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名画座(めいがざ)は、主に旧作映画を主体に上映する映画館の総称である。
名画座の番組編成は、単に作品を寄せ集めたものから、テーマ別に作品をそろえて上映しているもの、また、比較的最近に公開された映画を中心とするものや、公開年次に限らず上映するものまで、形態はさまざまである。かつて封切られて1年以内の作品を遅れて上映する映画館は「二番館」「三番館」と呼ばれていたが、現在ではその種の映画館も名画座に含まれている。
興行形態は2本ないし3本立てで上映することが多く、入場料金は1,000円前後。作品ごとの入替制がなく途中入館が可能であることが多い。1980年代以降、レンタルビデオやケーブルテレビ、DVD、VODの普及により需要が少なくなり、全国的に館数は減少傾向にある。
以下は、「名画専門館」のリストであり、「ミニシアターだが、時々名画に属する映画を上映する館」は含んでいない。
- 東北
- 関東
- 中部
- 近畿
- 四国
- 九州
かつて日本に存在していた名画座
[編集]
- 北海道
- 東北
- 関東
- 東京都
- 神田東洋キネマ(千代田区)
- 南明座(千代田区神保町)
- 銀座並木座(中央区、1998年9月22日閉館)
- 銀座シネパトス(中央区、ローテーションで3館のうち1館を名画座として稼動していた。2013年3月31日閉館)
- 新橋文化劇場[22](港区、2014年8月31日閉館)
- 飯田橋佳作座(新宿区神楽坂、1988年4月21日閉館)
- 高田馬場パール座(新宿区、1989年6月30日閉館、バンダイ直営の「バンダイエモーションシアターパール座」に)
- 後楽園シネマ(文京区、1989年12月1日ロードショー館「東京シネドーム」に)
- 大塚名画座(豊島区)
- 鈴本キネマ(豊島区)
- 中野武蔵野館(中野区)
- 中野名画座(中野区)
- 自由ヶ丘武蔵野推理劇場(目黒区)
- 大井武蔵野館(品川区、1999年1月31日閉館)
- 浅草中映(台東区、2012年10月21日閉館)
- 浅草名画座[23](台東区、2012年10月21日閉館)
- 浅草新劇場[24](台東区、2012年10月21日閉館)
- 三軒茶屋中央劇場(世田谷区、2013年2月14日閉館)
- 三軒茶屋シネマ(世田谷区、2014年7月20日閉館)
- 三鷹オスカー(三鷹市、1990年12月30日閉館)
- 国立スカラ座(国立市、1986年10月閉館)
- 神奈川県
- 中部
- 愛知県
- 納屋橋映画劇場(名古屋市中区、2002年頃閉館) - ピンク映画・オリジナルビデオの劇場公開作品との3本立の混成上映だった。
- キノシタホール(名古屋千種区、2019年頃閉館) [25]
- 近畿
- 九州