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ランサローテ空港(らんさろおて くうこう、英語: Lanzarote Airport, (IATA: ACE, ICAO: GCRR) , スペイン語: Aeropuerto de Lanzarote)は、スペイン・カナリア諸島・ランサローテ島にある空港。アレシフェ空港(英語: Arrecife Airport)としても知られる。ランサローテ島の中心都市であるアレシフェの南西5kmのサン・バルトロメに位置する[1]。国内線のみならず国際線も多く運航されており、毎年数十万人の観光客を受け入れる。2012年の旅客数は5,168,775人だった[2]。
カナリア諸島内の他の島やスペイン本土と連絡するため、また航空機の燃料補給地点とするために、1930年代にランサローテ島に飛行場が必要とされ、グアシメタ平原に飛行場が建設された。1941年7月24日、Ju 52 EC-DAMが初めてグアシメタ飛行場に着陸した航空機となった。スペイン空軍は防御目的での恒久的な飛行場の必要性を認識し、アレシフェに新たな飛行場が建設された。この飛行場は1946年に暫定的に民間機を受け入れ、滑走路の延長やランプスペースの追加などの改善が行われた。
管制センターと同時に新ターミナルが建設され、1970年3月3日に国際線・国内線の運航が開始された。グアシメタ・ターミナルの売りはカエサル・マニケによって描かれた「ランサローテ」という題の壁画である。空港の利用拡大とともに施設の改善が必要とされ、距離測定装置(DME)、計器着陸装置(ILS)、超短波全方向式無線標識(VOR)などの設備が滑走路03/21に導入された。新しく滑走路の照明が設置され、消防署が新設された。1999年には新ターミナル(ターミナル1)がオープンし、このターミナルは年間600万人を受け入れることができる。その後旧来のターミナル(ターミナル2)がリニューアルされ、スペイン本土便やカナリア諸島間の便に使用されている。
航空博物館[編集]
ランサローテ島の航空遺産に対する観光客・地元住民それぞれからの関心に応じて、2002年にはグアシメタのターミナルが航空博物館となった。この博物館は島の航空の歴史について包括的かつ詳細に知ることができ、映像資料も存在する。
就航会社と就航地[編集]
出典 : Aena[3]
2000-2013 ランサローテ空港の旅客数(百万)
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2014年3月2日更新[2]
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年 |
旅客数 |
発着便数 |
貨物(トン)
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2000
|
5,002,551 |
44,814 |
6,403
|
2001
|
5,079,790 |
43,368 |
7,134
|
2002
|
5,123,574 |
45,050 |
7,201
|
2003
|
5,383,426 |
47,667 |
7,492
|
2004
|
5,517,136 |
48,446 |
7,996
|
2005
|
5,467,499 |
47,158 |
6,629
|
2006
|
5,626,087 |
50,172 |
6,113
|
2007
|
5,625,580 |
52,968 |
5,784
|
2008
|
5,438,178 |
53,375 |
5,429
|
2009
|
4,701,669 |
42,915 |
4,146
|
2010
|
4,938,632 |
46,668 |
3,787
|
2011
|
5,543,744 |
49,675 |
2,873
|
2012
|
5,168,775 |
44,787 |
2,108
|
2013
|
5,334,598 |
44,259 |
2,081
|
出典 : Aena Statistics[2]
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