女神めがみさまと私わたし

漫画まんが：女神めがみさまと私わたし
作者さくしゃ	波津はつ彬あきら子こ
出版しゅっぱん社しゃ	小学館しょうがくかん
掲載けいさい誌し	月刊げっかんフラワーズ
レーベル	フラワーコミックススペシャル
発表はっぴょう期間きかん	2008年ねん6月がつ号ごう - 2010年ねん3月がつ号ごう
巻数かんすう	全ぜん2巻かん
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『女神めがみさまと私わたし』（めがみさまとわたし）は、波津はつ彬あきら子こによる日本にっぽんの漫画まんが作品さくひん。副題ふくだいは『レジェンド・オブ・エキゾチカ』。

『月刊げっかんフラワーズ』（小学館しょうがくかん）にて2008年ねん6月がつ号ごうから2010年ねん3月がつ号ごうまで連載れんさいされた。増刊ぞうかん号ごうの『凛りん花はな』（同どう）に番外ばんがい編へんが2話わ掲載けいさいされた。単行本たんこうぼんは全ぜん2巻かん。

あらすじ

遺跡いせき発掘はっくつ調査ちょうさを後援こうえんしていた祖父そふの影響えいきょうで幼おさない頃ころから何なん度どもエジプトへ行いったことのあるイーディス。だが、発掘はっくつされる遺跡いせきやミイラが気持きもち悪わるくて、今いまやすっかり大だいの考古学こうこがく嫌きらいになってしまった。ある日ひ、今いまにも死しにかけている一いち匹ひきの子猫こねこをライラと名なづけ育そだてることに決きめた。何なんと、その猫ねこはブバスティスの女神めがみバステトの化身けしんであった。ライラは、イーディスの幸しあわせのためにその魔力まりょくを働はたらかせる……。

登場とうじょう人物じんぶつ

ライラ

頭頂とうちょう部ぶにライラック・タビー（縞しま模様もよう）があることからこの名前なまえが付つけられた。ミイラを思おもい出ださせる貧相ひんそうな顔かおをしている。母はは猫ねこは雑種ざっしゅだがエジプト猫ねこの血ちを継つぐ。乳ちちを吸すう力ちからが弱よわく死しにかけていたが、イーディスがつきっきりで面倒めんどうを見みて元気げんきに成長せいちょう中ちゅう。バステトの化身けしんであり、イーディスを悪あく蛇へびアポピスから守まもろうと、夢ゆめで危険きけんを知しらせようとするなどし、無礼ぶれいな言葉ことばをかけられると密ひそかに仕返しかえしをする。イーディスを巫女ふじょ、マーカスを神官しんかんと見込みこむ。

イーディス・オルフォード

美人びじん。考古学こうこがくを嫌きらい、兄あにが家いえに埃ほこりっぽいものを持もち込こむことさえ嫌いやがる。婚約こんやく者しゃがいたが、ライラの力ちからで彼かれの下心したごころが露ろとなり破談はだんとなった。その件けんがきっかけとなり、もう少すこし世間せけんを知しろうと、大学だいがくの考古学こうこがく研究けんきゅう室しつで資料しりょう整理せいりの仕事しごとをすることに。ライラが夢ゆめで危険きけん信号しんごうを出だしたり啓示けいじを与あたえるが、鈍感どんかんで気きづかない。

マーカス・オルフォード

イーディスの兄あに。大学だいがくの研究けんきゅう室しつでエジプト考古学こうこがくを研究けんきゅうしている。猫ねこは皆みなバステト神しんの末裔まつえいであるからと、ライラを女神めがみ様さまと呼よぶ。

バターズビー

大学だいがくの研究けんきゅう棟とうの管理人かんりにん。ミイラのような顔かお。ネズミが嫌きらい。

ヴィンセント・グレイ

大学だいがく教授きょうじゅ。バターズビーの紹介しょうかいで大学だいがくに勤つとめることになったので、頭あたまが上あがらない。

ヘンリー・オルフォード

イーディスとマーカスの祖父そふ。2人ふたりをよくエジプトへ連つれて行いった。妻つまのダイアナには霊感れいかんがあった。大学だいがくにエジプト考古学こうこがくの研究けんきゅう棟とうを寄贈きぞうした。

ジェラルディン・マグダカート

考古学こうこがくを科学かがく的てきな面めんから研究けんきゅうする。美人びじん。ヴィンセントとは旧知きゅうちの仲なか。好このみのタイプはオシリス似にの男性だんせいで、ミイラに似にていないとほとんど目めに入はいらない。

書誌しょし情報じょうほう

波津はつ彬あきら子こ 『女神めがみさまと私わたし』 《フラワーコミックススペシャル》（A5判はん） 全ぜん2巻かん

1. 2009年ねん5月がつ8日にち発売はつばい、ISBN 978-4-09-132537-2
2. 2010年ねん7月がつ9日にち発売はつばい、ISBN 978-4-09-133285-1