交渉こうしょう人じん (映画えいが)

交渉こうしょう人じん
The Negotiator
監督かんとく	F・ゲイリー・グレイ
脚本きゃくほん	ジェームズ・デモナコ ケヴィン・フォックス
製作せいさく	デヴィッド･ホッバーマン アーノン・ミルチャン
出演しゅつえん者しゃ	サミュエル・L・ジャクソン ケヴィン・スペイシー
音楽おんがく	グレーム・レヴェル
撮影さつえい	ケヴィン・フォックス ラッセル・カーペンター
編集へんしゅう	クリスチャン・ワグナー
製作せいさく会社かいしゃ	リージェンシー・エンタープライズ
配給はいきゅう	ワーナー・ブラザース
公開こうかい	1998年ねん7月がつ29日にち 1999年ねん7月がつ3日にち
上映じょうえい時間じかん	139分ふん
製作せいさく国こく	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
言語げんご	英語えいご
製作せいさく費ひ	$50,000,000
興行こうぎょう収入しゅうにゅう	$44,547,681

『交渉こうしょう人じん』（こうしょうにん、原題げんだい: The Negotiator）は、1998年ねんに製作せいさくされたアメリカ映画えいが。ワーナー・ブラザース作品さくひんである。

殺人さつじん及および横領おうりょうの罪つみを着きせられた人質ひとじち交渉こうしょう人じんが無実むじつを訴うったえるべく人質ひとじち犯はんとして立だて籠こもり、自みずから指名しめいしたもう一人ひとりの人質ひとじち交渉こうしょう人じんとの間あいだで交かわされる丁々発止ちょうちょうはっしの駆かけ引ひき、そして真実しんじつが徐々じょじょに明あきらかになって行いく様子ようすを、大掛おおがかりなアクション・シーンを交まじえ、サスペンス・タッチで描えがいている。

あらすじ

シカゴ警察けいさつ東分ひがしぶん署しょの刑事けいじ、ダニー・ローマンは凄腕すごうでの交渉こうしょう人じん。ある晩ばん、彼かれは相棒あいぼうのネイサン・ローニックから、署しょ内ないの人間にんげんが警察けいさつ年金ねんきん基金ききんを横領おうりょうしている事実じじつを聞きかされる。その中なかには内務ないむ調査ちょうさ局長きょくちょうのテレンス・ニーバウムの名前なまえもあった。別わかれた直後ちょくご、ネイサンは殺害さつがいされ、後日ごじつ、ダニーの自宅じたくから横領おうりょうに関かかわる証拠しょうこが発見はっけんされ、ネイサン殺害さつがいと横領おうりょうの罪つみで逮捕たいほされてしまう。

自分じぶんを罠わなにかけた人間にんげんがニーバウムと察さっしたダニーは司法しほう取引とりひきの一いち日にちの猶予ゆうよを使つかい、身みの潔白けっぱくを証明しょうめいするため、内務ないむ調査ちょうさ局きょくへ向むかい、彼かれを人質ひとじちに籠城ろうじょうを開始かいしする。そして交渉こうしょう人じんとして西分にしわ署しょ随一ずいいちのクリス・セイビアンを指名しめいする。現場げんばへと到着とうちゃくしたクリスは、手ての内うちを読よまれ手出てだしのできない東分ひがしぶん署しょの人間にんげんに変かわり、先陣せんじんを切きってダニーとの交渉こうしょうにあたる。

一進一退いっしんいったいの攻防こうぼうの中なかでダニーは汚職おしょくの全貌ぜんぼうを掴つかみかけるが、要ようのニーバウムを殺害さつがいされてしまう。一方いっぽう、クリスもまた、ダニーの言動げんどうや自身じしんの意向いこうを無視むしして、強硬きょうこう手段しゅだんに出でる東分ひがしぶん署しょの姿勢しせいから、彼かれの無実むじつを確信かくしんし始はじめる。

そんな中なか、汚職おしょくに関かんする決定的けっていてきな証拠しょうこを掴つかんだダニーはクリスの助力じょりょくを経へて、包囲ほうい網もうを突破とっぱし、ニーバウムの自宅じたくへと向むかう。そこに現あらわれたのはヘルマンとアージェント、そしてフロストだった。

登場とうじょう人物じんぶつ

ダニー・ローマン

演えんじ - サミュエル・L・ジャクソン

シカゴ警察けいさつ東分ひがしぶん署しょの刑事けいじで交渉こうしょう人じん。ヒーローとうたわれるほどの人気にんきを誇ほこっていたが陰謀いんぼうにより罪つみを着きせられる。

クリス・セイビアン

演えんじ - ケヴィン・スペイシー

実力じつりょく行使こうしを使つかわず、55時じ間あいだ、犯人はんにんと話はなし続つづけたという経歴けいれきを持もつ、西分にしわ署しょの交渉こうしょう人じん。同僚どうりょうから裏切うらぎられたダニーに、当とう事件じけんの交渉こうしょう人じんとして指名しめいされる。妻つまと一人娘ひとりむすめがいる。

アダム・ベック

演えんじ - デヴィッド・モース

SWAT隊長たいちょう。

グラント・フロスト

演えんじ - ロン・リフキン

警官けいかん。横領おうりょうにかかわっている。

アル・トラヴィス

演えんじ - ジョン・スペンサー

シカゴ警察けいさつの署長しょちょう。

テレンス・ニーバウム

演えんじ - J・T・ウォルシュ

内務ないむ調査ちょうさ局長きょくちょう。

マギー

演えんじ - シオバン・ファロン

ニーバウムの助手じょしゅ。

カレン・ローマン

演えんじ - レジーナ・テイラー

ダニーの妻つま。

ネイサン・ローニック

演えんじ - ポール・ギルフォイル

ダニーの相棒あいぼうで家族かぞくぐるみの仲間なかま。基金ききんの委員いいんでもある。警察けいさつ内部ないぶの不正ふせいに気付きづいたことで殺害さつがいされる。さらには世間せけんには自分じぶんを殺ころしたのがダニーだと利用りようされる羽目はめにもなる。

ルディ・ティモンズ

演えんじ - ポール・ジアマッティ

タレコミ屋や。

キャスト

役名やくめい	俳優はいゆう	日本語にほんご吹替
		ソフト版ばん	テレビ朝日てれびあさひ版はん
ダニー・ローマン	サミュエル・L・ジャクソン	手塚てづか秀しげる彰あきら	江原えばら正ただし士し
クリス・セイビアン	ケヴィン・スペイシー	家中いえじゅう宏ひろし	大塚おおつか芳忠よしただ
アダム・ベック	デヴィッド・モース	菅原すがわら正ただし志こころざし	佐々木ささき勝彦かつひこ
グラント・フロスト	ロン・リフキン	峰みね恵めぐみ研けん	石森いしもり達いたる幸こう
アル・トラヴィス署長しょちょう	ジョン・スペンサー	木下きのした秀雄ひでお	小島こじま敏彦としひこ
テレンス・ニーバウム	J・T・ウォルシュ	稲葉いなば実みのる	池田いけだ勝まさる
マギー	シオバン・ファロン	安達あだち忍しのぶ	宮寺みやでら智子さとこ
ルディ・ティモンズ	ポール・ジアマッティ	岩崎いわさきひろし	後藤ごとう哲夫てつお
カレン・ローマン	レジーナ・テイラー	沢海そうみ陽子ようし	福田ふくだ如子
ネイサン・ローニック	ポール・ギルフォイル （クレジットなし）	石いし波は義人ぎじん	西村にしむら知道ともみち
マーカス	ブルース・ビーティ		田尻たじりひろゆき
パラーモ	マイケル・カドリッツ	乃村健次けんじ	谷たに昌樹まさき
イーグル	カルロス・ゴメス		楠くすのき大典たいてん
アージェント	ティム・ケルハー		小室こむろ正幸まさゆき
スコット	ディーン・ノリス	田原たはらアルノ	木村きむら雅史まさし
ヘルマン	ネスター・セラーノ		青山あおやま穣みのる
トンレイ	ダグ・スピヌッザ		岩崎いわさきひろし
ファーリー	スティーブン・リー	北川きたがわ勝博かつひろ	塩屋しおや浩三こうぞう
オマー	トム・バウアー （クレジットなし）		千田せんだ光男みつお
グレイ	ブラッド・ブレイズデル	田原たはらアルノ	辻つじ親おや八はち
モラン	ブルース・ライト		田原たはらアルノ
ケイル	ロバート・デヴィッド・ホール	小山こやま武宏たけひろ	石井いしい隆夫たかお
リンダ	ロンダ・ドットソン		佐藤さとうしのぶ
レポーター			樫かし井い笙しょう人じん
オマーの娘むすめ	リリー・ギブソン		斎藤さいとう恵理えり
その他た	N/A	水内みずうち清光きよみつ 服部はっとり幸子さちこ 松尾まつおまつお 吉田よしだ孝たかし 樫かし井い笙しょう人じん 川中子かわなご雅人まさと 小形おがた満みつる 佐藤さとう美智子みちこ	-
演出えんしゅつ		加藤かとう敏さとし	伊達だて康かん将すすむ
翻訳ほんやく		杉田すぎた朋子ともこ	武満たけみつ真樹まさき
編集へんしゅう		オムニバス・ジャパン
調整ちょうせい		高久たかく孝雄たかお	金谷かなや和美かずみ
効果こうか			リレーション
プロデューサー		尾谷おたにアイコ (ワーナー･ホーム･ビデオ)
制作せいさく		ワーナー・ホーム・ビデオ 東北新社とうほくしんしゃ	東北新社とうほくしんしゃ

• ソフト版ばん：VHS・DVD・BD収録しゅうろく
• テレビ朝日てれびあさひ版ばん：初回しょかい放送ほうそう2001年ねん12月2日にち『日曜にちよう洋画ようが劇場げきじょう』※35周年しゅうねん特別とくべつ企画きかく（21:00-23:24）

スタッフ

• 監督かんとく：F・ゲイリー・グレイ
• 製作せいさく：デヴィッド･ホッバーマン、アーノン・ミルチャン
• 脚本きゃくほん：ジェームズ・デモナコ
• 撮影さつえい：ケヴィン・フォックス、ラッセル・カーペンター
• 音楽おんがく：グレーム・レベール
• 美術びじゅつ：ホルガー・グロス
• 編集へんしゅう：クリスチャン・ワグナー

制作せいさく

• 映画えいが公開こうかいの数すうか月げつ前まえに亡なくなっ たJ・T・ウォルシュに捧ささげられた。

関連かんれん項目こうもく

• 交渉こうしょう人じん
• シェーン - 劇げき中ちゅうで登場とうじょう人物じんぶつたちが『シェーン』ラストシーンにおける「シェーン死亡しぼう説せつ」について議論ぎろんするシーンがある。

外部がいぶリンク

• 交渉こうしょう人じん - Disney+（日本語にほんご）
• 交渉こうしょう人じん - allcinema
• 交渉こうしょう人じん - KINENOTE
• The Negotiator - オールムービー（英語えいご）
• The Negotiator - IMDb（英語えいご）