リブレット (パーソナルコンピュータ)
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Libretto(リブレット、libretto)は、
1996
発売 されたモデル[編集 ]
- Libretto 20[1]
- 1996
年 4月 17日 発売 。専用 のチップセットや薄型 HDDなどの自社 開発 パーツによりVHSビデオテープとほぼ同 じサイズにまとめた。 省 電力 ・高 パフォーマンスのCPU、AMD社 製 Am5x86 75MHz(カタログでは486DX 75MHz相当 と記載 )を採用 。- 8MBのメモリ(
最大 20MBまで増設 可能 )と、本 モデルの為 に開発 された8.45mm厚 の薄型 2.5インチHDD(270MB)を搭載 する。 横 640ドット×縦 480ドットの6.1インチTFT液晶 。親指 で操作 するポインティングスティック「リブポイント」を液晶 パネル右 横 に搭載 。クリックボタンは天 板 にある。裏 蓋 の一部 を切 り取 る改造 を行 うことで、より大 容量 で標準 的 な(薄型 でない)HDDを内蔵 させたり、HDDを差 し替 える事 で用途 毎 にシステムを入 れ替 えるなどが可能 であった。当時 としても珍 しいPCMCIA接続 でブート可能 なフロッピーディスクドライブ(製造 はワイ・イー・データ)がオプションで用意 され、後 のモデルにも継承 された。リカバリーメディアはユーザー自身 が作成 する必要 があり、約 50枚 ものメディアを必要 とした。- Libretto 30
同年 11月 5日 発売 。Libretto20からCPUを強化 (DX4互換 (5x86) 100MHz)し、HDDを増量 (500MB)させたモデル。20では標準 設定 とされていたディスク圧縮 が不要 となり、CPU負荷 が軽減 されたことから動作 クロック向上 以上 に高速 動作 した。他 の部分 はLibretto20と同一 。本 モデルまではサウンド機能 を搭載 せず、また電源 関係 のデバイスドライバが提供 されなかったことから、Windows 98やWindows NT 4.0など標準 搭載 OS以外 のアップグレード・動作 サポートもない。- Libretto 50[2]
- 1997
年 1月 7日 発売 。CPUはIntel Pentium75MHz、HDDは810MB、最大 メモリは32MB(標準 16MB)。サウンド機能 が付 き、単体 での音楽 再生 が可能 となった他 、付属 のIOアダプタを使用 した外部 ディスプレイ表示 、内蔵 ディスプレイでの32bitカラー表示 が可能 となった。天 板 と底 板 がマグネシウム製 となる。 - 30
以前 のモデルとはリブポイントの形状 が異 なるほか、ポートリプリケーターやIOアダプタに互換 性 がない。 - Libretto 60[3]
同年 6月 24日 発売 。CPUをPentium100MHz (VRT)とした進化 版 。- Libretto 70
東芝 Libretto 70同年 10月 29日 発売 。CPUはMMX Pentium120MHz、HDDは1.6GBになる。- Libretto20と
同 寸法 の筐体 は本 機 までで、以後 画面 サイズの拡大 や機能 追加 などにより大型 化 する。 - Libretto 100[4]
- 1998
年 3月 5日 発売 。CPUはMMX Pentium166MHz、HDDは2.1GB、横 800ドット×縦 480ドットの7.1インチTFT液晶 を搭載 し筐体 が大型 化 、PCMCIA Type2のPCカードが2枚 搭載 可能 。 - Libretto 110
- 100のマイナーチェンジ。CPUはMMX Pentium233MHz、HDDは4.3GBになる。
海外 向 けモデルであったが日本 でも一部 で販売 された。 - Libretto SS1000
- 1998
年 7月 、DynaBook SSシリーズと同時 発売 。 - CPUはMMX Pentium166MHz。
筐体 にマグネシウム合金 を採用 しメタルシルバーとブラックのツートンカラーとなる。(当時 のSlim Shock Dynabook SSシリーズと同 じデザイン) 液晶 が70以前 のVGA表示 のものに戻 るが、6.35mm厚 のHDDなどの採用 により10mm以上 の薄型 化 を達成 。- Libretto SS1010
- SS1000のマイナーチェンジ。CPUはMMX Pentium233MHzになる。
- Libretto ff1100
- 1999
年 7月 17日 発売 。DynaBook10周年 記念 モデルの一角 をなす。 他社 製品 のヒットに触発 されCMOSカメラ「SCOOPY」やワイヤードリモコン「i.Shuttle」等 を用 いた新 しい使 い方 を訴求 。個人 向 けを意識 しパールシルバー / ブルーグレーのツートンにオレンジ色 のリブポイントのカラーリングに変更 。- Libretto 100で
採用 していた横 800ドット×縦 480ドットの7.1インチTFT液晶 が復活 。 - CPUはMMX Pentium266MHz、64MBのEDOメモリを
実装 。 - Libretto ff1050
- ff1100と
同時 発売 。横 640ドット×縦 480ドットの6インチSTN液晶 を搭載 。 - ff1100
標準 装備 のカメラ、ワイヤードリモコン、スケルトンキーボード、モデム、スマートメディアスロットなどを廃 した廉価 版 的 な位置 づけ。 - CPUはMMX Pentium233MHz、
実装 メモリはEDO32MBになる。 - Libretto ff1100V
同年 11月5日 発売 。ff1100のマイナーチェンジ版 でHDD容量 を3.2GBから6.0GBに変更 。競合 機種 の多 くがPentium II系 のCPUにシフトしたため、10万 円 を切 る店頭 価格 が提示 される時期 もあった。- Libretto L1
- 2001
年 5月18日 発売 。技術 の粋 を集 めた旧 シリーズとは異 なり「実用 的 で低 価格 なモバイルノート」を標榜 。 - B5ファイルサイズのDynaBook SSを、
主 に奥行 き方向 において極力 小型 化 したような設計 である。 - トランスメタ
開発 の低 消費 電力 CPUCrusoeTM5600/600MHzにALi (ULi)製 チップセットM1535の組 み合 わせ。 - キーボードはDynaBook SSのものと
共通 で、リブレット史上 初 めて通常 の「アキュポイントII」を搭載 した。 当時 としては珍 しい「ワイドSXGA」横 1280ドット×縦 600ドットの10インチ低温 ポリシリコンTFT液晶 を採用 。- Windows XPの
発売 を控 えていた事 もありWindows Meをプリインストールした。 - L2の
発売 後 はMicrosoft Officeを搭載 したモデルのみがラインナップに残 り併売 されていた。 - Libretto L2
同年 8月 10日 発売 。IEEE 1394端子 を廃 しEthernet端子 を内蔵 。- Windows MeモデルとWindows 2000プリインストールモデルの
両方 をラインナップ。 - L3の
発売 後 はWindows Meモデルのみがラインナップに残 り併売 されていた。 - Libretto L3
同年 11月 発売 。Libretto L2のWindows 2000モデルに約 2倍 の容量 となる20GBのHDDを搭載 したもの。限定 2002台 の2002 FIFAワールドカップ記念 モデル「Libretto adidas edition」のベースとなった。- Libretto L5
- 2002
年 4月発売 。CrusoeTM5800/800MHzを搭載 、ビデオチップ変更 やメモリ増 などのスペックアップを果 たした。 - SDメモリーカードスロットが
追加 。 無線 LANを内蔵 したモデルは1.8インチの20GBHDDにWindows XP Professionalをプリインストール。無線 LANを内蔵 しないモデルは2.5インチ20GBHDDにWindows XP Home Editionをプリインストール。- libretto U100
- 2005
年 4月発売 。ラップトップタイプのノートPC「T1100」発売 20周年 記念 モデルのひとつ。 横 幅 を初代 モデルのLibretto 20と同 じ210mmに設定 。エターナルブルーとピュリティホワイトの2色 展開 。- インテル
製 の超 低 電圧 版 Pentium M 733/1.1GHzにIntel 855GMEチップセットの組 み合 わせ。 横 1280×縦 768ドットの7.2インチLEDバックライト搭載 液晶 ディスプレイ。- アキュポイントのスティックはキーボードの
中央 からパームレスト部分 に移動 。指紋 認証 装置 を搭載 。 - リブレット
史上 初 めてドッキングステーション(DVDマルチドライブ内蔵 )が用意 された。 東芝 の持 てる小型 化 技術 のショウルームとでも呼 ぶべき、高密度 に実装 された製品 である。- libretto W100
- 2010
年 8月 発売 。東芝 ノートPC発売 25周年 記念 モデルのひとつ。 - Windows OS
搭載 PCでは世界 初 の2画面 タッチパネルを採用 。ディスプレイは横 1024×縦 600ドットの7.0インチLEDバックライト搭載 「Clear SuperView LED液晶 」を搭載 するが、これを2つ装備 したことで10型 ワイド相当 の情報 の閲覧 を可能 にした。縦 に向 ければ本 を読 む感覚 で電子 書籍 を読 んだり、横 に向 ければあらかじめプリインストールされているソフトウェアキーボードを使 って小型 モバイルノートとして使 えたりとさまざまな操作 を可能 にした。 - インテル
製 の超 低 電圧 版 Pentium U5400/1.20GHzにmobile intel QS57 Expressチップセットの組 み合 わせ。 前 機種 のU100同様 に独自 の高密度 実装 技術 を行 うことで約 699g(標準 バッテリーパック装着 時 )の小型 軽量 化 を実現 。約 4時 間 の長時間 稼動 を可能 にする大 容量 バッテリーパックを付属 。- ワイヤレスLANはIEEE802.11a/b/g/nを
搭載 し、新 たにモバイルWiMAXも搭載 された。
特殊 モデル[編集 ]
- Libretto MobilePack (NTT DoCoMo)
- NTT DoCoMoより
発売 された、モバイルインターネットセット。 今 で言 うところのコラボレーションモデル。10円 メールソフトやFAX送信 ソフトなどがプリインストールされており、ドコモショップなどでも販売 されていた。- Libretto 30と
携帯 電話 との接続 キット等 がセットになっている。 - Libretto MobilePackII (NTT DoCoMo)
- Libretto 60と
携帯 電話 との接続 キット等 がセットになっている。 - Libretto MobilePackIII (NTT DoCoMo)
- Libretto M3という
特別 モデルと携帯 電話 との接続 キット等 がセットになっている。 - CPUはMMX Pentium133MHz、HDDは2.1GB、メモリは32MB、
大 容量 バッテリ等 を搭載 し外見 も旧 Librettoに似 ている事 からLibretto70の強化 版 のような趣 であるが、CPUがVRTになり、L2キャッシュを内蔵 し、USBポートやCardBusスロットを搭載 するなど、電気 的 仕様 としてはむしろLibretto SSシリーズに近 いモデルである。 - Libretto 50M
- 1997
年 頃 に生産 された生命 保険 会社 専用 の特別 モデル。愛称 は「ほほえみくん」。 最大 の特徴 は、リブポイントの代 わりにタッチパネルディスプレイを採用 し対面 プレゼンテーションが行 いやすいこと。一般 向 けには販売 されていなかったが、減価 償却 が済 んだ頃 に中古 で市場 に出回 った。- Libretto MobilePack
同様 、中古 市場 での人気 は高 い。
関連 項目 [編集 ]
脚注 [編集 ]
- ^ “
東芝 「Libretto 20」(リブレット)発売 ”. PC Watch (1996年 4月 17日 ). 2012年 3月 2日 閲覧 。 - ^ “
東芝 、Pentium 75MHz、810MB HDD、サウンド機能 搭載 の「Libretto 50」を発売 ”. PC Watch (1997年 1月 7日 ). 2012年 8月 21日 閲覧 。 - ^ “
東芝 、Pentium 100MHz搭載 の「Libretto 60」を発売 ”. PC Watch (1997年 6月 24日 ). 2012年 8月 29日 閲覧 。 - ^ “
東芝 、800×480ドット液晶 のLibretto 100”. PC Watch (1998年 3月 5日 ). 2012年 8月 30日 閲覧 。