加藤かとう公平こうへい

加藤かとう 公平こうへい
生誕せいたん	1865年ねん2月がつ7日にち（慶応けいおう元年がんねん2月がつ7日にち） 日本にっぽん 安濃あのう郡ぐん波根はね村むら （現げん：島根しまね県けん大田おおた市し波根はね町まち）
死没しぼつ	(1923-08-05) 1923年ねん8月がつ5日にち（58歳さい没ぼつ） 日本にっぽん 島根しまね県けん安濃あのう郡ぐん波根はね東村ひがしむら
国籍こくせき	日本にっぽん
職業しょくぎょう	政治せいじ家か、教育きょういく者しゃ
政党せいとう	自由党じゆうとう → 無所属むしょぞく

加藤かとう 公平こうへい（かとう こうへい、1865年ねん3月4日にち（元治もとはる元年がんねん2月がつ7日にち） - 1923年ねん（大正たいしょう12年ねん）8月がつ5日にち）は、戦前せんぜん日本にっぽんの政治せいじ活動かつどう家か、実業じつぎょう家か、教育きょういく者しゃ。

本名ほんみょうは加藤かとう 正雄まさお（かとう まさお）。石見いわみ国こく安濃あのう郡ぐん（現げん・島根しまね県けん大田おおた市し）出身しゅっしん。波根はね東村ひがしむら上川かみかわ内本うちもと加藤かとう家か13代目だいめ当主とうしゅ。

明治めいじ期きに石見いわみ地方ちほうで展開てんかいされた自由じゆう民権みんけん運動うんどうにおいて、明治めいじ自由党じゆうとう石いし陽ひ部ぶに加くわわり、小原おはら鉄てつ臣しん、堀ほり哲三てつぞう、米田よねだ和一かずいちらと活動かつどうを共ともにした。

自由党じゆうとう石せき陽ひ部ぶ偽にせ党とう撲滅ぼくめつ会かい

波根はね八幡宮はちまんぐうの偽にせ党とう撲滅ぼくめつ会かいは、社殿しゃでんの中央ちゅうおうに演えんじ台だいを設もうけ壇上だんじょうには緋ひ毛布もうふを敷しき白地しろじに赤あか文字もじで偽にせ党とう撲滅ぼくめつ怪かい社しゃ退治たいじと記しるした幕まくを、社殿しゃでん中ちゅうは 一いち面めんに商しょう燈とうを点てんじ聴衆ちょうしゅう数すう百ひゃく人にんに演説えんぜつを促がしたものであった。

『第だい一いち席せきには、多久たく礼あや造づくりが偽にせ党とう撹滅去さの組合くみあいという題だいにて改あらため進しん党とうが偽にせ党とうであることを弁べんじ立憲りっけん改あらため進しん党とうを撲滅ぼくめつするは今日きょうの急務きゅうむであると演えんじた。 第だい二に席せきには加藤かとう菊太郎きくたろうが外面がいめんは菩薩ぼさつの如ごとく内心ないしんは夜叉やしゃの如ごとしという題だいで改あらため進しん党とうと三菱みつびし会社かいしゃの不正ふせいを攻撃こうげきし演えんじた。 第だい三さん席せきに加藤かとう公平こうへいが良薬りょうやくは金箔きんぱくを惜らずという題だいにて同おなじく立憲りっけん改あらため進しん党とうを攻撃こうげきし、その主意しゅい書しょを党員とういんの行為こういの相反あいはんせる事ことを論ろんじた。 第だい四よん席せきに堀ほり久太郎きゅうたろう(哲三てつぞう)が我国わがくに財政ざいせい困難こんなんの起源きげんという題だいにて、立憲りっけん改あらため進しん党とう総理そうり大隈おおくま重信しげのぶの在朝ざいちょうの失政しっせいを挙あげ、私意しいで三菱みつびし株式会社かぶしきがいしゃを保護ほごしたことにより国家こっかを衰退すいたいさせたと演えんじた。 第だい五ご席せきに小原おはら鉄てつ臣しんが立憲りっけん改あらため進しん党とうの組織そしきを論ろんじて偽にせ党とうたる理由りゆうを明あきらかにし併あわせて地方ちほう同どう党員とういんの限きりを醒さますという題だいにて改あらため進しん党とうが偽にせ党とうたるを演説えんぜつじた。』　

参考さんこう文献ぶんけん

• 『大田おおた市し誌し』