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Qosmio

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
Toshiba Qosmio X70-A

Qosmio(コスミオ)は、かつて存在そんざいした東芝とうしばげんDynabookせいノートパソコン商品しょうひんめい、および商標しょうひょうである。Windows 8(2013ねん2がつ現在げんざい)をプリインストールしたPC/AT互換ごかん

同社どうしゃのメインブランドであるdynabookのフラッグシップAVノートモデルであるが、どうブランドの高性能こうせいのうグラフィックス搭載とうさいモデルとして「dynabook Qosmio」をもちい、けをおこなっていたが、2010ねんなつモデルでは「dynabook Qosmio」にそろえられた。2010ねん秋冬あきふゆモデルからの命名めいめいルール変更へんこうにより、TVチューナー搭載とうさいモデルにもちいることになった。

2013ねんなつモデルを最後さいご販売はんばい終了しゅうりょうしており、現在げんざい発売はつばいされていない。

概要がいよう[編集へんしゅう]

2004ねん8がつ発売はつばい開始かいし従来じゅうらい製品せいひんよりも高画質こうがしつしていることをセールスポイントにし、シリーズ開始かいし以来いらいテレビチューナーを標準ひょうじゅん装備そうびしているのが特徴とくちょう。なお、どの機種きしゅ重量じゅうりょうが4kg以上いじょうとノートパソコンとしてはかなりおもいため、デスクトップパソコンの代替だいたいとしてもちいられる。CMキャラクターは田村たむら正和まさかず山下やました智久ともひさ(2009ねんからは山下やました単独たんどく担当たんとう)。これに関連かんれんし、2008ねん3がつ公開こうかい山下やました智久ともひさ主演しゅえんの『映画えいが クロサギ』とタイアップし、映画えいが連動れんどうしたQosmioのCMを放送ほうそうしたり、映画えいがなかにもQosmioが登場とうじょうした。

2006ねんなつモデルからはHD DVDドライブを搭載とうさいしていたが、2008ねん2がつ19にちHD DVD事業じぎょうからの撤退てったい表明ひょうめい。HD DVD機器きき生産せいさん新規しんき開発かいはつ停止ていし参照さんしょう1)したことにより、HD DVD-RWドライブを搭載とうさいしていた2008ねんはるモデルを最後さいごにHD DVDドライブ搭載とうさいモデルが姿すがたし、以降いこうはQosmio発売はつばい当時とうじからつづいたDVDスーパーマルチドライブ搭載とうさいモデルのみとなった。2009ねん8がつにブルーレイ・ディスク・アソシエーションへの加盟かめい申請しんせい発表はっぴょう参照さんしょう2)。そのやく2ヵ月かげつには早速さっそくBlu-ray Discドライブ搭載とうさいモデルを製品せいひんした。

なお、Qosmioブランドではいが一時期いちじき、2003ねん~2004ねんごろのdynabookにもテレビ搭載とうさい地上ちじょうアナログ放送ほうそうのみ)モデルが存在そんざいしたきりで、しばらくはdynabookブランドでのテレビモデルは皆無かいむであった。しかし、2009ねんなつモデルの追加ついかモデルとして、dynabookブランドでははじめて、地上ちじょうデジタルチューナーを内蔵ないぞうしたTVシリーズ(TV/68J2)があらたにくわわった。このdynabook TVシリーズにはQosmioで搭載とうさいされている「SpursEngine」は搭載とうさいされていない。なお、TVシリーズは2010ねん秋冬あきふゆモデルで「dynabook Qosmio T560」シリーズに変更へんこうとなったため、dynabookブランドにおけるテレビチューナー搭載とうさいモデルはふたた廃止はいしとなった。

沿革えんかく[編集へんしゅう]

  • 2004ねんなつモデル:E10/1JCDT・E10/1KCDE・E10/1KLDEW
当初とうしょは15がたXGA液晶えきしょう搭載とうさいさい上位じょういモデルのE10/1KLDEWはCentrino対応たいおうPentium M搭載とうさい
  • 2004ねん秋冬あきふゆモデル:F10/2WLDEW・G10/27LDEW・G10/27LDER
このモデルより、15.4がたワイドWXGA液晶えきしょう搭載とうさいするF10シリーズと17がたワイドWXGA液晶えきしょう搭載とうさいするG10シリーズが登場とうじょうする。
  • 2005ねんはるモデル:E10/370LS・E10/375LS・F10/390LS・F20/370LS1・F20/370LS2・F20/390LS1・F20/390LS2・G10/390LS・G20/390LS・G20/395LS
G系列けいれつ東芝とうしばRAID搭載とうさいしたさい上位じょうい仕様しようG20を追加ついかExpressCard搭載とうさい。2005ねん4がつには既存きそんのE10・F10・G10を刷新さっしんしHDD容量ようりょう増量ぞうりょう機能きのう強化きょうかおこなった。また、同年どうねん6がつには2しょくのボディカラーがえらべるF系列けいれつしん機種きしゅF20シリーズを設定せっていした。
  • 2005ねんなつモデル:F20/470LS・F20/473LS・F20/475LS・F20/490LS・F20/490LSW・F20/495LS・G20/490LS・G20/495LS
ラインナップを刷新さっしん東芝とうしばせいHDDDVDレコーダであるRDシリーズのUIつ「Qosmio AV Center」を搭載とうさい(2004ねん~2005ねんはるモデルまで、TV視聴しちょうソフトはインタービデオしゃのWIN DVRというソフトウェアを搭載とうさいしていた。)。また、メモリを1GBに増量ぞうりょうし、いちはやDLNA対応たいおう
  • 2005ねん秋冬あきふゆモデル:F20/573LS・F20/575LS・F20/590LS・G20/590LS・G30/593LS・G30/595LS・G30/596LS
えユーザーにも対応たいおうするため、F20/573LS以外いがい機種きしゅには512MBのUSBフラッシュメモリをどうこり。また、通常つうじょうではDVD1まいおさまりきれない場合ばあいでも、自動じどうで1まい(4.7GB)にぴったりおさまるサイズに変換へんかんして記録きろくする「DVDぴったり記録きろく機能きのう搭載とうさい。メモリは一旦いったん512MBに変更へんこう。2009ねん2がつには追加ついかモデルとして、G系列けいれつの3代目だいめモデルとなるG30シリーズを設定せっていさい上位じょうい機種きしゅのG30/596LSはノートパソコンとしては世界せかいはつとなる地上ちじょうデジタルチューナー+17がたワイドフルHD液晶えきしょう搭載とうさい。また、シリーズぜん機種きしゅで1bitデジタルアンプを搭載とうさい高音こうおんしつに。また、intel Core Duoプロセッサを搭載とうさいし、パフォーマンスも飛躍ひやくてき向上こうじょうされた。
  • 2006ねんなつモデル:F30/675LS・F30/695LS・F30/695LSBL・G30/697HS
G30/697HSはノートパソコンとしては世界せかいはつ地上ちじょうデジタルTVチューナーHD DVD-ROMドライブを搭載とうさい。また、F系列けいれつの3代目だいめモデルとなるF30シリーズを設定せってい。F30/695LSとF30/695LSBLは地上ちじょうデジタルチューナーを搭載とうさいした。
  • 2006ねん秋冬あきふゆモデル:F30/770LS・F30/790LS・F30/795LS・F30/795LSBL・G30/795LS・G30/797HS
F30/795LS、F30/795LSBLとG30シリーズぜん機種きしゅにはあらたに地上ちじょうデジタル放送ほうそう受信じゅしん専用せんよう しつ内用ないようアンテナをどうこりし、気軽きがる地上ちじょうデジタル放送ほうそう視聴しちょうができるようになった。また、HD DVD-ROMドライブ搭載とうさいのG30/797HSは現在げんざい主流しゅりゅうとなる、intel Core 2 Duoを搭載とうさいした。
  • 2007ねんはるモデル:F30/83A・F30/85A・F30/87A・F30/87ABL・G30/95A・G30/97A
さい上位じょういモデルのG30/97Aはノートパソコンで世界せかいはつのHD DVD-Rドライブを搭載とうさい。HDDに録画ろくがしたハイビジョン番組ばんぐみや、ハイビジョンビデオカメラで撮影さつえいし、んだ映像えいぞう編集へんしゅうして、HD画質がしつのまま記録きろく保存ほぞん可能かのうとなった。また、このモデルからOSがWindows Vista Home Premiumとなり、ぜん機種きしゅ地上ちじょうデジタルチューナーが搭載とうさいされた(F30/83A以外いがい機種きしゅでは地上ちじょうアナログチューナーも搭載とうさいする)。
  • 2007ねんなつモデル:F40/85C・F40/87C・F40/87CBL・G40/95C・G40/97C
G系列けいれつ、F系列けいれつどもに4代目だいめに。本体ほんたいに「Qosmio AVコントローラ」をしん搭載とうさいし、もど動作どうさやスクロール動作どうさ本体ほんたい操作そうさできるようになり使つかやすさが向上こうじょうされた。
  • 2007ねん秋冬あきふゆモデル:F40/85D・F40/86DBL・F40/87DBL・F40/88DBL・G40/97D
F40/85Dをのぞぜん機種きしゅで、業界ぎょうかいはじめて、地上ちじょうデジタルTVチューナーを2搭載とうさい。これにより、放送ほうそう時刻じこくかさなった地上ちじょうデジタルの2番組ばんぐみ同時どうじ録画ろくがすることが可能かのうになった。また、HD DVD-Rドライブ搭載とうさいモデルを拡充かくじゅうし、あらたにF40/88DBLにも搭載とうさいされた。またさい上位じょういモデルであるG40/97Dは、同社どうしゃハイビジョン液晶えきしょうテレビREGZA」(一部いちぶのぞく2007ねん秋冬あきふゆモデル以降いこう機種きしゅ)とHDMIケーブルで接続せつぞくし、テレビのリモコンでパソコンを操作そうさすることができるリンク機能きのう「REGZA LINK(レグザリンク)」に対応たいおう保存ほぞんされた映像えいぞう音楽おんがく写真しゃしん鑑賞かんしょうできるほか、HD DVDDVDソフトの再生さいせい可能かのう。また再生さいせい一時いちじ停止ていしなどの基本きほん操作そうさ電源でんげんON/OFFもリモコンひとつでできる。
  • 2008ねんはるモデル:F40/85E・F40/86EBL・F40/87EBL・F40/88EBL・G40/97E・G40/98E
F40/88EBLとG40/97EにHD DVD-RWドライブを世界せかいはじめて搭載とうさい。HDDに録画ろくがしたハイビジョン番組ばんぐみやハイビジョンビデオカメラで撮影さつえいしたこう精細せいさい映像えいぞうをHD DVD-RWメディアにHD画質がしつのままのこせて、えもできる。またHD DVD-Rの速度そくどが2ばいそく対応たいおうになった。さらにデジタル放送ほうそう録画ろくがしんルール「ダビング10」(コピー9かい、ムーブ1かい)や、従来じゅうらい標準ひょうじゅん画質がしつでしか記録きろくできなかったDVDにHD画質がしつ記録きろくできるHD Rec対応たいおう。ただしハイビジョンビデオカメラ映像えいぞう(HDV形式けいしき)のみの対応たいおうで、録画ろくがした地上ちじょうデジタル放送ほうそう記録きろくには対応たいおうである。さらに、G40にはしん世代せだいアーキテクチャ(45nmプロセス)採用さいようのintel Core 2 Duo T9300を搭載とうさいしたG40/98Eをあらたに追加ついかした。G40/97E・G40/98Eは「REGZA LINK(レグザリンク)」対応たいおう
  • 2008ねんなつモデル:FX/77G・F40/85F・F40/86FBL・F50/88G・G50/97G・G50/98G
このだいでは、まずF40シリーズが2機種きしゅ発売はつばいされた。上位じょうい機種きしゅ(F40/86FBL)はintel Core 2 Duoを搭載とうさいした高機能こうきのうのブラックボディ。下位かい機種きしゅ(F40/85L)はintel Celeronを搭載とうさいしたホワイトボディである。なお、2008ねんなつモデルより、Service Pack 1適応てきおうみのWindows Vista Home Premiumを搭載とうさいし、下位かい機種きしゅでは付属ふぞくしていなかった地上ちじょうデジタル受信じゅしん専用せんよう しつ内用ないようアンテナが付属ふぞくするようになる。2008ねん6がつには、追加ついかモデルとして、Cell技術ぎじゅつもちいたメディアプロセッサ(映像えいぞう専用せんようエンジン)「SpursEngine SE1000」を搭載とうさいしたG50シリーズとF50/88Gを発売はつばいした[1]。CPUには高性能こうせいのうのintel Core 2 Duo[2]搭載とうさい。データを録画ろくがしながら高速こうそく圧縮あっしゅくしていくリアルタイムビデオ圧縮あっしゅくH.264)を実現じつげん地上ちじょうデジタル放送ほうそうをTSモードからEPモードまで5段階だんかいからえらんで録画ろくができ、EPモードで録画ろくがすれば、ファイルサイズをTSモードの1/8に圧縮あっしゅくでき、HDDへの録画ろくが時間じかんやく8ばい拡大かくだいした。またDVD必要ひつようなエンコードようする時間じかん大幅おおはば短縮たんしゅくしたことで、にかかる作業さぎょう時間じかんやく半分はんぶんおさえられる。さらに容量ようりょうおおきいため動作どうさおそく、ファイル変換へんかん処理しょり長時間ちょうじかんかかるホームビデオの編集へんしゅうもスムーズにおこなえる。ホームビデオの映像えいぞう目的もくてきおうじてアップコンバートしたりダウンコンバートする変換へんかんがスピーディにおこなえ、編集へんしゅうしたファイルの出力しゅつりょくは、従来じゅうらいくらやく10ばい速度そくど変換へんかん可能かのう。また、G50シリーズは18.4がたワイドFHD(フルHD)液晶えきしょう大型おおがたされたほか、Webカメラと連携れんけいして、リモコンやマウスをたずに「グー」や「パー」などの簡単かんたんなハンドジェスチャだけで動画どうがけいアプリケーションの再生さいせい停止ていしなどの操作そうさができる「ハンドジェスチャリモコン」を搭載とうさい。また、高性能こうせいのうグラフィックアクセラレーターを搭載とうさいしたTVチューナーレスモデルとして「dynabook Qosmio」FXシリーズをあらたに設定せっていした。
  • 2008ねん秋冬あきふゆモデル:F40/86G・F50/86G・GX/79G
先行せんこうでモデルチェンジしたF50/88GとG50シリーズにつづき、F40とF50の下位かいモデルもモデルチェンジされた。F40はCore 2 Duo搭載とうさいモデルに集約しゅうやくし、あらたに「Qosmio AVコントローラ」を搭載とうさい。また、F50/86Gは最新さいしんのCore 2 Duo P8400(2.26GHz)を搭載とうさいし、基本きほん性能せいのうをアップさせた。また、高性能こうせいのうグラフィックスを搭載とうさいしたTVチューナーレスの「dynabook Qosmio」にはあらたに18.4がたワイド液晶えきしょう搭載とうさいのGXシリーズを追加ついかした。
  • 2009ねんはるモデル:FX/G7H・F50/86H・GX/G8H・G50/96H・G50/97H
SpursEngine」を搭載とうさいするG50と基本きほん性能せいのう充実じゅうじつしたF50の2シリーズに集約しゅうやく。また、CPUの性能せいのうアップとメモリ増量ぞうりょうおこなった。また、G50にはシングルチューナー搭載とうさいモデルG50/96Hを追加ついかした。また、「dynabook Qosmio」でも同様どうようにCPUの性能せいのうアップとメモリ増量ぞうりょうおこなった。
  • 2009ねんなつモデル:FX/G7J・F50/86J・GX/G8J・G50/96J・G50/98J
SpursEngine」を改良かいりょうちょうかいぞう技術ぎじゅつ「レゾリューションプラス」にはネット動画どうが映像えいぞうをフルスクリーンの状態じょうたいでもうつくしく再生さいせいできる機能きのう追加ついか、「かおdeナビ」にはDVDフェイスメニューを使つかったオリジナルDVD作成さくせい機能きのう追加ついか、ビデオ高速こうそく変換へんかん機能きのうにはIpodなどで再生さいせいできるMP4形式けいしきへの変換へんかん可能かのうになった。また、F50にも「SpursEngine」が搭載とうさいされた(ハンドジェスチャリモコン機能きのうなし)。「dynabook Qosmio」では32ビットばんと64ビットばんえらべるセレクタブルOSとなった。
  • 2009ねん秋冬あきふゆモデル:GX/G8K・G60/97K
G系列けいれつが6代目だいめとなる(このモデルからG系列けいれつのみとなる)。待望たいぼうされていたBlu-ray Discドライブを搭載とうさいするとともに、エンコード所要しょよう時間じかん短縮たんしゅくにより、搭載とうさいくらべ、やく5ばい速度そくどむことができる。グラフィックは「NVIDIA GeForce GT 230M」に性能せいのうげるとともに、OSはWindows 7 Home Premiumに変更へんこう。さらに、周辺しゅうへん機器きき・ソフトをフル活用かつようできる32ビットばんとハードウェア性能せいのう最大限さいだいげん発揮はっきする64ビットばんえらべるセレクタブルOSを採用さいよう。また、ボディはくろをベースに、アクセントとして、えん部分ぶぶんにオリエンタルレッドを採用さいようした個性こせいのあるデザインとなった。「dynabook Qosmio」でもOSをWindows 7 Home Premiumに変更へんこうし、グラフィックを「NVIDIA GeForce GT 230M」に性能せいのうアップした。
  • 2010ねんはるモデル:V65/86L・V65/88L・G65/97L
CPUをintel Core i5-520Mプロセッサー(2.40GHz)に変更へんこうし、パフォーマンスを向上こうじょう。GPUも「NVIDIA GeForce GT 330M」に性能せいのうアップした。また、「dynabook Qosmio」は地上ちじょうデジタルチューナーや映像えいぞう専用せんようエンジン「SpursEngine」を搭載とうさいしたしんシリーズ「dynabook Qosmio V65」となった。
  • 2010ねんなつモデル:V65/87M・DX/98M
従来じゅうらいまでラインナップされていた「Qosmio」がくなり、「dynabook Qosmio」のみとなる。V65シリーズは1機種きしゅのみとなり、CPUはintel Core i5-450Mに変更へんこうし、OfficeをHome and Business 2010に更新こうしんした。また、東芝とうしばノートPC25周年しゅうねん記念きねんし、一体いったいがたデスクトップモデルのDX/98Mを追加ついかほん機種きしゅは1TBのだい容量ようりょうHDDや「SpursEngine」をそなえており、ディスプレイ下部かぶにはオンキヨーせいステレオスピーカーを搭載とうさいしている。東芝とうしばせい一体いったいがたデスクトップPCは1999ねん発売はつばいされた法人ほうじんけモデル「DynaTop」以来いらい、11ねんぶりとなる。
  • 2010ねん秋冬あきふゆモデル:T560/T4AW・T560/T4AB・T750/T8A・D710/T4AB・D710/T4AR・D710/T6AB・D710/T6AB・D710/T6AR・D710/T8AB・D710/T8AR
ノートブックモデルは「dynabook TV」後継こうけいの「dynabook Qosmio T560」と「dynabook Qosmio V65」後継こうけいの「dynabook Qosmio T750」の2モデルとなった。Pentium搭載とうさいのT560は光学こうがくドライブをBlu-ray Discドライブに変更へんこう。Core i5搭載とうさいのT750はCPU性能せいのうやHDD容量ようりょうアップなど、基本きほん性能せいのう向上こうじょうした。液晶えきしょういち体型たいけいデスクトップモデルは「dynabook Qosmio DX」後継こうけいの「dynabook Qosmio D710」がラインナップされるが、カラーラインナップにシャイニーレッドを追加ついかしたほか、ラインナップもあらたに上位じょういモデルから「SpursEngine」をはぶいた中位ちゅういモデルとPentium搭載とうさい下位かいモデルの3モデル6機種きしゅとなった。また、上位じょういモデル・中位ちゅういモデルはダブル地上ちじょうデジタルチューナーとなった。
  • 2011ねんはるモデル:T550/T4BW・T550/T4BB・T750/T8B・D710/T5BW・D710/T5BB・D710/T5BR・D710/T7BW・D710/T7BB・D710/T7BR・D711/T9BW・D711/T9BB・D711/T9BR
Pentium搭載とうさいのベーシックノートT560は液晶えきしょうサイズのサイズダウンによりT550となり、セレクタブルOSが廃止はいしされ64ビットばんとなった。Core i5搭載とうさいのハイスタンダードノートT750はとう開発かいはつしたナノ積層せきそう技術ぎじゅつ応用おうようしたフィルム「PICASUS(ピカサス)」をベースにめいばん真空しんくう工業こうぎょうくわえた3しゃ共同きょうどう開発かいはつしたしんかざり技術ぎじゅつをLCDカバーに採用さいようし、金属きんぞく使つかわずに金属きんぞく調ちょう質感しつかん光沢こうたく表現ひょうげんよごれがきにくいぼう指紋しもんコーディングをほどこした。ボディカラーはあおみどりけいしんいろ「シャイニーオーシャン」となった。液晶えきしょういち体型たいけいデスクトップモデルのD710は当初とうしょ、Pentium搭載とうさいモデル(D710/T5B)のみだったが、のちに、Core i5搭載とうさい上位じょういモデルD711/T9BとD710の中位ちゅういモデルD710/T7Bが追加ついかされ先代せんだい同様どうよう3機種きしゅとなった。D711/T9BはCore i5-2520MやBDXL対応たいおうのブルーレイディスクドライブを搭載とうさいしたほか、TVチューナーは地上ちじょう・BS・110CSデジタルダブルチューナーにグレードアップ。D710/T7BもCore i5-480Mとブルーレイディスクドライブを搭載とうさいしている。また、カラーラインナップにリュクスホワイトが追加ついかされ3しょく展開てんかいとなった。
  • 2011ねんなつモデル:T551/T4CW・T551/T4CB・T551/T5CB・T551/T6CB・T751/T8CW・T751/T8CR・T851/D8CR・D711/T5CW・D711/T5CB・D711/T5CR・D711/T7CW・D711/T7CB・D711/T7CR・D711/T9CW・D711/T9CB・D711/T9CR
スタンダードAVノートのT500番台ばんだいだい2世代せだい移行いこうとなり、ラインナップを拡充かくじゅうあらたに、Bluetooth内蔵ないぞうモデルと、やく8あいだ稼働かどう実現じつげんした長時間ちょうじかんバッテリーを採用さいようしたintel Core i3-2310M搭載とうさいモデルを追加ついかした。ハイスタンダードAVノートのT700番台ばんだいだい2世代せだい移行いこうとなり、テレビチューナーにはノートPCでは業界ぎょうかいはつとなる地上ちじょう・BS・110CSデジタルダブルチューナーを採用さいよう。カラーもリュクスホワイトとシャイニーレッドの2しょく展開てんかいとなった。さらに、世界せかいはつとなる2Dと3Dを同時どうじ表示ひょうじする「3Dウィンドウ」を搭載とうさいした3D対応たいおうモデルのT800番台ばんだい新設しんせつ液晶えきしょういち体型たいけいのD700番台ばんだいはCPUを刷新さっしんし、Pentium搭載とうさいモデル(D711/T5C)、Core i5搭載とうさいモデル(D711/T7C)、Core i7搭載とうさいモデル(D711/T9C)となった。また、Core i5搭載とうさいモデルはTVチューナーを地上ちじょう・BS・110CSデジタルダブルチューナーにグレードアップされた。
  • 2011ねん秋冬あきふゆモデル:T551/T4DW・T551/T4DB・T551/T6DW・T551/T6DB・T751/T8DW・T751/T8DR・T851/D8DR
液晶えきしょういち体型たいけいデスクトップモデルのD700番台ばんだい新設しんせつの「dynabook REGZA PC」へ移行いこうしたため、ふたたびAVノートの位置いちづけとなった。スタンダードAVノートのT500番台ばんだいはクアッドコアCPUのCore i7-2670QM搭載とうさいモデルとお手軽てがるなCeleron B800搭載とうさいモデルの2種類しゅるい整理せいり。ハイスタンダードAVノートのT700番台ばんだいはクアッドコアのCore i7-2670QMにランクアップ、メモリを8GBに倍増ばいぞう基本きほん性能せいのう強化きょうか。さらに、Adobe Photoshop Elements 9とAdobe Premiere Elements 9をあらたにプリインストールした。おくれて、グラスレス3DモデルのT800番台ばんだいもモデルチェンジ。CPUをCore i7-2640Mにランクアップするとともに、ぜんモデルでも搭載とうさいされていたAdobe Photoshop Elementsが"9"に更新こうしんするとともに、あらたにAdobe Premiere Elements 9をあらたにプリインストールされた。
  • 2012ねんはるモデル:T551/T4EW・T551/T4EB・T751/T8EW・T751/T8EB・T851/D8EB
Qosmioシリーズ共通きょうつうで、ブルーレイディスクドライブがBDXLに対応たいおうし、付属ふぞくひんのワイヤレスマウスをレーザーしき変更へんこう。スタンダードAVノートのT500番台ばんだいはラインナップをCeleron搭載とうさいモデルに集約しゅうやく。HDD容量ようりょうった(750GB→640GB)が、これにともなって、Officeがぜん機種きしゅのPersonal 2010からHome and Business 2010にグレードアップし、ぜん機種きしゅではCore i7搭載とうさいモデルに搭載とうさいされていたAdobe Photoshop Elements 9とAdobe Premiere Elements 9 もあらたに追加ついかされた。ハイスタンダードAVノートのT700番台ばんだいはHDD容量ようりょう増量ぞうりょう(750GB→1TB)したほか、ボディカラーはシャイニーレッドにわって1ねんぶりにシャイニーオーシャンが復活ふっかつし、ホワイトけいはオーロラホワイトに変更へんこうおくれてグラスレス3DのT800番台ばんだいもモデルチェンジをおこない、T700番台ばんだい同様どうようにHDDを増量ぞうりょう(750GB→1TB)。ボディカラーは従来じゅうらいのシャイニーレッドからさき発表はっぴょう発売はつばいされたT751/T8EBとおなじシャイニーオーシャンに変更へんこうされた。
  • 2012ねんなつモデル:T752/T4FW・T752/T4FB・T752/T8FW・T752/T8FB・T852/D8FB
Qosmioシリーズ共通きょうつうで、アルミの質感しつかんかしたしんボディに刷新さっしんされ、CPUにCore i7-3610QMに搭載とうさい。プリインストールみのAdobe Photoshop ElementsとAdobe Premiere Elementsが"10"に更新こうしんされた。ハイスタンダードAVノートのT700番台ばんだい音質おんしつおとじょう修正しゅうせいする「SRS Premium Sound 3D」技術ぎじゅつ採用さいよう。カラーはダークシルバーとライトシルバーの2しょく設定せってい。グラスレス3DモデルのT800番台ばんだい内蔵ないぞうグラフィックスを「NVIDIA GeForce GT 640M」に性能せいのう向上こうじょう。カラーはダークシルバーのみを設定せっていする。T700番台ばんだいにはおくれてT500番台ばんだい後継こうけいのCeleron B820搭載とうさいモデルを追加ついか。こちらはメモリを4GB、HDDを750GBにそれぞれらし、TVチューナーを地上ちじょうデジタルシングルチューナーにグレードダウンしたベーシックタイプの位置いちづけになる。
  • 2012ねん秋冬あきふゆモデル:T752/V4GW・T752/V4GB・T752/V8GW・T752/V8GB
グラスレス3Dモデルが廃止はいしされ、ハイスタンダードAVノートのT752シリーズのみとなる。OSがWindows 8 64bitに刷新さっしんされ、CPUを強化きょうかした(Core i7搭載とうさいモデルは3630QMに、Celeron搭載とうさいモデルはB830にそれぞれ変更へんこう)。
  • 2013ねんはるモデル:T752/V4HW・T752/V4HB・T752/V8HW・T752/V8HB
Core i7搭載とうさいモデルはHDDがNANDがたフラッシュメモリ搭載とうさいし、高速こうそくアクセスを可能かのうにしたハイブリッドHDDに、Celeron搭載とうさいモデルはCPUをHT(ハイパー・スレッティング)対応たいおうのCore i3-3120Mに強化きょうか、メモリを8GBに倍増ばいぞうして基本きほん性能せいのう強化きょうか。ソフトウェアではTV視聴しちょう録画ろくがソフトが「dynabook TV Center」となり、番組ばんぐみひょう改良かいりょう最大さいだい20ばい長時間ちょうじかん録画ろくが対応たいおう簡易かんい編集へんしゅう機能きのう追加ついかなど機能きのうめん大幅おおはば向上こうじょう。OfficeもOffice Home and Business 2013に、Core i7搭載とうさいモデルに設定せっていされているAdobe Photoshop ElementsとAdobe Premiere Elementsも"11"に更新こうしんされた。
  • 2013ねんなつモデル:T953/T8J
ラインナップはCore i7搭載とうさいモデルのみとなり、デザインを一新いっしんしたほか、カラーはしんいろのクレッセントゴールドのみの設定せっていとした。CPUはだい4世代せだいのCore i7-4700MQに、ディスプレイはしずかでん容量ようりょうしきタッチパネルづけフルHD液晶えきしょう強化きょうかされたほか、ワイヤレスマウスは従来じゅうらいレシーバーもちいるレーザーしきからレシーバー不要ふようBluetoothもちいる光学こうがくしき変更へんこう。ハイスピードHDMIケーブルをもちいることで4K対応たいおう液晶えきしょうテレビへの4K2K出力しゅつりょくにも対応たいおうした。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 東芝とうしば、SpursEngine搭載とうさい/ちょう解像度かいぞうど変換へんかんAVノート「Qosmio」, AV watch, 2008ねん6がつ23にち(2008ねん7がつ下旬げじゅん発売はつばい
  2. ^ F50/88G,G50/97GはP8400(2.26GHz)、G50/98GはT9400(2.53GHz)

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]