円卓えんたく

円卓えんたくを用もちいた会議かいぎの例れい

名古屋なごや市議会しぎかいの会堂かいどう

円卓えんたく（えんたく）は、会議かいぎなどに用もちいられる丸まるい、若もしくは円形えんけいに並ならべられた机つくえ、またはテーブルのことである。

概要がいよう

円卓えんたくは円えんの一様いちような形かたちを利用りようして、会議かいぎの参加さんか者しゃ同士どうしが席次せきじやグループにこだわることなく、対等たいとうの関係かんけいで自由じゆうに発言はつげんできるような会議かいぎを行おこないたい場合ばあいに用もちいられることが多おおい。ただし、円卓えんたくを用もちいる場合ばあいで上座かみざや下座げざといった序列じょれつをあきらかにさせたい場合ばあいは、入いり口くちから遠とおい席せきを上座かみざとする。

このようなアイディアは、アーサー王おう伝説でんせつでキャメロット城しろにあったアーサー王おうとその円卓えんたくの騎士きしたちのためのテーブル（アーサー王おうの円卓えんたく）から由来ゆらいしたものだといわれる。

今日きょう、円卓えんたくは国際こくさい会議かいぎではしばしば使用しようされ、パーティでも使つかわれることがある。近年きんねんのもっとも有名ゆうめいな円卓えんたく会議かいぎは、1989年ねんにポーランドで行おこなわれた共産党きょうさんとう政府せいふと「連帯れんたい」の会議かいぎである（ポーランド円卓えんたく会議かいぎ）。

中華ちゅうか料理りょうり店てんの円卓えんたく

中華ちゅうか料理りょうり店てんの円卓えんたくの例れい

中華ちゅうか料理りょうり店てんでは円卓えんたくがよく使つかわれる。円卓えんたくを比較的ひかくてき自由じゆうな人数にんずうで囲かこんで、「同おなじ釜がまの飯めし」を食たべるように、料理りょうりを取とり分わけて楽たのしむことができる。ほとんどの円卓えんたくは、中央ちゅうおうが回転かいてんできるようになっていて、自分じぶんの好すきな料理りょうりを自分じぶんの前まえに回まわして、自由じゆうに取とることができるようになっている。

この回転かいてん台だい付つきの円卓えんたくは、中国ちゅうごく・日本にっぽん以外いがいでも広ひろく使つかわれている（英語えいご：Lazy Susan、中国ちゅうごく語ご：餐桌轉てん盤ばん を参照さんしょう）。これが日本にっぽんで発明はつめいされて、中国ちゅうごくへも、その後ご世界せかいの中華ちゅうか料理りょうり店てんへも広ひろがったという説せつもある。日本にっぽんでは給仕きゅうじに客きゃくがチップを渡わたしていたが1930、1931年ねんの昭和しょうわ恐慌きょうこうでチップを払はらう人ひとが減へり、チップなしの店みせが増ふえたことで給仕きゅうじが次第しだいにいなくなり、客きゃくが自分じぶんで料理りょうりを取とり分わけるために回転かいてんテーブルが生うまれたとされる。

関連かんれん項目こうもく

• 円卓えんたく会議かいぎ
• 名古屋なごや市し会かい - 全国ぜんこくで唯ただ一いち円えん卓たくを採用さいようしている。
• ラウンドテーブル