丸山まるやま静しず

丸山まるやま 静しず（まるやま しずか、男性だんせい、1914年ねん7月がつ12日にち - 1987年ねん7月がつ2日にち）は、日本にっぽんの文芸ぶんげい評論ひょうろん家か。

生涯しょうがい

東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく仏文ふつぶん科か卒そつ、京都きょうと帝国ていこく大学だいがく東洋とうよう史し学科がっか卒そつ。1980年ねんから愛知大学あいちだいがく教授きょうじゅを務つとめた。

風ふう巻まき景次郎けいじろう・西郷さいごう信綱のぶつならと「抒情じょじょう」を創刊そうかん。当初とうしょは島木しまき赤彦あかひこをはじめ現代げんだい日本にっぽん文学ぶんがくの評論ひょうろんを行おこなったが、のち文化ぶんか人類じんるい学がく、民俗みんぞく学がくに関心かんしんを移うつし、『熊野くまの考こう』を遺作いさくとして残のこした。

ジュリア・クリステヴァ、ジョルジュ・デュメジルなどの訳者やくしゃとしても知しられる。1968年ねん、現象げんしょう学がく会かい設立せつりつ。

著書ちょしょ

• 島木しまき赤彦あかひこ 八雲やくも書林しょりん 1943
• 島崎しまざき藤村とうそん 福村ふくむら書店しょてん 1952（国語こくごと文学ぶんがくの教室きょうしつ）
• 現代げんだい文学ぶんがく研究けんきゅう 東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい 1956
• はじまりの意識いしき せりか書房しょぼう 1971
• 島木しまき赤彦あかひこ 上田うえだ三四二みよじ共著きょうちょ 桜さくら楓かえで社しゃ 1981（短歌たんかシリーズ・人にんと作品さくひん）
• 熊野くまの考こう せりか書房しょぼう 1989

翻訳ほんやく

• 現象げんしょう学がくの展開てんかい ピエール・テヴェナ せりか書房しょぼう 1968
• フッサールとハイデガー エマニュエル・レヴィナス せりか書房しょぼう 1977
• 中国ちゅうごくの女おんなたち ジュリア・クリステヴァ せりか書房しょぼう 1981
• デュメジル・コレクション 1－4 ジョルジュ・デュメジル 前田まえだ耕作こうさく共編きょうへん ちくま学芸がくげい文庫ぶんこ、2001