ライオン・エア

ライオン・エア
Lion Air

IATA JT ICAO LNI コールサイン LION INTER
設立せつりつ	1999年ねん
ハブ空港くうこう	スカルノハッタ国際こくさい空港くうこう ジュアンダ国際こくさい空港くうこう ハサヌディン国際こくさい空港くうこう ングラ・ライ国際こくさい空港くうこう
マイレージサービス	Lion Passport
会員かいいんラウンジ	Lion King Lounge and Simba Lounge
親会社おやがいしゃ	en:Lion Air Group
保有ほゆう機材きざい数すう	78機き
就航しゅうこう地ち	48都市とし
本拠地ほんきょち	インドネシア ジャカルタ
代表だいひょう者しゃ	Rusdi Kirana (CEO)
外部がいぶリンク	www.lionair.co.id

ボーイング 737-900ER

エアバス A330-900

ライオン・エア（Lion Air）は、インドネシアのジャカルタを本拠地ほんきょちとする格安かくやす航空こうくう会社かいしゃである。同社どうしゃは、近年きんねん成長せいちょうが著いちじるしいインドネシアの航空こうくう市場いちばに支ささえられ急きゅう成長せいちょうを遂とげ、国内線こくないせんのシェアはトップである。

概要がいよう

インドネシア国内線こくないせんは約やく40都市としに就航しゅうこうさせている。このほか、クアラルンプール、ペナン、中国ちゅうごく、サウジアラビアにも国際線こくさいせんを就航しゅうこうさせている。

2003年ねんには、島々しまじまの小規模しょうきぼな空港くうこうを結むすぶリージョナル航空こうくう会社かいしゃとして、ウイングス・エアを設立せつりつした。

2007年ねん7月がつ6日にちから他たの全すべてのインドネシアの航空こうくう会社かいしゃとともに「安全あんぜん性せいに問題もんだいがある」として欧州おうしゅう委員いいん会かいによりEU域内いきないへの乗のり入いれ禁止きんしの措置そちが決定けっていしたが、2017年ねん1月がつに解除かいじょされた。

2013年ねんにマレーシアに出資しゅっししたマリンド・エアを設立せつりつし、同社どうしゃは3月がつ22日にちに就航しゅうこうし、ライオン･エアからボーイング737-900ERをリース導入どうにゅうし運航うんこうしている。また、同年どうねん中ちゅうにインドネシアにフルサービスする子会社こがいしゃバティック・エアを設立せつりつ、運航うんこうを開始かいししており、2012年ねんに同どう社用しゃようにボーイング787-8型かた機きを5機き発注はっちゅう中ちゅうで計画けいかくでは10機きまで運用うんようし、同型どうけい機きを使用しようして国際線こくさいせんを運航うんこうする計画けいかくであったが、2014年ねん1月がつになってボーイング787の発注はっちゅうは取消とりけされ、同機どうきを使用しようした長距離ちょうきょり国際線こくさいせん就航しゅうこう計画けいかくを見直みなおしている模様もよう。

また、2013年ねんにタイに「タイ・ライオン・エア」を設立せつりつ、同年どうねん12月がつにバンコクのドンムアン空港くうこうを拠点きょてんに就航しゅうこうした。

2014年ねん1月がつ8日にち、航空こうくう会社かいしゃを評価ひょうかするサイトにおいて、全ぜん世界せかいの航空こうくう会社かいしゃを比較ひかく調査ちょうさした結果けっか、安全あんぜん性せいにおいてメルパチ・ヌサンタラ航空こうくうと同おなじ2つ星ほしの低ひくい評価ひょうかを受うけ、448会社かいしゃ中ちゅうワースト10にランキングされた。

運行うんこう機材きざい

ライオン・エアが運行うんこうしている機材きざいは以下いかの航空機こうくうきで構成こうせいされる：

機種きしゅ	座席ざせき数すう	機材きざい数すう	備考びこう
ボーイング737-800	189席せき	21機き
ボーイング737-900ER	215席せき	47機き	ローンチ・カスタマー
ボーイング737-9	215席せき	2機き
エアバスA330-300	440席せき	4機き	ハッジ渡航とこう者しゃ用よう
エアバスA330-900	436席せき	4機き	ハッジ渡航とこう者しゃ用よう

2023年ねん7月がつ現在げんざい

ライオンエア・グループの機材きざい

ライオン・エアグループはボーイング737-900ER型がた機きの製造せいぞう開始かいし初号しょごう機き(PK-LFG)から200機きを超こえる大型おおがた発注はっちゅうをしていて、ボーイング社しゃにおける同型どうけい機きの大口おおぐち顧客こきゃくとなっている。同型どうけい機きは2011年ねん4月がつ21日にちに43機き目めを受領じゅりょうした-900ER(機体きたい番号ばんごう:PK-LHQ)以降いこうはスカイインテリアを採用さいよう。-900ER型がた機きの初期しょき生産せいさんされたPK-LFF、LFGの2機きは胴体どうたい塗装とそうがボーイング社しゃがテスト飛行ひこうなどで使用しようしたボーイング社しゃのデモンストレーション塗装とそうのまま運用うんようされている。

ライオン・エアグループに対たいするボーイング737NGシリーズの引ひき渡わたし50機き目め(PK-LHY)、60機き目め(PK-LJO)、70機き目め(PK-LJZ)、80機き目め(PK-LKP)、90機き目め(PK-LKV)、100機き目め(PK-LOF)も（80機き目めと90機き目めは-800型がた、以外いがいは-900ER型がた）それぞれは尾翼びよくや胴体どうたいなどにボーイング社しゃによってメモリアル塗装とそうなどを塗装とそうされた特別とくべつ塗装とそう機きとなっている。

また同社どうしゃが発注はっちゅうしたボーイング社しゃ製せい旅客機りょかくきの顧客こきゃく番号ばんごう(カスタマーコード)はGPで、737-9GPERなどと表記ひょうきされる。

ライオンエア・グループ発注はっちゅう中ちゅうの機材きざい：

• ボーイング737-900ER型がた機き 178機き
• ボーイング737MAX 201機き
• A320 60機き
• A320neo 109機き
• A321neo 65機き

就航しゅうこう先さき

2020年ねん以降いこう、新型しんがたコロナウイルス感染かんせん症しょうの影響えいきょうにより、多おおくの定期ていき便びんが運休うんきゅう、減げん便びん、経路けいろ変更へんこうとなっている。

地域ちいき	国くに	就航しゅうこう地ち
東南とうなんアジア	インドネシア	ジャカルタ/CGK、アンボン島とう、バリクパパン、バンダールランプン、バンダ・アチェ、バンジャルマシン、バタム島とう、ブンクル、バリ島ばりとう、ビアク島とう、ゴロンタロ、ジャンビ、ジャヤプラ、カイ諸島しょとう、ケンダリ、クパン、コモド、マカッサル、ロンボク島とう、マカッサル、マナド、マノクワリ、メダン、メラウケ、パダン、パレンバン、パル、パンカルピナン、プカンバル、ポンティアナック、サマリンダ、ソロン、スラバヤ、スラカルタ、タラカン、タンジュンパンダン、テルナテ、ティミカ、ジョグジャカルタ
	マレーシア	クアラルンプール、ペナン島とう
東ひがしアジア	中国ちゅうごく	杭州こうしゅう、福ふく州しゅう、広州こうしゅう、深ふか圳、三さん亜あ、西安しーあん
中東ちゅうとう	サウジアラビア	ジッダ

2023年ねん7月がつ現在げんざい

事故じこ、インシデント

ボーイング737-900ERやボーイング737MAXなどの最新さいしん機材きざいを導入どうにゅうしているが、数すう多おおくのインシデントが発生はっせいしている。

• 2004年ねん11月30日にち - ソロで583便びん（MD-82）が暴風雨ぼうふううの中なか着陸ちゃくりくに失敗しっぱいしてオーバーラン、乗員じょういん乗客じょうきゃく163人にん中ちゅう乗員じょういん1人にん乗客じょうきゃく24人にん死亡しぼう。

詳細しょうさいは「w:Lion Air Flight 583」を参照さんしょう

• 2009年ねん2月がつ23日にち - リアウ諸島しょとう州しゅうバタム島とうで車輪しゃりんが出でず、胴体どうたい着陸ちゃくりくしたが負傷ふしょう者しゃなし。
• 2013年ねん8月がつ6日にち - 892便びん（ボーイング737-800、PK-LKH）がゴロンタロの空港くうこうに着陸ちゃくりくした際さい、滑走かっそう路ろから外はずれて、牛うしをはねた。負傷ふしょう者しゃはなし。
• 2013年ねん4月がつ13日にち - インドネシアのバンドンからデンパサールに向むかっていた904便びん（B737-800（登録とうろく番号ばんごう:PK-LKS/製造せいぞう番号ばんごう:38728/ラインナンバー:4350））がデンパサール国際こくさい空港くうこうの滑走かっそう路ろ09手前てまえの海うみに着水ちゃくすいし大破たいは。乗員じょういん7名めい・乗客じょうきゃく101名めいの計けい108名めいのうち40人にん以上いじょうが怪我けがをした。当該とうがい機きは同年どうねん2月がつに初はつ飛行ひこうし、受領じゅりょうしたばかりの新造しんぞう機きであった。
  詳細しょうさいは「ライオン・エア904便びん着陸ちゃくりく失敗しっぱい事故じこ」を参照さんしょう
• 2013年ねん9月30日にち - 775便びん（ボーイング737-900ER PK-LFM)がマナドの空港くうこうにおいて駐ちゅう機き中ちゅう、補助ほじょ動力どうりょく装置そうちの故障こしょうにより空調くうちょうが動作どうさせず機内きないが高温こうおんとなり、乗客じょうきゃくが非常口ひじょうぐちを開あけてしまうトラブルが起おきた。
• 2018年ねん10月29日にち - スカルノ・ハッタ国際こくさい空港くうこう発はつデパティ・アミール空港くうこう行いきの610便びん（ボーイング737 MAX 8）が、離陸りりく12分ふん後ごに海うみへ墜落ついらくした。乗客じょうきゃく乗員じょういん189人にんが搭乗とうじょうしていたが全員ぜんいんが死亡しぼうした。ボーイング社しゃによる設計せっけいミスが原因げんいんである。ライオン・エアとしては初はじめて乗員じょういん乗客じょうきゃく全員ぜんいん死亡しぼうという大だい惨事さんじとなり、また同時どうじに737の事故じことしては最もっとも多おおくの死者ししゃを出だした事故じこになった。

詳細しょうさいは「ライオン・エア610便びん墜落ついらく事故じこ」を参照さんしょう

• 2019年ねん2月がつ16日にち - スカルノ・ハッタ国際こくさい空港くうこう発はつスパディオ空港くうこう行いきの714便びん（ボーイング737-800/PK-LPS）が、スパディオ空港くうこうへの着陸ちゃくりく時じにオーバーランした。事故じこ当時とうじ、非常ひじょうに強つよい雨あめが降ふっていたと報告ほうこくされている。

関連かんれん項目こうもく

ライオン・エアのボーイング 737とウィングス・エアのATR 72

• ウィングス・エア
• バティック・エア - バティック・エア・マレーシア
• タイ・ライオン・エア

外部がいぶリンク

• Lion Air （インドネシア語ご）（英語えいご）