ラガールカード
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/bf/%E3%83%A9%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E7%A3%81%E6%B0%97%E9%9D%A2%E3%81%AE%E5%A4%89%E9%81%B7.jpg/250px-%E3%83%A9%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E7%A3%81%E6%B0%97%E9%9D%A2%E3%81%AE%E5%A4%89%E9%81%B7.jpg)
ラガールカードは、
発売 当初 からスルッとKANSAI開始 まで
[- 1989
年 、阪急電鉄 の自動 改札 機 に直接 投入 できるストアードフェアシステム対応 カードとして発売 を開始 した。しかし、当初 は自動 改札 機 が未 対応 であったため、自動 券売 機 での乗車 券 の購入 や自動 精算 機 での精算 に利用 できるのみで、肝心 のストアードフェアカードとしては利用 できなかった。 - 1992
年 4月 1日 、自動 改札 機 での利用 が阪急 全 駅 で一斉 に開始 (ラガールスルー)。事業 者 としてはJR東日本 (イオカード)に次 いで二 番目 、自社 全線 全 駅 で利用 可能 という条件 では初 の自動 改札 機 対応 カードとなった。 - カード
磁気 面 は発売 当初 、破壊 感熱 式 と呼 ばれる方式 で、光沢 の強 い銀色 であった。券売 機 発行 の場合 、カードによっては磁気 面 に赤 ・橙 ・ベージュ・緑 ・青 ・紫 などの色 がついているものもあり、管区 によって色 が決 まっていた。発売 駅 ・金額 ・駅名 等 が印刷 発行 され、21回分 の印字 スペースがあった。なお、印字 スペースが満杯 となるとそのままでは使用 できなくなり、代 わりにそのカードを自動 券売 機 に挿入 すると残高 分 だけ利用 できる新 たなカードが発行 される仕組 みとなっていた。 - 1994
年 4月 1日 、能勢 電鉄 が「パストラルスルー」として同 じシステムを採用 。同社 のパストラルカードと共通 利用 が可能 となった。 - 1994
年 に発売 開始 した京浜急行電鉄 の(初代 )ルトランカードは関東 の鉄道 事業 者 で唯一 ラガールカードのシステムを参考 としており、入場 時 に初乗 り運賃 が引 かれないシステムであった(他社 局 はJR東日本 のイオカードのシステムを元 にしており、入場 時 に初乗 り運賃 が引 かれていた)。ちなみに、ルトランカードの名称 もフランス語 (Le train)由来 である。
スルッとKANSAI開始 以降
[- このシステムによるラガールスルー・パストラルスルーでの
成果 を元 に、阪神電気鉄道 、大阪 市 交通 局 、北大阪 急行 電鉄 を加 えた5社 局 で1996年 3月 20日 に「スルッとKANSAI」が開始 された。 - スルッとKANSAIでは
残額 が初乗 り運賃 未満 となったカードでも入場 できるようになっており、スルッとKANSAI開始 に合 わせてラガールカードも残額 が初乗 り運賃 未満 で入場 できるようになった。 - システムが
一部 修正 されたため、スルッとKANSAI開始 前 に発売 されたラガールカードとパストラルカード("S""F"を組 み合 わせた楕円 形 のマーク、もしくは「スルッとKANSAI」ロゴのないもの)は、スルッとKANSAI開始 後 にはそのまま使用 することはできなくなった。これらのカードは、スルッとKANSAI導入 後 数 年間 は、阪急 あるいは能勢 電 で一 度 利用 すると、その際 に磁気 データの書換 えが行 われて他社 局 でも使 えるようになっていたが、2006年 現在 この取扱 いは終了 しており窓口 での交換 となっている。 - スルッとKANSAI
開始 直後 のラガールカードの磁気 面 は開始 前 同様 、光沢 の強 い銀色 であったが、のちにテレホンカードや他社 の一般 的 な磁気 乗車 カードと同様 の灰色 の磁気 面 (感熱 発色 式 )となり、磁気 面 右 下 に偽造 防止 のための23個 のかすかな突起 が入 るようになった。 - 1999
年 10月1日 、神戸 高速 鉄道 によるスルッとKANSAI導入 に伴 い、花隈 -高速長田 間 各駅 及 び西 元町 駅 にてラガールカードの発売 を開始 。 - スルッとKANSAIカードの
偽造 発覚 後 に発売 されているラガールカードには、表面 の上下 端 に券面 金額 ・Lagareロゴ、投入 矢印 の印字 面 上 、余白 面 の一部 にスルッとKANSAIロゴのパールインク処理 が施 されている。 - 2010
年 10月 1日 、神戸 高速 鉄道 ・西元 町 -高速長田 間 各駅 の駅 運営 管理 が阪神電気鉄道 へ移管 された(同時 に花隈 駅 の駅 運営 管理 が阪急電鉄 へ移管 )が、その後 も引 き続 きこれらの駅 でもラガールカードを発売 している。
阪急 阪神 能勢 北 急 レールウェイカード
[![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4a/Hankyu-hanshin-Railway-card.jpg/220px-Hankyu-hanshin-Railway-card.jpg)
ラガールカードを
なお「レールウェイカード」は
2018
参考
[「ラガール」は
脚注
[注釈
[- ^
阪神電気鉄道 の「アイビーショップ」、北大阪 急行 電鉄 の「ステーションショップ」と合 わせて「asnas exp-b(アズナスエクスプレス・ビー)」への転換 が進 められている。
出典
[- ^ スルッとKANSAI
対応 共通 磁気 カードの発売 終了 に伴 い阪急電鉄 ・阪神電気鉄道 ・能勢 電鉄 ・北大阪 急行 電鉄 4社 共通 の磁気 カード「阪急 阪神 能勢 北 急 レールウェイカード」を2017年 4月 1日 より発売 します (PDF) -阪急 阪神 ホールディングス、2016年 12月27日 - ^ 『「
阪急 阪神 能勢 北 急 レールウェイカード」の取扱 について』(プレスリリース)阪急電鉄 ・阪神電気鉄道 ・能勢 電鉄 ・北大阪 急行 電鉄 、2018年 3月 29日 。2018年 4月 5日 閲覧 。 - ^ 『
阪急 、阪神 、能勢 、北 急 におけるICOCAおよびICOCA定期 券 の発売 について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道 ・阪急電鉄 ・阪神電気鉄道 ・能勢 電鉄 ・北大阪 急行 電鉄 、2018年 3月 29日 。2018年 4月 5日 閲覧 。 - ^
大阪 モノレールは2018年 2月 1日 以降 利用 できなくなるが、モノカードの発行 元 が阪急電鉄 となっている関係 。 - ^ 『
阪急電鉄 ・阪神電気鉄道 ・能勢 電鉄 ・北大阪 急行 電鉄 の4社 におけるスルッとKANSAI対応 カードの取扱 いについて』(PDF)(プレスリリース)阪急電鉄 、2016年 7月 1日 。オリジナルの2016年 7月 2日 時点 におけるアーカイブ 。2016年 7月 2日 閲覧 。 - ^ 『「
阪急 阪神 能勢 北 急 レールウェイカード」の発売 終了 、改札 機 での利用 終了 と払 い戻 しについて』(プレスリリース)阪急電鉄 ・阪神電気鉄道 ・能勢 電鉄 ・北大阪 急行 電鉄 、2019年 1月 24日 。2019年 2月 3日 閲覧 。