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後藤文雄(ごとう ふみお、1929年9月13日 - )は日本のカトリック教会司祭、神言会士。
1929年、新潟県長岡市の浄土真宗本願寺派の末寺の次男として生まれる[1]。1947年3月、県立長岡中学校(翌年に県立長岡高等学校に改称)を卒業後、代用教員[2]。1950年、岐阜県多治見市の神言神学院に入学。
1955年、南山大学哲学科を卒業後、神学研修を積み、1960年、司祭として叙階を受ける。同期の叙階は他に三好迪ら3人がいたが、3人は後に司祭を辞めて還俗している。
カトリック南山教会、カトリック吉祥寺教会主任司祭など、神言会運営の教会にて司祭を歴任。1981年から1994年まで、14人のカンボジア難民の子どもを次々に里子として引き受け、養育。
1995年からカンボジアの奥地で小学校を建設するボランティアを開始。[3]2014年までで18校を建設。
2003年「AMATAK(アマタック)カンボジアと共に生きる会」を設立、2005年にNPO法人として認証を受けた。2006年に米百俵賞受賞。2007年、第19回毎日国際交流賞を受賞。
2018年、半生を描いたドキュメンタリー映画、「Father」が公開。
高齢のため定年となり、主要な役割を終えて引退したが、吉祥寺教会にて補佐司祭として活動。信徒講座の他、日曜にミサを1回、担当している。
2020年10月、司祭叙階60周年(ダイヤモンド)となる。
- ^ 講談社 2007年 p.13
- ^ 講談社 2007年 p.103
- ^ 講談社 2007年 p.224-226
- ^ “裏も表も我が人生”. NHK (2020年12月13日). 2022年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月30日閲覧。
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