ムナジロテン

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ムナジロテン
保全ほぜんじょうきょう評価ひょうか[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類ぶんるい
ドメイン : かく生物せいぶつ Eukaryota
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : 哺乳ほにゅうつな Mammalia
: ネコ Carnivora
: イタチ Mustelidae
: イタチ Mustelinae
ぞく : テンぞく Martes
たね : ムナジロテン M. foina
学名がくめい
Martes foina
(Erxleben, 1777)
英名えいめい
Beech Marten
骨格こっかく

ムナジロテン(むねしろてん、イシテン、Martes foina)は、中央ちゅうおうヨーロッパでもっと一般いっぱんてきテンである。

形態けいたい[編集へんしゅう]

ムナジロテンはながほそ胴体どうたいあしみじかく、ながくてふさふさのつ。体長たいちょう40cmから50cm、体重たいじゅう2kgにまで成長せいちょうする。毛皮けがわ茶色ちゃいろのどのところに白色はくしょくのフォークがた模様もようがあり、おな部分ぶぶんにクリームしょくでよりまるかたち模様もようヨーロッパマツテンから見分みわける目印めじるしとなっている。

生態せいたい[編集へんしゅう]

ムナジロテンはしばしば都会とかい屋根裏やねうらとうにもむが、田舎いなかでもつかる。生息せいそくいきはヨーロッパ全体ぜんたいから西にしアジア、中央ちゅうおうアジアにおよぶ。昼間ひるまて、黄昏たそがれ獲物えもの夜行やこうせいである。雑食ざっしょくせいであり、ちいさな哺乳類ほにゅうるい、ミミズ、小型こがたから中型ちゅうがたとりたまご果物くだものとうべる。一方いっぽうイヌワシひとし猛禽もうきんるいオオカミオオヤマネコひとし大型おおがた哺乳類ほにゅうるい捕食ほしょくされる。

繁殖はんしょくは6がつから8がつまでで、遅延ちえんゆかによって妊娠にんしん期間きかんながくなり、3月から4がつ子供こどもまれる[2]通常つうじょうは2ひきから4ひき子供こどもまれる。

その[編集へんしゅう]

てられたペットのムナジロテンにより、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくウィスコンシンしゅうには繁殖はんしょくコロニーがつくられた[3]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ Tikhonov, A., Cavallini, P., Maran, T., Krantz, A., Herrero, J., Giannatos, G., Stubbe, M., Libois, R., Fernandes, M., Yonzon, Choudhury, Abramov, A. & Wozencraft C. (2008). "Martes foina". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2008. International Union for Conservation of Nature. 2009ねん3がつ21にち閲覧えつらん Database entry includes a brief justification of why this species is of least concern
  2. ^ Hofmann, H: "Wild Animals of Britain and Europe" page 132. HarperCollins Publishers, 1995
  3. ^ beech marten”. 2007ねん7がつ25にち閲覧えつらん