奈良なら春日野かすがの国際こくさいフォーラム甍いらか〜I・RA・KA〜

奈良なら春日野かすがの国際こくさいフォーラム; 甍いらか～I・RA・KA～; Nara Kasugano International Forum;
情報じょうほう
通称つうしょう	甍いらか
正式せいしき名称めいしょう	奈良なら春日野かすがの国際こくさいフォーラム　甍いらか～I･RA･KA～
旧きゅう名称めいしょう	奈良なら県けん新しん公会堂こうかいどう ; Nara Prefectural New Public Hall
開館かいかん	1987年ねん
客席きゃくせき数すう	能楽のうがくホール：500席せき; 会議かいぎ室しつ1・2 ：168席せき
用途ようと	能楽のうがく、会議かいぎ
運営うんえい	奈良なら県けん
所在地しょざいち	〒630-8212; 奈良なら県けん奈良なら市し春日野かすがの町まち101
位置いち	北緯ほくい34度ど41分ふん02秒びょう東経とうけい135度ど50分ふん36秒びょう / 北緯ほくい34.683882度ど東経とうけい135.843294度ど座標ざひょう: 北緯ほくい34度ど41分ふん02秒びょう東経とうけい135度ど50分ふん36秒びょう / 北緯ほくい34.683882度ど東経とうけい135.843294度ど
アクセス	近鉄きんてつ奈良なら駅えき徒歩とほ20分ふん; 奈良なら駅えきから市内しない循環じゅんかん奈良交通ならこうつうバス「大仏殿だいぶつでん春日大社かすがたいしゃ前まえ」下車げしゃ、徒歩とほ3分ふん
外部がいぶリンク	公式こうしきホームページ
	テンプレートを表示ひょうじ

奈良なら春日野かすがの国際こくさいフォーラム甍いらか～I・RA・KA～（ならかすがのこくさいふぉーらむいらか）は奈良なら県けん奈良なら市しにあるコンベンション施設しせつ。国際こくさい会議かいぎ開催かいさいにも対応たいおうする能楽のうがくホールをメインホールとする。旧きゅう名称めいしょうは奈良なら県けん新しん公会堂こうかいどう（ならけんしんこうかいどう）。平成へいせい27年ねん（2015年ねん）夏なつに隣接りんせつする奈良公園ならこうえんシルクロード交流こうりゅう館かんとの一体化いったいか工事こうじを経へてリニューアルオープンが予定よていされている。これにさきがけて平成へいせい27年ねん4月がつ1日にちに名称めいしょう変更へんこうされた。日本にっぽん最大さいだい級きゅうの屋根やね面積めんせきをもつことから、ビッグルーフという愛称あいしょうがある。建物たてものは奈良公園ならこうえんの一角いっかくにあり、正面しょうめん東側ひがしがわに背後はいごの若草山わかくさやまを借景しゃっけいとする日本にっぽん庭園ていえんが設もうけられている。

概要がいよう[編集へんしゅう]

元々もともとこの地ちには、興福寺こうふくじによって御ご蓋ぶた山やまの山頂さんちょうである浮雲うきぐも峰ほう（藤原不比等ふじわらのふひとにより勧請かんじょうされた白しろ鹿しかに乗のった武たけ甕う槌づち命いのちが降おり立たった場所ばしょ）の春日かすが大明神だいみょうじんを遥はるか祀まつする為ための堂舎どうしゃである四恩しおん院いんが建たてられていたが、廃仏毀釈はいぶつきしゃくによって廃絶はいぜつしてしまっていた。その地ちに明治めいじ22年ねん（1889年ねん）、第だい68国立こくりつ銀行ぎんこう（本店ほんてん郡山こおりやま町まち）及および第だい34国立こくりつ銀行ぎんこう（本店ほんてん大阪おおさか市し）の両りょう奈良なら支店してんが集会しゅうかい所しょとして「奈良なら倶楽部くらぶ」を建設けんせつしたのが始はじまりである。

明治めいじ33年ねん（1900年ねん）2月がつ15日にち、奈良なら県けんが「奈良なら倶楽部くらぶ」を買収ばいしゅうしてそれを2号館ごうかんとし、新あらたに第だい五ご回かい内国ないこく勧業かんぎょう博覧はくらん会かいに備そなえる為ために新あたらしく1号館ごうかんを建築けんちくし、明治めいじ36年ねん（1903年ねん）6月がつに完成かんせいした。この頃ころには名称めいしょうは「奈良なら倶楽部くらぶ」或あるいは「奈良なら倶楽部くらぶ及および公会堂こうかいどう」と呼よばれ始はじめるが、1号館ごうかん、2号館ごうかんともに老朽ろうきゅう化かが激はげしく、昭和しょうわ58年ねん（1983年ねん）5月がつ末日まつじつをもって閉館へいかんし解体かいたいされた。

そして、奈良なら県けん置おけ県けん100年ねんを記念きねんして、国際こくさい交流こうりゅうと伝統でんとう芸能げいのうの振興しんこうを目的もくてきとして、また能楽のうがく発祥はっしょうの地ちである奈良ならに相応ふさわしい会堂かいどうとして昭和しょうわ62年ねん（1987年ねん）に現在げんざいの新しん公会堂こうかいどうが建設けんせつされ、平成へいせい元年がんねん（1989年ねん）4月がつ1日にちに開館かいかんした^[1]。

尚なお、四恩しおん院いんの現状げんじょうとしては白河しらかわ法皇ほうおう御願ごがんの十じゅう三さん重じゅう塔とう跡あとの礎石そせき、築地つきじ塀へいの基礎きそ部分ぶぶんが残のこっている。武たけ甕う槌づち命いのちを祭まつる春日大社かすがたいしゃ末社まっしゃの浮雲うきぐも社しゃは現在げんざいも残のこされている。

施設しせつ[編集へんしゅう]

能楽のうがくホール - 500席せき、室町むろまち時代ときよ様式ようしきの能のう舞台ぶたい
会議かいぎ室しつ1・2 - 168席せき
会議かいぎ室しつ3・4
レセプションホール

建築けんちく概要がいよう[編集へんしゅう]

設計せっけい - 戸尾とのお任にん宏ひろし+建築けんちく研究所けんきゅうじょアーキヴィジョン
竣工しゅんこう - 1987年ねん9月がつ
構造こうぞう - RC造づくり（一部いちぶW造みやつこ）、地下ちか1階かい、地上ちじょう3階かい
延のべ床ゆか面積めんせき - 9,092.80 m²
所在地しょざいち - 〒630-8212 奈良なら県けん奈良なら市し春日野かすがの町まち101
受賞じゅしょう - 第だい4回かい公共こうきょう建築けんちく優秀ゆうしゅう賞しょう受賞じゅしょう（1994年ねん）、公共こうきょう建築けんちく百ひゃく選せん（1998年ねん）
備考びこう - 屋根やねの面積めんせき5,400 m² 、瓦かわらの使用しよう枚数まいすう137,730枚まい