ヴィリキツキー海峡かいきょう

ヴィリキツキー海峡かいきょうの位置いちを示しめした図ず

ヴィリキツキー海峡かいきょう（ヴィリキツキーかいきょう、ロシア語ご: пролив Вилькицкого、英えい: Vilkitsky Strait）またはビリキツキー海峡かいきょうは、ロシア北部ほくぶのタイミル半島はんとうと、セヴェルナヤ・ゼムリャ諸島しょとうのボリシェヴィク島とうを隔へだてる海峡かいきょうである。

概要がいよう

西にしにカラ海うみ、東ひがしにラプテフ海うみが広ひろがり、幅はば約やく55km、長ながさ約やく104km、水深すいしん32m - 210mとなっている。ロシアの探検たんけん家かボリス・ヴィリキツキーが1913年ねんに北極ほっきょく海かい航路こうろ探険たんけんの途上とじょうで発見はっけんし、海峡かいきょうの名なは彼かれに因ちなんで1918年ねんに命名めいめいされた。

海峡かいきょうの西側にしがわには4個この小島こじまから成なるゲーベルク諸島しょとう（en:Geiberg Islands）があり、その南みなみには同おなじく4個この小島こじまから成なるフィルンレイ諸島しょとう（en:Firnley Islands）がある。

海峡かいきょうは一年中いちねんじゅう流氷りゅうひょうに覆おおわれている。タイミル半島はんとう側がわは主おもにツンドラや石いしで覆おおわれ、海岸かいがんは切きり立たっている。