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出作しゅつさく

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

出作しゅつさく(でさく、でつくり)とは、ある地域ちいき住民じゅうみんべつ地域ちいきにある田畑たはた耕作こうさくすることをす。耕作こうさくさきがわからはいれさく(いりさく)とばれる。

古代こだいから中世ちゅうせいにかけては、特定とくてい所領しょりょうおおやけりょう荘園しょうえん)にぞくする住民じゅうみんが、べつ所領しょりょうないにある田畑たはた耕作こうさくすることをした。法的ほうてき土地とち所有しょゆうしゃ現地げんちにおける実際じっさい権利けんり関係かんけい錯綜さくそうして安定あんていしていなかった古代こだい中世ちゅうせいにはこうした現象げんしょうおお存在そんざいした。みつぎ租にかんしては公事こうじ在家ありいえやく居住きょじゅう領主りょうしゅ帰属きぞくし、年貢ねんぐかんぶつ耕作こうさく領主りょうしゅ帰属きぞくする原則げんそくであったが、さかいしょうろんなどがさかんになると、領民りょうみん土地とち一元いちげん支配しはい名目めいもくとして支配しはい地域ちいき拡大かくだいはか居住きょじゅうがわ領主りょうしゅ耕作こうさくしゃみをはか耕作こうさくがわ領主りょうしゅによる対立たいりつ一因いちいんとなった。

近世きんせいになると、新田にった開発かいはつによって本村もとむら農民のうみん居住きょじゅうをそのままとして新田にったがわさくするれいおおくなった。当該とうがい農民のうみん本村もとむら新田しんでんそれぞれの耕地こうちにおいて年貢ねんぐ負担ふたんおこなった。

参考さんこう文献ぶんけん

[編集へんしゅう]
  • 木村きむらいしずえ出作しゅつさく」(『日本にっぽんだい事典じてん 4』、平凡社へいぼんしゃ、1993ねんISBN 4582131042