日原 昌造
ひのはら しょうぞう | |
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1853 | |
1904 | |
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略歴
[1877
著作
[『
日本 ハ東洋 國 タルベカラズ
[豊浦 生 (1884年 11月11日 ). “日本 ハ東洋 國 タルベカラズ” (PDF).時事新報 (時事新報 社 ) 2016年 4月 17日 閲覧 。豊浦 生 (1884年 11月13日 ). “日本 ハ東洋 國 タルベカラズ(一昨日 ノ續 )” (PDF).時事新報 (時事新報 社 ) 2016年 4月 17日 閲覧 。豊浦 生 (1884年 11月14日 ). “日本 ハ東洋 國 タルベカラズ(昨日 ノ續 )” (PDF).時事新報 (時事新報 社 ) 2016年 4月 17日 閲覧 。
脚注
[注釈
[- ^ これは『
時事新報 』に「脱 亜 論 」が発表 される4ヶ月 前 の社説 である。 - ^ 「
余 ハ興亜 会 ニ反 シテ脱 亜 会 ノ設立 ヲ希望 スル者 ナリ」。つまり「脱 亜 会 」という形 で、「脱 亜 」という言葉 が出 てくるんです。「興亜 」に対 しての「脱 亜 」。しかもそれは全体 の口調 からして非常 にアイロニカルなんです。「興亜 会 」なんて作 るより、「脱 亜 会 」を作 ったらどうだという。 —丸山 眞男 、福沢 諭吉 の「脱 亜 論 」とその周辺 1990年 9月 [6] - ^ 「
脱 亜 会 」というのは、名前 からして、できるはずがないんで、この「脱 亜 会 」という思 いつきが奇抜 で、「脱 亜 」という表現 がシニカルだから、福沢 はこういう表現 を好 んで使 いましたから――福沢 のスタイルとして、あ、これは面白 いということになって――、翌年 の社説 の一 編 に「脱 亜 論 」という題 を付 したんじゃないか、これは私 の想像 ですけれども。 —丸山 眞男 、福沢 諭吉 の「脱 亜 論 」とその周辺 1990年 9月 [6] - ^
日原 は行 く先々 で当時 の英国 社会 に遍在 する帝国 意識 と遭遇 し、「倫敦 通信 」の中 で怒 りや嘆 きを吐露 している。大 英 帝国 の首都 ロンドンという現場 で働 く、長期 生活 者 たる日原 昌造 。彼 の眼 を通 した新鮮 にして詳細 な国際 情報 が、福沢 のもとへ定期 的 に届 けられていた(福沢 における無形 から有形 への「力点 の移動 」を考察 する場合 においても、日原 を含 めた在外 門下生 による現場 からの声 と「万国博覧会 時代 の『民情 一新 』」という視点 は有効 であると考 える)。「日本 ハ東洋 国 タルベカラズ」は、こうした日原 による「倫敦 通信 」の集大成 といってもよい。「興亜 」「脱 亜 」という言葉 の問題 にとどまらず、当時 の在外 日本人 が五感 をフル活用 して全身 で感 じ取 った帝国 主義 を理解 する必要 がある。 —岡部 泰子 、補注 [7]
出典
[- ^ a b c d e f g h i j
慶應義塾 (2010, p. 558) - ^ a b c d
岡部 泰子 による補注 を参照 。丸山 (2009, pp. 33–35) - ^
森永 長 壹 郎 「新島 襄 と森永 太一郎 :誕生 より帰国 まで」『新島 研究 』第 102巻 、同志社大学 同志社 社 史 資料 センター、2011年 2月 、31-59頁 、CRID 1390290699890567680、doi:10.14988/pa.2017.0000013032、ISSN 0287-5020、NAID 110009558830。 - ^
丸山 (2009, pp. 6–10,日原 昌造 の「日本 ハ東洋 国 タルベカラズ」) - ^
岡部 泰子 作成 の補注 を参照 。丸山 (2009, pp. 34f) - ^ a b
丸山 (2009, p. 7) - ^
丸山 (2009, pp. 34f)
関連 項目
[参考 文献
[慶應義塾 史 事典 編集 委員 会 編 『慶應義塾 史 事典 』慶應義塾大学 出版 会 、2008年 11月8日 。ISBN 978-4-7664-1572-8。福澤 諭吉 事典 編集 委員 会 編 『福澤 諭吉 事典 』慶應義塾大学 出版 会 、2010年 12月25日 。ISBN 978-4-7664-1800-2。服部 禮次郎 「書簡 に見 る福澤 人物 誌 (8)日原 昌造 ――福澤 が誰 よりも信頼 した後輩 」『三田 評論 』第 1074号 、慶應義塾 、2004年 12月、52-58頁 。丸山 眞男 著 、丸山 眞男 手帖 の会 編 『丸山 眞男 話 文集 』 4巻 、みすず書房 、2009年 3月 19日 。ISBN 978-4-622-07384-0。
外部 リンク
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1875 1875 |
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