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みことのり

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

みことのり(ちょく/みことのり)は、天子てんし皇帝こうてい天皇てんのう)の命令めいれい、またはその命令めいれいいてある文書ぶんしょとくにこの文書ぶんしょ形式けいしきのものを勅書ちょくしょ(ちょくしょ)とう。なお、秘密裏ひみつりおこなわれるものを密勅みっちょく(みっちょく)という。

日本にっぽん[編集へんしゅう]

おもに、特定とくてい人物じんぶつ組織そしきなどを対象たいしょうに、天皇てんのう意思いしつたえるためにもちいられた。なお、口頭こうとうによるものを勅語ちょくご(ちょくご)とう。

日本書紀にほんしょき』などに由来ゆらいもとめられるが、金石かねいしあやとしては天武天皇てんむてんのう時代じだい改葬かいそうされたふねおう墓誌ぼしに、ふねおう舒明天皇てんのうよりみことのりによってあたえられたことが記載きさいされている。

大宝たいほう律令りつりょう制定せいてい公式こうしきれいもとづいてされた勅旨ちょくしなどの勅書ちょくしょのことをおもした。

また、奈良なら時代じだい天平てんぴょうたから8ねん764ねん)にはみことのりおよび勅書ちょくしょ遂行すいこう天皇てんのうおよび宮中きゅうちゅう用度ようど担当たんとうする勅旨ちょくししょう(ちょくししょう/てしのつかさ)が設置せっちされていたことがあるが、のべれき元年がんねん782ねん)の行政整理ぎょうせいせいりさいみやつこみやしょうとともに廃止はいしされている。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]