レンチオニン

レンチオニン
	IUPAC名めい 1,2,3,5,6-ペンタチエパン
	別称べっしょう 1,2,3,5,6-ペンタチアシクロヘプタン
識別しきべつ情報じょうほう
CAS登録とうろく番号ばんごう	292-46-6
PubChem	67521
	SMILES C1SSCSSS1;
特性とくせい
化学かがく式しき	C2H4S5
モル質量しつりょう	188.38 g/mol
	特記とっきなき場合ばあい、データは常温じょうおん (25 °C)・常つね圧あつ (100 kPa) におけるものである。

レンチオニン（Lenthionine）は、有機ゆうき硫黄いおう化合かごう物ぶつの一ひとつで、シイタケの香かおり成分せいぶんである^[1]。レンチオニンの形成けいせいのメカニズムは不明ふめいであるが、おそらくC-Sリアーゼが関かかわっていると考かんがえられている。

シイタケの芳香ほうこうの他ほか、血小板けっしょうばん凝集ぎょうしゅう能のうを阻害そがいする効果こうかがあるため血栓けっせん症しょう（Thrombosis）の治療ちりょうに有効ゆうこうである^[2]。ニンニクに見みられる有機ゆうき硫黄いおう化合かごう物ぶつにも同様どうようの効果こうかが認みとめられる。