに浮上ふじょうさせた[4][5]。このことにより「シャムスカ・マジック」と称しょうされるようになった[4]。

元もと鹿島かしま監督かんとくのトニーニョ・セレーゾとは、1999年ねんにヴィトーリアで監督かんとくとコーチという関係かんけいであり旧知きゅうちの仲なか。 元もと東京とうきょうVDFデジマール、元もと大分おおいたFWオズマールはサント・アンドレ監督かんとく時代じだいの教おしえ子ごで、元もと広島ひろしまDFジニーニョ、元もと東京とうきょうVMFアナイウソンはADサンカエターノ監督かんとく時代じだい、元もと大分おおいたMFトゥーリオは、ボタフォゴ監督かんとく時代じだいからの教おしえ子ごに当あたる。

「クラブの現有げんゆう戦力せんりょくをもって最大限さいだいげんの効果こうかを発揮はっきさせる」ことが特徴とくちょうの一ひとつ[4]であり、また、モチベーターとしても評価ひょうかされ[4][5]、2005年ねん9月がつにシャムスカが監督かんとくに就任しゅうにんして以降いこうの大分おおいたの戦績せんせきを以もって「シャムスカ・マジック」と称しょうされるようになった[4]。

2005年ねんシーズンの大分おおいたはシャムスカが監督かんとくに就任しゅうにんした第だい22節せつ終了しゅうりょう時点じてんで5勝しょう13敗はい4分わけ（勝かち点てん19）の17位い（自動じどう降格こうかく圏内けんない）で、最下位さいかいのヴィッセル神戸こうべと勝かち点てんが同どうじ、また11試合しあい勝利しょうりが無ない状態じょうたいであった。就任しゅうにん会見かいけんでシャムスカは「残のこり12試合しあいで勝かち点てん18を取とって残留ざんりゅうする」とコメントした。なお、2005年ねんにおける自動じどう残留ざんりゅう順位じゅんいは15位い／勝かち点てん37であった。つまり、勝かち点てん18を取とって残留ざんりゅうを決きめるというシャムスカの読よみは的中てきちゅうしていた。だが、チームはシャムスカの想定そうていを上回うわまわる快かい進撃しんげきを見みせていく。

まず、監督かんとく初戦しょせんの第だい23節せつの浦和うらわレッドダイヤモンズ戦せんで2-1で勝利しょうりを収おさめる。また、第だい22節せつで名古屋なごやグランパスエイト、第だい26節せつで横浜よこはまF・マリノス戦せんに勝利しょうりを収おさめる。さらに第だい28節せつで本ほんシーズンで優勝ゆうしょうしたガンバ大阪がんばおおさか戦せんに勝利しょうりを収おさめた。公約こうやくだった｢勝がち点てん18｣は8試合しあいで達成たっせい、結果けっか的てきに就任しゅうにん後ごの12試合しあいで7勝しょう2敗はい3分わけ（勝かち点てん24）の成績せいせきを挙あげ、就任しゅうにん時じ17位いだった順位じゅんいは11位いまで浮上ふじょうしていた。

2006年ねんシーズンは序盤じょばんこそややもたついたが、それまでリーグ戦せんで勝かちがなかった鹿島かしまアントラーズにアウェーで快勝かいしょうした頃ころから調子ちょうしを上あげ、リーグ戦せんは前年ぜんねんを上回うわまわる8位いの成績せいせきを収おさめた。

2007年ねんシーズンは、第だい17節せつ終了しゅうりょう時点じてんで自動じどう降格こうかく圏内けんないの17位い。ただ、金崎かねさき夢ゆめ生せい、小手川こてがわ宏ひろし基もとといった若わかい選手せんしゅや、シーズン途中とちゅうにアルビレックス新潟にいがたから加入かにゅうした鈴木すずき慎吾しんごの活躍かつやくもあり、浮上ふじょうのきっかけをつかみつつもそれを活いかしきれない状況じょうきょうが続つづいていた。後半こうはん戦せんに入はいりJ1残留ざんりゅう争あらそいから抜ぬけ出だして、最終さいしゅう節ぶしを待またず14位いで残留ざんりゅうを決きめた。

2008年ねんシーズンは、1点てんを奪うばって守まもりきるサッカーを武器ぶきに次々つぎつぎと勝利しょうりを重かさね、26節せつにはチーム史上しじょう初はじめて首位しゅいに立たつなど、終盤しゅうばん戦せんまで優勝ゆうしょう争あらそいに絡からみ、チーム最高さいこうの4位いでリーグ戦せんを終了しゅうりょう。34試合しあいでわずか24失点しってんと、Jリーグの年間ねんかん最少さいしょう失点しってん記録きろくを塗ぬり替かえた。更さらにナビスコ杯はいでは、決勝けっしょう戦せんで清水しみずエスパルスを破やぶり優勝ゆうしょう、チーム史上しじょう初はつのタイトルを獲得かくとくした。また、2009年ねん2月がつに開催かいさいされるパンパシフィックチャンピオンシップ2009の出場しゅつじょう権けんを獲得かくとくした。

2009年ねんシーズンは、パンパシ2009が2月がつ中旬ちゅうじゅんに開催かいさいされたが、チームの始動しどう日びをJ全ぜんクラブで最もっとも遅おそい1月がつ31日にちに設定せってい[5]。第だい4節せつから第だい17節せつまでリーグ戦せん14連敗れんぱい（延長えんちょう戦せん制せい廃止はいし後ごのJリーグ連敗れんぱい記録きろく）を喫きっした。

大分おおいたの監督かんとくを解任かいにんされた後のち、スポルチ・レシフェの監督かんとくに就任しゅうにん[2]。京都きょうとサンガF.C.で出場しゅつじょう機会きかいを失うしなっていたパウリーニョを獲得かくとくして降格こうかく圏けん脱出だっしゅつを図はかったが最下位さいかいに転落てんらくしたことなどから、11月に辞任じにんし、退団たいだんした。

2009年ねん12月より、アヴァイFCの監督かんとくに就任しゅうにん[2]。サンタ・カタリーナ州しゅう選手権せんしゅけんで優勝ゆうしょう。

2010年ねん7月がつ、カタール・アル・アラビSCの監督かんとくに就任しゅうにん[2]。9月のシェイク・ジャシムカップで優勝ゆうしょう。

2011年ねん6月がつ、カタール・アル・ジャイシュの監督かんとくに就任しゅうにん[2]し、2012年ねん5月がつに監督かんとくを退任たいにん。

2012年ねんから2013年ねんまでブラジル・ポルトゥゲーザの監督かんとくに就任しゅうにん[2]。2013年ねんよりコリチーバFCの監督かんとくにそれぞれ就任しゅうにん[2]。

2014年ねん、ジュビロ磐田じゅびろいわたの監督かんとくに就任しゅうにん[2]。J2優勝ゆうしょうとJ1昇格しょうかくを目標もくひょうにしていたが、チームの順位じゅんいが自動じどう昇格しょうかく圏外けんがいの3位いだったこともあり、9月25日にちに成績せいせき不振ふしんにより契約けいやく解除かいじょが発表はっぴょうされた[6]。

2015年ねん5月がつ、カタール・アル・ガラファの監督かんとくに就任しゅうにん[7]。

エピソード

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  • ADサンカエターノ監督かんとく時代じだいには守備しゅびの要ようだったDFセルジーニョを試合しあい中ちゅうの心臓しんぞう発作ほっさで失うしない、この時点じてんでカンピオナート・ブラジレイロのセリエAで4位いだった順位じゅんいがズルズルと後退こうたいし、さらに選手せんしゅ管理かんりの責任せきにんを問とわれて勝かち点てん24の減点げんてん処分しょぶんを受うけ、最後さいごには18位いとセリエB降格こうかく寸前すんぜんにまで落おちた経験けいけんを有ゆうする。
  • 「チームはファミリー」がモットーであり、フロント・スタッフ・選手せんしゅそしてサポーター一体いったいのチーム作づくりを旨むねとしている。試合しあいの際さいにはベンチ入いりできなかった選手せんしゅおよび背番号せばんごう12（サポーターの象徴しょうちょう）のユニフォームを掲かかげ、チーム全員ぜんいんで試合しあいに臨のぞむ姿勢しせいを示しめしている。
  • 2009年ねん10月がつ30日にち放送ほうそう分ぶんのFoot!でのインタビューで日本にっぽん代表だいひょうの監督かんとくに興味きょうみがあることを語かたった。

指導しどう歴れき

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監督かんとく歴れき

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成績せいせき

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年度ねんど 所属しょぞく クラブ リーグ戦せん カップ戦せん
順位じゅんい 試合しあい 勝かち点てん 勝かち 分ぶん 敗はい ナビスコ杯はい 天皇杯てんのうはい
2005 J1 大分おおいた 11位い 12 24(43) 7 3 2 - 5回戦かいせん敗退はいたい
2006 8位い 34 47 13 8 13 予選よせんリーグ敗退はいたい 5回戦かいせん敗退はいたい
2007 14位い 34 41 12 5 17 予選よせんリーグ敗退はいたい 5回戦かいせん敗退はいたい
2008 4位い 34 56 16 8 10 優勝ゆうしょう 4回戦かいせん敗退はいたい
2009 18位い 17 4 1 1 15 予選よせんリーグ敗退はいたい -
2014 J2 磐田いわた 3位い 33 56 16 8 9 - 4回戦かいせん敗退はいたい
総そう通算つうさん - 164 - 65 31 66 - -
  • 2005年ねんは9月からの就任しゅうにん (カッコ内ないはシーズン通算つうさん)
  • 2009年ねんは7月がつに解任かいにん (順位じゅんい・数値すうちは解任かいにん時じ)
  • 2014年ねんは9月に解任かいにん (順位じゅんい・数値すうちは解任かいにん時じ)

タイトル

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指導しどう者しゃ時代じだい

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ECヴィトーリア
セントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノ
ECサント・アンドレ
大分おおいたトリニータ
アヴァイFC

著書ちょしょ

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  • シャムスカ・マジック（2009年ねん、講談社こうだんしゃ）

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ なお、大分おおいたトリニータの公式こうしきリリースでは「ペリクレス・レイモンド・オリベイラ・シャムスカ」の表記ひょうきとなっている。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am 『ペリクレス・シャムスカ監督かんとく就任しゅうにんのお知しらせ』（プレスリリース）ジュビロ磐田じゅびろいわた、2012年ねん12月16日にち。http://www.jubilo-iwata.co.jp/newslist/detail/?nw_seq=3456。2013年ねん12月22日にち閲覧えつらん。 
  3. ^ a b c d “シャムスカ監督かんとく 就任しゅうにんのお知しらせ”. J's GOAL (2005年ねん9月がつ5日にち). 2013年ねん12月22日にち閲覧えつらん。
  4. ^ a b c d e “【2006シーズン 戦力せんりょく分析ぶんせきレポート：大分おおいた編へん】”. J's GOAL (2006年ねん2月がつ23日にち). 2013年ねん12月22日にち閲覧えつらん。
  5. ^ a b c “【トリニータ】シャムスカ現象げんしょうを検証けんしょうする”. 大分おおいた合同ごうどう新聞しんぶん (2009年ねん7月がつ21日にち). 2013年ねん12月22日にち閲覧えつらん。
  6. ^ “シャムスカ監督かんとく契約けいやく解除かいじょのお知しらせ”. ジュビロ磐田じゅびろいわた (2014年ねん9月がつ25日にち). 2014年ねん9月がつ25日にち閲覧えつらん。
  7. ^ a b 『アル・ガラファ監督かんとく就任しゅうにんのご報告ほうこく』（プレスリリース）ペリクレス・シャムスカ公式こうしきサイト、2015年ねん5月がつ29日にち。http://blog.chamusca.jp/?p=742。2015年ねん6月がつ21日にち閲覧えつらん。 

外部がいぶリンク

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アル・シャバブ・リヤド - 現げん所属しょぞくメンバー
 
監督かんとく歴れき
ゴイアスEC歴代れきだい監督かんとく
大分おおいたトリニータ歴代れきだい監督かんとく
大分おおいたFC
大分おおいたトリニータ
ヤマハ発動機やまははつどうきサッカー部ぶ
ジュビロ磐田じゅびろいわた
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