宮崎みやざき清隆きよたか

宮崎みやざき清隆きよたか（みやざき きよたか、1918年ねん - 2001年ねん5月25日にち）は、日本にっぽんの小説しょうせつ家か、陸軍りくぐん軍人ぐんじん。最終さいしゅう階級かいきゅうは陸軍りくぐん憲兵けんぺい曹長そうちょう。

経歴けいれき

新潟にいがた県けん刈羽かりわ郡ぐん田尻たじり村むら（現げん・柏崎かしわざき市し）生うまれ。日本にっぽん大学だいがく法学部ほうがくぶ、経済学部けいざいがくぶ卒そつ。柔道じゅうどう四よん段だん、剣道けんどう三さん段だん。日にち中ちゅう戦争せんそうでは陸軍りくぐん憲兵けんぺい曹長そうちょうとして、大陸たいりくで転戦てんせんし多おおくの戦傷せんしょうを負おう。戦後せんごは戦争せんそう犯罪はんざい人じんとして指名しめいされ「東洋とうようの魔王まおう」と呼よばれるが連合れんごう軍ぐんの追跡ついせきを逃のがれ中国ちゅうごくを脱出だっしゅつし、6ヵ月かげつの逃避行とうひこうを行おこなった。1951年ねん日本にっぽん独立どくりつに際さいし追及ついきゅうを解とかれ、後のちにその体験たいけんなどを著作ちょさくとしベストセラーとなった。鉄道弘済会てつどうこうさいかい本部ほんぶ会長かいちょう室しつ秘書ひしょ課か勤務きんむ。

また、三島みしま由紀夫ゆきおに惚ほれられて、15万まん円えんのスーツをプレゼントされることや唯一ゆいいつの弟子でしとも見みられていた。2001年ねん5月がつ25日にち、腸閉塞ちょうへいそくのため死去しきょ。82歳さい没ぼつ。

著書ちょしょ

• 『憲兵けんぺい』富士ふじ書房しょぼう 1952 東京とうきょうライフ社しゃ、1955
• 『続ぞく・憲兵けんぺい』富士ふじ書房しょぼう 1952
• 『軍法ぐんぽう会議かいぎ』富士ふじ書房しょぼう 1953
• 『黒くろい声こえ』東京とうきょうライフ社しゃ 東京とうきょう選書せんしょ 1955
• 『青春せいしゅん監獄かんごく 初年しょねん兵へい日記にっき』東京とうきょうライフ社しゃ 東京とうきょう選書せんしょ 1955
• 『青春せいしゅん地獄じごく 大陸たいりく・万まん年ねん一等いっとう兵へい』東京とうきょうライフ社しゃ 東京とうきょう選書せんしょ 1955
• 『0番線ばんせんから降おりた女おんな 第だい1部ぶ (東京とうきょうの罠わな)』東京とうきょうライフ社しゃ 東京とうきょう選書せんしょ 1956
• 『明日あしたなき日月じつげつ』東京とうきょうライフ社しゃ 東京とうきょう選書せんしょ 1956
• 『あれから10年ねん』東京とうきょうライフ社しゃ 東京とうきょう選書せんしょ 1956
• 『野戦やせん看護かんご婦ふ』東京とうきょうライフ社しゃ 東京とうきょう選書せんしょ 1956
• 『十じゅう代だいの顔役かおやく 「暴力ぼうりょく教室きょうしつ」日本にっぽん版ばん』東京とうきょうライフ社しゃ 東京とうきょう選書せんしょ 1957
• 『0番線ばんせんから降おりた女おんな 第だい2部ぶ (東京とうきょう無情むじょう)』東京とうきょうライフ社しゃ 東京とうきょう選書せんしょ 1958
• 『支ささえ那な派遣はけん軍ぐんかく戦せんえり 北きた支ささえ電撃でんげき作戦さくせんの巻まき』大光おおみつ社しゃ サン・ブックス 1966
• 『鎖くさりと女おんなと兵へい 初年しょねん兵へい時代じだい』宮川みやがわ書房しょぼう ミヤカワ・モルフォブックス 1967
• 『憲兵けんぺい・軍法ぐんぽう会議かいぎ』宮川みやがわ書房しょぼう ミヤカワ・モルフォブックス 1967

関連かんれん項目こうもく

• 小坂こさか慶けい助すけ - 宮崎みやざきと同おなじく元もと憲兵けんぺいであり、戦後せんごは小説しょうせつ家かとなった人物じんぶつ。

外部がいぶリンク

• 茶ちゃ廊ろう「いしぶみ」 - 宮崎みやざきの家いえが改装かいそうされたカフェ