マンフレート・ゲルラッハ

東ひがしドイツの政治せいじ家か マンフレート・ゲルラッハ Manfred Gerlach
マンフレート・ゲルラッハ（1986年ねん）
生年月日せいねんがっぴ	(1928-05-08) 1928年ねん5月8日にち
出生しゅっしょう地ち	ドイツ国こく ザクセン自由じゆう州しゅう ライプツィヒ
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(2011-10-17) 2011年ねん10月17日にち（83歳さい没ぼつ）
死没しぼつ地ち	ドイツ連邦れんぽう共和きょうわ国こく ベルリン
所属しょぞく政党せいとう	ドイツ自由民主党じゆうみんしゅとう 自由民主党じゆうみんしゅとう
ドイツ民主みんしゅ共和きょうわ国こく 第だい5代だい 国家こっか評議ひょうぎ会かい議長ぎちょう
在任ざいにん期間きかん	1989年ねん12月6日にち - 1990年ねん4月がつ5日にち
ドイツ民主みんしゅ共和きょうわ国こく 人民じんみん議会ぎかい議員ぎいん
在任ざいにん期間きかん	1950年ねん - 1990年ねん
その他たの職歴しょくれき
ドイツ民主みんしゅ共和きょうわ国こく 国家こっか評議ひょうぎ会かい副ふく議長ぎちょう （1960年ねん9月12日にち - 1989年ねん12月6日にち）
ドイツ自由民主党じゆうみんしゅとう党首とうしゅ （1967年ねん - 1990年ねん）

マンフレート・ゲルラッハ（ドイツ語ご：Manfred Gerlach、1928年ねん5月8日にち - 2011年ねん10月17日にち）は、ドイツ（旧きゅう東ひがしドイツ）の政治せいじ家か。東西とうざいドイツ再さい統一とういつ直前ちょくぜんに第だい5代だい国家こっか評議ひょうぎ会かい議長ぎちょうを務つとめた。

経歴けいれき

ライプツィヒ生うまれ。中学校ちゅうがっこう卒業そつぎょう後ごに裁判所さいばんしょ職員しょくいんとなるが、同年どうねん違法いほうな青少年せいしょうねん団体だんたい設立せつりつの罪状ざいじょうで少年院しょうねんいんに収容しゅうようされた。第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん終了しゅうりょう後ごの1945年ねんに出獄しゅつごくし、ドイツ自由民主党じゆうみんしゅとう（LDPD）に入党にゅうとう。翌年よくねんライプツィヒにおける自由じゆうドイツ青年せいねん団だん（FDJ）の設立せつりつ者しゃの一人ひとりとなる。この団体だんたいは東ひがしドイツの支配しはい政党せいとうドイツ社会しゃかい主義しゅぎ統一とういつ党とう（SED）の下部かぶ組織そしきであった。1947年ねんから1952年ねんまでザクセン州しゅうにおけるLDPDの青少年せいしょうねん問題もんだい委員いいん。1949年ねんから1959年ねんまで、FDJ中央ちゅうおう委員いいん会かい委員いいん。1949年ねん、人民じんみん議会ぎかい議員ぎいんになる。1950年ねん、ライプツィヒ市議会しぎかい議員ぎいん及および助役じょやく、1952年ねんから1954年ねんまでライプツィヒ市し副ふく市長しちょう及および参事さんじ会かい副ふく会長かいちょうを務つとめる。1951年ねんから1954年ねんまで通信つうしん教育きょういくを受うけ、同様どうように1964年ねんに法学ほうがく博士はかせ号ごう取得しゅとく。1984年ねんに教授きょうじゅ資格しかくを取得しゅとく。

1951年ねんから1953年ねんまで衛星えいせい政党せいとうLDPDの副ふく党首とうしゅ、その後ご党とう事務じむ局長きょくちょうを務つとめ、1967年ねんにマックス・ズールビアーの後任こうにんとしてLDPD党首とうしゅに就任しゅうにん。1960年ねん、国家こっか評議ひょうぎ会かい副ふく議長ぎちょう及および人民じんみん議会ぎかい国防こくぼう委員いいん会かい副ふく委員いいん長ちょうの一人ひとりに選出せんしゅつされる。1967年ねんからは翼賛よくさん組織そしきである国民こくみん戦線せんせんの評議ひょうぎ員いんの一人ひとりとなる。1964年ねんに祖国そこく功労こうろう勲章くんしょう及および国民こくみん融和ゆうわ星章せいしょうを受章じゅしょう。1988年ねんにカール・マルクス勲章くんしょうを受章じゅしょう。

東欧とうおう革命かくめいのさなかの1989年ねん10月がつ13日にち、ゲルラッハは東ひがしドイツの主要しゅような政治せいじ家かとして初はじめてSEDの一いち党とう独裁どくさい体制たいせいに対たいする疑問ぎもんの声こえを上あげた。「LDPDにおいて政治せいじや社会しゃかいを考かんがえることは、東ひがしドイツにおける社会しゃかい主義しゅぎとその将来しょうらいを考かんがえることだ」というその言葉ことばは、SEDの一いち党とう独裁どくさい下かではありえない発言はつげんだった。国民こくみんの抗議こうぎ活動かつどうのうねりの中なかSED政権せいけんは退陣たいじんし、同年どうねん12月がつ6日にち、SEDのエゴン・クレンツの後任こうにんとして国家こっか評議ひょうぎ会かい議長ぎちょう（国家こっか元首げんしゅ）に就任しゅうにん。翌よく1990年ねん3月がつ、東ひがしドイツ史上しじょう初はじめての（そして最後さいごの）自由じゆう選挙せんきょが行おこなわれ、その結果けっか行おこなわれた憲法けんぽう改正かいせいにより国家こっか評議ひょうぎ会かいは廃止はいしされ、人民じんみん議会ぎかい議長ぎちょうが東ひがしドイツの国家こっか元首げんしゅとされた。このため国家こっか元首げんしゅの地位ちいはゲルラッハから人民じんみん議会ぎかい議長ぎちょうのザビーネ・ベルクマン＝ポールに移うつった。

自由じゆう連合れんごうを経へて、1990年ねん10月がつ3日にちの東西とうざいドイツ再さい統一とういつ後こうは西にしドイツの自由民主党じゆうみんしゅとう（FDP）に入党にゅうとう。しかし1992年ねんになって、彼かれが戦後せんご間あいだもない1947年ねんに進駐しんちゅうソ連それん軍ぐんに党とうの仲間なかまを密告みっこくをしていたとされる疑惑ぎわくが浮上ふじょうし、除名じょめい審査しんさが開始かいしされたため1993年ねん11月23日にちに自みずからFDPを離党りとうした。密告みっこくによる拘禁こうきん致死ちし幇助ほうじょの罪状ざいじょうで裁判さいばんが行おこなわれたが、いずれも2000年ねんまでに証拠しょうこ不十分ふじゅうぶんあるいは無罪むざいとして審理しんりは停止ていしされた。東西とうざいドイツ統一とういつ後ごはベルリンで市民しみん権けん・人権じんけんに関かんする団体だんたいで働はたらいていた。2011年ねんに同地どうちで死去しきょ。

外部がいぶリンク

• 経歴けいれき紹介しょうかい （ドイツ語ご）

公職こうしょく
先代せんだい エゴン・クレンツ	ドイツ民主みんしゅ共和きょうわ国こく 国家こっか評議ひょうぎ会かい議長ぎちょう 第だい5代だい：1989 - 1990	次代じだい ザビーネ・ベルクマン＝ポール ポスト廃止はいし、人民じんみん議会ぎかい議長ぎちょう
党とう職しょく
先代せんだい マックス・ズールビアー	ドイツ自由民主党じゆうみんしゅとう（東ひがしドイツ）党首とうしゅ 1967 - 1990	次代じだい ライナー・オルトレープ