ヴィヒャルト・ヨアヒム・ハインリヒ・フォン・メレンドルフ

ヴィヒャルト・ヨアヒム・ハインリヒ・フォン・メレンドルフ、1797年ねん作さく。

ヴィヒャルト・ヨアヒム・ハインリヒ・フォン・メレンドルフ（ドイツ語ご: Wichard Joachim Heinrich von Möllendorf、1724年ねん1月がつ7日にち - 1816年ねん1月がつ28日にち）は、プロイセン王国おうこくの陸軍りくぐん元帥げんすい。

生涯しょうがい

メレンドルフはブランデンブルク選せん帝みかど侯ほう領りょうのリンデンベルクで生うまれた。1740年ねんにプロイセン王おうフリードリヒ2世せいのペイジになり、第だい一いち次じシュレージエン戦争せんそうの勃発ぼっぱつではじめて戦争せんそうに参加さんかした。第だい二に次じシュレージエン戦争せんそうにも参戦さんせん、1745年ねんのゾーアの戦たたかいの功績こうせきで大尉たいいに昇進しょうしんした。

続つづく七なな年ねん戦争せんそうでは1757年ねんのロイテンの戦たたかいに参加さんか、1758年ねんのホッホキルヒの戦たたかいの戦功せんこうで少佐しょうさに昇進しょうしんした。1760年ねんのトルガウの戦たたかいでは戦況せんきょうの劣勢れっせいを逆転ぎゃくてんさせ、オーストリア軍ぐんの捕虜ほりょになったものの翌よく1761年ねんに釈放しゃくほうされ、1762年ねんに少将しょうしょうに昇進しょうしんした。同年どうねんのブルケルスドルフの戦たたかいではヴィートとメレンドルフの旅団りょだんがプロイセン軍ぐんの勝利しょうりに導みちびいた。その尽力じんりょくに報むくい、プール・ル・メリット勲章くんしょうを授さずかる。

17年ねん後ごのバイエルン継承けいしょう戦争せんそうでは中将ちゅうじょうとして軍ぐんを率ひきい、ブリュクスで数少かずすくない会戦かいせんの1つに勝利しょうりした。以降いこうはベルリン総督そうとくに任命にんめいされ（1783年ねん）、歩兵ほへい大将たいしょう（1787年ねん）、陸軍りくぐん元帥げんすい（1793年ねん）に昇進しょうしんした。同どう1793年ねんには第だい二に次じポーランド分割ぶんかつを実施じっしするプロイセン軍ぐんを率ひきいた。フランス革命かくめい戦争せんそうでは1794年ねんのライン川がわを進すすむプロイセン軍ぐんを率ひきいた。

1806年ねんのイエナ・アウエルシュタットの戦たたかいでは直接ちょくせつ軍ぐんを率ひきいることはなかったものの、国王こくおうフリードリヒ・ヴィルヘルム3世せいとともにアウエルシュタットにおり、負傷ふしょうした後のちにエアフルトの降伏ごうぶくで捕虜ほりょになった。その後ご、ナポレオン・ボナパルトはメレンドルフを釈放しゃくほうしてレジオンドヌール勲章くんしょうを授与じゅよした。以降いこうは引退いんたい生活せいかつを送おくり、1816年ねんにハーフェルベルクで死去しきょした。