日本にほんコロムビア

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェイス (企業きぎょう) > 日本にほんコロムビア
日本にほんコロムビア株式会社かぶしきがいしゃ
NIPPON COLUMBIA CO., LTD.
入居するフェイス南青山
入居にゅうきょするフェイス南青山みなみあおやま
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
市場いちば情報じょうほう 上場じょうじょう以下いか過去かこのデータ)
東証とうしょう1 6791
1949ねん5がつ16にち - 2017ねん7がつ27にち
略称りゃくしょう コロムビア
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
107-0062
東京とうきょうみなと南青山みなみあおやま6丁目ちょうめ10-12
フェイス南青山みなみあおやま
設立せつりつ 1910ねん明治めいじ43ねん10月1にち
業種ぎょうしゅ 情報じょうほう通信つうしんぎょう
法人ほうじん番号ばんごう 2010401022656 ウィキデータを編集
事業じぎょう内容ないよう オーディオ・ビデオソフトとう制作せいさく宣伝せんでん販売はんばい音楽おんがくアーティストのマネジメント
代表だいひょうしゃ 阿部あべさんだいまつ代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう
資本しほんきん 10おくえん
発行済はっこうずみ株式かぶしき総数そうすう 1,351まん2,870かぶ
売上うりあげだか 連結れんけつ:140おく20ひゃくまんえん
単独たんどく:131おく59ひゃくまんえん
(2017ねん3がつ
純資産じゅんしさん 連結れんけつ:39おく23ひゃくまんえん
単独たんどく:31おく39ひゃくまんえん
(2017ねん3がつ31にち現在げんざい
そう資産しさん 連結れんけつ:97おく63ひゃくまんえん
単独たんどく:86おく71ひゃくまんえん
(2017ねん3がつ31にち現在げんざい
従業じゅうぎょう員数いんずう 連結れんけつ:228めい 単独たんどく:165めい
(2017ねん3がつ31にち現在げんざい
決算けっさん 3月31にち
主要しゅよう株主かぶぬし (株)かぶしきがいしゃフェイス 100%
(2017ねん8がつ1にち現在げんざい
主要しゅよう部門ぶもん コロムビアレコード
コロムビアジャパン
コロムビアハウス
コロムビアインターナショナル
主要しゅよう子会社こがいしゃ コロムビアソングス(株)かぶしきがいしゃ 100%
コロムビア・マーケティング(株)かぶしきがいしゃ 100%
関係かんけいする人物じんぶつ 平澤ひらさわはじめ会長かいちょう
せいぼう隆美たかみもと社長しゃちょう
中島なかじま正雄まさおもと社長しゃちょう
外部がいぶリンク https://columbia.jp/
特記とっき事項じこう2010ねん4がつ6にち平澤ひらさわはじめ(フェイス代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょうけん創業そうぎょうオーナー)が取締役とりしまりやく会長かいちょう就任しゅうにん2002ねん10月1にちから2010ねん9月30にちまでの社名しゃめい法人ほうじんめい)は「コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社かぶしきがいしゃ」であった。2017ねん8がつ1にちより株式会社かぶしきがいしゃフェイスの完全かんぜん子会社こがいしゃ機能きのう子会社こがいしゃ)となる。
テンプレートを表示ひょうじ

日本にほんコロムビア株式会社かぶしきがいしゃ(にっぽんコロムビア、えい: NIPPON COLUMBIA CO., LTD.)は、日本にっぽんレコード会社かいしゃである。

概説がいせつ[編集へんしゅう]

1907ねん明治めいじ40ねん)10がつ松本まつもとたけ一郎いちろう国産こくさん円盤えんばんしきレコードの生産せいさん販売はんばいおこな日米にちべい蓄音機ちくおんき製造せいぞう創立そうりつし、1910ねん明治めいじ43ねん10月1にち神奈川かながわけんたちばないつきぐん川崎かわさきまち現在げんざい川崎かわさき川崎かわさき)で日本にっぽん蓄音器ちくおんき商会しょうかいとして法人ほうじんされた[1][2]日本にっぽん国内こくないにおける老舗しにせさい古参こさん)のレコード会社かいしゃである。大正たいしょう時代じだい東洋とうよう蓄音器ちくおんき[3][4]帝国ていこく蓄音器ちくおんき商会しょうかい三光さんこうどう東京とうきょう蓄音器ちくおんき買収ばいしゅう

1927ねん昭和しょうわ2ねん)から米国べいこくコロムビア・レコードしゃ現在げんざい米国べいこくソニー・ミュージックエンタテインメント)とは提携ていけい関係かんけいにあり、ソフトはもとより、レコードばん蓄音機ちくおんき技術ぎじゅつめんでの輸出入ゆしゅつにゅうおこなわれていた。1928ねん昭和しょうわ3ねん)に日本にほんコロムビアへ改称かいしょう戦時せんじちゅうにち工業こうぎょう改称かいしょうしたが、1946ねん昭和しょうわ21ねん)にふたた日本にほんコロムビアに変更へんこうした。1960年代ねんだいまでRCAビクター( ← ビクタートーキングマシン[注釈ちゅうしゃく 1]コロムビア・レコード米国べいこく2きょうによってレコードばんカッティング録音ろくおん)・蓄音機ちくおんき再生さいせい技術ぎじゅつ双方そうほう開発かいはつきそわれており、日本にほんコロムビアはLPばんによる邦楽ほうがく作品さくひんをいちはやした。

戦後せんごおも演歌えんか歌謡かようきょく伝統でんとう芸能げいのう学校がっこう音楽おんがく教材きょうざいのレコード制作せいさく発売はつばい中心ちゅうしんであったが、1960年代ねんだい中盤ちゅうばん以降いこうグループ・サウンズアニメ特撮とくさつひとし子供こども番組ばんぐみアニメソング、1970年代ねんだい中盤ちゅうばん以降いこうアイドル歌謡かようきょく分野ぶんやにも進出しんしゅつした。一方いっぽう米国べいこくコロムビア・レコード1967ねん昭和しょうわ42ねん6月30にちづけを以って提携ていけい解消かいしょう、その翌年よくねん6月30にちを以って輸入ゆにゅう発売はつばいけん、および一部いちぶ邦楽ほうがくにおけるCBSレーベルの使用しようけんともな猶予ゆうよ期間きかんもそれぞれ失効しっこうしたため(#「コロムビア」の商標しょうひょうについて参照さんしょう)、洋楽ようがくロックバンドポップスなど)のラインナップは大幅おおはば減少げんしょうし、現在げんざいでは自社じしゃプロデュースあるいは発売はつばいけん取得しゅとくによるクラシック音楽おんがくジャズ演奏えんそう中心ちゅうしんとした少数しょうすうとどまっている。2002ねん平成へいせい14ねん)10がつのコロムビアミュージックエンタテインメントへの社名しゃめい変更へんこう以来いらい、1990年代ねんだいちゅうごろより採算さいさん部門ぶもんわれたJ-POPちかられている。

昭和しょうわには、美空みそらひばり石川いしかわさゆり島倉しまくら千代子ちよこみやこはるみ藤山ふじやま一郎いちろう舟木ふなき一夫かずおらの演歌えんか歌謡かようきょく大御所おおごしょ多数たすう所属しょぞくし、ビクター音楽おんがく産業さんぎょう東芝とうしばEMIテイチクエンタテインメント市場いちば二分にぶんするほどいきおいがあった。一方いっぽう、J-POP部門ぶもんはそれらレコード会社かいしゃソニー・ミュージックポニーキャニオンエイベックスなど新興しんこうぜいとは相反あいはんして、ゴダイゴ中村なかむら雅俊まさとし榊原さかきばら郁恵いくえ松山まつやま千春ちはるザ・コレクターズ平成へいせい以降いこうthee michelle gun elephantピチカート・ファイヴ毛皮けがわのマリーズ04 Limited Sazabysなど、ファンそう比較的ひかくてき限定げんていされたアーティストめられていた。

1947ねん昭和しょうわ22ねん)に傘下さんかとなった日本電気にほんでんき音響おんきょうDENON)は、1963ねん昭和しょうわ38ねん)に放送ほうそうきょくけに開発かいはつ供給きょうきゅうしていたMC(ムービング・コイルがたカートリッジ「DL-103」を1964ねん昭和しょうわ39ねん)ごろに一般いっぱんオーディオ市場いちば流通りゅうつうさせたことをきっかけとして、以後いごデンオン(デノン)ブランドによるコンポーネント機器きき発売はつばいした。また、カラーほん放送ほうそう開始かいしおなじ1960ねんにはカラーテレビを発売はつばいし、冷蔵庫れいぞうこ手掛てがけるなど、総合そうごう家電かでんメーカーへの指向しこうしめした一時期いちじきもあった。1972ねん昭和しょうわ47ねん)ごろには、NHK技研ぎけんとの共同きょうどう開発かいはつによる世界せかいはつ実用じつようPCMデジタルレコーダー(DENON「DN023R」)によるデジタル録音ろくおん・LPばん発売はつばい実施じっしするなど、ソフトとハードをそなえていたメーカーとしてのかおせていた。しかし後述こうじゅつ経営けいえい再建さいけんさくにより、2001ねん平成へいせい13ねん)にデノンデノン コンシューマー マーケティング)として分社ぶんしゃされ、その日本にほんマランツとの経営けいえい統合とうごうにより、高級こうきゅう志向しこうとくしたオーディオ機器ききメーカーとして事業じぎょうおこなっている。

1992ねん平成へいせい4ねん)ごろに、ANIMEXレーベルない特撮とくさつ音楽おんがくきゅうブラジルレコード)とアニメソング一部いちぶ作品さくひん制作せいさく発売はつばいもと株式会社かぶしきがいしゃフォルテ・ミュージックエンタテインメント(Forte Music Enterprise、FME)に分社ぶんしゃ[注釈ちゅうしゃく 2]、ディレクターが独立どくりつ。しかし、1996ねん平成へいせい8ねん)ごろに債務さいむ超過ちょうかおちい会社かいしゃ清算せいさんされたため、コロムビアが同社どうしゃ音源おんげんげるかたちで収束しゅうそくしている。

旧来きゅうらい日立製作所ひたちせいさくしょ筆頭ひっとう株主かぶぬしである日立ひたちグループいちしゃで、第一勧銀だいいちかんぎんグループ社長しゃちょうかいであるさんきんかいでもきゅう財閥ざいばつぞくさぬ「すすむぎん15しゃ」で、民族みんぞく国内こくない資本しほん名門めいもんレコード会社かいしゃであった。後述こうじゅつ2001ねん平成へいせい13ねん)に実施じっしされた経営けいえい再建さいけんともなうグループがい企業きぎょうからの出資しゅっし経営けいえい支援しえんにより、みずほグループ日立ひたちグループの系列けいれつから脱退だったい[注釈ちゅうしゃく 3]している。2012ねん平成へいせい24ねん現在げんざい主要しゅよう取引とりひき銀行ぎんこう三井みつい住友信託銀行すみともしんたくぎんこうである。フェイスグループ以前いぜん三菱みつびし東京とうきょうUFJ銀行ぎんこうであった[注釈ちゅうしゃく 4]

かつて関係かんけいがあったべいコロムビア・レコードハリウッド大手おおて映画えいがスタジオであるコロンビア ピクチャーズは、英語えいごではどういち表記ひょうきであるが、両社りょうしゃあいだ元々もともとかかわりがなかった。しかし、ソニーによる買収ばいしゅうにより1990ねん平成へいせい2ねん以降いこうソニーグループぞくしている。

経営けいえい母体ぼたい変遷へんせん[編集へんしゅう]

リップルウッドによる買収ばいしゅう[編集へんしゅう]

平成へいせいはいると、小室こむろブーム牽引けんいんにより売上うりあげシェアが急激きゅうげき拡大かくだいしたエイベックスようミリオンセラーほこるキラーアーティストの不在ふざいくわえ、他社たしゃくらべて積極せっきょくてきではなかったJ-POP部門ぶもんで、THE YELLOW MONKEY( → ファンハウスへの移籍いせきてそのさい結成けっせい同時どうじ古巣ふるすのコロムビアに一旦いったん回帰かいき2022ねん現在げんざいワーナーミュージック・ジャパン在籍ざいせきちゅう)・HOUND DOG( → R and C)・観月みづきありさ( → avex tune)ら、当時とうじオリコンチャートにはい複数ふくすう有力ゆうりょくアーティストが1997ねん平成へいせい9ねん前後ぜんこう所属しょぞく事務所じむしょがわ意向いこうによって他社たしゃ移籍いせきすると、わりの新人しんじんアーティスト発掘はっくつ出遅でおくれたこと、演歌えんか歌謡かようきょく部門ぶもんでは、2000ねん平成へいせい12ねん)デビューの氷川ひかわきよしのぞいてヒットきょくめぐまれなかったこととうによる減少げんしょうつづ次第しだい経営けいえい不振ふしんおちいった。

このため、経営けいえい再建さいけんのスキームとして2001ねん平成へいせい13ねん)5がつ日立製作所ひたちせいさくしょ主力しゅりょく取引とりひき銀行ぎんこう第一勧銀だいいちかんぎん三和さんわぎんなど)の意向いこうにより、経営けいえいけん企業きぎょう再生さいせいファンドであるリップルウッド(RH)のゆだねた。

これと前後ぜんごして、J-POP部門ぶもん1998ねん平成へいせい10ねん)に分社ぶんしゃした株式会社かぶしきがいしゃヒートウェーブ(HEAT WAVE)が2001ねん平成へいせい13ねん)3がつ債務さいむ超過ちょうかおちいり、清算せいさんのちにコロムビアに吸収きゅうしゅうされている。同年どうねん8がつにはレコーディングスタジオをねた赤坂あかさか4丁目ちょうめ本社ほんしゃ不動産ふどうさん売却ばいきゃくし、六本木ろっぽんぎ移転いてんまで賃借ちんしゃくする形式けいしきをとった[注釈ちゅうしゃく 5]

そして同年どうねん10がつ1にちに、音響おんきょう機器きき部門ぶもんをデノンとして分社ぶんしゃ日本にほんコロムビア完全かんぜん子会社こがいしゃ)。即座そくざにリップルウッド中間なかま持株もちかぶ会社かいしゃの「ニューデノン」(98%・59おくえん出資しゅっし)と日立ひたち(2%・1おくえん出資しゅっし)に、デノン持株もちかぶぶん日本にほんコロムビアが売却ばいきゃくすることで60おくえん調達ちょうたつ。さらに事業じぎょう分割ぶんかつ日本にほんコロムビアは、同日どうじつ第三者だいさんしゃ割当わりあて増資ぞうしによって65えん優先株ゆうせんかぶを9230.8まんかぶ発行はっこうし、匿名とくめい組合くみあい出資しゅっしファンド「リップルウッドニッポンコロムビアパートナーズ」(リップルウッドが8わり第一興商だいいちこうしょう三菱商事みつびししょうじのこりの1わりずつ出資しゅっし)にたいして83%、日立製作所ひたちせいさくしょに13%をあてて、投資とうしファンドが筆頭ひっとう株主かぶぬし全体ぜんたいの41.66%出資しゅっし)となる。この時点じてん日立製作所ひたちせいさくしょ持株もちかぶ比率ひりつ全体ぜんたいの2わりきょうとなり、外資がいし主導しゅどう資本しほん構成こうせいとなる。なお、日立ひたち累積るいせき債務さいむ引換ひきかえとして41おくえん相当そうとう普通ふつうかぶてられた[5]

100おくえん規模きぼ資金しきん調達ちょうたつ実現じつげんした結果けっか財務ざいむ状態じょうたい健全けんぜん当時とうじ株価かぶかが200えん前後ぜんこう推移すいいしたため、普通ふつうかぶ転換てんかんできればこの時点じてんでリップルウッドにふくえき発生はっせいしているが、2002ねん平成へいせい14ねん)7がつにも、リップルウッドをおも引受ひきうけさきとする68おくえんぶん普通ふつうかぶ発行はっこうにより資本しほん増強ぞうきょうしている。

リップルウッドは、2002ねん平成へいせい14ねん)にデノン日本にほんマランツ株式かぶしき移転いてん経営けいえい統合とうごう)によって設立せつりつしたディーアンドエムホールディングス株式かぶしき保有ほゆうつづけ、2008ねん平成へいせい20ねん)にベインキャピタル売却ばいきゃくしたことにより、126おくえんという莫大ばくだい譲渡じょうとえきキャピタルゲイン)をることになった。

経営けいえい改革かいかく成果せいか業績ぎょうせき低迷ていめい[編集へんしゅう]

RHの方策ほうさくにより、アメリカのBMGエンタテインメントで会長かいちょうしょく歴任れきにんしたストラウス・ゼルニックが代表だいひょう取締役とりしまりやく会長かいちょう内定ないていし、ソニー・ミュージックプロデューサーBMGファンハウスげんソニー・ミュージックレーベルズふく社長しゃちょう歴任れきにんしたもとサディスティック・ミカ・バンドのメンバーであった松村まつむら克己かつみ(ジャック松村まつむら)と、ビーイングでプロデューサーをしていた中島なかじま正雄まさお取締役とりしまりやくとして招致しょうちした。RHへ経営けいえいけんうつ2001ねん平成へいせい13ねん)10がつ1にちけで松村まつむら代表だいひょう取締役とりしまりやくCEO就任しゅうにんするしん体制たいせいきずかれた。

これよりJ-POP部門ぶもんのアーティスト育成いくせい本格ほんかくてきすとされたが、2002ねん平成へいせい14ねん)8がつ松村まつむら心不全しんふぜんにより48さい急逝きゅうせいし、CEOは中島なかじま交代こうたいとなった。そして2002ねん平成へいせい14ねん)10がつに55年間ねんかんしたしまれてきた「日本にほんコロムビア」から、「コロムビアミュージックエンタテインメント」へ社名しゃめい変更へんこうされた。

まず社名しゃめい変更へんこう同年どうねん10がつまつ一青ひととのデビューさくとして発売はつばいされた『もらい』が、ロングセールスとオリコンチャートトップ5へのランクインを記録きろくした。それ以降いこう2003ねん平成へいせい15ねん)の木村きむらカエラのデビューや、氷川ひかわきよしとう既存きそんアーティスト作品さくひん安定あんていした売上うりあげくわえ、演歌えんかアニメソング分野ぶんやでのベストばん発売はつばいむしプロダクション旧作きゅうさくアニメや中部日本放送ちゅうぶにっぽんほうそうひるドラマキッズ・ウォーシリーズのDVDソフト次々つぎつぎおこなうなどの施策しさくによって売上うりあげ微増びぞう傾向けいこうとなっていく。

なお、2005ねん平成へいせい17ねん)までのあいだに、コロムビア音響おんきょう工業こうぎょうきゅう日本にほんコロムビアのライブハウス事業じぎょう位置いちづけられていた株式会社かぶしきがいしゃエッグマン(Shibuya eggman運営うんえい) 、コロムビアデジタルメディアの3子会社こがいしゃ企業きぎょう買収ばいしゅうファンドいとなむパインリッジ株式会社かぶしきがいしゃ売却ばいきゃくした。売却ばいきゃくもコロムビア健康けんこう保険ほけん組合くみあい事業じぎょうぬし構成こうせいしているため、きゅう日本にほんコロムビアグループとしてくくられている。

経営けいえい再建さいけん途上とじょう2007ねん平成へいせい19ねん以降いこう、レコード会社かいしゃ業界ぎょうかい全般ぜんぱん音楽おんがく配信はいしんのシェアが急速きゅうそく拡大かくだいし、CDメディアの売上うりあげ縮小しゅくしょうする状態じょうたいおちいる。コロムビアもその影響えいきょうけてげがふたた減少げんしょう。これにともない、制作せいさく部門ぶもんふくめたすうひゃくにん規模きぼ社員しゃいん希望きぼう退職たいしょくしゃ募集ぼしゅうくわえ、売上うりあげ不振ふしんとなっているアーティストとの所属しょぞく契約けいやく期間きかん満了まんりょう更新こうしんさせずに退しりぞかせるなど、大胆だいたんリストラおこなった。

2007ねん平成へいせい19ねん)にはTDK子会社こがいしゃ映像えいぞうソフトを中心ちゅうしんとした制作せいさく販売はんばいおこなう「TDKコア」を15おくえん買収ばいしゅうし、2008ねん平成へいせい20ねん)にクリエイティヴ・コア社名しゃめい変更へんこうした。映像えいぞうソフト分野ぶんやについては事業じぎょう統合とうごうするも、飛躍ひやくてき事業じぎょう拡大かくだいへはいたっていない。

株価かぶかについても、2008ねん平成へいせい20ねん以来いらい100えん前後ぜんこうから徐々じょじょ下落げらくした。とく世界せかい金融きんゆう危機ききによって株式かぶしき市場いちば全体ぜんたいかぶやす傾向けいこうつよまっていた2009ねん平成へいせい21ねん)2がつ22にちには年初来ねんしょらいさい安値やすねの16えん記録きろくした。そのは2009ねん3がつ決算けっさん悲観ひかんてきではなかったため40えんだいまで回復かいふくしたものの、継続けいぞく企業きぎょう前提ぜんてい財務諸表ざいむしょひょう付記ふきされ、2009ねん平成へいせい21ねん)9がつ以降いこうは25えん-30えんだいというてい水準すいじゅん推移すいいするといったきびしい経営けいえい状態じょうたいつづく。

企業きぎょう年金ねんきんへの[編集へんしゅう]

2009ねん平成へいせい21ねん)に日本航空にほんこうくう再建さいけん問題もんだいがった確定かくてい給付きゅうふがた企業きぎょう年金ねんきん積立つみたてきん不足ふそく問題もんだい関連かんれんして、2009ねん平成へいせい21ねん)12月9にち日経新聞にっけいしんぶん朝刊ちょうかん9めん企業きぎょうらん)に、コロムビアの給付きゅうふ債務さいむ不足ふそくきんやく41おくえん)に自己じこ資本しほんやく8おくえん)をると不足ふそくがく比率ひりつが489%となり、上場じょうじょう企業きぎょうでは最悪さいあくであることが掲載けいさいされた。この時期じきに、OBにたいして給付きゅうふがく減額げんがく交渉こうしょうおこない、大半たいはん同意どういたことが同月どうげつ11にちづけ記事きじ掲載けいさいされた。企業きぎょう年金ねんきん給付きゅうふがく削減さくげん妥結だけついだした事例じれいとして、2010ねん平成へいせい22ねん)3がつ22にちごう日経にっけいビジネスにも特集とくしゅう記事きじとして詳述しょうじゅつされている。

フェイスによる買収ばいしゅう[編集へんしゅう]

2010ねん平成へいせい22ねん)1がつ、コンテンツ配信はいしんサービス企業きぎょうフェイスは、2001ねん平成へいせい13ねん)10がつ以来いらい筆頭ひっとう株主かぶぬし経営けいえいけんにぎっていた、RHJインターナショナル組成そせいした「リップルウッドニッポンコロムビアパートナーズ」から、コロムビアミュージックエンタテインメントの発行はっこう株式かぶしき合計ごうけい31.39%)を取得しゅとくすると発表はっぴょう[6]。これにより、フェイスはコロムビアの筆頭ひっとう株主かぶぬしとなり、持分もちぶんほう適用てきよう会社かいしゃとして同社どうしゃグループりとなった。

なおこの結果けっか、CEOをはじめとする現職げんしょく取締役とりしまりやくすべ退任たいにんし、フェイスグループから派遣はけんされた役員やくいんによるしん経営けいえいじんへの刷新さっしんが、同年どうねん4がつ6にちおこなわれた臨時りんじ株主かぶぬし総会そうかいおよび同年どうねん6がつ定期ていき株主かぶぬし総会そうかい承認しょうにんされ、フェイス創業そうぎょうしゃ平澤ひらさわはじめ取締役とりしまりやく会長かいちょうに、代表だいひょう執行しっこうやく社長しゃちょうけんCOOはら康晴やすはるぜんふく社長しゃちょうきゅう日本にほんコロムビアで営業えいぎょうはたけあゆんできたき)が就任しゅうにん社外しゃがい取締役とりしまりやく社外しゃがい監査かんさやくはほぼフェイスがわ役員やくいん兼任けんにんするかたちとなった。

一方いっぽう日立製作所ひたちせいさくしょ2009ねん平成へいせい21ねん)9がつ2010ねん平成へいせい22ねん)2がつ以降いこう徐々じょじょ保有ほゆうしているコロムビアの株式かぶしき売却ばいきゃくしていることがEDINETでの5%ルールによる大量たいりょう保有ほゆう報告ほうこくしょ変更へんこう報告ほうこく)の提出ていしゅつ[7]によってあきらかとなっている。

フェイスは2014ねん平成へいせい26ねん)3がつ株式かぶしき公開こうかい買付かいつ結果けっか出資しゅっし比率ひりつを50%ちょうとし、コロムビアを子会社こがいしゃとした[8]

2017ねん平成へいせい29ねん)8がつ、フェイスは株式かぶしき交換こうかんによりコロムビアを機能きのう完全かんぜん子会社こがいしゃ[9]、2021ねん2がつ1にち本社ほんしゃをフェイスの東京とうきょうオフィスない移転いてんした[10]

コロムビアへの原点げんてん回帰かいき[編集へんしゅう]

2010ねん平成へいせい22ねん)5がつ創業そうぎょう1世紀せいき(100周年しゅうねん)をむかえる同年どうねん10月1にちに、社名しゃめい日本にほんコロムビア株式会社かぶしきがいしゃさん代目だいめ法人ほうじん(にっぽんコロムビア、きゅうしゃおなじ。えい: NIPPON COLUMBIA CO., LTD.)にさい変更へんこう発表はっぴょうした。きゅう社名しゃめい回帰かいきするのは、2002ねん10がつ1にちづけでコロムビアミュージックエンタテインメントに社名しゃめい変更へんこうして以来いらい8ねんぶりである。そして、同年どうねん10がつ1にち予定よていどお社名しゃめい変更へんこう実行じっこうされた。社名しゃめい変更へんこうは、やしろあきらきゅうしゃしょう復活ふっかつさせるものの、シンボルカラーは2002ねん平成へいせい14ねん)9がつまでの黒色こくしょくではなく、CME時代じだい紺色こんいろ継承けいしょうする[注釈ちゅうしゃく 6]

理由りゆうとしては、同年どうねん筆頭ひっとう株主かぶぬし支配しはい株主かぶぬし)がやく10ねんりに外資がいしファンドから国内こくない企業きぎょう異動いどうしたことや、現在げんざいグループないでのおも事業じぎょう音楽おんがく映像えいぞうソフト主体しゅたいから映像えいぞう・ゲーム関連かんれんへと拡大かくだいしたことにより、社名しゃめいミュージック音楽おんがく)をけるのは現状げんじょうにそぐわないとの判断はんだんげん経営けいえいじんによってされた結果けっかによる。

社名しゃめい・ロゴ[編集へんしゅう]

コロムビアミュージックエンタテインメント時代じだいのロゴ

正式せいしき社名しゃめい表記ひょうきは「コロビア」ではなく「コロビア」であり、英語えいごによる表記ひょうきも「Colombia」ではなく「Columbia」である。

音符おんぷ(16ふん音符おんぷの2れん)のロゴマークは「ツインノーツ」とばれ、べいコロムビア・レコード1938ねんまで使用しようしていたロゴマークを継続けいぞく使用しようしている。2002ねんのコロムビアミュージックエンタテインメントへの社名しゃめい変更へんこうにロゴマークも一新いっしんしたが、ツインノーツの意匠いしょうわっていない。

「コロムビア」の商標しょうひょうについて[編集へんしゅう]

日本にほんコロムビアは創業そうぎょう当初とうしょから1960年代ねんだいまで、えいEMIのコロムビア・レーベルのソフトとべいコロムビア・レコード日本にっぽんでの発売はつばいけんっていたが、前者ぜんしゃ1962ねん昭和しょうわ37ねん)に当時とうじ東芝とうしば音楽おんがく工業こうぎょうげんユニバーサル ミュージック合同ごうどう会社かいしゃ)に移籍いせきし、後者こうしゃ1968ねん昭和しょうわ43ねん)にソニーきゅうべいコロムビア・レコードの母体ぼたいであるCBSCBSレコード)との合弁ごうべん設立せつりつされたCBS・ソニーレコードのソニー・ミュージックエンタテインメント)設立せつりつにより移管いかんされ、現在げんざいソニー・ミュージックエンタテインメント(SMEJ)の機能きのう子会社こがいしゃソニー・ミュージックレーベルズ(SML)が発売はつばいもととなっている。

日本にほんコロムビアはこれ以降いこう日本にっぽんでのツインノーツマークと、レコードなど音楽おんがくソフトにおける「コロムビア」(COLUMBIA)の商標しょうひょう登録とうろく番号ばんごうだい318664ごうほか)のみをのこかたちとなった。それでも、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)発売はつばいによるコロムビア・レコードレーベル商品しょうひん輸入ゆにゅうばんについては、輸入ゆにゅう発売はつばいもと先述せんじゅつ同様どうよう、ソニー・ミュージックレーベルズ(2014ねん3がつ31にち以前いぜんソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(SMJI))ではあるが、日本にほんコロムビア(またはコロムビアミュージックエンタテインメント)の社名しゃめいロゴと商標しょうひょう承認しょうにん文字もじ記載きさいされたシールが貼付ちょうふされ、同社どうしゃはライセンスりょうかたちとなっている。

なお、米国べいこくコロムビア・レコードのレーベルのマークは、上述じょうじゅつのような商標しょうひょうけん利上りあげ関係かんけいから、かつての日本にほんコロムビアのやしろあきらでもあったツインノーツ(きゅうしゃ黒色こくしょくしんしゃ紺色こんいろ)ではなく、きゅう母体ぼたいであるCBSの「目玉めだまマーク」をアレンジしたもの(通称つうしょう:ウォーキング・アイ)がもちいられ、2000年代ねんだいからは日本にほんコロムビアと同一どういつ商標しょうひょうロゴであった「COLUMBIA」の字体じたい(プロポーション)を縦長たてなが改変かいへんして区別くべつしている。SMEJではマークと同様どうよう商標しょうひょうけん利上りあげ関係かんけいから、表記ひょうきを『コロンビア・レコード』としている。また、SMEJで発売はつばいする1950年代ねんだいなどのアナログレコードの復刻ふっこくばんでは、レーベルめんの「COLUMBIA」を「SONY MUSIC」に改変かいへんする措置そちられている。

また、SME傘下さんかのコロムビア・レコードのクラシックレーベルとして1990年代ねんだい設立せつりつされた「ソニー・クラシカル」は、コロムビア・レコードの“ツインノーツ”のわりに、あらたにデザインされた『赤地あかじに2れんしろきをったロゴ』とSONYロゴタイプ併記へいきしたマークを使用しようしている。

プレス設備せつび[編集へんしゅう]

創業そうぎょうから2000年代ねんだい中盤ちゅうばんまで、自社じしゃでレコード・CDDVDひとし各種かくしゅディスクメディアのだい規模きぼプレス工場こうじょう川崎かわさき工場こうじょう」(神奈川かながわけん川崎かわさき川崎かわさき港町みなとちょう)を保有ほゆうする数少かずすくないレコード会社かいしゃであった(にはSMEJ、JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント東芝とうしばEMIトエミ・メディアメモリーテック)、テイチク(プレス事業じぎょう撤退てったい)など)。2005ねん平成へいせい17ねん)にプレス工場こうじょうコロムビアデジタルメディア(CDM) と子会社こがいしゃ設立せつりつしたうえで、土地とち株式会社かぶしきがいしゃはらひろしさん下関しものせき)、建物たてもの企業きぎょう買収ばいしゅうファンドのパインリッジ株式会社かぶしきがいしゃ売却ばいきゃくされた。

その生産せいさん活動かつどうおこなっていたが、2007ねん平成へいせい19ねん)7がつごろに川崎かわさき港町みなとちょうから静岡しずおかけん焼津やいづ東名高速道路とうめいこうそくどうろ沿いにあるソニーDADCジャパン静岡しずおか工場こうじょう大井おおいがわ(DADJ-O)(げんソニー・ミュージックソリューションズ 大井おおいがわプロダクションセンター敷地しきちない拠点きょてん移転いてん会社かいしゃめいCDMパートナーズへと変更へんこうしたものの、2009ねん平成へいせい21ねん)に従業じゅうぎょういんによる破産はさんもうてにより倒産とうさんしている。

川崎かわさき工場こうじょう跡地あとちには、京浜急行電鉄けいひんきゅうこうでんてつ大和だいわハウス工業こうぎょう開発かいはつによるだい規模きぼ分譲ぶんじょうマンションリヴァリエ」(建設けんせつ仮称かしょう川崎かわさき港町みなとちょうプロジェクト)がてられた。

なお川崎かわさき工場こうじょう最寄もよえきだった京急けいきゅう大師線だいしせん港町みなとちょうえきは、1932ねん昭和しょうわ7ねん)の開設かいせつ臨時りんじ乗降じょうこうじょうからの昇格しょうかく)から1944ねん昭和しょうわ19ねん)まで「コロムビアまええき」だった。これがえんで、2013ねん3がつ1にち港町みなとちょうえき構内こうない川崎かわさき工場こうじょう歴史れきし辿たどるフロアが新設しんせつされ、どうえき発車はっしゃメロディ美空みそらひばり代表だいひょうきょく港町みなとちょうじゅうさん番地ばんち』が採用さいようされた。えき構内こうないにはどうきょく歌碑かひ設置せっちされている。

2021ねんれい3ねん現在げんざい日本にほんコロムビアの各種かくしゅパッケージメディアの生産せいさん委託いたくかんしては音楽おんがくテープのぞき、ソニー・ミュージックソリューションズ・メモリーテック(クラシック、ジャズ、UHQCD商品しょうひんなど)・JVCケンウッド・クリエイティブメディア(おも幼児ようじ作品さくひんのDVD)が担当たんとうしている。

沿革えんかく[編集へんしゅう]

太平洋戦争たいへいようせんそうとき発売はつばいされていた「コロムビアすだれレーベル」
  • 1907ねん明治めいじ40ねん) - 横浜よこはま貿易ぼうえきしょうホーン(F.W.Horn)が、取引とりひきさき三光さんこうどう蓄音機ちくおんき・レコード販売はんばい)の松本まつもとたけ一郎いちろう松本まつもと重雄しげお伯父おじ)の尽力じんりょくて、蓄音機ちくおんきとレコードの製造せいぞう会社かいしゃ日米にちべい蓄音器ちくおんき株式会社かぶしきがいしゃ」と販売はんばい会社かいしゃ日米にちべい蓄音器ちくおんき商会しょうかい」を横浜よこはま山下やましたまち設立せつりつ[11]
  • 1910ねん明治めいじ43ねん10月1にち - 「株式会社かぶしきがいしゃ日本にっぽん蓄音器ちくおんき商会しょうかい」(Nipponophone Co., Ltd.設立せつりつ。ワシしるしニッポノホンレコード・ローヤルレコードなどの発売はつばい開始かいしする。事務所じむしょ銀座ぎんざにあり、初代しょだい社長しゃちょうはF.W.Horn[12]
  • 1912ねん大正たいしょう元年がんねん) - 日米にちべい蓄音器ちくおんき製造せいぞう株式会社かぶしきがいしゃ合併がっぺい桃中軒とうちゅうけん雲右衛門くもえもん事件じけん三光さんこうどう録音ろくおんしたレコードの無断むだん複製ふくせいばん販売はんばい)でうったえられる[13]
  • 1926ねん大正たいしょう15ねん) - 英国えいこくコロムビア・レコード契約けいやく[12]
  • 1927ねん昭和しょうわ2ねん) - べいコロムビア・レコードと契約けいやく、コロムビア・レコードの発売はつばい開始かいしする。
  • 1928ねん昭和しょうわ3ねん) - 商号しょうごうを「日本にほんコロムビア株式会社かぶしきがいしゃ」(初代しょだい法人ほうじんNippon Columbia Co., Ltd.)に変更へんこう
  • 1931ねん昭和しょうわ6ねん) - べいコロムビアから商標しょうひょうけんゆずけ、シンボルを音符おんぷマークに統一とういつ
  • 1942ねん昭和しょうわ17ねん) - 商号しょうごうを「にち工業こうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ」(Nitchiku Kogyo K.K.通称つうしょう「ニッチク」)に変更へんこう。これは戦時せんじでの外来がいらい敵性てきせい禁止きんしともなうもので、レーベルもコロムビアからニッチクへとあらためられた。
  • 1946ねん昭和しょうわ21ねん) - 商号しょうごうを「日本にほんコロムビア株式会社かぶしきがいしゃ」(代目だいめ法人ほうじんNippon Columbia Co., Ltd.)にさい変更へんこう日本電気にほんでんき音響おんきょう株式会社かぶしきがいしゃげんディーアンドエムホールディングス)を買収ばいしゅう[12]
  • 1949ねん昭和しょうわ24ねん) - 東証とうしょう1上場じょうじょう開始かいし
  • レコードとレコードプレーヤーをつくってたので、放送ほうそう機器ききひとし製造せいぞうおこなわれるようになっており、拡声かくせいのトランペットスピーカーの製造せいぞう販売はんばい屋内おくないよう壁掛かべかばこがたスピーカーやタイマーチャイムをんだ、屋内おくない放送ほうそうシステムもつくられ、学校がっこうとう校内こうない放送ほうそうよう装置そうち充実じゅうじつしていた。
  • 1951ねん昭和しょうわ26ねん) - 日本にっぽんはつLPレコード発売はつばいだい1ごうべいコロムビア原盤げんばんによる、ブルーノ・ワルター指揮しきニューヨーク・フィルによるベートーヴェン交響こうきょうきょくだい9ばん(2まいぐみ[注釈ちゅうしゃく 7]
  • 1958ねん昭和しょうわ33ねん9月1にち - 国内こくないでは、日本にほんビクターいでステレオLPレコードを発売はつばいべいコロムビア原盤げんばんによる。だい1ごうは、セルゲイ・プロコフィエフ作曲さっきょく交響こうきょうきょくだい5ばん (RS-101) )[注釈ちゅうしゃく 8][注釈ちゅうしゃく 9]
  • 1959ねん昭和しょうわ34ねん) - 自社じしゃ独自どくじのステレオ録音ろくおん開始かいしする。
  • 1962ねん昭和しょうわ37ねん
    • 国内こくない最後さいごSPばんのプレス、発売はつばい終了しゅうりょうする。
    • えいEMIが東芝とうしば音楽おんがく工業こうぎょう正式せいしき発売はつばい契約けいやくむすんだため、えいEMI原盤げんばんによるコロムビア・レーベルの発売はつばい東芝とうしば移行いこう。これにともない、どう原盤げんばん発売はつばい終了しゅうりょうする[注釈ちゅうしゃく 10]
  • 1963ねん昭和しょうわ38ねん) - 日本電気にほんでんき音響おんきょう株式会社かぶしきがいしゃ合併がっぺい
1960年代ねんだいはじめごろに発売はつばいされたCOLUMBIAブランドのオープンリール・テープレコーダー
「7L-10」
コロムビアミュージックエンタテインメント時代じだい本社ほんしゃ
  • 2002ねん平成へいせい14ねん)10がつ1にち - ロゴマークを一新いっしんし、商号しょうごうを「コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社かぶしきがいしゃ」(Columbia Music Entertainment Inc.略称りゃくしょう:CME)に変更へんこう
  • 2005ねん平成へいせい17ねん7がつ1にち - 赤坂あかさか本社ほんしゃ売却ばいきゃくともな本社ほんしゃ機能きのう東京とうきょうみなと六本木ろっぽんぎいち丁目ちょうめだい21もりビルに移転いてん
  • 同年どうねん - プレス部門ぶもん(コロムビアデジタルメディア:名称めいしょうのみ継承けいしょう)を売却ばいきゃく
  • 2007ねん平成へいせい19ねん9月28にち - TDK子会社こがいしゃポストプロダクション・TDKコアを買収ばいしゅうすると発表はっぴょう買収ばいしゅう金額きんがくは15おくえんで、同年どうねん11月1にちけで子会社こがいしゃ
  • 2008ねん平成へいせい20ねん2がつ1にち - TDKコアがクリエイティヴ・コアげん麻布あざぶリース)に社名しゃめい変更へんこう
  • 2009ねん平成へいせい21ねん8がつ24にち - 本社ほんしゃ入居にゅうきょしていただい21もりビルの解体かいたいさい開発かいはつ実施じっしともない、家主やぬしもりビル意向いこうにより本社ほんしゃみなと虎ノ門とらのもん4丁目ちょうめ1-40の江戸えどみる坂森さかもりビルへ移転いてん
  • 2010ねん平成へいせい22ねん
    • 1がつ - クリエイティヴ・コアを会社かいしゃ分割ぶんかつし、きゅうTDKコア時代じだいからの音楽おんがく映像えいぞう教育きょういくソフト部門ぶもん一切いっさい権利けんりをコロムビアがわ承継しょうけいする。
    • 10月1にち - 創業そうぎょう100周年しゅうねん同時どうじ商号しょうごうを「日本にほんコロムビア株式会社かぶしきがいしゃ」(さん代目だいめ法人ほうじんNIPPON COLUMBIA CO., LTD.)に再々さいさい変更へんこう
  • 2011ねん平成へいせい23ねん3月28にち - クリエイティヴ・コアのぜん株式かぶしきウッドオフィスグループ売却ばいきゃく
  • 2012ねん平成へいせい24ねん)10がつ1にち - 音楽おんがく映像えいぞうソフトウエア、ゲーム関連かんれんソフトウエアとう販売はんばい事業じぎょうとうを、会社かいしゃ分割ぶんかつにより新設しんせつ子会社こがいしゃのコロムビア・マーケティング株式会社かぶしきがいしゃ承継しょうけい
  • 2013ねん平成へいせい25ねん)10がつ1にち - 新星堂しんせいどうよりレーベル「オーマガトキおよ音楽おんがく著作ちょさくけん管理かんり会社かいしゃ「シリウス」を取得しゅとく[17]
  • 2014ねん平成へいせい26ねん
    • 3月26にち - 株式会社かぶしきがいしゃフェイスが株式かぶしき公開こうかい買付かいつけにより過半数かはんすう株式かぶしき取得しゅとく。フェイスが親会社おやがいしゃとなる。
    • 4がつ1にち - 配信はいしん事業じぎょう特販とくはん通販つうはん事業じぎょう吸収きゅうしゅう分割ぶんかつにより、「コロムビア・マーケティング株式会社かぶしきがいしゃ」に承継しょうけい
    • 6月24にち - 2014 FIFAワールドカップ1リーグで日本にっぽん×コロンビアせんおこなわれるのをに、応援おうえんする趣旨しゅし社名しゃめいを24・25にちの2日間にちかんのみ「日本にっぽんvsコロンビア株式会社かぶしきがいしゃ」とする[注釈ちゅうしゃく 17]
  • 2017ねん平成へいせい29ねん
    • 7がつ27にち - 上場じょうじょう廃止はいし[20]東証とうしょう1への上場じょうじょう開始かいしから68ねん歴史れきしまくろす。
    • 8がつ1にち - 株式かぶしき交換こうかんによりフェイスの完全かんぜん子会社こがいしゃとなる。
  • 2021ねんれい3ねん)2がつ1にち - 本社ほんしゃをフェイス東京とうきょうオフィスない移転いてん[10]

レーベル[編集へんしゅう]

主要しゅようレーベル(事業じぎょう部門ぶもん[編集へんしゅう]

  • コロムビアレコード(COLUMBIA RECORDS) - 演歌えんか歌謡かようきょく部門ぶもん規格きかく品番ひんばんはCOxA(アルバム以外いがい)、COxP(アルバム)。かつてはJ-POPなどオールジャンルで、1960年代ねんだい初頭しょとうまでは一部いちぶ洋楽ようがくも。
  • コロムビアジャパン(COLUMBIA JAPAN) - J-POP部門ぶもん規格きかく品番ひんばんはCOxA(アルバム以外いがい)、COxP(アルバム)。2000ねん平成へいせい12ねんごろよりメインレーベルのコロムビアレコードより分離ぶんり2003ねん平成へいせい15ねん)にトライアド・パッション(TRIAD PASSION、きゅうPASSIONレーベル)を改組かいそ
  • コロムビアハウス(COLUMBIA HOUSE) - アニメ・ゲーム・エデュケーショナル部門ぶもん規格きかく品番ひんばんはCOxC(アルバム以外いがい)、COxX(アルバム)。かつてはじゅん邦楽ほうがく担当たんとうしていた。
  • コロムビアインターナショナル - クラシック・ジャズ・洋楽ようがく部門ぶもん規格きかく品番ひんばんはCOxB(アルバム)、COxY(アルバム以外いがい)、COxQ(クラシック)。

サブレーベル[編集へんしゅう]

  • ベターデイズ(Better Days) - 1977ねん8がつ 久保田くぼた麻琴まこと夕焼ゆうや楽団がくだんのアルバムがだい1だん[21]とく日本にっぽんクロスオーバーフュージョン牽引けんいんした。2010年代ねんだい復活ふっかつ高橋たかはし幸宏ゆきひろ鈴木すずきしげる小坂こさかただし矢野やの顕子あきこ安全あんぜん地帯ちたいおよび玉置たまき浩二こうじ作品さくひん発表はっぴょうしている。
  • CMEレコード(CME RECORDS) - コロムビアレコードから派生はせいしたレーベル。おも過去かこのテレビ番組ばんぐみのサントラばんなどの再発さいはつコンピレーションばんをリリースしている。
  • パッションレーベル(PASSION) - コロムビアレコードからJ-POP部門ぶもん分離ぶんり独立どくりつさせ新設しんせつしたレーベル。一時いちじ松山まつやま千春ちはる在籍ざいせきした。
  • M-TRAIN(エムトレイン) - 中村なかむら雅俊まさとし専用せんようレーベル。コロムビア、BLOW UPを移籍いせきただし、J-POP部門ぶもん再編さいへんによりパッションレーベルの傘下さんかレーベルとなっている)。
  • ヒートウェーブ(HEAT WAVE) - 1998ねん4がつ日本にほんコロムビアの機能きのう子会社こがいしゃとして設立せつりつしたJ-POPけいレコード会社かいしゃ。TRIADレーベルとうのアーティストの一部いちぶ移籍いせき発売はつばいもとになるとともに、新人しんじんアーティストの発掘はっくつ事業じぎょう領域りょういきとしていたが、売上うりあげ不振ふしんによる債務さいむ超過ちょうかおちいったため、2001ねん3がつ機能きのう親会社おやがいしゃ日本にほんコロムビアへ吸収きゅうしゅうされるかたち法人ほうじん消滅しょうめつ以後いごはレーベルだけが機能きのうすることとなった。
  • DENON(デンオン → デノン) - 1973ねん、PCM(デジタル)録音ろくおん本格ほんかく稼働かどうにあわせ呼称こしょうとロゴを音響おんきょう機器きき同様どうよう書体しょたい変更へんこうしてリニューアル。おも高音こうおんしつ期待きたいされるクラシックやジャズの作品さくひん発売はつばいされたが、ジャズは次第しだいにBetter DaysやInterfaceとうのレーベルに移行いこう、2022ねん現在げんざいはほぼクラシック専門せんもんレーベル。1980年代ねんだい初期しょきには演歌えんか歌謡かようきょく邦楽ほうがくポップスなどでもコンパクト・ディスク限定げんてい使つかわれたことがあるほか前者ぜんしゃ時代じだい同様どうように、商標しょうひょうけん関係かんけいからそれらの海外かいがい輸出ゆしゅつばんでも使用しようされた。なお、「DENON」の商標しょうひょうけんはレコードとうかんするものもディーアンドエムホールディングス(デノン コンシューマー マーケティング)にうつっており、同社どうしゃからライセンス(許諾きょだく)をけて使用しようしている。
  • KRK LAB - きゃりーぱみゅぱみゅのプライベートレーベル。2021ねん発足ほっそく
  • びいだまレコーズ - 2021ねん発足ほっそく。“ことば”にめられたおもいやひびき、それが“うた”としてはっせられたときよろこびや感動かんどうとどけることを目的もくてきとしたレーベル。ガラスせいだまひかりがキラキラと反射はんしゃするように、いろとりどりのことばやうた人々ひとびとしんらしかがやかせるようにと命名めいめい。レーベルだい1だん作品さくひんとして作詞さくし活動かつどう50周年しゅうねんむかえた松本まつもとたかしトリビュート・アルバムをリリースした。
  • rock field japan - 2022ねん発足ほっそくロックフィールド日本にほんコロムビアの共同きょうどう運営うんえい

過去かこのレーベル[編集へんしゅう]

  • リーガル - 1933ねん昭和しょうわ8ねん発売はつばい開始かいし帝国ていこく蓄音器ちくおんき商会しょうかいの「ヒコーキ」レーベルを起源きげんとし、1942ねんまで廉価れんかばんのレーベルとしてもちいられた[22]伊藤いとう久男ひさお近江おうみ俊郎としおがリーガルレーベルからレコード発売はつばいしている。
  • デノン(音楽おんがくレーベル) - 1968ねん昭和しょうわ43ねん設立せつりつ設立せつりつ当時とうじは、おも専属せんぞくがい外部がいぶ音楽おんがく出版しゅっぱんしゃなどに所属しょぞく作家さっか歌手かしゅなどを積極せっきょくてき起用きようし、いわゆる「和製わせいポップス」のうちフォークあるいはソフト・ロックりの路線ろせん展開てんかいした。伊東いとうゆかり森山もりやま加代子かよこベッツィ&クリスひとし在籍ざいせき音響おんきょう機器ききとの差別さべつのためロゴはまるがたであった。また、演歌えんか歌謡かようきょくなどでも「コロムビア」の商標しょうひょう使用しようできない在外ざいがい邦人ほうじんけの海外かいがい輸出ゆしゅつばん使つかわれた。「デンオン」レーベル開始かいしともない、「デノン」レーベルの規格きかく品番ひんばん「CD」シリーズは「BLOW UP(ブロウアップ)」レーベル(1976ねん - 1983ねん)にがれ(のちに規格きかく番号ばんごうを「LK」をて「AH」に変更へんこう。「CD → LK → AH」でもコロムビアレーベルで発売はつばいしたれいあり)、1980年代ねんだい中期ちゅうきにコロムビアレーベルに統合とうごう[注釈ちゅうしゃく 18]
  • Interface(インターフェイス) - ジャズ専用せんようレーベル。Better Daysに所属しょぞくしていた大野おおのえりなど一部いちぶのジャズけいアーティストがとうレーベルに移動いどう中西なかにし保志やすしが1992ねんのデビューから他社たしゃ移籍いせきするまで在籍ざいせき
  • TESLAKITE(テスラカイト) - 当時とうじ所属しょぞくしていた平沢ひらさわすすむ主宰しゅさいのレーベル(1996ねん~1998ねん)。コロムビアとの契約けいやく終了しゅうりょう平沢ひらさわ所属しょぞくする個人こじん事務所じむしょのレーベルとして使用しようされている。
  • B&M/B-C/BeatreC - 当時とうじ音楽おんがく事務所じむしょてき要素ようそつよかったビーイング提携ていけいしたかつてのレーベル。PAMELAHBAAD、また末期まっきにはFIELD OF VIEW在籍ざいせき。2001ねん消滅しょうめつ
  • ********* records,tokyo(レディメイド・レコーズ・トーキョー)- ピチカート・ファイヴなど「レディメイド・エンターテインメント」所属しょぞくアーティストのレーベル(1998ねん〜2002ねん)。
    • columbia readymade(コロムビア・レディメイド) - *********records,tokyoの後継こうけいレーベル。小西こにしやすし関係かんけい作品さくひんをリリース(2006ねん〜2009ねん)。
  • サヴォイ・レコード(SAVOY) - 1992ねん日本にほんコロムビアの傘下さんかになったアメリカのジャズ・レーベル。チャーリー・パーカーひとし輩出はいしゅつしたことで有名ゆうめい。サヴォイ・レーベル・グループ(SLG)を形成けいせい。グループにデノンのクラシック部門ぶもんっていた。2017ねんにSLGがコンコード・レコード買収ばいしゅうされたため契約けいやく満了まんりょう
  • hug columbia - 海外かいがい新興しんこう音楽おんがくレーベル・V2レコードえいVirginけいのレコード会社かいしゃ)と提携ていけいしていたレーベル。2009ねん消滅しょうめつテイ・トウワ所属しょぞくしていた。
  • ANIMEXレーベル - きゅうコロムビアレコード直属ちょくぞく時代じだいから存在そんざいするサブレーベル。同社どうしゃとアーティスト契約けいやく専属せんぞく契約けいやくふくむ)しているアニメソング歌手かしゅ声優せいゆう中心ちゅうしんとしたレーベル。水木みずき一郎いちろう串田くしだアキラサイキックラバー谷本たにもと貴義たかよし(2006ねん平成へいせい18ねん)ごろにインターチャネルより移籍いせき)、植田うえだ佳奈かな小清水こしみず亜美あみ堀江ほりえ美都子みつこひとしだい多数たすうのアニソンけいアーティスト(※一部いちぶ声優せいゆうふくむ)が所属しょぞく
  • トライアド(TRIAD) - ロック音楽おんがくけいレーベル。1987ねん財津ざいつ和夫かずおチューリップ所属しょぞく1990年代ねんだいTHE YELLOW MONKEYTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTピチカート・ファイヴザ・コレクターズもり重樹しげきいちValentine D.C.らが所属しょぞく。2007ねんから休止きゅうし状態じょうたいにあったが、2014ねん吉井よしい和哉かずや移籍いせき復活ふっかつしたが、吉井よしい他社たしゃ移籍いせきふたた休止きゅうし
  • レーベル・ザ・ガーデン(Label The Garden) - 日本にほんコロムビアが2016ねん発足ほっそくした、女性じょせいアイドル専門せんもんレーベル。2020ねん9がつまつをもって閉鎖へいさ
  • フューチャーレーベル(Future) - 2010ねん8がつ発足ほっそく[23]当初とうしょ、CDと楽曲がっきょくダウンロードをわせた『360°戦略せんりゃく推進すいしんのため設立せつりつされるが、そのAKB48派生はせいユニットであるNot yet所属しょぞくレーベルとして機能きのう[注釈ちゅうしゃく 19]。メンバーの卒業そつぎょう相次あいつ事実じじつじょう横山よこやま由依ゆい専用せんようレーベルだったが横山よこやまも2021ねん12月に卒業そつぎょうしたため、事実じじつじょう活動かつどう停止ていし

販売はんばい委託いたくレーベル[編集へんしゅう]

  • NHKエンタープライズきゅうNHKエンタープライズ21) - 日本にっぽん公共こうきょう放送ほうそう事業じぎょうしゃであるNHK関連かんれん企業きぎょう。NHK関係かんけい番組ばんぐみ作品さくひん製作せいさく事業じぎょう主体しゅたいとしているが、それらに関連かんれんする映像えいぞう音楽おんがくソフトを企画きかく制作せいさく発売はつばいおこなっている。なお、一部いちぶ番組ばんぐみ作品さくひん関連かんれんメディアソフトによっては、日本にほんコロムビアが直接ちょくせつ発売はつばい販売はんばいおこなうものや、発売はつばいもと同社どうしゃ販売元はんばいもと日本にほんコロムビアのケースもある。
  • オーマガトキ - 日本にっぽん都市としがたCDショップチェーン・新星堂しんせいどう関連かんれん企業きぎょうとして設立せつりつされ、メジャー流通りゅうつうけいインディペンデントレーベルとしては異色いしょく音楽おんがくソフトメーカー。サブカルチャーけい(ゲームけい主体しゅたい)のべつはたらけレーベルとしてCANDYPOPレーベルを設置せっち現在げんざいすうくみのアーティストやグループと専属せんぞく契約けいやく、かつてはスターダストレビューJAYWALK松崎まつざきしげるほかに、Something ELse活動かつどう末期まっき所属しょぞくした。2013ねん10がつ子会社こがいしゃ
  • ポリスター - ヤングジャパン田辺たなべエージェンシー傘下さんかのレコード会社かいしゃ当初とうしょ有限ゆうげん会社かいしゃポリスター・ソングス名義めいぎ発売はつばいされる作品さくひんのみ販売はんばい委託いたくおこなっていたが、のち親会社おやがいしゃ名義めいぎ発売はつばいされる品番ひんばんPSxx-」をふく作品さくひんユニバーサルミュージックとの提携ていけい解消かいしょうともな順次じゅんじ販売はんばい委託いたくおこなうようになった。
  • ドリーミュージック - ティー ワイ リミテッド傘下さんかのレコード会社かいしゃ。2003ねん7がつから2007ねん3がつまで販売はんばい委託いたくしていた。その2007ねん4がつから2010ねん3がつまでキングレコード、2010ねん3がつから2017ねん3がつまでソニー・ミュージックマーケティングユナイテッド委託いたくしていたが、日本にほんコロムビアの親会社おやがいしゃであるフェイスによる子会社こがいしゃともない、10ねんりに販売はんばい委託いたく再開さいかい

過去かこ販売はんばい委託いたくレーベル[編集へんしゅう]

アーティスト[編集へんしゅう]

あ - かこう[編集へんしゅう]

さ - なくだり[編集へんしゅう]

は - わぎょう[編集へんしゅう]

コロムビアアーティスト&プロダクツラボ[編集へんしゅう]

歌手かしゅ・アーティスト活動かつどう以外いがいのタレント・俳優はいゆうぎょうたずさわるタレント[24]

以前いぜん在籍ざいせきしていたアーティスト[編集へんしゅう]

引退いんたい解散かいさん死去しきょしたアーティストもふくむ。

くだり[編集へんしゅう]

こう[編集へんしゅう]

ぎょう[編集へんしゅう]

た・なくだり[編集へんしゅう]

こう[編集へんしゅう]

ま・や・ら・わぎょう[編集へんしゅう]

広告こうこく宣伝せんでん[編集へんしゅう]

提供ていきょう番組ばんぐみ[編集へんしゅう]

備考びこう[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 米国べいこくRCAレコードどくこくBMG(いずれも今日きょう米国べいこくソニー・ミュージックエンタテインメント)。今日きょうJVCケンウッド、およびビクターエンタテインメント代目だいめ法人ほうじん〉の起源きげんとなる企業きぎょう
  2. ^ スーパー戦隊せんたいシリーズぶんのぞく。
  3. ^ 同様どうよう企業きぎょうとして東燃とうねん日立ひたちグループとは同根どうこん日産自動車にっさんじどうしゃ芙蓉ふようけい)がある。
  4. ^ 日立ひたちグループ時代じだいのサブバンクであったきゅう三和銀行さんわぎんこうながれによる。なお、三菱みつびしグループちかいレコード会社かいしゃとして1963ねん昭和しょうわ38ねん)に日本にほんコロムビア出身しゅっしんしゃ中心ちゅうしんとなり設立せつりつした日本にほんクラウン1985ねん昭和しょうわ60ねん)に三菱電機みつびしでんき・アドメルコ(アイプラネット三菱電機みつびしでんき子会社こがいしゃ)・日本にほんクラウン・ダークダックスによって設立せつりつしたメルダックがかつて存在そんざいしたが、2001ねん平成へいせい13ねん)に日本にほんクラウンの筆頭ひっとう株主かぶぬしだった三菱電機みつびしでんき第一興商だいいちこうしょう日本にほんクラウンかぶ売却ばいきゃくしている。またメルダックも同年どうねん三菱みつびしグループが出資しゅっしして設立せつりつしたトライエムに営業えいぎょう譲渡じょうとされたが、2003ねん平成へいせい15ねん)にトライエムの筆頭ひっとう株主かぶぬしだったアイプラネットをはじめとする三菱みつびしグループが第一興商だいいちこうしょうへトライエムかぶ売却ばいきゃくしている。ちなみに第一興商だいいちこうしょうは、きゅう三菱銀行みつびしぎんこう時代じだいからのながれで三菱みつびし東京とうきょうUFJ銀行ぎんこう主力しゅりょく取引とりひき銀行ぎんこうとしている。リップルウッド・ホールディングス組成そせいする再建さいけんファンドには三菱商事みつびししょうじ参画さんかくしていた。詳細しょうさいについては上記じょうき参照さんしょう
  5. ^ きゅう本社ほんしゃ2005ねん平成へいせい17ねん)に高級こうきゅうマンションへえられている。
  6. ^ 子会社こがいしゃのコロムビアソングス、およびコロムビアファミリークラブにかぎり、当初とうしょはCME時代じだいのロゴマークを継続けいぞくしていたが、2016ねんよりロゴマークがコロムビアのきゅうしゃしょう変更へんこうされた。なお、2024ねんれい6ねん現在げんざいでは同社どうしゃ海外かいがい展開てんかいけレーベルであるニッポノホン(NIPPONOPHONE)がきゅうCME時代じだいのロゴマークをそのまま転用てんよう[1]している。
  7. ^ レコード番号ばんごうWL-5001/2。価格かかくは、当時とうじ値段ねだんで2まいぐみで5,000えんと、非常ひじょう高価こうかであった。
  8. ^ ステレオ・レコード発売はつばい当初とうしょ販売はんばい価格かかくは、12インチ(30cm)ばんで、クラシックが1まい2800えん、ポピュラーが1まい2500えんだった。
  9. ^ このときから、べいコロムビア原盤げんばん発売はつばいするときは、どう原盤げんばん発売はつばいレーベルめいがCBSにわるまで、12インチ(30 cm)および10インチ(25 cm)のステレオばんのみ、べいコロムビアと同様どうように、6つデザインのレーベルが使用しようされる。
  10. ^ えいEMI原盤げんばんによるコロムビア・レーベルの音源おんげんは、東芝とうしば音楽おんがく工業こうぎょう移行いこうしてからは、えいHMV原盤げんばん場合ばあい同様どうようにクラシック音源おんげんには「エンジェル」レーベルを使用しよう。ポピュラー音源おんげんはHMV音源おんげんふく新設しんせつされた「オデオン」レーベルに移行いこうした。
  11. ^ 同社どうしゃ邦楽ほうがくポップスにおけるCBSレーベルとしての最初さいしょ新譜しんぷ同年どうねん4がつ20日はつかにリリースされたエミー・ジャクソンのシングル「なみだ太陽たいよう」だった。
  12. ^ 同社どうしゃにおけるCBSレーベルとしての最後さいご新譜しんぷ同年どうねん6がつ30にちにリリースされたジャッキー吉川よしかわとブルー・コメッツのシングル「草原そうげんかがや」だった。
  13. ^ だい1ごうは、スティーヴ・マーカス稲垣いながき次郎じろう「サムシング」(レコード番号ばんごう:NCB-7003)。その翌年よくねんの1がつ11にちに、おな試作しさく使つかって、東京文化会館とうきょうぶんかかいかんしょうホールにて録音ろくおんされた、ツトム・ヤマシタの「」(レコード番号ばんごう:NCC-8004-N)も発売はつばいされた[16]
  14. ^ 型式けいしき番号ばんごう:DN-023R。13ビット直線ちょくせん量子りょうし、サンプリング周波数しゅうはすう:47.25KHz、8チャンネルまでのマルチ録音ろくおん可能かのう
  15. ^ だい1ごうは、同年どうねん4がつ24、26にち青山あおやまタワーホールにて録音ろくおんされた、スメタナよん重奏じゅうそうだんによるモーツァルト作曲さっきょく弦楽げんがくよん重奏じゅうそうきょくだい17ばんかりどう15ばんで、NCC-8501-Nというレコード番号ばんごう発売はつばいされ、同年どうねんレコードアカデミーしょう受賞じゅしょうした。レコード芸術げいじゅつ推薦すいせん。CDでは現在げんざい、COCO70431というCD番号ばんごう入手にゅうしゅ可能かのうである。
  16. ^ 型式けいしき番号ばんごう:DN-023RA。技術ぎじゅつ仕様しようはDN-023Rとおなじ。ただし、同機どうきくらべてハーフスピード再生さいせいおこなえないなど、一部いちぶ機能きのうはぶかれている。
  17. ^ 正式せいしき社名しゃめい変更へんこうではない。この「あそごころてき改名かいめい所属しょぞく歌手かしゅクミコが、同年どうねん6がつ21にちにコンサートないおこなった発言はつげんをきっかけとしたものである[18][19]
  18. ^ 当社とうしゃの1960年代ねんだい和製わせいポップスレーベルとしては、デノンのほか、洋楽ようがくセクションから派生はせいした「CBSコロムビア(CBS邦楽ほうがく)」→「Lばん」と、ぎゃく邦楽ほうがくセクションから1967ねん派生はせいした「P-」ではじまる規格きかく番号ばんごうの「Pばんたい」などがあった。このうち「Lばん」は1973ねんごろに縮小しゅくしょうされる(事実じじつじょう消滅しょうめつ)が、「Pばんたい」はそのもしばらく存続そんぞくし、「Lばん」に所属しょぞくしていたいしだあゆみさかい正章まさあきひとしのシングルのリリースは「Pばんたい」がいだ。
  19. ^ Not yetのCDデビュー(2011ねん3がつ同年どうねん7がつにも楽曲がっきょくダウンロードづけべつCDを発売はつばいしており、Not yetデビューと同時どうじ専属せんぞくレーベルになったわけではない。
  20. ^ ガンダムV,G,W,Xのエンディングと関連かんれん楽曲がっきょく譲渡じょうとさきのトライエム(きゅうメルダック現在げんざい出版しゅっぱん事業じぎょうのみ)に音源おんげん譲渡じょうと、ただしかつてネオプレックス移籍いせきしていたinfix楽曲がっきょくバンダイナムコアーツ保有ほゆう
  21. ^ 鉄人てつじん28ごう初期しょきアニメばん音源おんげんEMIミュージック・ジャパン、それ以外いがい作品さくひん音源おんげん前者ぜんしゃふくめた映像えいぞう著作ちょさくけんキングレコードスターチャイルド譲渡じょうと
  22. ^ 日本にほんコロムビアの木村きむら英俊ひでとし設立せつりつした会社かいしゃだったが、経営けいえいなんのため設立せつりつからすうねん親会社おやがいしゃ吸収きゅうしゅう合併がっぺいし、コロムビアエデュテインメントと社名しゃめい変更へんこうして、コロムビアない企画きかく部門ぶもんとして一時期いちじき存在そんざいしていた。
  23. ^ 氷川ひかわけのため同社どうしゃ販売はんばい委託いたく

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ ニッポノホン”. 川崎かわさき. 2022ねん11月20にち閲覧えつらん
  2. ^ 蓄音機ちくおんき”. 野々市ののいち. 2022ねん11月20にち閲覧えつらん
  3. ^ 京都きょうとのレコード会社かいしゃ 東洋とうよう蓄音器ちくおんき(オリエントレコード)について大西おおにし 秀紀ひでき ART RESEARCH vol.23-2 2022
  4. ^ 官報かんぽう 1912ねん08がつ20日はつか
  5. ^ 日立製作所ひたちせいさくしょ・プレスリリース)日本にほんコロムビア、リップルウッド、日立ひたち資本しほん提携ていけいによる日本にほんコロムビアの事業じぎょう再生さいせい合意ごうい
  6. ^ “フェイス、コロムビアミュージックエンタテインメントの株式かぶしき取得しゅとくし、筆頭ひっとう株主かぶぬしへ”. 株式会社かぶしきがいしゃフェイス、コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社かぶしきがいしゃ. (2010ねん1がつ21にち). オリジナルの2010ねん1がつ24にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100124055549/http://www.faith.co.jp/ir/doc/20100121columbia.html 2010ねん1がつ22にち閲覧えつらん 
  7. ^ Ulletサイト 2010ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  8. ^ 株式会社かぶしきがいしゃフェイスによる当社とうしゃ株式かぶしきたいする公開こうかい買付かいつけの結果けっかならびに親会社おやがいしゃおよびその関係かんけい会社かいしゃ異動いどうかんするおらせ(2014ねん3がつ19にち
  9. ^ 株式会社かぶしきがいしゃフェイスによる日本にほんコロムビア株式会社かぶしきがいしゃ株式かぶしき交換こうかんによる完全かんぜん子会社こがいしゃかんする株式かぶしき交換こうかん契約けいやく締結ていけつのおらせ(2017ねん3がつ28にち
  10. ^ a b 本社ほんしゃ移転いてんのおらせ(2020ねん12月23にち
  11. ^ なまあかり俊雄としお日本にっぽんレコード産業さんぎょう生成せいせい牽引けんいんしゃ日本にっぽん蓄音器ちくおんき商会しょうかい特質とくしつ役割やくわり」『広島経済大学ひろしまけいざいだいがく経済けいざい研究けんきゅう論集ろんしゅうだい30かんだい1ごう広島経済大学ひろしまけいざいだいがく経済けいざい学会がっかい、2007ねん10がつ、1-16ぺーじISSN 03871436NAID 120005378622 
  12. ^ a b c A Guide to Japanese Record Manufacturers Billboard.12.19
  13. ^ 大判おおばん大正たいしょう3・7・4けいろく20-1360、大谷おおや卓史たかし、「桃中軒とうちゅうけん雲右衛門くもえもん事件じけん」『情報じょうほう管理かんり』 2013ねん 56かん 8ごう p. 552-555, doi:10.1241/johokanri.56.552, 科学かがく技術ぎじゅつ振興しんこう機構きこう
  14. ^ タイムカプセル Vol.15: 1968ねん、CBS・ソニーレコード創業そうぎょう - ソニー株式会社かぶしきがいしゃ 2008ねん7がつ28にち(2019ねん1がつ31にち閲覧えつらん
  15. ^ a b JASジャーナル2015ねん5がつごう記事きじまぼろし金属きんぞく原盤げんばんによるアナログレコード製品せいひん」(日本にっぽんオーディオ協会きょうかい)に記載きさい(PDF形式けいしき)。
  16. ^ CDジャーナル「世界せかいはつのデジタル録音ろくおん作品さくひん、スティーヴ・マーカス+稲垣いながき次郎じろう『サムシング』がはつCD!」
  17. ^ 株式会社かぶしきがいしゃ新星堂しんせいどう子会社こがいしゃ、シリウス株式会社かぶしきがいしゃおよ株式会社かぶしきがいしゃオーマガトキの株式かぶしき取得しゅとく(子会社こがいしゃ)にかんするおらせ 日本にほんコロムビア
  18. ^ コロムビアからコロンビア - クミコ公式こうしきブログ、2014ねん6がつ24にち閲覧えつらん
  19. ^ 日本にほんコロムビアが「日本にっぽんvsコロンビア」に 期間きかん限定げんてい社名しゃめい変更へんこう日本にっぽん代表だいひょうにエール【ワールドカップ】 - 2014ねん6がつ24にち閲覧えつらん
  20. ^ 日本にほんコロムビアが上場じょうじょう廃止はいし 1949ねん上場じょうじょう老舗しにせ - ITmedia(2017ねん07がつ26にち 1626ふん 更新こうしん/2017ねん7がつ28にち閲覧えつらん
  21. ^ 【BETTER DAYS】対談たいだん「あのころなにきていたのか?ベターデイズ発足ほっそく経緯けいいと“わか才能さいのうたち”」” (2018ねん1がつ29にち). 2018ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  22. ^ SPレコード センターレーベルてぬぐい。”. 2020ねん6がつ3にち閲覧えつらん
  23. ^ フェイス、コロムビアミュージックエンタテインメント、ウェブマネー、フェイス・ワンダワークス、しんレーベル「Future」による音楽おんがく流通りゅうつうあらたなしくみを提供ていきょう” (PDF) (2010ねん8がつ18にち). 2016ねん7がつ16にち閲覧えつらん
  24. ^ コロムビアAPラボ
  25. ^ 関連かんれん書籍しょせき記事きじとうより確認かくにん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]