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有ゆう難なんや節ふし

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出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
「有ゆう難なんや節ふし」
守屋もりや浩ひろし の シングル
B面めん 便利べんり節ぶし
リリース
録音ろくおん 1960年ねん9月22日にち[1]
ジャンル 歌謡かよう曲きょく
レーベル 日本にほんコロムビア
作詞さくし・作曲さっきょく 浜口はまぐち庫之助くらのすけ（作詞さくし）
パブリックドメイン（作曲さっきょく）
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『有ゆう難なんや節ふし』（ありがたやぶし）は、守屋もりや浩ひろしの歌謡かよう曲きょく。1960年ねん11月5日にちに日本にっぽんコロムビアレコードからSP盤ばん(78rpm)シングルレコード（規格きかく品番ひんばん：SA-489。A-3238 併記へいき）が発売はつばいされた。B面めんは「便利べんり節ぶし」。添付てんぷの歌詞かしカードには両りょう曲きょくの振ふり付つけが載のっている。

作詞さくし：浜口はまぐち庫之助くらのすけ、作曲さっきょく：パブリックドメイン、補ほ曲きょく：浜口はまぐち庫之助くらのすけ、採譜さいふ：森もり一也かずや[2][3][4][5]。

概要がいよう

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1960年代ねんだいに流行りゅうこうした[6]。この曲きょくを原作げんさくとして日活にっかつ映画えいが『有ゆう難なんや節ふし あゝ有難ありがたや有難ありがたや』（監督かんとく:西河にしかわ克己かつみ、主演しゅえん:和田わだ浩ひろし治ち）が1961年ねんに公開こうかいされている[7]。この映画えいがには守屋もりやも出演しゅつえんし、劇げき中ちゅうで本ほん曲きょくを歌うたうシーンがある。

1960年ねん10月がつ21日にちに日本にっぽん教育きょういくテレビで放送ほうそうされた『大学だいがくは花はなざかり』の劇げき中ちゅうで、守屋もりやによって歌うたわれた[8]。

1968年ねん時点じてんでの累計るいけい売上うりあげは38万まん枚まい[9]。

もともとは四国しこく地方ちほうのご詠歌えいかであったとする資料しりょうもあるが[10]、はっきりはしておらず、名古屋なごや市しで俗謡ぞくようとして歌うたわれていたと言いわれている[10][11]。1960年ねん8月がつ、日本にほんコロムビアの坂田さかた哲郎てつろうが名古屋なごやを訪おとずれた際さいに、地元じもとで歌うたわれていたこの曲きょくを発掘はっくつしたとされる[8]。神戸こうべの三宮さんのみやから大阪おおさか・名古屋なごやへ広ひろまったという説せつもある[12]。元もと歌うたは「ひわいな歌詞かし」であったという[8]。

採譜さいふした森もり一也かずやは「アーリガタヤ、アリガタヤ」の部分ぶぶんのメロディーが1896年ねん（明治めいじ29年ねん）に小山こやま作之助さくのすけが作曲さっきょくした唱歌しょうか「四条畷しじょうなわて」に類似るいじしていることを指摘してきしている[12]。

「ARIGATAYA節ぶし」
KAJA＆JAMMIN' の シングル
B面めん Sa Sa Sa
リリース
レーベル CBSソニー
作詞さくし・作曲さっきょく 作詞さくし：浜口はまぐち庫之助くらのすけ（補ほ：藤巻ふじまき直哉なおや）、作曲さっきょく：不ふ詳しょう（採譜さいふ：森もり一也かずや）
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KAJA版ばん

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「アマチュアバンドの時ときに、『有ゆう難なんや節ふし』をレゲエにしたらオモロイな、と思おもったのがきっかけ。その曲きょくを入いれたデモテープを作つくったら松竹しょうちく芸能げいのうからハングマンのプロデューサーの手てに渡わたって、すぐに『これを使つかいたい』となった」[13]。

結果けっか、テレビ朝日てれびあさひ系列けいれつで1984年ねんに放映ほうえいされた『ザ・ハングマン4』のエンディング曲きょくとして使用しようされた。

歌詞かしの1/3は藤巻ふじまき直哉なおやによる改あらため詞しで、他ほかにも部分ぶぶん的てきに守屋もりや版ばんとは順序じゅんじょが入いれ替かわっている箇所かしょがある。

現在げんざいCD音源おんげん化かで聴きけるのは、「ザ・ハングマン 燃もえる音楽おんがく簿ぼ」のみ。

A面めん

  1. ARIGATAYA-BUSHI
    • 作詞さくし：浜口はまぐち庫之助くらのすけ（補ほ：藤巻ふじまき直哉なおや）、作曲さっきょく：不ふ詳しょう（採譜さいふ：森もり一也かずや）、編曲へんきょく：カジャ

B面めん

  1. Sa Sa Sa
    • 作詞さくし・作曲さっきょく・編曲へんきょく：カジャ

カバー

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有ゆう難なんや節ふし

出典しゅってん

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  1. ^ a b 『決定けってい盤ばん 青春せいしゅんの大だいヒット大だい全集ぜんしゅう』（日本にほんコロムビア、2007年ねん発売はつばい、規格きかく品番ひんばん：COCP-34097〜8）収録しゅうろくのブックレット（ノンブルなし）より。
  2. ^ “000-0894-0 有難ありがた度たびや節ふし”. 日本音楽著作権協会にほんおんがくちょさくけんきょうかい. 2018年ねん8月がつ1日にち閲覧えつらん。
  3. ^ 『全音ぜんおん 歌謡かよう曲きょく全集ぜんしゅう』 11巻かん、全音楽譜出版社ぜんおんがくふしゅっぱんしゃ、1998年ねん、42-43頁ぺーじ。ISBN 978-4117691115。 
  4. ^ 『昭和しょうわ流行りゅうこう歌か史し』毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ、1979年ねん、234頁ぺーじ。 
  5. ^ 古こ茂田しげた信男のぶお、矢沢やざわ寛ひろし、島田しまだ芳文よしふみ『日本にっぽん流行りゅうこう歌か史し 下か 1960〜1994』社会しゃかい思想しそう社しゃ、1995年ねん、234頁ぺーじ。ISBN 978-4390501965。 
  6. ^ 園部そのべ三郎さぶろう『日本にっぽん民衆みんしゅう歌謡かよう史し考こう』朝日新聞社あさひしんぶんしゃ、1980年ねん、210頁ぺーじ。ISBN 978-4022592644。 
  7. ^ “有ゆう難なんや節ふし あゝ有難ありがたや有難ありがたや”. 日活にっかつ. 2018年ねん8月がつ1日にち閲覧えつらん。
  8. ^ a b c 「『有ゆう難なんや節ふし』を分析ぶんせきすれば 行政管理庁ぎょうせいかんりちょうの調査ちょうさ班はんの診断しんだん」『読売新聞よみうりしんぶん』1961年ねん2月がつ26日にち付づけ夕刊ゆうかん、4頁ぺーじ。
  9. ^ 堀内ほりうち敬三けいぞう『音楽おんがく明治めいじ百ひゃく年ねん史し』音楽之友社おんがくのともしゃ、1968年ねん、346頁ぺーじ。NDLJP:2518791/190
  10. ^ a b 国立こくりつ国語こくご研究所けんきゅうじょ 編へん『国語こくご年鑑ねんかん』（昭和しょうわ36年版ねんばん）秀しげる英えい出版しゅっぱん、1961年ねん、附録ふろく10頁ぺーじ。 
  11. ^ 米川よねかわ明彦あきひこ 編へん『日本にっぽん俗語ぞくご大だい辞典じてん』東京とうきょう堂どう出版しゅっぱん、2003年ねん、33頁ぺーじ。ISBN 978-4490106381。 
  12. ^ a b LPレコード『懐なつかしのメロデー 日本にっぽん歌謡かよう史し 第だい17集しゅう 昭和しょうわ33〜36年ねん』（国際こくさい情報じょうほう社しゃ）付属ふぞくライナーノーツ、19頁ぺーじ。（同どうページの著者ちょしゃは森もり一也かずや）
  13. ^ “「ありがたや節ふし」で二に度目どめのブレイクをしたレゲエ界かいのレジェンドＫＡＪＡがノーギャラでライブハウスを支援しえん（加藤かとう慶けい） - エキスパート”. Yahoo!ニュース. 2024年ねん9月がつ19日にち閲覧えつらん。
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