利賀とがそば

利賀とがそば。利賀とがそばの郷さとうまいもん館かんにて2017年ねん9月がつ撮影さつえい。

利賀とがそば（とがそば）は、富山とやま県けん南みなみ砺市を中心ちゅうしんに食しょくされている郷土きょうど料理りょうりの蕎麦そば。

概要がいよう

旧きゅう利賀とが村むら特産とくさんのそば粉こで作つくられた蕎麦そばで、つなぎが入はいっていないのが特徴とくちょう。そのため、ぼそぼそと切きれやすい。農作業のうさぎょうのなくなる冬ふゆには、各かく近所きんじょが集あつまって、とれたてのそばを食たべるという「ごんべ」と呼よばれる習慣しゅうかんがあり、これが利賀とがそばの始はじまりと言いわれている。元々もともとは、つなぎは玉子たまごでそれにそば粉こ100%で作つくる蕎麦そばだったが、麺めんが切きれやすく食しょく感かんの好このみも分わかれるため、この地域ちいきにある蕎麦そば店てんでは各店かくてん毎ごとに独自どくじ性せいを出だした蕎麦そばを作つくっている。

近年きんねんは「ごんべ」を「南みなみ砺利賀がそば祭まつり」として地域ちいきをあげてのイベントとし、町まちおこしに利用りようしている。

利賀とがそばの郷さと

利賀とがそばに関連かんれんする施設しせつ。利賀とが村むら制せい100周年しゅうねん記念きねん事業じぎょうとして1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）10月がつ20日はつかに開村かいそん。

開村かいそん当初とうしょは日本にっぽん初はつのそば資料しりょう館かん『そばの館かん』、そば処しょ『ごっつお館かん』、体験たいけん館かん『そば打うち館かん』などで構成こうせい。利賀とが村長そんちょう直属ちょくぞくの独立どくりつ課かである利賀とが国際こくさい山村さんそん文化ぶんか体験たいけん村むらが施設しせつの管理かんりを行おこなっていた。1992年ねん（平成へいせい4年ねん）4月がつ27日にちには利賀とが村むら内ないの民家みんかを移築いちくして『うまいもん館かん』を設置せっち。同年どうねん夏なつにはそば工房こうぼうを新設しんせつ。1997年ねん7月がつ28日にちには、隣接りんせつ地ちの民家みんかを内部ないぶ改造かいぞうして、雪乃ゆきの床屋とこやがオープンした。2004年ねん時点じてんでそば処しょ3軒けん、そば打うち体験たいけん施設しせつが2軒けん揃そろっていた。

『そばの館かん』は、2021年ねん（令れい和わ3年ねん）3月31日にちを以もって閉館へいかんしている。

脚注きゃくちゅう

利賀とがそばの郷さとに関かんするカテゴリ:

• 南みなみ砺市の観光かんこう地ち
• 1989年ねん開業かいぎょうの施設しせつ
• 蕎麦そば
• 五箇山ごかさん