島本しまもと久恵ひさえ

島本しまもと 久恵ひさえ（しまもと ひさえ、1893年ねん2月がつ2日にち - 1985年ねん6月27日にち）は、日本にっぽんの作家さっか・詩人しじん。

人物じんぶつ・来歴らいれき

大阪おおさか市し生うまれ。詩人しじん・河井酔茗かわいすいめいに見出みいだされ、『婦人ふじん之の友とも』記者きしゃとなり、酔よい茗と結婚けっこん。共同きょうどうで1930年ねん、雑誌ざっし『女性じょせい時代じだい』を創刊そうかん、1940年ねんより自伝じでん的てき長編ちょうへん『長流ちょうりゅう』の刊行かんこうを始はじめる。戦後せんご1949年ねん、詩し誌し『塔とう影かげ』を創刊そうかん、1962年ねんに六ろく千せん枚まいの『長流ちょうりゅう』を完成かんせいさせ、1967年ねん、『明治めいじの女性じょせいたち』で芸術げいじゅつ選奨せんしょう文部もんぶ大臣だいじん賞しょう受賞じゅしょう。墓所はかしょは小平こだいら霊園れいえん。

著書ちょしょ

• 『鱗片りんぺん記き』（女性じょせい時代じだい社しゃ, 1933年ねん）
• 『伸のびゆくもの ある六ろく年生ねんせいの母ははの手記しゅき』（新生しんせい堂どう, 1934年ねん）
• 『長流ちょうりゅう』第だい1-4巻かん （女性じょせい時代じだい社しゃ, 1940年ねん - 1943年ねん）のちみすず書房しょぼう
• 『銀ぎん黄きの鮎あゆ』（詩集ししゅう、1947年ねん）
• 『長流ちょうりゅう』第だい5-6巻かん（塔とう影かげ詩し社しゃ, 1954年ねん）
• 『長流ちょうりゅう』第だい7-8巻かん（塔とう影かげ詩し社しゃ, 1956年ねん - 1958年ねん）
• 『長流ちょうりゅう』第だい9-10巻かん（塔とう影かげ詩し社しゃ, 1960年ねん - 1961年ねん）
• 『明治めいじの女性じょせいたち』（みすず書房しょぼう, 1966年ねん）
• 『明治めいじ詩人しじん伝でん』（筑摩書房ちくましょぼう, 1967年ねん）
• 『江口えぐちきちの生涯しょうがい』（図書としょ新聞しんぶん社しゃ, 1967年ねん）
• 『母ははの証言しょうげん』（みすず書房しょぼう, 1970年ねん）
• 『貴族きぞく』（筑摩書房ちくましょぼう, 1973年ねん）
• 『春はる昼ひる灯下とうかの記き』（筑摩書房ちくましょぼう, 1974年ねん）
• 『花はなと松柏しょうはく』（筑摩書房ちくましょぼう, 1976年ねん）
• 『西にし廂ひさし古こ秋あきの記き』（筑摩書房ちくましょぼう, 1977年ねん）
• 『俚譜薔薇ばら来らい歌か（りふばららいか）』（筑摩書房ちくましょぼう, 1983年ねん）