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みずほフィナンシャルグループ

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みずほグループから転送てんそう
株式会社かぶしきがいしゃみずほフィナンシャルグループ
Mizuho Financial Group, Inc.
本社ほんしゃ入居にゅうきょする大手町おおてまちタワー
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
機関きかん設計せっけい 指名しめい委員いいんかいとう設置せっち会社かいしゃ[1]
市場いちば情報じょうほう
東証とうしょうプライム 8411
2003ねん3がつ12にち上場じょうじょう
略称りゃくしょう みずほFG、MHFG
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
100-8333
東京とうきょう千代田ちよだ大手町おおてまちいち丁目ちょうめ5ばん5ごう
大手町おおてまちタワー
北緯ほくい3540ふん48.1びょう 東経とうけい13945ふん47.5びょう / 北緯ほくい35.680028 東経とうけい139.763194 / 35.680028; 139.763194座標ざひょう: 北緯ほくい3540ふん48.1びょう 東経とうけい13945ふん47.5びょう / 北緯ほくい35.680028 東経とうけい139.763194 / 35.680028; 139.763194
設立せつりつ
業種ぎょうしゅ 銀行ぎんこうぎょう
法人ほうじん番号ばんごう 9010001081419 ウィキデータを編集
事業じぎょう内容ないよう
  • 子会社こがいしゃ経営けいえい管理かんり戦略せんりゃく統括とうかつ
  • 広報こうほう採用さいよう
代表だいひょうしゃ 木原きはら正裕まさひろ取締役とりしまりやくけん代表だいひょう執行しっこうやく社長しゃちょうけんグループCEO
たけ英克ひでかつ取締役とりしまりやくけん代表だいひょう執行しっこうやくふく社長しゃちょう
資本しほんきん 2,256,767ひゃくまんえん
売上うりあげだか 連結れんけつ:3ちょう9630おく91ひゃくまんえん(2022ねん3がつ
経常けいじょう利益りえき 連結れんけつ:5598おく4700まんえん (2022ねん3がつ)
じゅん利益りえき 連結れんけつ:530,479ひゃくまんえん(2022ねん3がつ
純資産じゅんしさん 連結れんけつ:9,201,031ひゃくまんえん(2022ねん3がつ31にち現在げんざい
そう資産しさん 連結れんけつ:237,066,142ひゃくまんえん(2022ねん3がつ31にち現在げんざい
従業じゅうぎょう員数いんずう 2,072にん連結れんけつ 52,420にん)(2022ねん3がつ31にち現在げんざい
決算けっさん 3月31にち
会計かいけい監査かんさじん EYしん日本にっぽん有限ゆうげん責任せきにん監査かんさ法人ほうじん
主要しゅよう子会社こがいしゃ
関係かんけいする人物じんぶつ
外部がいぶリンク www.mizuho-fg.co.jp ウィキデータを編集
特記とっき事項じこう資本しほんきん売上うりあげだかそう資産しさんは、2019ねん3がつ有価ゆうか証券しょうけん報告ほうこくしょより最新さいしん数値すうち引用いんよう[2]
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株式会社かぶしきがいしゃみずほフィナンシャルグループえい: Mizuho Financial Group, Inc.略称りゃくしょうMHFG)は、日本にっぽん大手おおて銀行ぎんこう持株もちかぶ会社かいしゃ。また、みずほフィナンシャルグループを親会社おやがいしゃとするみずほ銀行ぎんこうみずほ信託しんたく銀行ぎんこうみずほ証券しょうけんなどの金融きんゆう関係かんけい企業きぎょうからなる企業きぎょうグループのことをす。東証とうしょうプライム市場いちばおよびニューヨーク証券しょうけん取引とりひきしょ(NYSE)上場じょうじょう企業きぎょうであり、日経にっけい平均へいきん株価かぶかおよびTOPIX Core30JPX日経にっけいインデックス400構成こうせい銘柄めいがらひと[3][4][5]

概要がいよう[編集へんしゅう]

第一勧業銀行だいいちかんぎょうぎんこう富士銀行ふじぎんこう日本興業銀行にほんこうぎょうぎんこうおよびその関連かんれん企業きぎょう合併がっぺい再編さいへんしたことによって2000ねん発足ほっそくしたみずほホールディングス(げんみずほフィナンシャルストラテジー)の子会社こがいしゃとして2003ねん1がつ発足ほっそくし、同年どうねん3がつ親子おやこ関係かんけい逆転ぎゃくてんして、みずほグループの統括とうかつ企業きぎょうとなる(同時どうじに、現在げんざいのみずほ信託しんたく銀行ぎんこう合併がっぺいにより発足ほっそくしている)。きゅう第一勧業銀行だいいちかんぎょうぎんこう第一勧銀だいいちかんぎんグループきゅう富士銀行ふじぎんこう芙蓉ふようグループ中核ちゅうかく企業きぎょうであり、そのながれをぐ。また、きゅう第一勧業銀行だいいちかんぎょうぎんこう源流げんりゅう企業きぎょう渋沢しぶさわ栄一えいいち日本にっぽんはつ銀行ぎんこうとして設立せつりつしただいいち国立こくりつ銀行ぎんこうである。

2007ねん現在げんざいそう資産しさん預金よきんりょう時価じか総額そうがくなどのてんで、三菱みつびしUFJフィナンシャル・グループ(MUFG)、三井みつい住友すみともフィナンシャルグループ(SMBCグループ)に日本にっぽんだい3金融きんゆうグループであり[6]世界せかいてき銀行ぎんこうなかでは、そう資産しさん時価じか総額そうがくだい10にランクインしている[7]フォーブス世界せかい企業きぎょう総合そうごう番付ばんづけ2007(Forbes Global 2000)では、トヨタ自動車とよたじどうしゃ、MUFG、NTT日本にっぽんだい4世界せかいだい59)となった[8]

2013ねんから、とうグループのブランドスローガンとして「One MIZUHO」、とうグループの経営けいえい戦略せんりゃくとして「One MIZUHO戦略せんりゃく」(銀行ぎんこう信託しんたく証券しょうけん一体いったい戦略せんりゃく)が設定せっていされている。かく事業じぎょう子会社こがいしゃつうじて銀行ぎんこう信託しんたく証券しょうけん資産しさん運用うんようクレジットカードなどの業務ぎょうむ提供ていきょうしており、法人ほうじん融資ゆうしさき上場じょうじょう企業きぎょうやく7わり個人こじん預金よきん口座こうざすうは2400まん口座こうざのぼり、そう資産しさんは237ちょうえんたっする。

2013ねん7がつ1にち傘下さんかぎょうであるみずほコーポレート銀行ぎんこうがみずほ銀行ぎんこう吸収きゅうしゅう合併がっぺいし、くだりめいをみずほ銀行ぎんこう改称かいしょうした[9]。2017ねん11月13にち、2017年度ねんど中間ちゅうかん決算けっさんさい収益しゅうえきりょく向上こうじょうけて、2024年度ねんどまつまでに店舗てんぽすう現在げんざいの500店舗てんぽから100店舗てんぽ削減さくげんし、2026年度ねんどまつまでに人工じんこう知能ちのうなどを使つかった業務ぎょうむ効率こうりつにより、グループの従業じゅうぎょう員数いんずう現在げんざいやく7まん9000にんから6まんにんらす構造こうぞう改革かいかくあん公表こうひょうした[10]。2019ねん5がつ15にち、2019年度ねんど連結れんけつ決算けっさんさい当初とうしょ計画けいかくから3わりやしやく130店舗てんぽ削減さくげんおこなうと発表はっぴょうした。銀行ぎんこう環境かんきょうおおきく変化へんかするなかで、さらなる経営けいえい改善かいぜん構造こうぞう改革かいかくすすめるのがねらいである。2019ねん7がつ1にちとうグループの勘定かんじょうけいシステム「MINORI」が、みずほ銀行ぎんこう、および、みずほ信託しんたく銀行ぎんこうにて全面ぜんめんてき稼働かどう開始かいしした。

歴史れきし[編集へんしゅう]

年表ねんぴょう[編集へんしゅう]

前身ぜんしん[編集へんしゅう]

2001ねん3がつ連結れんけつ決算けっさん単位たんい: おくえん[15]
くだりめい 第一勧業銀行だいいちかんぎょうぎんこう 富士銀行ふじぎんこう 日本興業銀行にほんこうぎょうぎんこう
利益りえき 7,582 9,343 3,820
じゅん利益りえき 848 800 619
そう資産しさん 528,336 625,768 447,751
預金よきん残高ざんだか 338,831 372,901 87,828
かし出金しゅっきん残高ざんだか 315,509 373,817 230,817
不良ふりょう債権さいけんがく 16,598 12,271 13,086
公的こうてき資金しきん注入ちゅうにゅうがく 9,000 10,000 6,000
設立せつりつ 1971ねん合併がっぺい 1880ねん 1902ねん
行員こういんすう 14,714 12,940 4,414
国内こくない拠点きょてんすう 363 306 24

第一勧業銀行だいいちかんぎょうぎんこう第一勧銀だいいちかんぎん)、富士銀行ふじぎんこう日本興業銀行にほんこうぎょうぎんこう興銀こうぎん)の3ぎょうしゅたる前身ぜんしんとする。邦銀ほうぎん同様どうようバブル崩壊ほうかい1990年代ねんだいにあって、いずれも1ちょうえん不良ふりょう債権さいけんかかえていた。

富士銀行ふじぎんこうは、融資ゆうしさき芙蓉ふようグループかく企業きぎょう弱体じゃくたい親密しんみつ山一證券やまいちしょうけん破綻はたんし、丸紅まるべに日産自動車にっさんじどうしゃ経営けいえい不安ふあんささやかれ、ゼネコン会社かいしゃ更生こうせいほう申請しんせい相次あいついだ。公的こうてき資金しきん注入ちゅうにゅうがく銀行ぎんこう最多さいたの1ちょうえんたっした。1998ねんには系列けいれつ安田信託銀行やすだしんたくぎんこう救済きゅうさいにあたって第一勧銀だいいちかんぎん協力きょうりょくており、また傘下さんか勧角証券かんかくしょうけんだい株主かぶぬしだったこともあり、かねてから「合併がっぺいだいいち候補こうほとしてはまず第一勧銀だいいちかんぎん」(山本やまもとめぐみろう頭取とうどり)と公言こうげんしていた[16]

一方いっぽう第一勧銀だいいちかんぎん1997ねん野村證券のむらしょうけんなどとともに総会そうかい事件じけんへの関与かんよ発覚はっかくし、外資がいしけい金融きんゆう機関きかん提携ていけいしてリテールでの活路かつろ模索もさくしていた。だが、投資とうし信託しんたく販売はんばいめぐってJPモルガンとの交渉こうしょう難航なんこうし、先行さきゆきは不透明ふとうめいなものになっていた。富士銀行ふじぎんこうおく秋波しゅうは第一勧銀だいいちかんぎんにとっても利害りがい一致いっちするてんはあったものの、「業務ぎょうむ内容ないよう大差たいさがない都銀とぎん合併がっぺいでは効果こうかうすい」としており、法人ほうじん部門ぶもん競争きょうそうりょく外資がいしけいにやがてける危惧きぐがあった[16]

リテールを目指めざ都市とし銀行ぎんこうたいし、長期ちょうき信用しんよう銀行ぎんこうである興銀こうぎん法人ほうじん部門ぶもん経営けいえい資源しげん集中しゅうちゅうさせ、野村證券のむらしょうけん提携ていけいして投資とうし銀行ぎんこうへの転換てんかんはかった。しかし、すでおな長信銀ちょうしんぎん日本長期信用銀行にっぽんちょうきしんようぎんこう日本債券信用銀行にっぽんさいけんしんようぎんこう破綻はたんしており、東京三菱銀行とうきょうみつびしぎんこう金融きんゆうさい発行はっこう停止ていしすると発表はっぴょうし、ビジネスモデルでは孤立こりつ状態じょうたいになった[17]

当時とうじ財務ざいむ体質たいしつ優良ゆうりょう東京とうきょう三菱みつびし効率こうりつ経営けいえい大和証券だいわしょうけんとの提携ていけい総合そうごう金融きんゆうグループはか住友銀行すみともぎんこう都銀とぎんぐみなされていた。これらのようには財閥ざいばつグループしょくつよくなく、大和銀行だいわぎんこう東海銀行とうかいぎんこうあさひ銀行ぎんこうのように特定とくてい地域ちいき依存いぞんすることなく、かつ三和銀行さんわぎんこうのように強烈きょうれつ行風こうふうでもない3ぎょうは、よわみを補完ほかんい、世界せかい最大さいだい金融きんゆうグループへ一気いっきへのしがれるというてんでもたがいに理想りそうてき相手あいてだった。とくに、ごう併行へいこう自己じこ主張しゅちょうよわ第一勧銀だいいちかんぎん富士ふじ興銀こうぎんむす役割やくわりたした。1999ねん8がつ19にち日本経済新聞にほんけいざいしんぶん夕刊ゆうかんで「興銀こうぎんいちすすむ富士ふじぎん世界せかい最大さいだい金融きんゆうグループに」とスクープをはなった[16]

経営けいえい統合とうごう[編集へんしゅう]

1999ねん8がつ20日はつか、3ぎょう頭取とうどりらが帝国ていこくホテル共同きょうどう記者きしゃ会見かいけんひらき、経営けいえい統合とうごう合意ごうい発表はっぴょうした。そう資産しさん140ちょうえんえる、世界せかい最大さいだいにして世界せかいはつそう資産しさん1ちょうドル金融きんゆうグループが誕生たんじょうすることとなった。日本にっぽんはつ銀行ぎんこう持株もちかぶ会社かいしゃによる統合とうごうであり、当時とうじ一般いっぱんにはあまり馴染なじみのかったこと、合併がっぺい分割ぶんかつによる2ぎょう体制たいせいへの再編さいへん圧倒的あっとうてき規模きぼからすうおおくの話題わだいび、大手おおて銀行ぎんこうだい再編さいへん先鞭せんべんけた[17]前身ぜんしんぎょう第一勧銀だいいちかんぎん芙蓉ふよう興銀こうぎんかく企業きぎょうグループをひきいており、あまりのおおきさに公正こうせい取引とりひき委員いいんかいは「融資ゆうしさきへの影響えいきょうりょくおおきく、営業えいぎょう次第しだいでは公正こうせいともなる」という異例いれい公式こうしき見解けんかい表明ひょうめいした[18]

その規模きぼゆえ発足ほっそく当時とうじは「時価じか総額そうがくでグローバルトップ5を目指めざす」とするなど調子ちょうしもよく、実際じっさいムーディーズは3ぎょう信用しんよう格付かくづ統合とうごう発表はっぴょうげる方針ほうしんだった。産業さんぎょうかいからのコメントは「競争きょうそうりょく向上こうじょう期待きたい」「金融きんゆう不安ふあん正常せいじょう」などおおむ好意こういてきなものであり、金融きんゆう担当たんとう大臣だいじん柳澤やなぎさわはくおっとは「前向まえむきな戦略せんりゃく自発じはつてきすのは素晴すばらしいこと」と賛辞さんじおくった。一方いっぽうで、ウォールストリート・ジャーナルアジアばんでは「相撲すもう同様どうよう胴回どうまわりだけでチャンピオンになれるわけではない」と冷静れいせい分析ぶんせきもなされた[17]

経営けいえい統合とうごうひかえた2000ねん3がつにはきゅう3ぎょう共同きょうどうキャッシュカード発行はっこう、4がつにはあいだCD・ATM相互そうご無料むりょう開放かいほう開始かいしし、5月には共同きょうどうベンチャーファンド設立せつりつ当時とうじインターネット・バブルがピークだった)、音楽おんがく配信はいしんなどもがけるポータルサイト「エムタウン」を開設かいせつしたりした[19]。また、ネット専業せんぎょう証券しょうけん会社かいしゃ設立せつりつ計画けいかくされたが、実現じつげんにはいたらなかった。

2000ねん9がつ合算がっさん時価じか総額そうがく7ちょう4,115おくえん共同きょうどう持株もちかぶ会社かいしゃ株式会社かぶしきがいしゃみずほホールディングス」が正式せいしき発足ほっそくし、本社ほんしゃまるうちセンタービル(みずほ銀行ぎんこう丸之内まるのうち支店してん当時とうじ第一勧業銀行だいいちかんぎょうぎんこう丸之内まるのうち支店してん)が入居にゅうきょしている[注釈ちゅうしゃく 4])にかれ[20]証券しょうけんコード8305で東京とうきょう証券しょうけん取引とりひきしょ市場いちばだい1上場じょうじょうした[21]よく10がつには「統合とうごうだい1フェーズ」としてみずほ信託しんたく銀行ぎんこう・みずほ証券しょうけん・みずほインベスターズ証券しょうけん発足ほっそく一方いっぽうで2001ねん富士銀行ふじぎんこう1984ねん買収ばいしゅうした米国べいこく金融きんゆう会社かいしゃヘラーをGEキャピタルに、第一勧銀だいいちかんぎん1989ねん買収ばいしゅうしたどうCITをタイコ売却ばいきゃくするなど、バブル崩壊ほうかい以前いぜん獲得かくとくした海外かいがい企業きぎょう手放てばなしている。

2002ねん4がつ、「統合とうごうだい2フェーズ」として3ぎょう合併がっぺい分割ぶんかつし、みずほ銀行ぎんこう・みずほコーポレート銀行ぎんこう発足ほっそくした。両行りょうこうでは、営業えいぎょう初日しょにちからATM決済けっさいでシステム障害しょうがい発生はっせいした。システム障害しょうがいはみずほに先立さきだって2002ねん1がつ合併がっぺいしたUFJ銀行ぎんこうでも発生はっせいしていたが、みずほでは個人こじん法人ほうじん双方そうほうにおける金融きんゆうインフラとしての規模きぼおおきさから混乱こんらん深刻しんこくし、250まんけん口座こうざ振替ふりかえ遅延ちえんした[22]。また、原因げんいん究明きゅうめい過程かていで、当初とうしょ第一勧業銀行だいいちかんぎょうぎんこうのシステムに一本いっぽんする方針ほうしんだったものが、富士ふじ日本にっぽん興業こうぎょうふくめた3ぎょう主導しゅどうけんあらそいの結果けっか、3ぎょうそれぞれのシステムをのこしたまま中継ちゅうけいコンピュータであいだわせる手法しゅほう採用さいようした経緯けいいあきらかになった。きゅうシステムをのこしてあいだわせ手法しゅほうもちいたことにたいしては金融きんゆうちょうから業務ぎょうむ改善かいぜん命令めいれいけたこともあり、合併がっぺい早々そうそうから社会しゃかいてきイメージが急激きゅうげき悪化あっか[23]しただけでなく、個人こじん顧客こきゃく1わりうしな[24]

わせて不良ふりょう債権さいけん問題もんだいすすむにつれて、実体じったいてきにも経営けいえい状態じょうたい深刻しんこくしていった。同時どうじ口座こうざ開設かいせつすう軒並のきな減少げんしょうした。[よう出典しゅってん]

不良ふりょう債権さいけん処理しょり[編集へんしゅう]

2002ねん10がつ以降いこう竹中たけなか平蔵へいぞう金融きんゆう担当たんとう大臣だいじん策定さくていした金融きんゆう再生さいせいプログラム通称つうしょう竹中たけなかプラン」にしたが不良ふりょう債権さいけん処理しょりしたが、処理しょり損失そんしつ大幅おおはば拡大かくだいした。2003ねん3がつには日本にっぽん企業きぎょうとして過去かこ最悪さいあくの2ちょう3700おくえん赤字あかじ決算けっさんとなることが確実かくじつになる[25]。これをけ、取引とりひきさき企業きぎょう引受ひきうけさきとする1ちょう2000おくえんものだい規模きぼ増資ぞうし実施じっしした。銀行ぎんこう取引とりひきさきたすけを格好かっこうは「奉加帳ほうがちょう増資ぞうし」「優良ゆうりょう企業きぎょうあしる」ともわれ[26]、その規模きぼ性格せいかくから多数たすう批判ひはんあつめた[27]。1ちょうえん増資ぞうしには、引受ひきうけがくじゅんに、第一生命だいいちせいめい安田やすだ生命せいめい損保そんぽジャパン富国ふこく生命せいめい伊藤忠商事いとうちゅうしょうじ関西電力かんさいでんりょく清水建設しみずけんせつセイコーエプソン大成建設たいせいけんせつ電源でんげん開発かいはつ東京電力とうきょうでんりょく丸紅まるべに電通でんつう日動にちどう火災かさい富士通ふじつうしん日本にっぽん製鐵せいてつ全日本空輸ぜんにほんくうゆNTTドコモぎょうせいコクド日立製作所ひたちせいさくしょ資生堂しせいどうキヤノン九州電力きゅうしゅうでんりょくコスモ石油こすもせきゆ三共さんきょうしん日鉱にっこうホールディングス西武鉄道せいぶてつどう中部電力ちゅうぶでんりょくJR東海とうかい東北電力とうほくでんりょくNTTJR東日本ひがしにっぽん富士電機ふじでんき明治生命めいじせいめい(50おくえん以上いじょう抜粋ばっすい)など、母体もたいゆき企業きぎょうグループを中心ちゅうしん幅広はばひろ業種ぎょうしゅから3,436しゃおうじた[28]どう時期じきに、みずほホールディングスは「みずほフィナンシャルグループ」を新設しんせつし、中間なかま持株もちかぶ会社かいしゃ転換てんかんするグループ再々さいさいへん計画けいかくされた。これは、持株もちかぶ会社かいしゃごとに赤字あかじ子会社こがいしゃ黒字くろじ子会社こがいしゃけることで、配当はいとう原資げんし捻出ねんしゅつするねらいがあった[29]無配むはいつづくと、公的こうてき資金しきん注入ちゅうにゅうくに保有ほゆうする優先株ゆうせんかぶ普通ふつうかぶ転換てんかんされ、国有こくゆうされてしまうからである(これはのちりそなホールディングス現実げんじつのものとなる)。また、「企業きぎょう再生さいせいプロジェクト」として再生さいせい専門せんもん子会社こがいしゃ4しゃ設立せつりつし、不良ふりょう債権さいけん移管いかん日本にっぽん政策せいさく投資とうし銀行ぎんこう外資がいしけい証券しょうけん協力きょうりょく再建さいけんした[30]一方いっぽう、こうした再建さいけんスキームを株式かぶしき市場いちば評価ひょうかしなかった。みなし5まんえん額面がくめんのみずほかぶ連日れんじつ安値やすね更新こうしんし、2003ねん4がつには額面割がくめんわ寸前すんぜん一時いちじ5まん8300えん[31]破綻はたん公的こうてき資金しきんによる国有こくゆううわさされた[32]週刊しゅうかん新潮しんちょうは「竹中たけなか平蔵へいぞう失言しつげん "みずほはシティバンク売却ばいきゃく"」とてたり[33]一般いっぱん各紙かくしでもみずほにたいして悲観ひかんてき見方みかた大勢おおぜいめた。株式かぶしき時価じか総額そうがくで、消費しょうひしゃ金融きんゆう大手おおて武富士たけふじ下回したまわもあった[34]結果けっかてきには、1ちょうえん増資ぞうし緩衝かんしょうざいとなって、経営けいえい不振ふしん取引とりひきさきへの再生さいせい支援しえんなどが進展しんてんした。2003ねんから2004ねんたにとして、これ以後いご業績ぎょうせき回復かいふくつづく。みずほ銀行ぎんこう本店ほんてんビル外部がいぶ不動産ふどうさん信託しんたくちゅうあいだ法人ほうじんに1050おくえん売却ばいきゃくしたり、みずほ銀行ぎんこう大手町おおてまち本部ほんぶビルを隣接りんせつする大手町おおてまちフィナンシャルセンタービル(みずほ銀行ぎんこうきゅう富士銀行ふじぎんこう)と損保そんぽジャパンきゅう安田火災やすだかさい)が区分くぶん所有しょゆう)ととも東京建物とうきょうたてもの特定とくてい目的もくてき会社かいしゃ総額そうがく1450おくえん売却ばいきゃくする[35][36][注釈ちゅうしゃく 5]など、資産しさん売却ばいきゃく劣後債れつごさいなどもすすめて資本しほんみますと同時どうじに、傘下さんかのみずほ銀行ぎんこう勘定かんじょうけいシステム統合とうごう店舗てんぽ統廃合とうはいごうによって経費けいひ削減さくげんされた。また、「みずほダイレクト」「みずほマイレージクラブ」のしん商品しょうひん開発かいはつしたり、みずほインベスターズ証券しょうけんとの共同きょうどう店舗てんぽ設営せつえいなど、現在げんざいのリテール方針ほうしん基礎きそととのはじめるのもこのころである。

2004ねん12月24にちきゅう興銀こうぎんじゅうせん破綻はたん処理しょりめぐ国税庁こくぜいちょう相手取あいてどって提起ていきした訴訟そしょう上告じょうこくしん判決はんけつた。興銀こうぎん1996ねん日本にっぽんハウジングローンの債権さいけん放棄ほうき損金そんきん処理しょり実施じっししたが、国税庁こくぜいちょうはこれをみとめずに追徴ついちょう課税かぜいおこなった。これを不服ふふくとする興銀こうぎん東京とうきょう地方裁判所ちほうさいばんしょ提起ていきし、いちしんでは敗訴はいそしたものの、控訴こうそしん逆転ぎゃくてん勝訴しょうそ最高裁さいこうさいまであらそってついに勝訴しょうそ確定かくていした。総額そうがく3180おくえんがみずほに還付かんぷされ、予想よそうがい利益りえき(「クリスマスプレゼント」[37])をんだ。こうした要因よういんかさなり、不良ふりょう債権さいけん比率ひりつ劇的げきてき縮小しゅくしょう2005ねん3がつ決算けっさんでは、繰延くりのべ税金ぜいきん資産しさんたい中核ちゅうかく自己じこ資本しほん比率ひりつ貸出かしだしめる不良ふりょう債権さいけん比率ひりつ三菱みつびし東京とうきょう三井みつい住友すみともFGを下回したまわり、メガバンク首位しゅい優良ゆうりょう財務ざいむ体質たいしつ転換てんかんした[38]。これは、竹中たけなかプランを主軸しゅじくとした金融きんゆうちょう抵抗ていこう不良ふりょう債権さいけん処理しょりおくらせ、機動きどうてき資本しほん政策せいさくれず、ついには三菱みつびし東京とうきょうフィナンシャル・グループに救済きゅうさいされるかたちとなったUFJや、預金保険機構よきんほけんきこうから多額たがく公的こうてき資金しきん注入ちゅうにゅうけ、実質じっしつ国有こくゆうされたりそなとは対照たいしょうてきである。上記じょうき増資ぞうし引受ひきう企業きぎょうかずからもはかれるが、あるいは後述こうじゅつとおり、みずほにはひろ法人ほうじん顧客こきゃく基盤きばんがあったことが、景気けいき後退こうたい局面きょくめんでのよわみであり回復かいふく局面きょくめんでのつよみになった[26]事実じじつ不良ふりょう債権さいけん処理しょり方法ほうほうには、債務さいむ放棄ほうき売却ばいきゃく破産はさん申請しんせいにより貸出かしだしさきとの関係かんけい清算せいさんする(最終さいしゅう処理しょり)か、支援しえん継続けいぞくして正常せいじょう債権さいけん上方かみがた遷移せんいさせるかの2とおりがあるが、みずほはおも後者こうしゃ対応たいおうし、2年間ねんかんで90%の圧縮あっしゅく成功せいこうした[38][39]

公的こうてき資金しきん完済かんさい[編集へんしゅう]

経営けいえい一定いってい安定あんていした2005ねん4がつには中期ちゅうき経営けいえい戦略せんりゃく発表はっぴょうし、不良ふりょう債権さいけん処理しょりともなって複雑ふくざつしたグループ機構きこう簡素かんそ公的こうてき資金しきん早期そうき完済かんさいニューヨーク証券しょうけん取引とりひきしょ(NYSE)への上場じょうじょうコンプライアンス徹底てっていプライベート・バンキング社会しゃかいてき責任せきにんなどの充実じゅうじつかかげた。2006ねん7がつ4にちには傘下さんかぎょう注入ちゅうにゅうされた公的こうてき資金しきん総額そうがく2ちょう9490おくえん)を完済かんさい[40]。この時期じきにみずほかぶは100まんえん前後ぜんこうけ、3ねん底値そこねから18ばいちか上昇じょうしょうげた[31]。さらに同年どうねん11月8にちをもって、NYSEへ上場じょうじょうした[41]1989ねん三菱銀行みつびしぎんこうつづくものであり、バブル崩壊ほうかいはつ邦銀ほうぎん進出しんしゅつとなった。みずほコーポレート銀行ぎんこうは2006ねんちゅう海外かいがい5拠点きょてん新設しんせつし、みずほ銀行ぎんこう国内こくない芦屋あしやへのさい進出しんしゅつはじめとしてみずほインベースターズ証券しょうけんのみずほ銀行ぎんこうない拠点きょてん「プラネットブース」設置せっちすう増加ぞうかさせた。こうして金利きんり収入しゅうにゅう金利きんり収入しゅうにゅうつづ伸長しんちょうしたものの、大口おおぐち融資ゆうしさきであったオリエントコーポレーション赤字あかじ転落てんらくともない、ふたた引当ひきあてきんしをせまられ、2007ねん3がつ決算けっさんでは4ぶりの減益げんえきとなった[42]同時どうじに、2006ねん3がつゼロ金利きんり政策せいさく解除かいじょ逆風ぎゃくふうとなって、利鞘りざや収益しゅうえき改善かいぜん期待きたいにより上昇じょうしょうしていた株価かぶか失速しっそくし、70 - 80まんえんだい推移すいいした[43]一方いっぽう優先ゆうせん出資しゅっし証券しょうけんによる増資ぞうし自己じこ資本しほん比率ひりつが12.48%に改善かいぜんしたこともあり[42]、ムーディーズによる格付かくづけは2006ねん5がつ7にちにAaにげられた[44]

サブプライムローン問題もんだい[編集へんしゅう]

2007ねんなつ米国べいこく震源しんげんとしてサブプライム住宅じゅうたくローン危機ききによる金融きんゆう市場いちば混乱こんらん各国かっこくひろがった。日本にっぽん企業きぎょうでは、海外かいがい展開てんかい投資とうし銀行ぎんこう業務ぎょうむでの先行せんこう裏目うらめたみずほがサブプライム関連かんれん損失そんしつがく最悪さいあくとなった。損失そんしつ中心ちゅうしんとなったのはみずほ証券しょうけんのロンドン法人ほうじんで、サブプライム関連かんれん証券しょうけん商品しょうひんんだ債務さいむ担保たんぽ証券しょうけん組成そせい投資とうし販売はんばいする業務ぎょうむ手掛てがけていた[45]他社たしゃはハイリスクすぎてせなかったというこの大量たいりょう在庫ざいこ値崩ねくずれが直撃ちょくげきし、売却ばいきゃくそん与信よしん費用ひよう引当ひきあてきんなどにより多額たがく損失そんしつ発生はっせい銀行ぎんこう部門ぶもんで2080おくえん証券しょうけん部門ぶもんで4040おくえん損失そんしつ計上けいじょうした。このため、実質じっしつ業務ぎょうむ純益じゅんえきあずかかし金利きんりかい改善かいぜんしたにもかかわらず、最終さいしゅう利益りえき前期ぜんき半分はんぶんとなる3112おくえんにとどまった。

サブプライム問題もんだいめぐっては、日本にっぽん金融きんゆう機関きかんとして唯一ゆいいつG7財務ざいむ大臣だいじん中央ちゅうおう銀行ぎんこう総裁そうさい会議かいぎ拡大かくだい会合かいごう招待しょうたいされ、各国かっこく大手おおて解決かいけつけての協議きょうぎ参加さんかした[46]。サブプライム問題もんだい日本にっぽん代表だいひょうとなったかたちだが、社長しゃちょう前田まえだあきらしん通期つうき決算けっさん発表はっぴょうで「こんなこと(サブプライム問題もんだい)で日本一にっぽんいちになりずかしい」とのコメントをのこしている[47]欧米おうべい金融きんゆう機関きかん多額たがく損失そんしつなかで、邦銀ほうぎん好機こうきともられていたが、みずほはメリルリンチに1200おくえん出資しゅっしするにとどまっている[45]

また、2003ねんの1ちょうえん増資ぞうしによって発行はっこうした優先株ゆうせんかぶ2008ねんより普通ふつうかぶ転換てんかん可能かのうとなることから、株式かぶしき希薄きはく懸念けねんされている。みずほでは対策たいさくとして累計るいけい9500おくえんにのぼる自社じしゃかぶ計画けいかくし、すでに2007年度ねんど実施じっしぶん日本にっぽん企業きぎょうトップとなっている[48]。サブプライム問題もんだい反面はんめん、こうした資本しほん政策せいさく経営けいえい透明とうめいさくのため、えい金融きんゆう専門せんもん『The Banker』による「Bank of the Year 2007」日本にっぽん部門ぶもん選出せんしゅつされ[49]、またべい機関きかん投資とうし情報じょうほう『Institutional Investor』による「日本にっぽん最優秀さいゆうしゅうCEO」銀行ぎんこう部門ぶもんだい1前田まえだあきらしんえらばれるなどした[50]

委員いいんかい設置せっち会社かいしゃへの移行いこう[編集へんしゅう]

2014ねん6がつ24にち東京とうきょう都内とないひらいただい12定時ていじ株主かぶぬし総会そうかいで、メガバンクではつとなる委員いいんかい設置せっち会社かいしゃへの移行いこう決議けつぎした[51]

歴代れきだい社長しゃちょう[編集へんしゅう]

みずほホールディングス 社長しゃちょう
だい 氏名しめい 在任ざいにん期間きかん 出身しゅっしんこう 出身しゅっしんぎょう
1 杉田すぎたつとむこれ 2000ねん9がつ - 2002ねん3がつ 東京大学とうきょうだいがく経済学部けいざいがくぶ 日本にっぽん勧業かんぎょう銀行ぎんこう
2 前田まえだあきらしん 2002ねん4がつ - 2003ねん1がつ 東京大学とうきょうだいがく法学部ほうがくぶ 富士銀行ふじぎんこう
みずほフィナンシャルグループ 社長しゃちょう
だい 氏名しめい 在任ざいにん期間きかん 出身しゅっしんこう 出身しゅっしんぎょう
1 前田まえだあきらしん 2003ねん1がつ - 2009ねん3がつ 東京大学とうきょうだいがく法学部ほうがくぶ 富士銀行ふじぎんこう
2 塚本つかもと隆史たかし 2009ねん4がつ - 2011ねん6がつ 京都大学きょうとだいがく法学部ほうがくぶ 第一勧業銀行だいいちかんぎょうぎんこう
3 佐藤さとう康博やすひろ 2011ねん6がつ - 2018ねん3がつ 東京大学とうきょうだいがく経済学部けいざいがくぶ 日本興業銀行にほんこうぎょうぎんこう
4 坂井さかいたつ 2018ねん4がつ - 2022ねん2がつ 東京大学とうきょうだいがく法学部ほうがくぶ 日本興業銀行にほんこうぎょうぎんこう
5 木原きはら正裕まさひろ 2022ねん2がつ - 一橋大学ひとつばしだいがく法学部ほうがくぶ 日本興業銀行にほんこうぎょうぎんこう

会社かいしゃ現況げんきょう(2020ねん3がつ31にち現在げんざい[編集へんしゅう]

株式かぶしき状況じょうきょう[編集へんしゅう]

  • 発行はっこう可能かのう株式かぶしき総数そうすう - 51,300,000,000かぶ
    • 発行はっこう可能かのう普通ふつうかぶ - 48,000,000,000かぶ
    • 発行はっこう可能かのうだい1かい - だい4かいだい14しゅ優先ゆうせん - 900,000,000かぶ
    • 発行はっこう可能かのうだい1かい - だい4かいだい15しゅ優先ゆうせん - 900,000,000かぶ
    • 発行はっこう可能かのうだい1かい - だい4かいだい16しゅ優先ゆうせん - 1,500,000,000かぶ
    • 発行済はっこうずみ普通ふつうかぶ - 25,392,498,945かぶ
    • だい14しゅおよだい15しゅ優先株ゆうせんかぶは、あわせて900,000,000かぶえないものとしている
    • だい16しゅ優先株ゆうせんかぶは、あわせて1,500,000,000かぶえないものとしている
  • 普通ふつう株主かぶぬしすう - 999,140めい単元たんげん未満みまん株主かぶぬし46,165めいのぞく)

だい株主かぶぬし上位じょうい10企業きぎょう[編集へんしゅう]

株主かぶぬしめい 株数かぶすう 持株もちかぶ比率ひりつ(%)
日本にっぽんマスタートラスト信託しんたく銀行ぎんこう信託しんたくこう 1,642,845,500 6.47
日本にっぽんカストディ銀行ぎんこう信託しんたくこう 1,109,233,400 4.36
日本にっぽんカストディ銀行ぎんこう信託しんたくこう5) 545,964,100 2.15
日本にっぽんカストディ銀行ぎんこう信託しんたくこう9) 522,476,800 2.05
JP Morgan Chase Bank 385151 443,776,306 1.74
State Street Bank West Client-Treaty 505234 423,565,756 1.66
日本にっぽんカストディ銀行ぎんこう信託しんたくこう7) 384,499,000 1.51
State Street Bank And Trust Company 505103 293,537,902 1.15
日本にっぽんカストディ銀行ぎんこう信託しんたくこう1) 280,082,100 1.10
日本にっぽんカストディ銀行ぎんこう信託しんたくこう4) 263,338,400 1.03
  • 持株もちかぶ比率ひりつについて、自己じこ株式かぶしき(3,622,415かぶ)を保有ほゆうしているが、上記じょうきだい株主かぶぬしからは除外じょがい

重要じゅうよう子会社こがいしゃ状況じょうきょう[編集へんしゅう]

会社かいしゃめい 所在地しょざいち 資本しほんきんひゃくまんえん 議決ぎけつけん比率ひりつ(%) 事業じぎょう内容ないよう
みずほ銀行ぎんこう 東京とうきょう千代田ちよだ 1,404,065 100.00 銀行ぎんこう業務ぎょうむ
みずほ信託しんたく銀行ぎんこう 東京とうきょう中央ちゅうおう 247,369 100.00 信託しんたく業務ぎょうむおよ銀行ぎんこう業務ぎょうむ
みずほ証券しょうけん 東京とうきょう千代田ちよだ 125,167 100.00 証券しょうけん業務ぎょうむ
みずほリサーチ&テクノロジーズ 東京とうきょう千代田ちよだ 1,627 100.00 情報処理じょうほうしょりサービス業務ぎょうむ、シンクタンク・コンサルティング業務ぎょうむ
資産しさん管理かんりサービス信託しんたく銀行ぎんこう 東京とうきょう中央ちゅうおう 50,000 100.00(100.00) 信託しんたく業務ぎょうむおよ銀行ぎんこう業務ぎょうむ
アセットマネジメントOne 東京とうきょう千代田ちよだ 2,000 51.00 投資とうし信託しんたく委託いたく業務ぎょうむおよ投資とうし顧問こもん業務ぎょうむ
みずほプライベートウェルスマネジメント 東京とうきょう千代田ちよだ 500 100.00 コンサルティング業務ぎょうむ
オリエントコーポレーション 東京とうきょう千代田ちよだ 150,051 48.99(48.99) 信販しんぱん業務ぎょうむ
みずほ信用しんよう保証ほしょう 東京とうきょう千代田ちよだ 13,281 100.00(100.00) 信用しんよう保証ほしょう業務ぎょうむ
確定かくてい拠出きょしゅつ年金ねんきんサービス 東京とうきょう中央ちゅうおう 2,000 60.00(60.00) 確定かくてい拠出きょしゅつ年金ねんきん関連かんれん業務ぎょうむ
みずほファクター 東京とうきょう千代田ちよだ 1,000 100.00(100.00) ファクタリング業務ぎょうむ
みずほキャピタル 東京とうきょう千代田ちよだ 902 49.99(49.99) ベンチャーキャピタル業務ぎょうむ
ユーシーカード 東京とうきょう千代田ちよだ 500 100.00(100.00) クレジットカード業務ぎょうむ
みずほ不動産ふどうさん販売はんばい 東京とうきょう中央ちゅうおう 1,500 100.00(100.00) 不動産ふどうさん仲介ちゅうかい業務ぎょうむ
みずほだいいちフィナンシャルテクノロジー 東京とうきょう千代田ちよだ 200 60.00(60.00) 金融きんゆう技術ぎじゅつ調査ちょうさ研究けんきゅう開発かいはつ業務ぎょうむ
みずほセキュリティーズアジアリミテッド 香港ほんこん 50,801
(3,620ひゃくまん香港ほんこんドル)
100.00(100.00) 証券しょうけん業務ぎょうむ
みずほインターナショナル イギリス・ロンドン 94,737
(709ひゃくまんスターリングポンド)
100.00(100.00) 証券しょうけん業務ぎょうむおよ銀行ぎんこう業務ぎょうむ
Joint Stock Commercial Bank for Foreign Trade of Vietnam ベトナム・ハノイ 170,608
(37,088,774ひゃくまんドン)
15.00(15.00) 銀行ぎんこう業務ぎょうむ
みずほ銀行ぎんこう中国ちゅうごく有限ゆうげん公司こうし 中国ちゅうごく上海しゃんはい 145,350(9,500ひゃくまん人民元じんみんげん 100.00(100.00) 銀行ぎんこう業務ぎょうむ
欧州おうしゅうみずほ銀行ぎんこう オランダ・アムステルダム 22,948(191ひゃくまんユーロ) 100.00(100.00) 銀行ぎんこう業務ぎょうむおよ証券しょうけん業務ぎょうむ
ブラジルみずほ銀行ぎんこう ブラジル・サンパウロ 13,174(628ひゃくまんレアル) 100.00(100.00) 銀行ぎんこう業務ぎょうむ
米国べいこくみずほ証券しょうけん アメリカ・ニューヨーク 46,716(429まんあめりかドル) 100.00(100.00) 証券しょうけん業務ぎょうむ
インドネシアみずほ銀行ぎんこう インドネシア・ジャカルタ 21,906
(3,269,574ひゃくまんルピア)
98.99(98.99) 銀行ぎんこう業務ぎょうむ
米国べいこくみずほ銀行ぎんこう アメリカ・ニューヨーク 10,716(98ひゃくまんドル) 100.00(100.00) 銀行ぎんこう業務ぎょうむ
ルクセンブルクみずほ信託しんたく銀行ぎんこう ルクセンブルク・ミュンズバッハ 11,427(105ひゃくまんあめりかドル) 100.00(100.00) 銀行ぎんこう業務ぎょうむおよ信託しんたく業務ぎょうむ
みずほキャピタル・マーケッツLLC アメリカ・ニューヨーク 30,309(3せんあめりかドル) 100.00(100.00) デリバティブ業務ぎょうむ
みずほトラストシステムズ 東京とうきょう調布ちょうふ 100 50.00(50.00) 計算けいさん受託じゅたく・ソフトウェア開発かいはつ業務ぎょうむ
みずほリアルティOne 東京とうきょう中央ちゅうおう 100 100.00(100.00) 持株もちかぶ会社かいしゃ
J.Score 東京とうきょうみなと 7,500 50.00(50.00) レンディング業務ぎょうむ
米州べいしゅうみずほ アメリカ・ニューヨーク 415,825(3,820ひゃくまんあめりかドル) 100.00(100.00) 持株もちかぶ会社かいしゃ
JTCHD 東京とうきょう中央ちゅうおう 500 27.00 持株もちかぶ会社かいしゃ
みずほセキュリティーズ・ヨーロッパ ドイツ・フランクフルト 4,187(35ひゃくまんユーロ) 100.00(100.00) 証券しょうけん業務ぎょうむ
みずほリース 東京とうきょうみなと 26,088 23.53(23.53) 総合そうごうリース業務ぎょうむ
日本にっぽんトラスティ・サービス信託しんたく銀行ぎんこう 東京とうきょう中央ちゅうおう 51,000 100.00(100.00) 証券しょうけん業務ぎょうむ,銀行ぎんこう業務ぎょうむ
LINE Credit 東京とうきょう品川しながわ 2,500 49.00(49.00) 貸金かしきん業務ぎょうむ
LINE Bank設立せつりつ準備じゅんび 東京とうきょう品川しながわ 1,000 49.00(49.00) 銀行ぎんこうぎょう免許めんきょ取得しゅとくおよ銀行ぎんこうぎょう開始かいしかか調査ちょうさ
およ準備じゅんび業務ぎょうむ
みずほビジネスサービス 東京とうきょう渋谷しぶや 90 100.00(100.00) 事務じむ受託じゅたく業務ぎょうむ
  • 議決ぎけつけん比率ひりつらんの()ないは、間接かんせつ議決ぎけつけん比率ひりつうちすう
  • JTCHD、日本にっぽんトラスティ・サービス信託しんたく銀行ぎんこう資産しさん管理かんりサービス信託しんたく銀行ぎんこうの3しゃは、2020ねん7がつ27にちづけ合併がっぺいし、商号しょうごう日本にっぽんカストディ銀行ぎんこう変更へんこう

主要しゅよう借入かりいれさき状況じょうきょう[編集へんしゅう]

借入かりいれさき 借入金かりいれきん残高ざんだか
みずほ銀行ぎんこう 860,000ひゃくまんえん

企業きぎょう集団しゅうだん設備せつび投資とうし状況じょうきょう連結れんけつ[編集へんしゅう]

みずほ銀行ぎんこう みずほ信託しんたく銀行ぎんこう みずほ証券しょうけん その
169,277ひゃくまんえん 67,992ひゃくまんえん 4,233ひゃくまんえん 59,157ひゃくまんえん
  • みずほFGの設備せつび投資とうし総額そうがくは、「その」にふくめて記載きさい

重要じゅうよう設備せつび新設しんせつ[編集へんしゅう]

会社かいしゃめい 内容ないよう 金額きんがくひゃくまんえん
みずほ銀行ぎんこう まるうち1-3計画けいかくかり)」における土地とち信託しんたく受益じゅえきけん取得しゅとく 145,121
みずほ信託しんたく銀行ぎんこう まるうち1-3計画けいかくかり)」における土地とち信託しんたく受益じゅえきけん取得しゅとく 67,276
米州べいしゅうみずほ ニューヨークオフィス移転いてんともな新規しんき貸借たいしゃくビルないオフィス構築こうちく 14,011

グループ企業きぎょう[編集へんしゅう]

みずほ銀行ぎんこう[編集へんしゅう]

とうグループの経営けいえい戦略せんりゃくである「One MIZUHO戦略せんりゃく」(銀行ぎんこう信託しんたく証券しょうけん一体いったい戦略せんりゃく)のした2013ねん7がつ1にち傘下さんかぎょうであるみずほコーポレート銀行ぎんこうがみずほ銀行ぎんこう吸収きゅうしゅう合併がっぺいし、くだりめいをみずほ銀行ぎんこう改称かいしょうした[52]

UCカード[編集へんしゅう]

UCカード2005ねん10月1にちづけ会社かいしゃ分割ぶんかつにより新設しんせつされたもので、クレジットカードのプロセシングおよび加盟かめいてんかく事業じぎょうおこなう。プロセシングとは、クレジットカードの決済けっさい事務じむ処理しょりであり、クレディセゾンおよびUCカードグループが発行はっこうするUCカードにかんする業務ぎょうむと、国際こくさいカード発行はっこうする権利けんりゆうしないクレジットカード会社かいしゃ加盟かめいてん開放かいほうおこない、発行はっこうされるMasterCardVISAかくブランドのクレジットカードの売上うりあげ処理しょりなどを受託じゅたくしている。現在げんざい、プロセシング部門ぶもんキュービタス分割ぶんかつ譲渡じょうとしたため、ユーシーしゃ加盟かめいてん部門ぶもんのみを担当たんとうしている。

会員かいいん事業じぎょうのこされた(きゅうユーシーカード株式会社かぶしきがいしゃは2006ねん1がつ1にちクレディセゾン吸収きゅうしゅう合併がっぺいされた。

みずほキャピタル[編集へんしゅう]

みずほキャピタルベンチャーキャピタルである。みずほ銀行ぎんこう、みずほコーポレート銀行ぎんこうなどと連携れんけいし、じゅん投資とうしとしての上場じょうじょう企業きぎょうへの出資しゅっしからコンサルティング業務ぎょうむまでをあつかう。13の投資とうし事業じぎょう組合くみあい傘下さんかく。2008ねん3がつ時点じてんで、国内外こくないがいの1,086しゃ総額そうがく460おくえん投資とうししており、これまで748しゃ新規しんき株式かぶしき公開こうかいいたっている[53]

アセット&ウェルスマネジメント[編集へんしゅう]

グローバルアセット&ウェルスマネジメントグループ(GAWG)は、信託しんたく業務ぎょうむ中心ちゅうしんとして個人こじん法人ほうじん資産しさん管理かんり運用うんようおこなう。

みずほ信託しんたく銀行ぎんこう[編集へんしゅう]

みずほ信託しんたく銀行ぎんこうは、富士銀行ふじぎんこう系列けいれつ安田信託銀行やすだしんたくぎんこうおも前身ぜんしんとする信託しんたく銀行ぎんこうである。芙蓉ふようグループにぞくしたものの、かつては独立どくりつした信託しんたく銀行ぎんこうだった。1996ねん不良ふりょう債権さいけん問題もんだい深刻しんこくし、同根どうこん富士銀行ふじぎんこう救済きゅうさい子会社こがいしゃされ、再建さいけん処理しょり第一勧銀だいいちかんぎん共同きょうどうであたったことから、みずほインベスターズ証券しょうけんとともに経営けいえい統合とうごう契機けいきとなった会社かいしゃである[17]

きゅう安田やすだ信託しんたく時代じだいから住友信託銀行すみともしんたくぎんこうとともに不動産ふどうさん分野ぶんやつよみをっており、不動産ふどうさん信託しんたくでは受託じゅたく残高ざんだかで20%ちょうのシェアをもち首位しゅいである[54]。また、みずほ銀行ぎんこう・みずほコーポレート銀行ぎんこう信託しんたく代理だいりてん契約けいやくむすんでおり、顧客こきゃく基盤きばん共有きょうゆうやみずほプライベートウェルスマネジメントへの紹介しょうかい証券しょうけん業務ぎょうむ拡大かくだいすすめている。企業きぎょう融資ゆうしなど銀行ぎんこうぎょうとしての役割やくわり2ぎょう移行いこうし、自身じしん徐々じょじょ信託しんたくとくうごいている。このため、利益りえきめる信託しんたく報酬ほうしゅうなどの手数料てすうりょう収入しゅうにゅうが、融資ゆうし業務ぎょうむによる資金しきん利益りえきの2ばいちかくにたっしており、この比率ひりつ大手おおて信託しんたく銀行ぎんこうもっとおおきい[55]

日本にっぽんカストディ銀行ぎんこう[編集へんしゅう]

日本にっぽんカストディ銀行ぎんこう前身ぜんしんである資産しさん管理かんりサービス信託しんたく銀行ぎんこうは、みずほと親密しんみつ第一生命保険だいいちせいめいほけん朝日生命保険あさひせいめいほけん明治めいじ安田生命保険やすだせいめいほけん富国生命保険ふこくせいめいほけん共同きょうどう設立せつりつしたマスタートラストせんもん信託しんたく銀行ぎんこうであった[注釈ちゅうしゃく 6]。マスタートラストとは、投資とうし信託しんたく年金ねんきん基金ききんなどを受託じゅたくした機関きかん投資とうしが、管理かんり機能きのう簡素かんそのため、信託しんたく財産ざいさんとして保有ほゆうする株式かぶしき金融きんゆう機関きかん共同きょうどう一本いっぽん預託よたくする仕組しくみ。

2007ねん3がつまつあずか資産しさん残高ざんだかが200ちょうえんえ、業界ぎょうかいトップの実績じっせきとなった。みずほグループが株式かぶしき過半数かはんすう(54%)を保有ほゆうしていた。

その日本にっぽんトラスティ・サービス信託しんたく銀行ぎんこう経営けいえい統合とうごうし、JTCホールディングス傘下さんかとなったのち、JTCホールディングスとともに日本にっぽんトラスティ・サービス信託しんたく銀行ぎんこう吸収きゅうしゅう合併がっぺいされ、現在げんざい日本にっぽんカストディ銀行ぎんこうとなっている。

みずほプライベートウェルスマネジメント[編集へんしゅう]

みずほプライベートウェルスマネジメントは、「"Channel to Discovery" Plan」の一環いっかんで2005ねん新設しんせつされたプライベートバンキング(富裕ふゆうそう資産しさん保全ほぜん運用うんよう業務ぎょうむ)をあつかう。みずほ銀行ぎんこうやみずほ信託しんたく銀行ぎんこうに5おくえん以上いじょう資産しさんあづける顧客こきゃく対象たいしょうとしている。みずほ銀行ぎんこう内幸町うちさいわいちょう本部ほんぶビル同居どうきょしている。

アセットマネジメントOne[編集へんしゅう]

アセットマネジメントOne(AM-One、アセマネOne)は、2016ねん10月1にち、みずほFG傘下さんかにあったみずほ投信とうしん投資とうし顧問こもん新光しんこう投信とうしんみずほ信託しんたく銀行ぎんこう運用うんよう部門ぶもん、それにみずほFGと第一生命保険だいいちせいめいほけん折半せっぱん出資しゅっし会社かいしゃであったDIAMアセットマネジメントけい4しゃ事業じぎょう統合とうごうして発足ほっそくした(法人ほうじんかくじょうは、DIAMが新光しんこう投信とうしんとMHAMを吸収きゅうしゅう合併がっぺいし、同時どうじにみずほTBの当該とうがい部門ぶもん吸収きゅうしゅう分割ぶんかつ方式ほうしき継承けいしょう)。

グループ戦略せんりゃく子会社こがいしゃ[編集へんしゅう]

グループ戦略せんりゃく子会社こがいしゃは、シンクタンク事業じぎょうシステムインテグレーションなど、金融きんゆう業務ぎょうむ付随ふずいする調査ちょうさ開発かいはつつ。

役員やくいん[編集へんしゅう]

2000ねんのみずほホールディングス発足ほっそくには、第一勧銀だいいちかんぎん会長かいちょうけん頭取とうどり杉田すぎたつとむこれ社長しゃちょうに、富士ふじぎん頭取とうどり山本やまもとめぐみろう興銀こうぎん頭取とうどり西村にしむら正雄まさお会長かいちょう就任しゅうにんし、対外たいがいてきには3にんそろって共同きょうどうCEO(Co-CEO)という肩書かたがきを名乗なのっていた。

杉田すぎた2002ねん以降いこう留任りゅうにんする意向いこうだったが、その在職ざいしょく期間きかんちゅう業績ぎょうせき急激きゅうげき悪化あっか株価かぶか大幅おおはば下落げらくし、杉田すぎた自身じしん体調たいちょうくずして入院にゅういんしたため、退任たいにん余儀よぎなくされた。当初とうしょは3にんを「特別とくべつ顧問こもん」の地位ちいのこ方針ほうしんもあったが、これも撤回てっかいされたのにくわえ、退職たいしょくきん支払しはらわれなかった。経営けいえい責任せきにん明確めいかく順送じゅんおく人事じんじ廃止はいしによるコーポレートガバナンス向上こうじょうもとめる市場いちばからの圧力あつりょく結果けっか最終さいしゅうてきには9にん役員やくいん全員ぜんいん退任たいにんした[58]

ブランディング[編集へんしゅう]



コズミックブルー ホライズンレッド
瑞穂みずほ

ブランディングインターブランドがけた[59]。「みずほ・みづほ(瑞穂みずほ)」は、みずみずしいいね意味いみする。この言葉ことばは「葦原よしわらせんひゃくあき瑞穂みずほこく」として日本書紀にほんしょきにも登場とうじょうし、みのゆたかな日本にっぽんこく形容けいようした。「日本にっぽん代表だいひょうする金融きんゆうグループを目指めざす」とのねがいをめ、社員しゃいんからの公募こうぼにより策定さくていされた[60]ブランドカラーは「みずほコズミックブルー」と「みずほホライズンレッド」である。ロゴマークのあか円弧えんこ太陽たいようづる地平線ちへいせんあらわし、みずほグループの社員しゃいんいちにんひとりのつよ意志いし情熱じょうねつあらわしている。なお、あお系統けいとう前身ぜんしん銀行ぎんこうのサインカラーで共通きょうつうして使用しようされており、ユーシーカード株式会社かぶしきがいしゃレマン作成さくせい)や第一勧業銀行だいいちかんぎょうぎんこうにおいては発足ほっそく当初とうしょからあおあかしょく使用しようしていた。

「みずほ」は、かつて存在そんざいした「さくら銀行ぎんこう」「あさひ銀行ぎんこう」とおなじく平仮名ひらがなやまと言葉ことば銀行ぎんこうであり、日本語にほんご話者わしゃ奥行おくゆきある語感ごかんあたえる。とくに「軽快けいかいさ」の印象いんしょうつよく、いで「するどさ・つよさ」「庶民しょみんせい適応てきおうせい」「清潔せいけつ健康けんこう」「静的せいてき」なかんじがあり、2003ねん当時とうじの5都銀とぎん名称めいしょうちゅうもっと訴求そきゅうりょくすぐれていると分析ぶんせきされている[61]

初代しょだいロゴ

2001ねん9がつまでは、地球ちきゅうをモチーフとしたえん左上ひだりうえにMizuhoの頭文字かしらもじ「M」をいちぴつきしたロゴを使用しようしていた[62]はや段階だんかい統合とうごうませたみずほインベスターズ証券しょうけんなどの店舗てんぽ看板かんばんられた時期じきがあったが、2001ねん10月11にち現行げんこうのロゴを発表はっぴょう[63]いまではまった使用しようされていない。

きゅう財閥ざいばつけい名前なまえのこした三菱みつびしUFJ銀行ぎんこう三井住友銀行みついすみともぎんこうくらべてブランドりょく知名度ちめいどおとるとされていたが[64]イギリス金融きんゆう専門せんもんThe Banker」2006ねん11がつごうによる格付かくづけではブランド価値かち60おく9000まんドルで、邦銀ほうぎん首位しゅいだい22にランクインした[65]。なお、三菱みつびしUFJはだい34三井みつい住友すみともだい35となっている。

ブランドステートメント[編集へんしゅう]

Value Communication
きゃくさまのゆめよろこびを、おきゃくさまとわかちあうこと。2002ねん - 2005ねん[63]
Channel to Discovery
より未来みらいをつくる金融きんゆうであるために。2005ねん - 2013ねん
One MIZUHO
未来みらいへ。おきゃくさまとともに 2011ねん - 2013ねん(サブスローガンとして)
One MIZUHO
未来みらいへ。おきゃくさまとともに 2013ねん - 2023ねん
ともにいどむ。ともにみのる。
2023ねん - 現在げんざい

CM[編集へんしゅう]

メディアでのCM活動かつどうは、基本きほんてき傘下さんか企業きぎょうによる個別こべつ出稿しゅっこう提供ていきょうかたちるが、前述ぜんじゅつのブランドステートメント「One MIZUHO」を前面ぜんめんすようになってからは、グループとして出演しゅつえんしゃなどを統一とういつするようになっている。 2023ねん10がつ時点じてんでは、黒島くろしまゆいさいをグループ共通きょうつうのメインキャラクターとして起用きようしている。過去かこには黒島くろしまゆいさいのほかに玉山たまやま鉄二てつじ鈴木すずき亮平りょうへい福士ふくしあおの3にんをメインとして、テーマごとにメンバーをくわえるかたちとなり、たとえば「資産しさん承継しょうけいへんには大和田おおわだ伸也しんやが、みずほ証券しょうけんのCMには結城ゆうきさなえ[66]くわわっていた。これ以外いがいに、オリンピック・パラリンピックへの出場しゅつじょう期待きたいされる若手わかてアスリートを起用きようしたものやサッカー日本にっぽん代表だいひょう起用きようしたものも、随時ずいじ展開てんかいされている。YouTubeにおけるCM動画どうが公開こうかいも、個別こべつ傘下さんか企業きぎょう単位たんいではなくグループとして一体いったいてきっている。

CSR・ESG経営けいえいにおける[編集へんしゅう]

教育きょういく機関きかんへの社会しゃかいてき支援しえん[編集へんしゅう]

近年きんねん金融きんゆう教育きょういくたかまりにわせて、かく大学だいがくへの支援しえん協賛きょうさん活動かつどうちかられている。

2006ねん3月24にち早稲田大学わせだだいがく政治せいじ経済学部けいざいがくぶ皮切かわきりに、一橋大学ひとつばしだいがく商学部しょうがくぶ慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく商学部しょうがくぶ東京大学とうきょうだいがく経済学部けいざいがくぶ法科ほうか大学院だいがくいん京都大学きょうとだいがく経済学部けいざいがくぶ寄付きふ講座こうざ開設かいせつした。とく東京とうきょう大学だいがく場合ばあいは、わせて2007ねん新設しんせつされる金融きんゆう学科がっかにも資金しきん拠出きょしゅつおこない、東大とうだい経済学部けいざいがくぶに88ねんぶりにしん学科がっか設置せっちされるはこびとなった[67]。なお、みずほグループは東大とうだいせい最多さいた就職しゅうしょくさきでもある[68]

また、教員きょういん養成ようせいけい東京学芸大学とうきょうがくげいだいがくとは、よりてい年齢ねんれい小中学生しょうちゅうがくせい対象たいしょうとした金融きんゆう教育きょういく共同きょうどう研究けんきゅうおこなっている。こちらは投資とうし手法しゅほうおしえるのではなく、クレサラ問題もんだい金融きんゆう犯罪はんざいなどの学習がくしゅう中心ちゅうしんとしている。

このほか、きゅう富士銀行ふじぎんこう時代じだい1968ねんから、損保そんぽジャパン当時とうじ安田火災やすだかさい)・明治めいじ安田やすだ生命せいめい当時とうじ安田やすだ生命せいめい)、第一生命だいいちせいめい共同きょうどうで、全国ぜんこく小学校しょうがっこう入学にゅうがくするしん1年生ねんせい対象たいしょう交通こうつう安全あんぜんのための「黄色きいろいワッペン」を配布はいふしている。ただのワッペンではなく、交通こうつう事故じこ対象たいしょうとした有効ゆうこう期間きかん1ねん傷害しょうがい保険ほけんづけのもの(ただし、保険ほけん適用てきよう学校がっこうさだめた通学つうがくにおいてとう下校げこう発生はっせいした事故じこのみ)。これまでににした児童じどう累計るいけい5,000まんにんかぞえる[69]

アメリカ同時どうじ多発たはつテロ[編集へんしゅう]

みずほ銀行ぎんこう・みずほコーポレート銀行ぎんこう への経営けいえい統合とうごう目前もくぜんにした2001ねん9月11にちアメリカ同時どうじ多発たはつテロ事件じけんにより、世界せかい貿易ぼうえきセンタービル(WTC)みなみとう入居にゅうきょしていた みずほフィナンシャルグループ 傘下さんか富士銀行ふじぎんこう ニューヨーク支店してんの23めい(うち日本人にっぽんじん行員こういんは12にん)が死去しきょ行方ゆくえ不明ふめいとなった。旅客機りょかくき突入とつにゅうしたのはみなみとうの78-85かい部分ぶぶんであり、どう支店してん丁度ちょうど79-82かいの4フロアをめていた。日本にっぽん企業きぎょうとしては最悪さいあく犠牲ぎせいしゃすうであった。おなじく みずほフィナンシャルグループ 傘下さんかはいっていた 第一勧業銀行だいいちかんぎょうぎんこう日本興業銀行にほんこうぎょうぎんこう もWTCに入居にゅうきょしていたが、この2ぎょう行員こういん死者ししゃはなかった。

9月21にちには、当時とうじの みずほホールディングスが、救援きゅうえん活動かつどう支援しえんするため、日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃに100まんあめりかドルの寄付きふすると発表はっぴょうした。あわせて取引とりひきさきなどからの激励げきれい見舞みまい、現地げんちでの直接ちょくせつ支援しえんけていることにたいして感謝かんしゃむねしるした[70]

事件じけんから4ねんた2005ねん9がつ11にち、みずほフィナンシャルグループ本社ほんしゃきゅう富士銀行ふじぎんこう本店ほんてんまえに、事件じけんのメモリアルとしての追悼ついとうモニュメント設置せっちされた。母子ぼしぞう中心ちゅうしんとするブロンズぞうと、ニューヨーク消防しょうぼう当局とうきょくから寄贈きぞうされたWTCビルの鉄骨てっこつ展示てんじされており、そのとなりには犠牲ぎせいしゃ氏名しめいきざまれている[71]

その[編集へんしゅう]

東京とうきょう国際こくさい女子じょしマラソンスポンサー2000ねん2001ねんつとめた。

従業じゅうぎょういん健康けんこう重視じゅうしした経営けいえいおこなっている会社かいしゃ表彰ひょうしょうする「健康けんこう経営けいえい優良ゆうりょう法人ほうじん2017」[72]女性じょせい活躍かつやくすぐれた会社かいしゃ選定せんていする「じゅんなでしこ銘柄めいがら[73]、LGBTにかんするダイバーシティ経営けいえいにおける「PRIDE指標しひょう(ゴールド)」[74]などの受賞じゅしょう認定にんていけている。

親密しんみつ提携ていけい関係かんけい金融きんゆう機関きかん[編集へんしゅう]

生命せいめい保険ほけん損害そんがい保険ほけん[編集へんしゅう]

きゅう興銀こうぎん第一生命保険だいいちせいめいほけん1998ねんから全面ぜんめん提携ていけい締結ていけつし、現在げんざい継続けいぞくされている。第一生命だいいちせいめい損害そんがい保険ほけんジャパンとも提携ていけいしているが、こちらも前身ぜんしんきゅう安田火災やすだかさい富士ふじぎんけいきゅう日産にっさん火災かさい第一勧銀だいいちかんぎんけいであり、丁度ちょうどみずほFGに対応たいおうしている。みずほグループ銀行ぎんこう生保せいほ損保そんぽというと、この3しゃ代表だいひょうである[75]

第一生命だいいちせいめいとの共同きょうどう出資しゅっし会社かいしゃアセットマネジメントOne、さらに損害そんがい保険ほけんジャパンくわえたみずほだいいちフィナンシャルテクノロジーがある。

根津ねづ財閥ざいばつ古河ふるかわ財閥ざいばつながれから第一勧銀だいいちかんぎんグループぞくした富国生命保険ふこくせいめいほけん朝日生命保険あさひせいめいほけんとも親密しんみつである。これらは日本にっぽんカストディ銀行ぎんこう出資しゅっししている。

東京とうきょう海上かいじょう日動にちどう火災かさい保険ほけんきゅう日動にちどう火災かさい富士ふじぎんけいであったが、きゅう東京とうきょう海上かいじょう三菱みつびしグループであり、みずほグループにはほかにもじょうのような保険ほけん会社かいしゃがあることから関係かんけい疎遠そえんとなっている。おなじく明治めいじ安田生命保険やすだせいめいほけんきゅう安田やすだ生命せいめい富士ふじぎんけいであったが、きゅう明治生命めいじせいめいぞくする三菱みつびししょくつよい。ただし、いずれも芙蓉ふよう懇談こんだんかいのメンバーはつづけており、またそもそも三菱みつびしグループの保険ほけん会社かいしゃ三菱みつびしUFJフィナンシャル・グループなど三菱みつびしけい金融きんゆうグループとかならずしも親密しんみつでなく、独立どくりつ志向しこうつよ[76]

地方銀行ちほうぎんこう[編集へんしゅう]

富士ふじぎん前身ぜんしんである安田やすだ銀行ぎんこうは、昭和しょうわ恐慌きょうこうさい全国ぜんこく各地かくち中小ちゅうしょう銀行ぎんこう積極せっきょくてき救済きゅうさいしたことから、このながれをんで現在げんざい親密しんみつ地方銀行ちほうぎんこうがある。戦後せんご関係かんけいった地銀ちぎんふくむが、ほくほくフィナンシャルグループ傘下さんか北海道銀行ほっかいどうぎんこう北陸銀行ほくりくぎんこうみちのく銀行ぎんこう荘内銀行しょうないぎんこう千葉興業銀行ちばこうぎょうぎんこう四国銀行しこくぎんこう大垣共立銀行おおがききょうりつぎんこうなどが富士ふじぎんけいである[77]

みちのくぎん上杉うえすぎ純雄すみおもと会長かいちょう富士ふじぎんもと常務じょうむであり、部長ぶちょうきゅう役員やくいん富士ふじぎん派遣はけんしていたこともある[78]特徴とくちょうだったロシア業務ぎょうむみずほコーポレート銀行ぎんこう売却ばいきゃくした[79]そうぎん富士ふじぎん米沢よねざわ支店してん前身ぜんしん安田やすだ銀行ぎんこう鶴岡つるおか酒田さかた支店してん継承けいしょうしているなど戦前せんぜんから関係かんけいふか[80]千葉ちば興銀こうぎんきゅう安田やすだけいであり、芙蓉ふようグループのメンバーでもある。経営けいえい危機ききさいにみずほFGから支援しえんけ、現在げんざいもみずほぎん筆頭ひっとう株主かぶぬしである。肥後銀行ひごぎんこう戦前せんぜんにおいてきゅう安田やすだけいであったため、稲垣いながき精一せいいち小栗おぐり宏夫ひろおはいずれも富士ふじぎん常務じょうむ笠原かさはら慶久よしひさ富士銀行ふじぎんこう、みずほ信託しんたく常務じょうむ頭取とうどり[注釈ちゅうしゃく 7]就任しゅうにんしている。

2008ねん5月、北都銀行ほくとぎんこう荘内銀行しょうないぎんこう持株もちかぶ会社かいしゃによる経営けいえい統合とうごう発表はっぴょうした。2009ねん10月のフィデアホールディングス発足ほっそくいたったこの統合とうごうには、みずほによる仲介ちゅうかい・アドバイザリーがあったという[81]。また、フィデアホールディングスの取締役とりしまりやくかい議長ぎちょうには、きゅう富士銀行ふじぎんこう出身しゅっしんで、きゅう:みずほ銀行ぎんこう頭取とうどりつとめた西堀にしぼりとしおくんでいる。

第一勧銀だいいちかんぎんも、だいいち銀行ぎんこう設立せつりつしゃである渋沢しぶさわ栄一えいいちかかわった七十七銀行しちじゅうしちぎんこうフィデアホールディングス子会社こがいしゃまでのあいだみずほコーポレート銀行ぎんこう筆頭ひっとう株主かぶぬしであった北都銀行ほくとぎんこう会長かいちょう井手いで和英かずひで頭取とうどり佐藤さとう清一郎せいいちろうきゅう日本にっぽん勧業かんぎょう銀行ぎんこう出身しゅっしんである筑邦銀行ちくほうぎんこう一時期いちじき富士ふじぎんとセットで経営けいえい支援しえんして復活ふっかつみちびいた千葉興業銀行ちばこうぎょうぎんこうなどを親密しんみつさきにもつ。

戦後せんご地銀ちぎん東京都民銀行とうきょうとみんぎんこうげんきらぼし銀行ぎんこう)は興銀こうぎん協力きょうりょくのもと官民かんみんいちたいにより設立せつりつされたもので、興銀こうぎんけいであった。また、京滋けいじ京都きょうと銀行ぎんこう滋賀銀行しがぎんこうをはじめ、地銀ちぎんでも興銀こうぎんから資本しほん融資ゆうしふくなんらかの支援しえんけていたところもある。

だい地方銀行ちほうぎんこう[編集へんしゅう]

きらやかホールディングス傘下さんかだった、きゅう山形やまがたしあわせ銀行ぎんこう富士ふじぎんけいきゅう殖産銀行しょくさんぎんこうがDKBけいであった[82]

大光銀行たいこうぎんこうきゅう長銀ちょうぎんきゅう日債銀にっさいぎんとともに第一勧銀だいいちかんぎん親密しんみつであり、愛媛銀行えひめぎんこう第一勧銀だいいちかんぎん三和さんわぎん両行りょうこう親密しんみつだったが、経営けいえい環境かんきょう悪化あっかなどの理由りゆうから三和さんわぎんとの株式かぶしき解消かいしょうしている。

南日本銀行みなみにっぽんぎんこうでは、石井いしいさちもり俊英としひでりょうもと頭取とうどり富士ふじぎん出身しゅっしんである(2020ねん現在げんざい頭取とうどりはプロパー)。

信用組合しんようくみあい[編集へんしゅう]

だいいち勧業かんぎょう信用組合しんようくみあい第一勧銀だいいちかんぎん前身ぜんしんである日本にっぽん勧業かんぎょう銀行ぎんこう職域しょくいき組合くみあい母体ぼたいとなって設立せつりつされたが、1965ねん以降いこういくつかのほか信組しんそとの合併がっぺいがあり、一般いっぱん地域ちいき信用組合しんようくみあいとなっている。ロゴタイプ書体しょたい第一勧銀だいいちかんぎんのそれと同一どういつである。

かつては人材じんざい経営けいえい第一勧銀だいいちかんぎん依存いぞんしていたが、現在げんざいでは関係かんけいうすまり、第一勧銀だいいちかんぎん出身しゅっしん職員しょくいんは20めい程度ていどぎない[83]

証券しょうけん会社かいしゃ[編集へんしゅう]

みずほ証券しょうけん本社ほんしゃ
大手町おおてまちファーストスクエア

系列けいれつ証券しょうけん会社かいしゃおおむね(きゅう)みずほ証券しょうけんみずほインベスターズ証券しょうけん統合とうごうされ、さらにきゅう興銀こうぎんけい新光しんこう証券しょうけんが(きゅう)みずほ証券しょうけん合併がっぺいすることで合意ごういした。ただし、サブプライムローン問題もんだいともなう(きゅう)みずほ証券しょうけん損失そんしつのため、合併がっぺい度々どど延期えんきされていたが、2009ねん5月7にちに、法人ほうじんかくじょう新光しんこう証券しょうけんが(きゅう)みずほ証券しょうけん吸収きゅうしゅうするかたちで、現在げんざいみずほ証券しょうけん発足ほっそく。さらに、2013ねん1がつ4にち同社どうしゃきゅうすすむぎんけいみずほインベスターズ証券しょうけん吸収きゅうしゅう合併がっぺいした。

興銀こうぎん債券さいけん部門ぶもん源流げんりゅうにもつ日興にっこうコーディアルグループがあり、2004ねんすえにはみずほ証券しょうけんとエクイティ分野ぶんやなどできょうはたらけ提携ていけい、みずほFGが資本しほん参加さんかしていた。日興にっこうでは2006ねんすえ有価ゆうか証券しょうけん報告ほうこくしょ虚偽きょぎ記載きさい問題もんだい発覚はっかくし、先立さきだって同社どうしゃ提携ていけい関係かんけいにあったシティグループによる株式かぶしき公開こうかいおうじたため、保有ほゆうするぜん株式かぶしき売却ばいきゃくした[84]。これにより、日興にっこうとみずほの資本しほん関係かんけい解消かいしょうされている。その日興にっこう三井みつい住友すみともフィナンシャルグループ配下はいかとなっている。

外国がいこく銀行ぎんこう[編集へんしゅう]

2005ねん4がつみずほ信託しんたく銀行ぎんこうバンク・オブ・ニューヨーク投信とうしん販売はんばい有価ゆうか証券しょうけん管理かんり分野ぶんやかんする業務ぎょうむ提携ていけい契約けいやく締結ていけつおなじくみずほ銀行ぎんこう米国べいこく東部とうぶ地盤じばんワコビア米国べいこく西部せいぶ地盤じばんウェルズ・ファーゴ富裕ふゆうそう資産しさん管理かんり提携ていけいした(のちに、ウェルズ・ファーゴはワコビアを吸収きゅうしゅう)。

フランスソシエテ・ジェネラルとは原油げんゆデリバティブで、オランダABNアムロ銀行ぎんこうとは国際こくさいCMSCash Management System)で業務ぎょうむ提携ていけいしている[85]

リース[編集へんしゅう]

みずほグループ発足ほっそくきゅうすすむぎんけい東京とうきょうリースきゅうだいいち銀行ぎんこうけいセンチュリー・リーシング・システム伊藤忠商事いとうちゅうしょうじなども出資しゅっし)、きゅう富士ふじぎんけい芙蓉総合ふようそうごうリースきゅう興銀こうぎんけい興銀こうぎんリースがあった。2007ねんになると、のメガバンク系列けいれつではリース会社かいしゃ再編さいへん統合とうごう相次あいつぎ、三井みつい住友すみともFG系列けいれつ三井みつい住友すみともファイナンス&リース三菱みつびしUFJFG系列けいれつ三菱みつびしUFJリース(げん三菱みつびしHCキャピタル)といった、メガバンク傘下さんかだい規模きぼなリース会社かいしゃ誕生たんじょうした。こうしたなか、みずほグループのリース会社かいしゃ再編さいへんおくれていたが、2009ねん4がつきゅう第一勧銀だいいちかんぎんけいしゃ合併がっぺいし、業界ぎょうかい随一ずいいち規模きぼ東京とうきょうセンチュリーリース(のちに、東京とうきょうセンチュリー改称かいしょう)が誕生たんじょうした。存続そんぞく会社かいしゃは、センチュリー・リーシング・システムであり、合併がっぺい方式ほうしき吸収きゅうしゅう合併がっぺいではあるが、「両社りょうしゃ対等たいとう精神せいしんによる合併がっぺいである」とプレスリリースされていた。

しかしそののみずほけいのリース会社かいしゃ再編さいへん遅々ちちとしてすすまず、ことなる母体ぼたいつ3しゃがそれぞれ併存へいそんし、なおかつ、いずれの会社かいしゃ資本しほんてきには直接ちょくせつフィナンシャルグループとの関連かんれんうす状態じょうたいつづいた。

2019ねんになると、みずほ銀行ぎんこう興銀こうぎんリースは資本しほん業務ぎょうむ提携ていけい締結ていけつし、みずほ銀行ぎんこう増資ぞうしけることで、興銀こうぎんリースはみずほフィナンシャルグループの持分もちぶんほう適用てきよう会社かいしゃになった。また、10月には興銀こうぎんリースはみずほリース社名しゃめい変更へんこうした[86]一方いっぽう、みずほ系列けいれつではもっと規模きぼおおきい東京とうきょうセンチュリーは、2020ねん2がつ伊藤忠商事いとうちゅうしょうじNTTからの増資ぞうしけ、伊藤忠商事いとうちゅうしょうじ持分もちぶんほう適用てきよう会社かいしゃとなるなど、ぎゃくにみずほグループからの遠心えんしんりょくはたらかせている。のこ芙蓉総合ふようそうごうリースも、みずほグループとは一定いってい距離きょりつづけており、2023ねん現在げんざいでもなお、みずほ系列けいれつのリース会社かいしゃ集約しゅうやくされていない状況じょうきょうつづいている。

信販しんぱん、クレジットカード[編集へんしゅう]

信販しんぱん分野ぶんやで、きゅう富士ふじぎん時代じだいから親密しんみつであったクレディセゾン業務ぎょうむ提携ていけいしている。オリコは2010ねん9がつにはみずほフィナンシャルグループが筆頭ひっとう株主かぶぬしとなり、どうグループの持分もちぶんほう適用てきよう関連かんれん会社かいしゃとなった。みずほ銀行ぎんこうのATMに掲示けいじされている使用しよう可能かのうクレジットカードの表記ひょうきでは、UCカードやクレディセゾンとならび、のカード会社かいしゃ比較ひかくしておおきく表記ひょうきされている。

消費しょうひしゃ金融きんゆうテレビCM広告こうこくについて「個人こじんてきには、ちょっとく」(社長しゃちょう前田まえだあきらしん)と批判ひはんグレーゾーン金利きんりは「あきらかに正常せいじょうではない」「(みずほに開設かいせつされた)2,600まん口座こうざ既存きそん顧客こきゃくへのよりいサービス提供ていきょうさい優先ゆうせん」(どう)とコメントしている[87]。2005年度ねんど会社かいしゃ説明せつめいかいでも「シナジー効果こうか期待きたいできない消費しょうひしゃ金融きんゆう業界ぎょうかいとの提携ていけい今後こんご検討けんとうするつもりはない」と断言だんげんした[88]。このため「みずほ銀行ぎんこうけいキャッシング」のようなサービスは存在そんざいしない。

グレーゾーン金利きんり撤廃てっぱいにより、オリコは2007ねん3がつ決算けっさん過払かばらきん返還へんかんそなえる引当ひきあてきん大幅おおはば必要ひつようせまられ、4579おくえん赤字あかじ転落てんらくすることとなった。このため、みずほや伊藤忠商事いとうちゅうしょうじ引受ひきうけさきとする第三者だいさんしゃ割当わりあて増資ぞうし実施じっし、さらにみずほからの借入かりいれ株式かぶしきし、グループされる見通みとお[89]わせてみずほと伊藤忠いとうちゅうUCカード事業じぎょうでの提携ていけい発表はっぴょうし、カード分野ぶんやあらたな事業じぎょう展開てんかいがなされる。

クレディセゾンと提携ていけい解消かいしょう[編集へんしゅう]

みずほ銀行ぎんこうとクレディセゾンは、2004ねんむすんだ包括ほうかつ提携ていけい2019ねん10月で解消かいしょうした。これにともない、クレディセゾンはみずほFG傘下さんかのUCカードへの31%の出資しゅっしげた。また、2007ねん4がつに、クレディセゾンとUCカードの決済けっさい事務じむ処理しょり業務ぎょうむ統合とうごうして設立せつりつしたキュービタスは、会社かいしゃ分割ぶんかつしてUCにかかわる事業じぎょうはなした。なお、みずほFGとクレディセゾンがかかわるみずほマイレージクラブカード事業じぎょうつづける[90][91]

ギャラリー[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ りょう証券しょうけん既存きそん株主かぶぬしには、みずほFGの株式かぶしき交付こうふ
  2. ^ 同年どうねん9月6にちづけで、みずほ証券しょうけん出資しゅっししていた農林中央金庫のうりんちゅうおうきんこ再度さいど資本しほん提携ていけいともない、あらためて出資しゅっし
  3. ^ きゅうみずほ銀行ぎんこう本店ほんてん所在しょざいし、現在げんざい東京とうきょう営業えいぎょう所在しょざいするビル。
  4. ^ このにはどうビルが以前いぜんだいいち銀行ぎんこう本店ほんてんがあり、第一勧銀だいいちかんぎん発足ほっそくもしばらく本店ほんてん所在地しょざいちだった。またかつてどうビルには、第一勧銀だいいちかんぎんけい勧角証券かんかくしょうけんげん:みずほインベスターズ証券しょうけん本店ほんてん入居にゅうきょしていた。
  5. ^ ともに売却ばいきゃくもみずほ銀行ぎんこう定期ていき借家しゃくや契約けいやく締結ていけつしており、つづ使用しようしている。
  6. ^ いわゆる、カストディアン
  7. ^ 笠原かさはらは、くわえて金融きんゆう持株もちかぶ会社かいしゃ九州きゅうしゅうフィナンシャルグループ社長しゃちょう

出典しゅってん[編集へんしゅう]

先頭せんとうに「M」とあるものは、みずほフィナンシャルグループが公表こうひょうした資料しりょうである。

  1. ^ コーポレート・ガバナンス体制たいせい - 株式会社かぶしきがいしゃみずほフィナンシャルグループ
  2. ^ M「2019ねん3がつ有価ゆうか証券しょうけん報告ほうこくしょ (PDF) 」2019ねん6がつ24にち
  3. ^ 構成こうせい銘柄めいがら一覧いちらん日経にっけい平均へいきん株価かぶか Nikkei Inc. 2021ねん10がつ8にち閲覧えつらん
  4. ^ 「TOPIXニューインデックスシリーズ」の定期ていき選定せんてい結果けっかおよ構成こうせい銘柄めいがら一覧いちらん (PDF) jpx.co.jp 2020ねん10がつ7にち公表こうひょう 2021ねん10がつ8にち閲覧えつらん
  5. ^ JPX日経にっけい400・JPX日経にっけい中小ちゅうしょうがた jpx.co.jp 2021ねん10がつ8にち閲覧えつらん
  6. ^ 預金よきんりょう - 三菱みつびし東京とうきょうUFJ:107.2ちょうえんみずほ+みずほコーポレート Archived 2007ねん9がつ27にち, at the Wayback Machine.:80.9ちょうえん三井みつい住友すみとも Archived 2007ねん9がつ27にち, at the Wayback Machine.: 68.8ちょうえん(いずれも2007ねん3がつディスクロージャー
  7. ^ "Top 1000 World Banks 2006 Archived 2009ねん7がつ10日とおか, at the Wayback Machine.", The Banker, 3 July 2006.
  8. ^ Scott DeCarlo (ed.), "The World's 2,000 Largest Public Companies", Forbes, 29 March 2007.
  9. ^ 47NEWS みずほぎん頭取とうどり佐藤さとう グループトップと兼務けんむ Archived 2013ねん6がつ9にち, at the Wayback Machine.」 『共同通信きょうどうつうしん』2013ねん2がつ8にち
  10. ^ みずほ、店舗てんぽわり削減さくげんへ 12%減益げんえきで1.9まんにん削減さくげん発表はっぴょう 2017/11/13 日経新聞にっけいしんぶん
  11. ^ M「当社とうしゃ本店ほんてん移転いてんについて Archived 2007ねん8がつ17にち, at the Wayback Machine.」2003ねん12月25にち
  12. ^ M「当社とうしゃ本店ほんてん移転いてんについて」2007ねん8がつ10日とおか
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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

基本きほん情報じょうほう[編集へんしゅう]

みずほフィナンシャルグループについて[編集へんしゅう]

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  • 高杉たかすぎりょう銀行ぎんこうだい統合とうごう小説しょうせつみずほFG』 講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ〉、2004ねんISBN 4-06-274879-7
  • 須田すだ慎一郎しんいちろう巨大きょだい銀行ぎんこう沈没ちんぼつ―みずほ失敗しっぱい真相しんそう新潮社しんちょうしゃ、2003ねんISBN 4-10-459701-5

金融きんゆう業界ぎょうかい関係かんけいについて[編集へんしゅう]

  • 野崎のさき浩成ひろなり銀行ぎんこう日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ日経にっけい文庫ぶんこ〉、2006ねんISBN 4-532-11712-7
  • 笹島ささじま勝人まさと日本にっぽん銀行ぎんこう日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ日経にっけい文庫ぶんこ〉、2005ねんISBN 4-532-11075-0
  • 三神みかみ万里子まりこ『メガバンク決算けっさん角川書店かどかわしょてん、2003ねんISBN 4-04-883817-2

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]