大海 赫
来歴 [編集 ]
マイナーな
主 な作品 [編集 ]
作風 [編集 ]
自分 の童話 の原点 は芥川 龍之介 と「ガリバー旅行 記 」だと語 る。大半 の作品 は、文章 のみならず挿絵 も自 ら手 がけ、挿絵 には切 り絵 や版画 も使用 する。絵 ・話 とも強力 な異形 さを放 ち、作品 が評論 される際 「トラウマ」の言葉 が使 われる事 が多 い。作者 公式 サイトでも、こうした異形 の画 を多数 鑑賞 することができる。以下 挿絵 について、特筆 していないものは大海 によるが、『ドコカ』の書体 を変 えた手紙 や、『ベンケーさん』の点描 は、妻 の代筆 も入 っているという。- 80
年代 以降 は作風 がややソフトになっている。
商業 誌 掲載 [編集 ]
- こんにちは!バリカンかいじゅう(
小学 二 年生 、1968年 ) - トトカカ
島 のふしぎ(小学 二 年生 、1968年 ) - ウリリとフララぼうや(
小学 二 年生 、1968年 ) - みりくんとぽぽ(1
年 の学習 、1969年 ) 大 きくなったらなにになる(1年 の学習 ・科学 読 み物 特集 号 、学習 研究 社 1972年 )- ベンケーさんのおかしな
発明 (2年 の学習 、1976年 ) - あなたのエラサはなんポッチ?(5
年 の学習 、1980年 )
書籍 刊行 (ブッキング以前 )[編集 ]
- クロイヌ
家具 店 (理論 社 、1973年 )▼書籍 デビュー作 。大石 真 が生 原稿 を読 み、理論 社 を紹介 したとの事 で、以後 大石 とは一時期 交友 関係 があった。
- ビビを
見 た!(理論 社 、1974年 )▼生 まれつき全盲 の少年 が、巨人 に追 いかけられる緑 の少女 ビビ(語源 は美々 )に出会 うという衝撃 的 な内容 で、こちらは理論 社 の創業 者 である小宮山 量平 が刊行 に協力 した。当時 の販売 部数 は悪 かったものの、小学校 の図書 室 に置 かれた所 「ボロボロになるまで繰 り返 し読 んだ」というファンレターが多数 届 いた。現在 は大海 ・読者 とも最高 傑作 に推 する声 が高 い。よしもとばななは幼少 時 に片目 がよく見 えなかったため(#外部 リンク参照 )、この作品 を当時 読 んだ時 も、39歳 で読 み直 した時 も衝撃 を受 けたと言 う。年 に一 度 、大海 とファン有志 で行 われる交流 会 は「ビビを見 た会 」と名 づけられており、大海 「ビビを見 たか?」ファン「ビビを見 た!」の掛 け合 いで始 まる。
- ドコカの
国 にようこそ!(童心 社 、1975年 )▼作品 の舞台 となるニジノ市 は「ビビ」に登場 した町 。
- ベンケーさんのおかしな
発明 (小峰 書店 、1976年 )▼ - よいさよいさ(
作 :山田野 理 夫 、太平 出版 社 、1976年 )日本 各地 に伝 わる妖怪 伝説 を収録 した短 編集 。大海 にしては珍 しく、挿絵 のみを担当 。
- メキメキえんぴつ(
太平 出版 社 、1976年 )▼表題 作 は「ボスというえんぴつ」(「小学 一 年生 」1979年 7月 号 )の書 き直 し。
- ベンケーさんのしゃぼんだま(
小峰 書店 、1978年 )- タイトルから
判 る通 り「おかしな発明 」の続編 。「おかしな発明 」の途中 で登場 した設定 が使 われている。ただし他 2作 は複数 のエピソードが入 っていたが、この本 は1本 のみ。
- タイトルから
- せかいのブタ、ばんざい!(
太平 出版 社 、1980年 )▼ - あくまびんニココーラ(
太平 出版 社 、1981年 )▼ - びんの
中 の子 どもたち(偕成社 、1983年 )▼挿絵 はオリジナルがスズキコージ、ブッキング復刻 が大海 。- びんをテーマにした
話 は、大海 がよく使 うテーマのひとつ。
- びんをテーマにした
- ねことビンボケ
大戦 争 (スズキコージ、偕成社 、1983年 )主人公 が「びんの中 の子 どもたち」と同 じ。ただし名前 の表記 やストーリーの主眼 は異 なる。
- あなたのエラサはなんポッチ?(
教 文 館 、1984年 )本 作 はアンソロジーなどに何 度 も収録 されており、複数 の書籍 で目 にする機会 が多 い。
- ランドセルは
魔女 (タケカワ・コウ、サンリード、1984年 ) - パンツとんでけ!(
山内 ジョージ、PHP研究所 、1984年 ) - ベンケーさんのおかしなロボット(
小峰 書店 、1986年 )- ベンケーさんシリーズ
第 三 弾 。
- ベンケーさんシリーズ
- オビビーゴザイマス!(
教育 画 劇 、1987年 ) - のこのこ
村 の車 たち(偕成社 、1991年 )
書籍 刊行 (ブッキング)[編集 ]
- ママが
六 人 ???公式 サイトの冒頭 に掲載 されている帽子 をかぶった少年 は、本 作 のゲストキャラ。
白 いレクイエム(西岡 千晶 /西岡 兄妹 )- 1979
年 に書 いた没 作品 が新規 出版 されたもの。
- 1979
童話 ガイコ同 じく1968年 の没 作品 「ガイコちゃん」の新規 出版 。
- チミモーリョーの
町 副題 は「クロイヌ家具 店 続編 」。
プライベート[編集 ]
この |
府中 市 在住 時代 、多摩 センター駅 近 くで古本屋 、続 いて「リサイクルショップ魔女 」(この表記 が正式 名称 )を開 き、この店 の前 を偶然 通 りかかった事 で、子供 のころ読 んでいたあの作者 の店 だと知 ったファンも多 い。ただし茨城 転居 時 後 、他 の人物 に経営 を譲渡 している。- サイン
会 はこれまで少 なくとも6回 行 ったとの事 。 - 50
歳 で洗礼 を受 けたクリスチャンで、府中 市 在住 時代 は八王子 の教会 に通 っていた。教会 で自作 の紙芝居 を披露 した事 もある。 音楽 も趣味 で、オカリナや電子 楽器 を使 う。文章 で自己 紹介 をする際 「さあさあ、御用 とお急 ぎでない方 は…」と、講壇 調 のイントロをよく使 う。- ソーシャルネットワークシステムのmixiには「
骨 皮 筋 衛門 」のハンドルネームで参加 。作品 愛好 団体 「大海 赫の本 」コミュニティ(ID:23612)は大海 自身 が管理 し、参加 者 は2010年 現在 400名 弱 に達 している。 - 2006
年 1月 に交通 事故 に遭遇 、足 を骨折 のため手術 した。2009年 には白内障 による眼 内 レンズ手術 を行 う。 家族 は妻 と犬 で、妻 とも長年 の良好 な関係 にある。ただし犬 は妻 の希望 で飼 っているもので、大海 自身 は犬 が好 きでないと語 る。
外部 リンク[編集 ]
大海 赫のレインボーワールド(作者 公式 サイト)週刊 大海 赫童話 (作者 公式 ブログ。新作 を連載 中 )大海 赫復刊 特集 ページ(リンク先 には前述 した、よしもととの対談 を掲載 ) - ウェイバックマシン(2008年 10月 23日 アーカイブ分 )大海 赫 -復刊 ドットコム