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ヴォーグ (雑誌ざっし)

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曖昧さ回避 「VOGUE」「VOGUE NIPPON」「VOGUE JAPAN」はこの項目こうもくへ転送てんそうされています。その他た用法ようほうについては「ヴォーグ (曖昧あいまいさ回避かいひ)」をご覧らんください。
ヴォーグ
VOGUE
ロゴ
ジャンル ファッション
読者どくしゃ対象たいしょう 女性じょせい
発売はつばい国こく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
言語げんご 英語えいご
出版しゅっぱん社しゃ コンデナスト・パブリケーションズ
編集へんしゅう長ちょう
刊行かんこう期間きかん 1892年ねん - 現在げんざい
ウェブサイト VOGUE.CO.JP
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VOGUE（ヴォーグ）とは、コンデナスト・パブリケーションズが発行はっこうするファッション・ライフスタイル雑誌ざっしである。主おもに女性じょせい向むけとされ、ファッション、ライフスタイル、デザインなどのテーマに関かんする記事きじを掲載けいさいしている。

アメリカを本国ほんごくとし、世界せかい18カ国かこくとラテンアメリカで出版しゅっぱんされている。日本にっぽんではVOGUE JAPAN（ヴォーグ・ジャパン）と称しょうし、毎月まいつき28日にちに発売はつばいされる。

Style.comというウェブサイトも運営うんえいしている。

概要がいよう

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ハイファッションの最先端さいせんたんを行いく雑誌ざっしのひとつとして知しられ、掲載けいさい商品しょうひんの貸かし出だし元もとにも欧州おうしゅうの名門めいもんファッションブランドが軒並のきなみ名めいを連つらねる。

この雑誌ざっしに取とり上あげられたモデルは全ぜん世界せかい的てきな知名度ちめいどを獲得かくとくすることになるため、ファッションモデルが有名ゆうめいになるための登竜門とうりゅうもんとしての役目やくめも果はたし、スージー・パーカー、ツイッギー、ジーン・シュリンプトン、ローレン・ハットン、ヴェルーシュカ・ヴォン・レンドルフ、マリサ・ベレンソン、ペネロープ・トゥリーなどの有名ゆうめいなモデルを輩出はいしゅつしている[1]。ただし、少すくなくとも日本にっぽん版ばんでは、クレジットにモデルの名前なまえが出だされることはあまり多おおくはない。

増刊ぞうかん号ごうとして男性だんせい向むけのVOGUE HOMMES（ヴォーグ・オム）や、ジュエリーブックVOGUE GIOIELLO（ヴォーグ・ジョイエロ）、ティーンズ誌しであるVOGUE girl（ヴォーグ・ガール）なども発売はつばいされている。

日本にっぽん版ばん

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1999年ねん7月がつに日経にっけいコンデナスト（現在げんざいのコンデナスト・ジャパン）から『VOGUE NIPPON』（ヴォーグ・ニッポン）として創刊そうかん。キャッチは「新あたらしい歴史れきしがここから始はじまる」。発行はっこう人じんはジェームズ・ウールハウス、編集へんしゅう人じんは十河そごう洋美ひろみ。創刊そうかん号ごうの特集とくしゅうは「ヴォーグ107年ねんの華麗かれいなる伝説でんせつ」、「未来みらい世紀せいき日本にっぽん」。巻頭かんとうエッセイは吉本よしもとばなな[2]。

2011年ねん5月がつ号ごうより現在げんざいの誌し名めい『VOGUE JAPAN』に変更へんこうした。2013年ねん1月がつ1日にちの日本にっぽん法人ほうじんの事業じぎょう統合とうごうにより、同年どうねん3月がつ号ごう以降いこうは合同ごうどう会社かいしゃコンデナスト・ジャパン発行はっこう・発売はつばい。

日本にっぽん版ばんの初代しょだい編集へんしゅう長ちょうは渡辺わたなべ三津子みつこ、2022年ねん1月がつからはティファニー・ゴドイが編集へんしゅう長ちょうをつとめている[3]。ファッションディレクターはアンナ・デッロ・ルッソである。2014年ねんより「VOGUE GIRL」の編集へんしゅう長ちょうは宮坂みやさか淑子としこに交代こうたいした。

創刊そうかん10周年しゅうねんを迎むかえた2009年ねんと15周年しゅうねんを迎むかえた2014年ねんには、記念きねん増刊ぞうかん号ごうが発売はつばいされた。いずれも通常つうじょう発売はつばい号ごうよりも大おおきいB4サイズの判はん型がたを用もちいている。

記事きじのうち、誌面しめんの角かくに「VOGUE PROMOTION」と表記ひょうきされた特集とくしゅうは特定とくていスポンサーとのタイアップ（記事きじ広告こうこく）で、1号ごうにつき3～6か所しょ程度ていどある。

日本にっぽんではほぼ半年はんとしおきに別冊べっさつ付録ふろく・増刊ぞうかん号ごうが循環じゅんかんしており、通常つうじょう発売はつばい月がつを6で割わった余あまりによって以下いかのサイクルで展開てんかいされる。

展開てんかい中ちゅう

  • 1 - COLOR BAG&SHOES（別冊べっさつ付録ふろく）
  • 5 - VOGUE Wedding（増刊ぞうかん号ごう）、VOGUE Gioiello（別冊べっさつ付録ふろく）
  • 6月がつのみ - VOGUE Time（別冊べっさつ付録ふろく）
  • 11月のみ - BEAUTY AWARD（別冊べっさつ付録ふろく）
  • 主おもに8月 - FASHION'S NIGHT OUT TOKYOガイドブック（別冊べっさつ付録ふろく）
  • 主おもに10月 - VOGUE gift（別冊べっさつ付録ふろく）

休刊きゅうかん・廃刊はいかん

  • 3・9月がつ - VOGUE HOMMES
  • 不定期ふていき - VOGUE GIRL（増刊ぞうかん号ごう）

このほか、不定期ふていきにデジタルライフなどを取とり扱あつかった別冊べっさつ付録ふろく、その他た増刊ぞうかん号ごうが展開てんかいされている。「ファッションズ・ナイト・アウト」開催かいさい日びの直前ちょくぜんの発売はつばい（主おもに8月発売はつばい10月がつ号ごう）となる場合ばあいにはそのガイドブックが付属ふぞくする。

不祥事ふしょうじ

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国会こっかい議事堂ぎじどう内ないでの営利えいり目的もくてき撮影さつえい

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2010年ねん8月がつ18日にち、蓮舫れんほう行政ぎょうせい刷新さっしん大臣だいじんは「議員ぎいん活動かつどうの記録きろく」を目的もくてきに国会こっかい議事堂ぎじどう内ないでの撮影さつえい許可きょかを申請しんせいした。小幡おばた幹雄みきお参議院さんぎいん事務じむ総長そうちょうは私的してきな宣伝せんでんや営利えいり目的もくてきに供きょうさないことを条件じょうけんとして許可きょかし[4]、翌日よくじつ撮影さつえいされた。

この撮影さつえいで収録しゅうろくされた内容ないようは、VOGUE NIPPON 2010年ねん11月がつ号ごうで「国会こっかい議事堂ぎじどうでのファッション撮影さつえいを敢行かんこう！ 」として出版しゅっぱんされた[5]。コンデナスト・パブリケーションズ・ジャパンは、スタイリングした衣装いしょうを用意よういして撮影さつえいすることを蓮舫れんほう側がわに伝つたえ了承りょうしょうを取とっていた。

これを受うけ西岡にしおか武夫たけお参議院さんぎいん議長ぎちょうは、蓮舫れんほうに対たいし、ファッション誌しへの掲載けいさい目的もくてきで国会こっかい議事堂ぎじどう内ないで写真しゃしん撮影さつえいしたのは不適切ふてきせつだったと口頭こうとうで注意ちゅういした[6]。

10月7日にち、蓮舫れんほうは謝罪しゃざいしたが、手続てつづきに不備ふびは無なかったと釈明しゃくめいした[7]。

12月2日にちの議運委ぎうんい理事りじ会かいで、与野党よやとう各かく理事りじの要請ようせいにより、鈴木すずき政二まさじ委員いいん長ちょうから蓮舫れんほうに厳重げんじゅう注意ちゅういが下くだされた[8]。

コンデナストは騒動そうどうに対たいし、コメントを差さし控ひかえた[4]。

歴史れきし

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1917年ねん5月がつ版ばんの表紙ひょうし
  • 1892年ねん - 週刊しゅうかん誌しとしてアーサー・ボールドウィン・ターナーによって創刊そうかん。
  • 1909年ねん - アーサー・ボールドウィン・ターナーの死後しご、コンデ・ナストが事業じぎょうを継承けいしょう。発行はっこうサイクルを2週間しゅうかんおきとし、1910年代ねんだい初期しょきにイギリスから国外こくがい展開てんかいを開始かいしした。その後ご、スペインでの事業じぎょうは失敗しっぱいしたが、フランスでは成功せいこうを収おさめた。
  • 1960年代ねんだい - ダイアナ・ヴリーランドが編集へんしゅう長ちょうに就任しゅうにん。現代げんだい的てきなファッションを多おおく取とり上あげ、性的せいてきなことも大胆だいたんに記事きじで扱あつかう編集へんしゅう術じゅつを行おこなったりしたことで、性せいの革命かくめい時代じだいの若者わかものの心しんをつかんだ。
  • 1973年ねん - 月刊げっかん誌しとなり、編集へんしゅう長ちょうグレース・ミラベラの下もとで、読者どくしゃのライフスタイルの変化へんかに対応たいおうするために、さらなる編集へんしゅうの工夫くふう、斬新ざんしんなスタイルの追求ついきゅうを行おこない、雑誌ざっしは変化へんかを遂とげていった。
  • 1988年ねん - アナ・ウィンターが本国ほんごく版ばんの編集へんしゅう長ちょうに就任しゅうにん。

アナ・ウィンターの編集へんしゅう長ちょう就任しゅうにん後ご

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アナ・ウィンターは、ファッション誌し業界ぎょうかいで定評ていひょうのある優すぐれたセンスと評判ひょうばんを守まもるため、より多おおくの人々ひとびとに向むけた、新あたらしくより親したしみやすい「ファッション」の形かたちを雑誌ざっしに掲載けいさいするようにした[9]。

アナ・ウィンターが初はじめて編集へんしゅう長ちょうを務つとめた号ごうの表紙ひょうしには、クリスチャン・ラクロアのジャケットとジーンズに高価こうかな宝石ほうせきを身みに着つけたイスラエルのスーパーモデル、ミカエラ・ベルクの膝ひざから上うえが起用きようされた。女性じょせいの顔かおのみを写うつしていたそれ以前いぜんの写真しゃしんとは一線いっせんを画かくしたもので、これを『タイム』は「彼女かのじょの洋服ようふくと体からだの重要じゅうよう性せい。このイメージもジーンズとオートクチュールを合あわせる新あたらしいシックの形かたちで販売はんばい促進そくしんした。ウィンターのデビューカバーは今日きょうまでの現代げんだいファッションに知しられるクラスとその他たを和解わかいし仲介ちゅうかいした」と評ひょうした。ウィンターの下したでは新あたらしく若わかい才能さいのうは歓迎かんげいされた[10]。

ウィンターのファッションショーへの出席しゅっせきは、しばしば産業さんぎょうの中なかのデザイナーのプロフィールの指標しひょうととられる。2003年ねんに彼女かのじょは毎年まいとし資金しきんとガイダンスを少すくなくとも2人ふたりの新進しんしんデザイナーに提供ていきょうする基金ききんを生うみ出だすアメリカ・ファッション協議きょうぎ会かいに加くわわった[9]。これは新進しんしんデザイナーの間あいだで忠誠ちゅうせいを構築こうちくし、雑誌ざっしが優位ゆういな位置いちにい続つづけるのを助たすけると『タイム』は評ひょうした、「アメリカのファッションに対たいするかなりの影響えいきょう。彼女かのじょが登場とうじょうするまでランウェイショーは始はじまらない。彼女かのじょが彼かれらに油あぶらを塗ぬるので彼かれらは成功せいこうする。流行りゅうこうは彼女かのじょの命令めいれいで引ひき起おこされるか、無力むりょくになる。」[9]。

トレードマークのボブヘアーと屋内おくないでもサングラスをかけていることでも有名ゆうめいである。

反響はんきょう

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ウィンターの昔むかしのアシスタントローレン・ワイズバーガーは『プラダを着きた悪魔あくま』というタイトルの実話じつわモデル小説しょうせつを書かいた。小説しょうせつは2003年ねんのベストセラーとなり、2006年ねんに映画えいが化かされた。小説しょうせつの主人公しゅじんこうはワイズバーガーに似にていて、彼女かのじょのボスは「ヴォーグ」を思おもわせる架空かくうのファッション雑誌ざっしの、パワフルな編集へんしゅう長ちょうである。小説しょうせつは、『ニューヨーク・タイムズ』の批評ひひょうによれば、「タバコ・ダイエットドクターペッパー・ミックス野菜やさいサラダで生いきているような反はんキリスト者しゃとファッションモデルのグループ」に支配しはいされる雑誌ざっしの様子ようすを描えがいている。ワイズバーガーは小説しょうせつの中なかで編集へんしゅう長ちょうを「空からっぽで、底そこが浅あさく、かつ冷酷れいこくな女おんなで、ゴージャスな服ふくを大量たいりょうに持もっているけど他たには何なにも持もたない」者しゃとして描えがいている[11]。しかし、小説しょうせつと映画えいがの両方りょうほうの成功せいこうは、ファッション誌しに新あたらしい注目ちゅうもくを集あつめるきっかけとなった[12]。

2007年ねん、『ヴォーグ』はタバコ広告こうこくを掲載けいさいしていたために、喫煙きつえん抑止よくしキャンペーングループ「タバコ・フリー・キッズ・キャンペーン」から批判ひはんされた。グループは8000人にんのボランティアが、広告こうこくに関かんして電子でんしメールまたはファクシミリで抗議こうぎ文ぶんを送おくったと主張しゅちょうした。グループはまた、ウィンターからのものとされる「止とめなさい、あなたはを木々きぎを殺ころしている! ("You're killing trees!", 「紙かみを無駄むだにするな」の意い)」というメッセージが走はしり書がきされたFAXが送おくり返かえされてきたと述のべている[13]。またコンデ・ナストの報道ほうどう官かんは公式こうしきに「『ヴォーグ』はタバコ広告こうこくを載のせる。我々われわれはそれ以上いじょうの更さらなるコメントをしない」と返答へんとうした[13]。

2008年ねん4月がつにアメリカ版ばん『ヴォーグ』は、有名ゆうめいカメラマンのアニー・リーボヴィッツが撮影さつえいを行おこなった。表紙ひょうしを飾かざったのはスーパーモデルのジゼル・ブンチェンとバスケットボール選手せんしゅのレブロン・ジェームズ。アメリカ版ばんの表紙ひょうしを男性だんせいが飾かざるのはジョージ・クルーニー、リチャード・ギアに次ついで3人にん目めであり、黒人こくじん男性だんせいでは初はつである。この表紙ひょうしはジェームズが、より小ちいさなジゼルのそばにいるというもので、映画えいが『キング・コング』を思おもわせたもので、2人ふたりのポーズは同どう映画えいがに出演しゅつえんしたフェイ・レイへの追悼ついとうの意いを込こめている。しかし、多おおくの批評ひひょう家かからこの表紙ひょうしは、偏見へんけんがあると認みとめられた[14]。

ティーン・ヴォーグ次期じき編集へんしゅう長ちょうの差別さべつ的てき発言はつげん

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コンデナストは2021年ねん2月がつ5日にち、米べいニュースサイトAxios（アクシオス）の元もと政治せいじ記者きしゃで2020年ねんアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく大統領だいとうりょう選挙せんきょでバイデン陣営じんえいを支持しじしたアレクシ・マキャモンドをティーン・ヴォーグの新しん編集へんしゅう長ちょうとすると発表はっぴょうした。マキャモンドは学生がくせいであった2011年ねんに「寝起ねおきに腫はれぼったいアジア人じんの目めにならない方法ほうほうをググってる」、大学だいがく教授きょうじゅのアシスタントを「馬鹿ばかなアジア人じんのティーチング・ アシスタント」と呼よぶなどアジア人じんの見みた目めや同性愛どうせいあい者しゃを差別さべつするツイートをしており、内部ないぶスタッフらが「読者どくしゃから懸念けねんの声こえが寄よせられている」とコンデナストに書簡しょかんを送おくっている。2016年ねんから2018年ねんまでティーン・ヴォーグの編集へんしゅう長ちょうを務つとめたエレーヌ・ウェルタロスは、一連いちれんのツイートとその背後はいごにある感情かんじょうについて「人種じんしゅ差別さべつ的てきで忌いまわしく、弁護べんごできない」と出演しゅつえんしたCBSの番組ばんぐみ中ちゅうで述のべている[15]。

コスメチェーン大手おおてのアルタ・ビューティー（Ulta Beauty）がこの媒体ばいたいで行おこなっている広告こうこくキャンペーンを停止ていしするなど内外ないがいから批判ひはんを受うけることとなった[16][17]。アジア系けいアメリカ人じんジャーナリスト協会きょうかいはコンデナストとティーン・ヴォーグとマキャモンドに対たいし、懸念けねんを表明ひょうめいする公式こうしき声明せいめいを出だしている[18][19]。

ニューヨーク・マガジンの元もと編集へんしゅう者しゃで、情報じょうほうサイト「The Infatuation」編集へんしゅうディレクターのダイアナ・ツイがインスタグラムにスクリーンショットを投稿とうこうしたことからツイートが拡散かくさんしており、ファッション業界ぎょうかいの監視かんしグループの「ダイエット・プラダ」の再さい投稿とうこうによってさらに拡散かくさんした。ツイート自体じたいは2019年ねんにも一度いちど出回でまわっており、当時とうじもマキャモンドは謝罪しゃざいしているが「人種じんしゅ差別さべつ」とはせず「無神経むしんけいなツイート」としていたことをダイアナ・ツイは指摘してきしている。

同月どうげつ13日にちに交際こうさい相手あいてのTJ・ダックロがマキャモンドとの交際こうさいについて取材しゅざいをはじめたポリティコの記者きしゃに対たいし「お前まえを破滅はめつさせる」と脅迫きょうはくしていたことが明あかるみに出でて、バイデン政権せいけん副ふく報道ほうどう官かんを辞任じにんしている[20]。マキャモンドは2020年ねん11月にダックロとの交際こうさいをAxiosに報告ほうこくし、リベラル派は政治せいじの担当たんとうに異動いどうとなっていた[21]。

コンデナストの広報こうほうは当初とうしょ「マキャモンドの起用きようは堅持けんじする」としており、ウィンターは編集へんしゅう部ぶのサポートを構築こうちくしようとしたが、3月18日にちにマッキャモンドはTwitterでコンデナストとの別わかれを決意けついしたと発表はっぴょうした[22][23]。コンデナストはマッキャモンドの過去かこの人種じんしゅ差別さべつ的てきなツイートのことは知しっていたが[24]、ハロウィンパーティーでネイティブ・アメリカンの扮装ふんそうをしたり、同性愛どうせいあい嫌悪けんおをしていたことは知しらなかったという[25]。

世界せかい各国かっこくの発行はっこう状じょう況きょう

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今日きょう、『ヴォーグ』は以下いかに示しめす世界せかい18カ国かこく・1地域ちいきで発行はっこうされている。

スタイルと影響えいきょう

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『ヴォーグ』は、2006年ねん12月3日にち付づけのニューヨーク・タイムズ紙かみにおいて、作家さっか・ファッション史家しかキャロライン・ウェーバーから「世界せかいで最もっとも影響えいきょう力りょくのあるファッション雑誌ざっし」とされ、以下いかのように評ひょうされている[10]。

現代げんだいにおいてヴォーグは、ヴォルテールの有名ゆうめいな言葉ことばにある神かみについての考かんがえのようなものだ。それが存在そんざいしないのならば創つくり出ださなければならない。
編集へんしゅうの優秀ゆうしゅうさとビジュアルの堂々どうどうたる風格ふうかくで尊敬そんけいされるこの雑誌ざっしは、ラグジュアリー・セレブリティ・スタイルを崇拝すうはいするすべての人ひとのバイブルとして長ながい間あいだ機能きのうしてきた。この三位一体さんみいったいが今日きょうの消費しょうひ文化ぶんかを支配しはいしているのは当然とうぜんのことと思おもわれているが、それを高たかい地位ちいへ押おし上あげたヴォーグの役割やくわりを過小かしょう評価ひょうかすることはできない。
—キャロライン・ウェーバー, New York Times, 2006年ねん12月3日にち号ごう

同どう一いちジャンルでのライバル誌しなど

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コンデナスト社しゃ

  • GQ
  • WIRED - 日本にっぽんでは「GQ JAPAN」増刊ぞうかん号ごうとして展開てんかいされている。

世界せかい各国かっこく

日本にっぽん国内こくない

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ Dwight, Eleanor. “The Divine Mrs. V”. New York Magazine. http://nymag.com/nymetro/shopping/fashion/features/n_7930/index1.html 2007年ねん11月18日にち閲覧えつらん。 
  2. ^ 本誌ほんし1999年ねん9月がつ創刊そうかん号ごう参照さんしょう
  3. ^ “『VOGUE JAPAN』Head of Editorial ContentにTiffany Godoy（ティファニー・ゴドイ）が就任しゅうにん” (2022年ねん1月がつ6日にち). 2023年ねん1月がつ25日にち閲覧えつらん。
  4. ^ a b “蓮舫れんほう大臣だいじん深ふかまる「撮影さつえい疑惑ぎわく」 ブランド服ふく着替きがえ知しっていた”. J-CAST ニュース (2010年ねん10月がつ20日はつか). 2024年ねん6月がつ2日にち閲覧えつらん。
  5. ^ “国会こっかい議事堂ぎじどうでのファッション撮影さつえいを敢行かんこう！ 蓮舫れんほう議員ぎいん、VOGUE NIPPON に初はつ登場とうじょう。”. Vogue Japan (2010年ねん9月がつ24日にち). 2024年ねん6月がつ2日にち閲覧えつらん。
  6. ^ “参院さんいん議長ぎちょう、蓮舫れんほう氏しを注意ちゅうい　国会こっかいでファッション誌しの撮影さつえい”. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん (2010年ねん10月がつ7日にち). 2024年ねん6月がつ2日にち閲覧えつらん。
  7. ^ “蓮舫れんほう行政ぎょうせい刷新さっしん相しょうが謝罪しゃざい　国会こっかいでファッション誌し撮影さつえい”. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん (2010年ねん10月がつ8日にち). 2024年ねん6月がつ2日にち閲覧えつらん。
  8. ^ “蓮舫れんほう行政ぎょうせい刷新さっしん相しょうが謝罪しゃざい　国会こっかいでファッション誌し撮影さつえい”. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん (2010年ねん10月がつ8日にち). 2024年ねん6月がつ2日にち閲覧えつらん。
  9. ^ a b c Orecklin, Michelle (2004年ねん2月がつ9日にち). “The Power List: Women in Fashion, #3 Anna Wintour”. Time magazine. 2007年ねん1月がつ29日にち閲覧えつらん。
  10. ^ a b Weber, Caroline (2006年ねん12月3日にち). “Fashion-Books: Review of "IN VOGUE: The Illustrated History of the World's Most Famous Fashion Magazine (Rizzoli)"”. New York Times. 2007年ねん1月がつ28日にち閲覧えつらん。
  11. ^ Betts, Kate (2003年ねん4月がつ13日にち). “Anna Dearest”. New York Times. 2007年ねん1月がつ29日にち閲覧えつらん。
  12. ^ Wilson, Eric (2006年ねん12月28日にち). “The Devil Likes Attention”. New York Times. 2007年ねん1月がつ29日にち閲覧えつらん。
  13. ^ a b Noveck, Jocelyn (2007年ねん5月がつ30日にち). “Fashion Mags Anger Some With Tobacco Ads”. Associated press. http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/n/a/2007/05/30/national/a133947D71.DTL 2007年ねん11月18日にち閲覧えつらん。 
  14. ^ Cadenhead, Rogers (2008年ねん3月がつ28日にち). “Annie Leibovitz Monkeys Around with LeBron James”. 2009年ねん12月30日にち閲覧えつらん。
  15. ^ “https://twitter.com/thetalkcbs/status/1369430296844791815”. Twitter. 2021年ねん3月がつ31日にち閲覧えつらん。
  16. ^ “米べいティーンヴォーグ新しん編集へんしゅう長ちょう「アジア人じん蔑視べっしツイート」問題もんだい、コスメ小売こうり大手おおてが広告こうこく停止ていし”. mashup NY (2021年ねん3月がつ12日にち). 2021年ねん3月がつ19日にち閲覧えつらん。
  17. ^ “ティーンヴォーグ新しん編集へんしゅう長ちょうが辞任じにん、過去かこのアジア人じん蔑視べっし発言はつげんが問題もんだいに”. mashup NY (2021年ねん3月がつ18日にち). 2021年ねん3月がつ19日にち閲覧えつらん。
  18. ^ CNN, Opinion by Amara Walker. “Opinion: Teen Vogue EIC Alexi McCammond's apology to Asians isn't enough”. CNN(2021年ねん3月がつ12日にち). 2021年ねん3月がつ19日にち閲覧えつらん。
  19. ^ “AAJA calls on Condé Nast to ensure its commitment to Asian American and Pacific Islander communities and employees, Asian American Journalists Association” (英語えいご). Asian American Journalists Association(2021年ねん3月がつ10日とおか). 2021年ねん3月がつ19日にち閲覧えつらん。
  20. ^ “「お前まえを破滅はめつさせる」 バイデン政権せいけん副ふく報道ほうどう官かん 記者きしゃへの暴言ぼうげんで辞任じにん”. www.afpbb.com(2021年ねん2月がつ14日にち). 2021年ねん3月がつ19日にち閲覧えつらん。
  21. ^ “「腫はれぼったいアジア人じんの目め」ティーン・ヴォーグ新しん編集へんしゅう長ちょう 過去かこの人種じんしゅ差別さべつ的てきツイートに非難ひなん”. mashup NY (2021年ねん3月がつ10日とおか). 2021年ねん3月がつ19日にち閲覧えつらん。
  22. ^ Robertson, Katie (2021年ねん3月がつ18日にち). “Teen Vogue Editor Resigns After Fury Over Racist Tweets” (英語えいご). The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2021/03/18/business/media/teen-vogue-editor-alexi-mccammond.html 2021年ねん3月がつ19日にち閲覧えつらん。 
  23. ^ “Teen Vogue and new editor-in-chief Alexi McCammond part ways over past racist tweets” (英語えいご). www.cbsnews.com(2021年ねん3月がつ18日にち). 2021年ねん3月がつ19日にち閲覧えつらん。
  24. ^ Cartwright, Maxwell Tani,Lachlan (2021年ねん3月がつ18日にち). “Teen Vogue’s New Top Editor Out After Backlash Over Old Racist Tweets” (英語えいご). The Daily Beast. https://www.thedailybeast.com/teen-vogues-new-eic-alexi-mccammond-out-after-backlash-over-old-racist-tweets 2021年ねん3月がつ19日にち閲覧えつらん。 
  25. ^ Smith, Jennifer (2021年ねん3月がつ19日にち). “Inside Teen Vogue debacle: How Anna Wintour tried to save new editor”. Mail Online. 2021年ねん3月がつ19日にち閲覧えつらん。

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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