怨うらみ

怨うらみ（読よみ: うらみ、うらめしみ、表記ひょうき揺ゆれ: 恨うらみ、憾うらみ）は、他者たしゃからの仕打しうちに対たいして不満ふまんと思おもい、憤いきどおって憎にくむ気持きもちのことを指さす。また、心残こころのこりや悲かなしみなどを指さすこともある。「怨うらみ」（うらめしみ）という言葉ことばは、形容詞けいようし「うらめしい」の語幹ごかんに、連用れんよう修飾しゅうしょく語ごの「み」をつけたものが語源ごげんとなっている。怨念おんねん（おんねん）、怨恨えんこん（えんこん）、私怨しえん（しえん）ともいう。古来こらいは、怨うらみや憎にくしみを持もった人ひとの生霊いきりょうや、非業ひごうの最期さいごを遂とげた人ひとの霊れいなどが怨霊おんりょうになると考かんがえられていた。

「怨うらみ」を含ふくむ言葉ことば

• 怨うらみ骨髄こつづいに入はいる（うらみこつずいにいる）
• 睚眥の怨うらみ（がいさいのうらみ）
• 徳とくを以もって怨うらみを報むくいず（とくをもってうらみをほうず、別名べつめい: 怨うらみに報むくいるに徳とくを以もってす）
• 身み自みずから厚あつくして薄うすく人ひとを責せめむれば則のりち怨うらみに遠とおざかる（みみずからあつくしてうすくひとをせむればすなわちうらみにとおざかる）

関連かんれん項目こうもく

• 恨
• 怨霊おんりょう
• 御霊みたま信仰しんこう
• エリート主義しゅぎ
• ライト・ミルズ
• 嫉妬しっと