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みどり会(みどりかい)は、大阪府の旧・三和銀行(現・三菱UFJフィナンシャル・グループ)の取引先企業によって構成された企業グループ。
日本万国博覧会「みどり館」の責任者であった、三和銀行副頭取・高山義雄のアイデアによって、「みどり館」への共同出展グループを母体とする事業法人として設立された。三和グループの親睦会としては、他に三水会(各社の会長、社長が参加)やクローバ会(各社の副社長、専務などが参加)等があるが、みどり会はそれらよりも多くの企業が参加している。三和銀行が大阪に本店を置いていた3つの銀行が合併した銀行だったため、関西系の企業が多い。三菱金曜会や白水会などの旧総合財閥系の企業グループと比較して、メンバー企業同士の結束は弱く、三和銀行の融資系列企業のサロン的団体とされた[1]。
株式会社みどり会[編集]
みどり会のメンバー175社(2023年6月時点)が出資する企業として、株式会社みどり会(英:The Midori-Kai Co.,Ltd.)がある。同社は労働者派遣事業、職業紹介事業、保険代理店事業などを行う他、メンバー会社の社員、家族向けに各種斡旋サービスや優待販売会、ブライダル事業、ECモールなどを行っている。
大和銀行(現・りそなホールディングス/りそな銀行)が主催する大輪会にも参加している企業が多数ある(双日、大林組、積水ハウス、野村證券[注釈 1]など)。三和銀行の後身・UFJ銀行やその親会社・UFJホールディングスがそれぞれ東京三菱銀行や三菱東京フィナンシャル・グループと合併して三菱UFJ銀行や三菱UFJフィナンシャル・グループが誕生してからはMUFG傘下の企業や(MUFG傘下ではないが)田辺三菱製薬が三菱グループと重複加盟しており[注釈 2]、他に芙蓉グループや第一勧銀グループにも参加している企業がある(日立製作所、神戸製鋼所など)。
みどり会の取締役会メンバー輩出企業(2023年6月現在)
- 代表取締役社長
- 社外取締役
メンバー企業には、かつての三和銀行と同様に近畿地方を地盤としている企業が多い。メンバーのうち、宇部興産(現・UBE)、帝人、日立造船の3社は三和御三家と呼ばれていた。
現在のメンバー企業については、公式サイトのメンバー会社一覧(#外部リンク)を参照。
- ^ 厳密には野村證券は大輪会のみに加盟し[3]、みどり会には野村證券の親会社・野村ホールディングスが加盟している[4]。
- ^ 但しMUFG傘下の各企業や田辺三菱製薬が個々に三和・三菱両グループに参加しているのであり、三和グループと三菱グループが合併して1つの企業グループになったわけではない。三和グループは今も旧三和銀行の融資系列で構成される企業集団であり、三菱グループは今も旧三菱財閥系の企業集団である。
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