(Translated by https://www.hiragana.jp/)
新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT - Wikipedia コンテンツにスキップ

しん機動きどう戦記せんきガンダムW デュアルストーリー G-UNIT

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
しん機動きどう戦記せんきガンダムW > しん機動きどう戦記せんきガンダムW デュアルストーリー G-UNIT
しん機動きどう戦記せんきガンダムW
デュアルストーリー G-UNIT
ジャンル ガンダム
漫画まんが:コミックボンボンばん
原作げんさく原案げんあんなど 矢立やたてはじめ富野とみのゆかりゆう
作画さくが ときたこういち
出版しゅっぱんしゃ 講談社こうだんしゃ
掲載けいさい コミックボンボン
発表はっぴょう期間きかん 1997ねん - 1998ねん3がつ
巻数かんすう ぜん3かん
漫画まんが:コミックジャパンばん
原作げんさく原案げんあんなど 矢立やたてはじめ富野とみのゆかりゆう
作画さくが みずきたつ
出版しゅっぱんしゃ ホビージャパン
掲載けいさい コミックジャパン
巻数かんすう 単行本たんこうぼん
漫画まんがしん機動きどう戦記せんきガンダムW
G-UNIT オペレーション・ガリアレスト
原作げんさく原案げんあんなど 矢立やたてはじめ富野とみのゆかりゆう
作画さくが ときたこういち
出版しゅっぱんしゃ KADOKAWA
掲載けいさい ガンダムエース
レーベル 角川かどかわコミックス・エース
発表はっぴょうごう 2019ねん8がつごう - 2021ねん11がつごう
発表はっぴょう期間きかん 2019ねん7がつ26にち - 2021ねん9がつ25にち
巻数かんすう ぜん5かん
はなしすう ぜん26
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画まんが
ポータル 漫画まんが

しん機動きどう戦記せんきガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』(しんきどうせんきガンダムウイング デュアルストーリー ジーユニット、NEW MOBILE REPORT GUNDAM W DUAL STORY G-UNIT)は、1997ねんバンダイから発売はつばいされたプラモデルによる企画きかく、およびそれをもとにした漫画まんが作品さくひんアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく発売はつばいされたさいのタイトルは "MOBILE SUIT GUNDAM THE LAST OUTPOST"(モビルスーツ・ガンダム ザ・ラスト・アウトポスト)。

概要がいよう

[編集へんしゅう]

テレビアニメしん機動きどう戦記せんきガンダムW』の外伝がいでん作品さくひんであり、テレビシリーズとどう時期じき出来事できごとえがいた作品さくひん漫画まんがばん講談社こうだんしゃ雑誌ざっしコミックボンボン』にて『しん機動きどう戦記せんきガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』のタイトルで連載れんさい作画さくがときたこういち。また、ホビージャパン雑誌ざっしコミックジャパン』にて(だいいちかいは「月刊げっかんホビージャパン」に付録ふろくとしていたプロモーション冊子さっし『コミックジャパン』プレ創刊そうかんごう掲載けいさい)『しん機動きどう戦記せんきガンダムW外伝がいでん G-UNIT』のタイトルで連載れんさい作画さくがはみずきたつ。みずきたつばんはコミックジャパンが1ごうのみで休刊きゅうかんになったため未完みかんとなっている。

また、作品さくひん連載れんさいちゅう世界せかい設定せってい科学かがく技術ぎじゅつりょく)を間違まちがって現代げんだい科学かがく基準きじゅんえがいていたためサンライズよりおしかりをけ、のちに謝罪しゃざい設定せっていについての説明せつめいおこなっている。ウイングゼロ(EWばん)が出力しゅつりょく3,732kwなのにたいしガンダムグリープが18,945kwとなっており、A.C.最高さいこう性能せいのうほこるウイングゼロのやく5ばい設定せっていしてしまったため矛盾むじゅんまれてしまい指摘してきにグリープはゼロにちか性能せいのうからすこちるくらいと、ときたこういちみずか説明せつめいおこなった。

2019ねんには、ときたによるしんシリーズ『しん機動きどう戦記せんきガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト』が『ガンダムエース』(KADOKAWA)にて2019ねん8がつごうより連載れんさいされている[1]

物語ものがたり

[編集へんしゅう]

本編ほんぺん

[編集へんしゅう]

A.C.195ねん。ロガ・ハーマンが代表だいひょうつとめる辺境へんきょうのコロニー・資源しげん衛星えいせい都市としMO-Vはコロニー地下ちか組織そしきがオペレーション・メテオでおくんだのとはべつのガンダムタイプであるG-UNITのガンダムジェミナスを開発かいはつした。

OZが宇宙うちゅう主導しゅどうけんにぎるようになり、MO-VもOZをれるがOZのうしたてであるロームフェラー財団ざいだんのデルマイユ侯爵こうしゃく私兵しへい部隊ぶたいであるOZプライズのトップである星屑ほしくずさん騎士きしはMO-Vのガンダムの存在そんざいるとそれを標的ひょうてきにすることをMO-Vに宣言せんげんする。ジェミナスのテストパイロットであるアディン・バーネットとオデル・バーネットの兄弟きょうだいりの対象たいしょうとなりながらも故郷こきょうまもるためにプライズにかっていく。

たたかいの最中さいちゅう、オデルのガンダムジェミナス02はアディンのガンダムジェミナス01をかばって、戦火せんかなかえ、ジェミナス02を回収かいしゅうしたプライズはそれを改修かいしゅうして、ガンダムアスクレプオスとする。さらにG-UNITの開発かいはつしゃであるドクター・ペルゲはMO-Vを離反りはんし、本来ほんらい所属しょぞくであるプライズにもどったうえ、シルヴァ・クラウンをアスクレプオスのパイロットとした。アディンはジェミナス01のあらたな姿すがたであるガンダムL.O.ブースターで対抗たいこうするものの暗黒あんこく破壊はかい将軍しょうぐんばれるヴァルダー・ファーキルがハイドラガンダムととも参戦さんせん。ヴァルダーに楯突たてついたブルム・ブロックスは粛清しゅくせいされ、クラーツ・シェルビィはリーダーのロッシェ・ナトゥーノを追放ついほう。アディンはロッシェをたすけ、その離脱りだつした。

シルヴァはMO-Vに隕石いんせきをぶつけるオペレーション・パンドラを決行けっこうするが、それはシルヴァの正体しょうたいであるオデルがアディンにガンダムグリープをとどけるための作戦さくせんであり、グリープをったアディンはハイドラを退しりぞける。グリープをれるべく、プライズがおくんできたルーナ・アルモニアとソリス・アルモニアの姉妹しまいとのたたかいにおいて、アディンはガンダムパイロットの覚悟かくごわれ、たたかいをわらせる決意けついあらたにした。

最終さいしゅう決戦けっせんにおいて、アディンはルシエ・アイズリーにたのんで改造かいぞうしてもらったPXモードをもちいて、ヴァルダーに勝利しょうり。L.O.ブースターのパイロットになったロッシェはガンダムバーンレプオスを操縦そうじゅうするクラーツに苦戦くせんするもののクラーツはPXの副作用ふくさよう戦死せんし。オデルは両親りょうしんかたきであったペルゲをつもののペルゲのともにグランシャリオの破壊はかいプログラムが起動きどう。MO-Vだけでなく、地球ちきゅうまで窮地きゅうちおちいってしまうがアディンはオデルとロッシェのガンダムももちいて、最後さいごのG-UNITをつくげ、グランシャリオを破壊はかい。プライズとのたたかいをわらせた。

戦後せんご、MO-Vは宇宙船うちゅうせん生産せいさん開始かいし。オデルとトリシア・ファレルの結婚式けっこんしき最中さいちゅう、アディンとオデルも最後さいご勝負しょうぶひろげるのだった。

オペレーション・ガリアレスト

[編集へんしゅう]

登場とうじょう人物じんぶつ

[編集へんしゅう]

声優せいゆうはゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズのもの。

アディン・バーネット
こえ優希ゆうき比呂ひろきゅう結城ゆうき比呂ひろ
ほんさく主人公しゅじんこう。17さい。MO-Vのモビルスーツパイロット。
おれめるぜ!」が口癖くちぐせ熱血ねっけつ青年せいねん正義せいぎかんつよい。あに・オデルを尊敬そんけいするとともにライバルしており、あにえることを目標もくひょうとしているが、それは自分じぶんみとめてもらいたいことのあらわれでもある。OZが平和へいわ組織そしきであることをしんじ、OZの一員いちいんになれることをよろこんでいたが、OZプライズの襲撃しゅうげきかんがえをあらためていく。
ガンダムジェミナス01のテストパイロットをつとめ、強化きょうかがたガンダムL.O.ブースターやオデルが手掛てがけたガンダムグリープ操縦そうじゅう
OZプライズとのたたかいをえたのち、オデルとトリシアの結婚式けっこんしきにて「平和へいわへのねがい」と「あにえる」という2つの目的もくてきもと、Gリーオー01をもちいてのペイントだんじゅうはつ勝負しょうぶ展開てんかいした。
『オペレーション・ガリアレスト』ではガリアレストでの戦闘せんとうでグリープが使つかえなくなってしまい、わりとしてL.O.ブースターをガリアレストでかわそうしたガリアジェミナス搭乗とうじょうし、ガリアレストでの戦闘せんとうはOZプライズとの最終さいしゅう決戦けっせんけてあらたに開発かいはつされたガンダムグリープノーヴィ搭乗とうじょう
名前なまえ由来ゆらいロシアの「1 (ОДИН アディーン)」。
オデル・バーネット
こえ津久井つくい教生あつお
アディンのあに。23さい
アディンとおなじくテストパイロットであり、ガンダムジェミナス02担当たんとうおとうととはせい反対はんたい冷静れいせい沈着ちんちゃく性格せいかくでエンジニアとしても優秀ゆうしゅう。アディンをときやさしく、とききびしくせっすることで成長せいちょううながしている。アディンやロガとはぎゃくにOZには疑念ぎねんかんじていた。
OZプライズとの戦闘せんとうでアディンをかばって被弾ひだん生死せいし不明ふめいとなるが、OZプライズのシルヴァ・クラウンに姿すがたえて、スパイ活動かつどうおこない、ガンダムグリープを開発かいはつ。MO-Vに復帰ふっきし、最終さいしゅう決戦けっせんではMO-V仕様しよう改修かいしゅうされたガンダムアスクレプオス出撃しゅつげき両親りょうしんかたきであったペルゲをつ。
OZプライズとのたたかいをえたのち、トリシアと結婚けっこんしきにおいてはアディンとペイントだんじゅうはつ勝負しょうぶおこない、Gリーオー02を操縦そうじゅう
ルシエ・アイズリー
こえ池澤いけざわ春菜はるな
MO-Vのプログラマー。17さい
つよ性格せいかくたタイプのアディンとは口論こうろんすることがおおいが相思相愛そうしそうあい関係かんけい告白こくはくするまでにはいたっていない)である。ペルゲのことは「なにかんがえているかからないし、不気味ぶきみだし」という理由りゆうからきらっていた。
最終さいしゅう決戦けっせんではアディンの無理むりいて、ガンダムグリープのヘッドセットに改良かいりょうくわえて、PXモードのリミットレベルをげる。
だい3において、手薄てうすのMO-Vがプライズの襲撃しゅうげきけたさい防衛ぼうえいせんで「わたしもリーオーでます」と発言はつげんしていたことから、モビルスーツの操縦そうじゅうおこなえるようだが、ロガにめられたこととトリシアから「なぞ信号しんごう(ペルゲによるもの)の発信はっしんげんさぐってきてほしい」とたのまれたことで実際じっさい操縦そうじゅうするシーンはなかった。
トリシア・ファレル
MO-Vのオペレーター。
オデルの婚約こんやくしゃであり、知的ちてきやさしい大人おとな女性じょせい
最終さいしゅう決戦けっせんさいにオデルからプロポーズをけ、エピローグでオデルと結婚けっこんする。
ロガ・ハーマン
MO-V代表だいひょう
バーネット兄弟きょうだい父親ちちおや・マークとは友人ゆうじん関係かんけいにあり、両親りょうしんくしたのちのバーネット兄弟きょうだいそだてたことから「オヤジさん」の愛称あいしょうばれている。
レディ・アンの演説えんぜつ感動かんどうしたことからOZの傘下さんかはいり、G-UNITをもうとしたが、OZプライズの襲撃しゅうげきけて苦慮くりょすることに。
戦後せんごはMO-Vを軍事ぐんじようから宇宙船うちゅうせん開発かいはつよう変更へんこうした。
ディック・ヒガサキ
MO-Vのチーフメカニック。
さくな性格せいかくでアディンにとっては、もう1人ひとりあにてき存在そんざい。オデルがかえったモビルドールのデータをもとにDユニットも開発かいはつした。
漫画まんがばんの『しん機動きどう戦記せんきガンダムW Endless Waltz』ではかれらしき人物じんぶつトールギスIII整備せいびおこなっている。
ロウ・サーナン
OZとく
ニコルの命令めいれいけて、MO-Vの調査ちょうさかうが、その途中とちゅうにOZプライズに襲撃しゅうげきされる。シャトルを撃墜げきついされるが奇跡きせきてきたすかり、以後いごはMO-Vにとどまって、アディンたちに協力きょうりょく。アディンとルシエがケンカするたびに「なかいですね」とう。
レイクビクトリア基地きちにいたことがあり、シェンロンガンダム目撃もくげきした経験けいけんからMO-Vではじめてジェミナスのことを「ガンダム」とび、それにより、アディンはガンダムパイロットのほこりに目覚めざめた。
戦後せんご、ニコルからプライズがMO-Vをねらった理由りゆうわれるが「ここにはなにもなかった」と報告ほうこく
マーク・バーネット
バーネット兄弟きょうだい父親ちちおや
エンジンをおもとしているエンジニアであり、人類じんるいとお宇宙うちゅうたびするための宇宙船うちゅうせんつくすことがゆめであったが10ねんまえのシャトル事故じこつま共々ともどもかえらぬひとになる。
じつはペルゲがMO-Vを利用りようするために邪魔じゃま存在そんざいだったために暗殺あんさつされていたことが真相しんそうだった。

OZプライズ

[編集へんしゅう]
ロッシェ・ナトゥーノ
こえ堀川ほりかわあきらげん堀川ほりかわりょう)(F) / 柿原かきはら徹也てつや(OVERWORLD以降いこう
星屑ほしくずさん騎士きし(スターダストナイツ)のリーダーかく搭乗とうじょうLEO-S(レオス)
気障きざわり性格せいかくだが、騎士きしどう精神せいしんおもんじ、アディンをライバルする。そのため度々たびたびアディンに助力じょりょくすることもあった(「アディンは自分じぶん獲物えものである」というこだわりがあったこと理由りゆうひとつ)。ごく初期しょきには狂気きょうきちた表情ひょうじょうせたこともあった。一人称いちにんしょうは「わたし」だが「おれ」を使つかうこともある。かれ登場とうじょうシーンには背景はいけいにバラがえがかれることがおおい。
ヴァルダーがわ離反りはんしたクラーツに撃墜げきついされるが、アディンに救出きゅうしゅつされて生存せいぞん以降いこうはアリサとともにMO-Vがわせ、ガンダムL.O.ブースターの2代目だいめパイロットとして活動かつどう。アディンと友情ゆうじょうはぐくませ、相棒あいぼうとなった。
戦後せんご、オデルとトリシアの結婚式けっこんしき最中さいちゅう、アリサととも姿すがたす。
クラーツ・シェルビィ
こえ二又ふたまた一成いっせい(F) / 津田つだ健次郎けんじろう(OVERWORLD以降いこう
星屑ほしくずさん騎士きし(スターダストナイツ)の一員いちいん搭乗とうじょうLEO-R(レオール)
物腰ものごしやわらかく、丁寧ていねいしゃべかたをする。趣味しゅみつめ手入ていれ。
騎士きしごっこにきたという理由りゆうからヴァルダーにき、ロッシェのレオスに不意打ふいうちをかけて重傷じゅうしょうわせ、ロッシェ追放ついほうとく昇進しょうしん
MO-VがわいたロッシェのガンダムL.O.ブースター相手あいていちはいれたうえなさけをかけられてしまう。打倒だとうロッシェのためにガンダムバーンレプオス搭乗とうじょう。ロッシェと互角ごかく以上いじょう戦闘せんとう展開てんかいするがPXシステムのリミッターがかかっていなかったこととシステム対応たいおう訓練くんれんけていなかったために副作用ふくさよう精神せいしん崩壊ほうかいこし、機体きたいともばくする。
ブルム・ブロックス
こえ松尾まつおぎんさん(F) / 稲田いなだとおる(OVERWORLD以降いこう
星屑ほしくずさん騎士きし(スターダストナイツ)の一員いちいん搭乗とうじょうLEO-N(レオン)
傲岸ごうがん不遜ふそん大男おおおとこ。しかしながら、民間みんかんじんのシャトル保護ほご確約かくやくしたりと騎士きしとしてすじとおすところもある。
ヴァルダーに楯突たてついたために瞬殺しゅんさつされて戦死せんし
アリサ・ウォーカー
ロッシェに好意こういいだくOZプライズ士官しかん
赤毛あかげのはねっ特徴とくちょうてき容姿ようしはボーイッシュだが、性格せいかく物静ものしずかで忍耐にんたいつよい。のちにシルヴァ(オデル)に協力きょうりょくして、アディンにガンダムグリープたくし、MO-Vにせる。最終さいしゅう決戦けっせんではDユニットの操作そうさおこなう。
シルヴァ・クラウン
こえ津久井つくい教生あつお
ぎん仮面かめんのMSパイロット。
ロッシェにわって、ガンダムアスクレプオスのパイロットをつとめ、アスクレプオスの性能せいのう最大限さいだいげんし、PXシステムにも対応たいおう
その正体しょうたい戦死せんししたとおもわれたオデルであり、ペルゲのさそいにるふりをして、MO-Vをすくうためのスパイ活動かつどうをしていた。ガンダムグリープを完成かんせいさせたのち、その工場こうじょう資源しげん衛星えいせい偽装ぎそうし、衛星えいせいをMO-Vにぶつけるオペレーション・パンドラとしょうしてアディンにおくとどける。ヴァルダーにはスパイ活動かつどう見破みやぶられていたが、アディンにたすけられ、MO-Vに復帰ふっき
ヴァルダー・ファーキル
こえ小杉こすぎ十郎太じゅうろうた
OZ上級じょうきゅうとく
くろいカスタムリーオー搭乗とうじょうしての非情ひじょうたたかかたから「暗黒あんこく破壊はかい将軍しょうぐん」の異名いみょうち、プライズに異動いどうハイドラガンダムのパイロットになる。
アディンから「邪悪じゃあくみたいなものをかんじる」としょうされるほどに冷酷れいこく性格せいかくであり、戦争せんそう独自どくじ美学びがくつ。トレーズ・クシュリナーダをライバルしているために自分じぶんわたえるのはトレーズのみであると豪語ごうごし、トレーズがガンダムエピオンとの対決たいけつのぞみ、みずからが最強さいきょうであることを証明しょうめいしようとする。
最終さいしゅう決戦けっせんでアディンとたたかっている最中さいちゅうにロッシェからトレーズが戦死せんししたことをつたえられ、動揺どうようするなか、アディンのガンダムグリープの猛攻もうこうあい破壊はかいされて戦死せんし
ドクター・ペルゲ
こえ麦人ばくじん
G-UNITの開発かいはつしゃ
当初とうしょはMO-Vで活動かつどうしながらMO-Vの情報じょうほうをOZプライズに発信はっしんしていた。トリシアに発信はっしんげんめられながらもすで脱出だっしゅつ準備じゅんびととのっていたためにレオンに回収かいしゅうされて、グランシャリオにおもむく。一方いっぽう、Gユニットにかんするデータをえてのこしていたため、MO-Vも戦力せんりょく強化きょうかはかることが出来できた。
しん目的もくてきは「自分じぶんつくしたモビルスーツが世界せかい頂点ちょうてんち、その開発かいはつしゃである自身じしん歴史れきしきざみつけること」であり、ヴァルダーからは「世界せかい征服せいふく」と揶揄やゆされた。オデルをたかっており、自分じぶん配下はいかくわえようとするが、かれにそのがないことからバーネット兄弟きょうだい両親りょうしん真相しんそうかしたことがわざわいして、オデルののPXオーバードライブからの攻撃こうげき自身じしんのいるブリッジを直撃ちょくげきしたことで戦死せんし。そのともグランシャリオ仕掛しかけておいたプログラムが起動きどうして、かくコロニーや地球ちきゅう道連みちづれにしようとするもののアディンが操縦そうじゅうするG-UNIT最終さいしゅうがた攻撃こうげきでグランシャリオを破壊はかいされた。
ルーナ・アルモニア
こえ島津しまつ冴子さえこ(F) / 花澤はなざわ香菜かな(OVERWORLD以降いこう
MO-Vへ潜入せんにゅうしたOZプライズのおんなスパイ。搭乗とうじょうメリクリウス・シュイヴァン
はかな雰囲気ふんいきただよわせた、可憐かれん美少女びしょうじょ物心ぶっしんついたときにははははおらず、ちちもコロニー解放かいほうのためにいのちとしている。ちち死後しごあねのソリスとともにコロニー地下ちか組織そしき一員いちいんとなり、オペレーション・メテオのガンダムパイロット候補こうほだったが脱落だつらく日常にちじょうもどることも出来できずにいたところをヴァルダーにひろわれ、その側近そっきんとなった。
アディンとしんかよわせながらも姉妹しまいともにヴァルダーに見切みきりをけられ、グランノヴァほう直撃ちょくげきけながらもアディンに感謝かんしゃ言葉ことばのこした。死亡しぼうしたとおもわれたが、エピローグであねのソリスとともにオデルとトリシアの結婚式けっこんしき参列さんれつしていた。なお、『SDガンダム GGENERATION-F』のキャラクタープロフィールでは「死亡しぼうした」とかれていたが、『OVERWORLD』のプロフィールでは修正しゅうせいされている。
『オペレーション・ガリアレスト』では彼女かのじょとソリスがペルゲとヴァルダーに始末しまつされた直後ちょくご、アルファーが搭乗とうじょうするガンダムカスターに救助きゅうじょされ、MO-Vに緊急きんきゅう搬送はんそうされたことが判明はんめい
ソリス・アルモニア
こえふゆうま由美ゆみ(F) / 甲斐田かいだ裕子ゆうこ(OVERWORLD以降いこう
OZプライズのMSパイロット。搭乗とうじょうヴァイエイト・シュイヴァン。ルーナのあね
いもうととはせい反対はんたい強気つよき性格せいかくであり、派手はでなメイクが特徴とくちょう。ルーナからは「ソリスあねさま」とばれている。
アディンとロッシェのタッグにいもうと共々ともどもやぶれながらもアディンにガンダムパイロットとしての覚悟かくごき、さいには「そのちから使つかみちまよっているのなら、わたしたちのようなないなかつくってくれ」とげた。いもうととも死亡しぼうしたとおもわれたが、おなじく最終さいしゅうばなしいちコマだけてきている。
『オペレーション・ガリアレスト』では彼女かのじょとルーナがペルゲとヴァルダーに始末しまつされた直後ちょくご、アルファーが搭乗とうじょうするガンダムカスターに救助きゅうじょされ、MO-Vに緊急きんきゅう搬送はんそうされたことが判明はんめいがりのながらもDユニットの開発かいはつ協力きょうりょくし、カスターとポリュクスの出自しゅつじをオデルにげる。OZプライズとの最終さいしゅう決戦けっせんでは、オデルはMO-Vへ直接ちょくせつ攻撃こうげきする別働隊べつどうたいると予測よそくして最終さいしゅう防衛ぼうえいラインとしてのこし、エルカによって修復しゅうふく改良かいりょうほどこされたヴァイエイト・シュイヴァンあらためり、Dユニットと連携れんけいして迎撃げいげきする。

その

[編集へんしゅう]
レディ・アン
こえしゃゆり(F) / いとぐち乃冬はな(CROSSRAYS)
OZとく
OZをれたMO-Vを「るにらん弱小じゃくしょうコロニー」と相手あいてにせず、処遇しょぐうをニコルに一任いちにんする。
ニコル
OZとくじょう
レディ・アンからMO-Vの処遇しょぐうまかされるがロームフェラー財団ざいだんからMO-VがOZプライズの管轄かんかつになったことをつたえられたことがになり、ロウをMO-Vに調査ちょうさかわせた。
カーンズ
ホワイトファングの創設そうせつしゃ
世界国家せかいこっかぐんとのたたかいの最中さいちゅう明確めいかく情報じょうほううごいたドルニエにあきれていた。
ドルニエ・ナバーロ
ホワイトファングの一員いちいん
MO-VちゅういきにOZプライズが滞在たいざいしている情報じょうほうさぐるためにビルゴII護衛ごえいけて、MO-Vちゅういきおもむくがガンダムバーンレプオスに襲撃しゅうげきされて、ビルゴIIをうばわれる。
『オペレーション・ガリアレスト』ではガリアレストを占拠せんきょしたホワイトファングの部隊ぶたい指揮しきかんとして登場とうじょうするが、プロトタイプ・スコーピオ行動こうどう不能ふのうになるとガリアレストを放棄ほうきした。なおほんさく名字みょうじ判明はんめい

『オペレーション・ガリアレスト』の登場とうじょう人物じんぶつ

[編集へんしゅう]
アルファー・ルートディア
ガンダムカスターのパイロット。愛称あいしょうは「アル」。ホワイトファングに占拠せんきょされた工業こうぎょうコロニー・ガリアレストをもどすためにMO-Vへ救援きゅうえんう。しかし、実際じっさいはペルゲの協力きょうりょくしゃで、かれ指示しじでアディンとオデルとたたかうためにおとうとのヴィータと共謀きょうぼうしてガリアレストへむために暗躍あんやくしていた。弱者じゃくしゃしいたげる世界せかいへの復讐ふくしゅう目的もくてきとしており、自分じぶん技術ぎじゅつしゃおとうとはOZのパイロットとしてちからたくわえ、兄弟きょうだい世界せかいえようと目論もくろんでいた。
柔和にゅうわ性格せいかくえんじていたが、実際じっさい丁寧ていねい言葉ことばづかいながら淡々たんたんとした口調くちょうはな冷静れいせい性格せいかく戦闘せんとうでも冷静れいせい相手あいてうごきを分析ぶんせきしながらたたかうほか、おとうと同様どうよう心理しんりせんけており、戦闘せんとうちゅうにアディンの動揺どうよう幾度いくどとなくさそう。正体しょうたいかしてからはアディンのことを見下みくだしてるように振舞ふるまうが、一方いっぽうかれ操縦そうじゅう技術ぎじゅつ一目いちもくいており、「PXオーバードライブできる機体きたい搭乗とうじょうしたら」と一瞬いっしゅんかんがえこんでいた。また、技術ぎじゅつしゃとしてルシエの技術ぎじゅつりょく発想はっそうりょく評価ひょうかしていた。
合体がったいG-UNIT、ガンダムディオズでバーネット兄弟きょうだいとの戦闘せんとう優位ゆういすすめるが、乱入らんにゅうしてきたヴァルダーのハイドラガンダムにはたずめられていく。ヴィータが意識いしき不明ふめいとなったのち、ペルゲに一矢いっしむくいようとグランシャリオをねらうもはばまれ、最終さいしゅうてきには撃墜げきついされてしまう。死亡しぼうしたとおもわれていたがガンダムカスター共々ともどもびており、最終さいしゅう決戦けっせん最終さいしゅうばんでアディンたち助太刀すけだちする。このさい、ヴィータが使用しようしていた仮面かめん着用ちゃくようし、「友達ともだち」とだけ名乗なのっている[2]
ゴルド・クラウン
ガンダムポリュクスのパイロット。OZリプライズと自称じしょうし、シルヴァ・クラウンに変装へんそうしていたころのオデルにふりふたつの仮面かめんけている。理由りゆう不明ふめいだがロッシェの過去かこっており、かれ精神せいしん不安定ふあんてい仕向しむけるようにあおつづける。他者たしゃを「ゴミクズ」とんで見下みくだし、乱暴らんぼう口調くちょう挑発ちょうはつてき態度たいどをとる。戦闘せんとうは、機体きたいだい火力かりょくもちいたあらっぽいスタイルをこのむ。
正体しょうたいはアルファーのおとうとであるヴィータ・ルートディア。アルファーからは「ヴィー」とばれており、表向おもてむきは事故じこ死亡しぼうしたことになっている。OZリプライズという所属しょぞくやゴルドの名前なまえは、アディンたち動揺どうようさそうための偽称ぎしょうけている仮面かめんはペルゲからわたされたもので、PXオーバードライブの発動はつどうや、AIのアシストによって情報じょうほう解析かいせき状況じょうきょう確認かくにん予測よそく可能かのうとするデバイスである。
ヴァルダーとの交戦こうせんちゅうに、PXシステムオーバードライブの酷使こくし原因げんいんで、意識いしき不明ふめいとなる(死亡しぼうしたようにえる描写びょうしゃがなされているが、作者さくしゃ生死せいしについては「なぞ」としている[3])。
エルカ・ペタソン
OZプライズの技師ぎしで、ヴァイエイト・シュイヴァンとメリクリウス・シュイヴァンの開発かいはつしゃ月面げつめん基地きち勤務きんむしていたときにオリジナルのヴァイエイトとメリクリウスの開発かいはつにもたずさわっており、両機りょうき強化きょうかプランを提出ていしゅつして了承りょうしょうた。その過程かていでソリスとルーナとい、二人ふたりをそれぞれ「姉御あねご」「ルーナたん」とんでいる。
らえられたアリサとルシエをたすけ、MO-Vにれていく条件じょうけん協力きょうりょく。ガリアレストを脱出だっしゅつしたのちはソリスとルーナに無事ぶじ再会さいかいし、最終さいしゅう決戦けっせんけてヴァイエイト・シュイヴァンの修復しゅうふくおこなった。

しん機動きどう戦記せんきガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト

[編集へんしゅう]

しん機動きどう戦記せんきガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト』は、『月刊げっかんガンダムエース』2019ねん8がつごうから2021ねん11がつごうまで連載れんさいされた漫画まんが作品さくひん

作画さくがときたこういち。MSデザインはアストレイズ。

どき系列けいれつでアルモニア姉妹しまいがペルゲとヴァルダーに始末しまつされた(とおもわれていた)直後ちょくごから、OZプライズとの最終さいしゅう決戦けっせん開始かいしされるまでのあいだこったガリアレストでの出来事できごと、OZプライズとの最終さいしゅう決戦けっせんのエピソードに加筆かひつされた内容ないよう収録しゅうろくされている。

単行本たんこうぼん

[編集へんしゅう]
しん機動きどう戦記せんきガンダムW G-UNIT
  • 通常つうじょうばん
    1. ISBN 978-4-06-321818-3
    2. ISBN 978-4-06-321831-2
    3. ISBN 978-4-06-321835-0
  • KCデラックス
    1. ISBN 978-4-06-372069-3
    2. ISBN 978-4-06-372087-7
    3. ISBN 978-4-06-372098-3
  • 新装しんそうばん
    1. 2020ねん10がつ24にち発売はつばい[4]ISBN 978-4-04-811169-0
    2. 2020ねん10がつ24にち発売はつばい[5]ISBN 978-4-04-811171-3
    3. 2020ねん11月25にち発売はつばい[6]ISBN 978-4-04-811170-6
しん機動きどう戦記せんきガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ “SUGIZOとシャアのコラボイラストを安彦やすひこ良和よしかずねつひつ!ガンダムエース表紙ひょうし付録ふろくに”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019ねん7がつ26にち). https://natalie.mu/comic/news/341208 2021ねん3がつ26にち閲覧えつらん 
  2. ^ ときたこういちしん機動きどう戦記せんきガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト』最終さいしゅうばなし、KADOKAWA。
  3. ^ ときたこういちしん機動きどう戦記せんきガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト』最終巻さいしゅうかんあとがき、KADOKAWA。
  4. ^ 新装しんそうばん しん機動きどう戦記せんきガンダムW DUAL STORY G-UNIT(1)”. KADOKAWA. 2021ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  5. ^ 新装しんそうばん しん機動きどう戦記せんきガンダムW DUAL STORY G-UNIT(2)”. KADOKAWA. 2021ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  6. ^ 新装しんそうばん しん機動きどう戦記せんきガンダムW DUAL STORY G-UNIT(3)”. KADOKAWA. 2021ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  7. ^ しん機動きどう戦記せんきガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト(1)”. KADOKAWA. 2021ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  8. ^ しん機動きどう戦記せんきガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト(2)”. KADOKAWA. 2021ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  9. ^ しん機動きどう戦記せんきガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト(3)”. KADOKAWA. 2021ねん1がつ21にち閲覧えつらん
  10. ^ しん機動きどう戦記せんきガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト(4)”. KADOKAWA. 2021ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  11. ^ しん機動きどう戦記せんきガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト(5)”. KADOKAWA. 2021ねん11月26にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]