ブリヂストン

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株式会社かぶしきがいしゃブリヂストン
BRIDGESTONE CORPORATION
ロゴ
ブリヂストン本社ほんしゃ入居にゅうきょする東京とうきょうスクエアガーデン
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
機関きかん設計せっけい 指名しめい委員いいんかいとう設置せっち会社かいしゃ[1]
市場いちば情報じょうほう
めいあかし1 5108
1962ねん4がつ2にち - 2021ねん12月19にち
略称りゃくしょう BS
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
104-8340
東京とうきょう中央ちゅうおう京橋きょうばしさん丁目ちょうめ1ばん1ごう
東京とうきょうスクエアガーデン
設立せつりつ 1931ねん昭和しょうわ6ねん3月1にち
創業そうぎょう1892ねん明治めいじ25ねん
業種ぎょうしゅ ゴム製品せいひん
法人ほうじん番号ばんごう 3010001034943 ウィキデータを編集
事業じぎょう内容ないよう タイヤ化工かこうひん運動うんどう用品ようひん
代表だいひょうしゃ 取締役とりしまりやく代表だいひょう執行しっこうやくGlobal CEO
石橋いしばし秀一ひでかず
取締役とりしまりやく代表だいひょう執行しっこうやくJoint Global COO
あずま正浩まさひろ
資本しほんきん 1263おく5400まんえん
(2023ねん12月31にち現在げんざい[2]
発行済はっこうずみ株式かぶしき総数そうすう 7おく1369まん8221かぶ
(2023ねん12月31にち現在げんざい[2]
売上うりあげだか 連結れんけつ:4ちょう3138おくえん
(2023ねん12がつ[2]
営業えいぎょう利益りえき 連結れんけつ:4817おく7500まんえん
(2023ねん12がつ[2]
経常けいじょう利益りえき 連結れんけつ:4441おく5400まんえん
(2023ねん12がつ[2]
じゅん利益りえき 連結れんけつ:3313おく500まんえん
(2023ねん12がつ[2]
純資産じゅんしさん 連結れんけつ:3ちょう4053おく9400まんえん
(2023ねん12月31にち現在げんざい[2]
そう資産しさん 連結れんけつ:5ちょう4278おく1300まんえん
(2023ねん12月31にち現在げんざい[2]
従業じゅうぎょう員数いんずう 連結れんけつ:125,199めい
単体たんたい:14,106めい
(2023ねん12月31にち現在げんざい
決算けっさん 12月末日まつじつ
会計かいけい監査かんさじん 有限ゆうげん責任せきにんあずさ監査かんさ法人ほうじん
主要しゅよう株主かぶぬし 石橋いしばし財団ざいだん 10.89%
日本にっぽんマスタートラスト信託しんたく銀行ぎんこう信託しんたくこう)8.29%
日本にっぽんカストディ銀行ぎんこう信託しんたくこう 4.94%
SMBC日興証券にっこうしょうけん 3.08%
石橋いしばしひろし 2.98%
日本生命保険にほんせいめいほけん 2.5%
永坂ながさか産業さんぎょう 2.32%
(2020ねん12月31にち現在げんざい
主要しゅよう子会社こがいしゃ ブリヂストンタイヤジャパンブリヂストン化成かせいひんブリヂストン化工かこうひんジャパンブリヂストンスポーツブリヂストンサイクルファイアストン
関係かんけいする人物じんぶつ 石橋いしばし正二郎しょうじろう創業そうぎょうしゃもと会長かいちょう
石橋いしばしみき一郎いちろうもと会長かいちょう
石橋いしばしひろしもと監査かんさやく
石橋いしばし徳次郎とくじろうもと取締役とりしまりやくもと日本にっぽんゴム会長かいちょう
石橋いしばし義雄よしおもと日本にっぽんゴム会長かいちょう
石橋いしばし進一しんいちもとふく社長しゃちょうもと日本にっぽんゴム会長かいちょう
石橋いしばし慶一けいいちもと日本にっぽんゴム取締役とりしまりやくもとあさひ興産こうさん会長かいちょう
荒川あらかわみことのりよんもとCEO)
津谷つや正明まさあきもとCEO)
外部がいぶリンク www.bridgestone.com ウィキデータを編集
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株式会社かぶしきがいしゃブリヂストンえい: Bridgestone Corporation)は、日本にっぽんタイヤメーカー。石橋いしばし正二郎しょうじろう[3]によって創設そうせつされ、東京とうきょう中央ちゅうおう本社ほんしゃく。日経にっけい平均へいきん株価かぶかおよびTOPIX Large70構成こうせい銘柄めいがら[4][5]世界せかい最大さいだいきゅうのタイヤ製造せいぞうおよびゴム加工かこう会社かいしゃである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

1930ねんに、ゴム産業さんぎょうさかんであった福岡ふくおかけん久留米くるめ日本にっぽん足袋たびげんアサヒシューズ)のタイヤ部門ぶもんとして発足ほっそくし、1931ねんブリッヂストンタイヤ株式会社かぶしきがいしゃとして分社ぶんしゃ独立どくりつした。その1951ねんブリヂストンタイヤ株式会社かぶしきがいしゃ社名しゃめい変更へんこうし、1984ねん株式会社かぶしきがいしゃブリヂストン社名しゃめい変更へんこうした。

社名しゃめいは、創業そうぎょうしゃ石橋いしばし正二郎しょうじろうにちなみ、英語えいごの「ブリッジ」(はし)と「ストーン」(いし)を合成ごうせいしたものである。せい直訳ちょくやくして「ストーンブリッジ」では語呂ごろわるいので、さかさにして「ブリヂストン」とした。また当時とうじ、タイヤの世界せかいてきブランドだったファイアストンのような一流いちりゅう企業きぎょうになりたいというおもいもめられた[注釈ちゅうしゃく 1]創業そうぎょうしゃ社是しゃぜは「最高さいこう品質ひんしつ社会しゃかい貢献こうけん」。

ブリヂストンブランドのスポーツ用品ようひん事業じぎょうゴルフテニスなど)、自転車じてんしゃ事業じぎょうはグループ子会社こがいしゃおこなう。三井住友銀行みついすみともぎんこうとはきゅう住友銀行すみともぎんこう時代じだいから緊密きんみつ関係かんけいにある。

国内こくない市販しはんされているタイヤは、基本きほんてきにブリヂストン本体ほんたいから販売はんばい会社かいしゃがタイヤをって市場いちば供給きょうきゅうしている[注釈ちゅうしゃく 2]販売はんばい会社かいしゃはかつてはかく都道府県とどうふけんにあったが、経営けいえい統合とうごうにより一部いちぶ地域ちいきのぞいて全国ぜんこく1しゃされた。店舗てんぽブランドとして「ブリヂストンタイヤショップ」「コクピット」「タイヤかん」「ミスタータイヤマン」を[注釈ちゅうしゃく 3]

売上うりあげだか地域ちいきべつ内訳うちわけは、日本にっぽん国内こくないが25%程度ていどで、半分はんぶんちかくが南北なんぼくアメリカ大陸あめりかたいりくである[6]

事業じぎょう内容ないよう[編集へんしゅう]

タイヤ部門ぶもん
乗用車じょうようしゃよう/トラック・バスよう/建設けんせつ産業さんぎょう農業のうぎょうしゃ両用りょうよう/航空機こうくうきよう/地下鉄ちかてつよう札幌さっぽろ市営しえい交通こうつう)/りん自動車じどうしゃ自転車じてんしゃようのタイヤ・チューブ。
化工かこうひん部門ぶもん
自動車じどうしゃ関連かんれん部品ぶひん、ウレタンフォームおよびその関連かんれん用品ようひん事務じむ機器ききよう精密せいみつ部品ぶひん工業こうぎょうよう資材しざい関連かんれん用品ようひん建築けんちく配管はいかん関連かんれん用品ようひん土木どぼく海洋かいよう関連かんれん用品ようひん
関連かんれん会社かいしゃ事業じぎょう
子会社こがいしゃブリヂストンサイクル自転車じてんしゃ事業じぎょう展開てんかいする。1950年代ねんだいにはブリヂストンサイクルでオートバイ製造せいぞうしたこともあったがのち撤退てったいした。日本にっぽん足袋たびから独立どくりつした経緯けいいから、その後身こうしんアサヒコーポレーションげん:アサヒシューズ)をつうじて、ブリヂストンブランドのくつ発売はつばいしている。

ロゴとシンボルマーク[編集へんしゅう]

キーストンマークの広告こうこく看板かんばん福井ふくいけん鯖江さばえ

シンボルマークとして、現在げんざいはアルファベットの「B」をかたどったものが使つかわれている。1980ねん昭和しょうわ55ねん)に創立そうりつ50周年しゅうねん「ブリヂストンはひろがる、世界せかいへ、生活せいかつへ」のCI目標もくひょうかかげたプロジェクトの一環いっかんとして梅田うめだ正徳まさのりによってがけられたもので、1984ねん昭和しょうわ59ねん)に発表はっぴょうされた[7]。2011ねん平成へいせい23ねん)には、まるみをびたものに若干じゃっかん変更へんこうくわえられ(ロゴフォントも同様どうよう)、きゅうロゴのRの文字もじやすく変更へんこうされた[8]

1967ねんから2020ねん現在げんざい[注釈ちゅうしゃく 4]まで使用しようしているシンボルマークは、とつなかに「BS」の文字もじれたもので、ブリヂストンはキーストンマークとしょうしている[8]現行げんこうロゴマークは7代目だいめである[8]。1967ねん昭和しょうわ42ねん) - 1984ねん昭和しょうわ59ねん当時とうじのマークには、ブリヂストンをりゃくした「BS」が使つかわれた。

沿革えんかく[編集へんしゅう]

  • 1930ねん昭和しょうわ5ねん) - 日本にっぽん足袋たび株式会社かぶしきがいしゃげんアサヒシューズ株式会社かぶしきがいしゃ)タイヤによりじゅん国産こくさんタイヤだい1ごうまれる。
  • 1931ねん昭和しょうわ6ねん) - 3月1にち - 日本にっぽん足袋たびタイヤ独立どくりつし、福岡ふくおかけん久留米くるめに「ブリッヂストンタイヤ株式会社かぶしきがいしゃ設立せつりつ
  • 1932ねん昭和しょうわ7ねん) - 商工しょうこうしょうより優良ゆうりょうこく産品さんぴん認定にんてい受領じゅりょう米国べいこくフォードしゃやGMしゃ製品せいひん試験しけん合格ごうかくひがしアジアとうへの輸出ゆしゅつ開始かいし
  • 1934ねん昭和しょうわ9ねん) - 久留米くるめ工場こうじょう開設かいせつ本格ほんかく量産りょうさん開始かいし
  • 1935ねん昭和しょうわ10ねん) - ゴルフボールの本格ほんかく量産りょうさん開始かいし
  • 1937ねん昭和しょうわ12ねん) - 本社ほんしゃ東京とうきょう移転いてん。Vベルト・ゴムホース製造せいぞうぼうゴム試作しさく開始かいし
  • 1938ねん昭和しょうわ13ねん) - 横浜よこはま工場こうじょう開設かいせつ
  • 1942ねん昭和しょうわ17ねん) - 太平洋戦争たいへいようせんそう激化げきかともない、英語えいご表記ひょうき社名しゃめいを「日本にっぽんタイヤ株式会社かぶしきがいしゃ」に変更へんこう。(→敵性てきせい)
  • 1947ねん昭和しょうわ22ねん) - 代目だいめ石橋いしばし徳次郎とくじろう保有ほゆう日本にっぽんタイヤ株式かぶしき石橋いしばし正二郎しょうじろう保有ほゆう日本にっぽんゴム株式かぶしき交換こうかんし、資本しほん経営けいえい関係かんけい分離ぶんり[9]
  • 1949ねん昭和しょうわ24ねん) - 販売はんばいてん登録とうろく代理だいりてん制度せいど発足ほっそく。「ブリッヂストン自転車じてんしゃ株式会社かぶしきがいしゃ発足ほっそく[注釈ちゅうしゃく 5]輸出ゆしゅつ事業じぎょう強化きょうかけて輸出ゆしゅつ設置せっち石橋いしばし正二郎しょうじろう東京とうきょう電気でんき自動車じどうしゃプリンス自動車じどうしゃ工業こうぎょう源流げんりゅう)に出資しゅっし
  • 1951ねん昭和しょうわ26ねん) - 社名しゃめいを「ブリヂストンタイヤ株式会社かぶしきがいしゃ」に変更へんこうグッドイヤーしゃ生産せいさん技術ぎじゅつ提携ていけい契約けいやく締結ていけつ(1979ねん昭和しょうわ54ねん)に解消かいしょう)。他社たしゃ先駆さきがけタイヤコードのレーヨン開始かいし東京とうきょう京橋きょうばしにブリヂストンビルを竣工しゅんこう、「ブリヂストン美術館びじゅつかん」を併設へいせつ
  • 1951ねん昭和しょうわ26ねん) - カーボンブラック国産こくさん目的もくてきとして石橋いしばし正二郎しょうじろうによりあさひカーボン設立せつりつ[10]
  • 1952ねん昭和しょうわ27ねん) - 横浜よこはま工場こうじょうでフォームラバー生産せいさん開始かいし。ブリヂストン自転車じてんしゃにてオートバイの製造せいぞう開始かいし。トラック・バスようタイヤぜんサイズをレーヨンコードさらしんパタンに切替きりかえ「U-LUG」と命名めいめい発売はつばいだいヒットとなる。アジア諸国しょこく主張しゅちょういん派遣はけん市場いちば調査ちょうさ開始かいし石橋いしばし正二郎しょうじろう会長かいちょうつとめる「たま自動車じどうしゃ」が、はつ乗用車じょうようしゃ「プリンス」を発売はつばい同年どうねん社名しゃめいを「プリンス自動車じどうしゃ工業こうぎょう」に変更へんこう)。
  • 1953ねん昭和しょうわ28ねん) - 売上うりあげだか100おくえん突破とっぱ業界ぎょうかい首位しゅいに。中近東ちゅうきんとう諸国しょこくへの出張しゅっちょういん派遣はけん開始かいし
  • 1956ねん昭和しょうわ31ねん) - 創立そうりつ25周年しゅうねん記念きねん式典しきてん挙行きょこう記念きねん事業じぎょう一環いっかんとして石橋いしばし文化ぶんかセンターを建設けんせつ久留米くるめ寄贈きぞう日本にっぽんはつのトラックようスチールバイアスタイヤ開発かいはつ販売はんばいてん自社じしゃ系列けいれつ政策せいさく開始かいし販売はんばい会社かいしゃ)。戦後せんごはつ海外かいがい拠点きょてんとしてシンガポール支店してん設置せっち
  • 1958ねん昭和しょうわ33ねん) - 欧米おうべい諸国しょこくへの出張しゅっちょういん派遣はけん開始かいし
  • 1959ねん昭和しょうわ34ねん) - 他社たしゃ先駆さきがけタイヤコードのナイロン開始かいし[11]
  • 1960ねん昭和しょうわ35ねん) - 東京とうきょう工場こうじょう開設かいせつ横浜よこはま工場こうじょうでウレタンフォーム生産せいさん開始かいし。「ブリヂストン液化えきかガス」(げん:「ENEOSグローブ」)を設立せつりつ
  • 1961ねん昭和しょうわ36ねん) - 株式かぶしき公開こうかい実施じっし店頭てんとう 5がつ)、東京とうきょう大阪おおさか証券しょうけん取引とりひきしょ株式かぶしき上場じょうじょう(10がつ)。
  • 1962ねん昭和しょうわ37ねん) - 日本にっぽんはつのトラックようスチールラジアルタイヤ開発かいはつ東京とうきょう工場こうじょう敷地しきちない技術ぎじゅつセンター開設かいせつ
  • 1963ねん昭和しょうわ38ねん) - 日本にっぽんはつ本格ほんかくてきレースであるだい1かい日本にっぽんグランプリ参戦さんせん
  • 1964ねん昭和しょうわ39ねん) - 日本にっぽんはつ乗用車じょうようしゃようラジアルタイヤ開発かいはつ[注釈ちゅうしゃく 6]
  • 1965ねん昭和しょうわ40ねん) - マレーシアに戦後せんごはつ海外かいがい工場こうじょう設立せつりつ欧州おうしゅう最初さいしょ販売はんばい会社かいしゃをスイスに設立せつりつ米国べいこくインペリアル・イーストマンしゃ技術ぎじゅつ援助えんじょ契約けいやく、「ブリヂストン・インペリアル・イーストマン」(げん:「ブリヂストン・フローテック」)を設立せつりつ(1981ねん昭和しょうわ56ねん)に子会社こがいしゃ)。タイヤ品質ひんしつ保証ほしょう設置せっちし、品質ひんしつ保証ほしょう体系たいけい体制たいせい充実じゅうじつはかる。
  • 1966ねん昭和しょうわ41ねん) - CMソング「どこまでもこう放送ほうそう開始かいし。ブリヂストン液化えきかガス、三井物産みついぶっさん資本しほん提携ていけい
  • 1967ねん昭和しょうわ42ねん) - アメリカに販売はんばい会社かいしゃ「ブリヂストン・アメリカ」を設立せつりつ。ブリヂストンタイヤショップ制度せいど発足ほっそく
  • 1968ねん昭和しょうわ43ねん) - デミングしょう受賞じゅしょう社是しゃぜ制定せいてい。アフリカで最初さいしょ駐在ちゅうざいいん事務所じむしょをヨハネスブルグに開設かいせつ
  • 1968ねん昭和しょうわ43ねん) - 久留米くるめ商工しょうこう会館かいかん屋上おくじょうにゴムさんしゃつきぼしゴム〈げんムーンスター〉、日本にっぽんゴム〈げんアサヒシューズ〉、そしてブリヂストンタイヤ〈げん:ブリヂストン〉)の回転かいてんしきネオンとう設置せっち
  • 1970ねん昭和しょうわ45ねん) - スチールコードメーカーのベルギー・ベカルトしゃ協同きょうどうし「ブリヂストン・ベカルト・スチール・コード」しゃ設立せつりつぼうゴム分野ぶんや米国べいこくクレバイトしゃ提携ていけいして、「ブリヂストン・クレバイト」(げん:「プロスパイラマニュファクチャリング」)を設立せつりつだい1かい「ブリヂストンゴルフトーナメント」(げん:「ブリヂストンオープン」)開催かいさい
  • 1971ねん昭和しょうわ46ねん) - 環境かんきょう対策たいさく強化きょうかにらみ、環境かんきょう管理かんり設置せっち各種かくしゅ公害こうがい軽減けいげん資源しげんリサイクル分野ぶんや強化きょうか開始かいし
  • 1972ねん昭和しょうわ47ねん) - アルミホイール製造せいぞう・テスト販売はんばい開始かいし米国べいこくクエスターしゃ合弁ごうべん契約けいやく締結ていけつ、「ブリヂストン・スポルディング」を設立せつりつしスポーツ用品ようひん事業じぎょう本格ほんかく進出しんしゅつ
  • 1973ねん昭和しょうわ48ねん) - グループ3しゃ(タイヤ・液化えきかガス・サイクル)提供ていきょう番組ばんぐみクイズオンクイズ!!」(日本にほんテレビけい放送ほうそう開始かいし
  • 1976ねん昭和しょうわ51ねん) - 日本にっぽんはつのF1レースはつ参戦さんせんただし1チームのみのスポット参戦さんせん)。
  • 1977ねん昭和しょうわ52ねん) - 栃木とちぎけん黒磯くろいそ日本にっぽんはつのタイヤテストコース開設かいせつ。レーシングカートタイヤの生産せいさん開始かいし
  • 1979ねん昭和しょうわ54ねん) - 「ポテンザ」ブランド誕生たんじょう
  • 1980ねん昭和しょうわ55ねん) - 販売はんばい情報じょうほう集約しゅうやくのため、全国ぜんこく販売はんばいもうとのあいだにオンラインシステム「DOTシステム」を構築こうちく米国べいこくユニロイヤルしゃ買収ばいしゅう
  • 1981ねん昭和しょうわ56ねん) - 提供ていきょう番組ばんぐみベストヒットUSA」(テレビ朝日てれびあさひ放送ほうそう開始かいし。ブリヂストン液化えきかガス、三井みつい液化えきかガス(初代しょだい)に社名しゃめい変更へんこう。フラッグシップタイヤ「REGNO」ブランド誕生たんじょう
  • 1982ねん昭和しょうわ57ねん) - 日本にっぽんはつスタッドレスタイヤ発売はつばい
  • 1983ねん昭和しょうわ58ねん) - アメリカのファイアストンのナッシュビル工場こうじょう買収ばいしゅう
  • 1984ねん昭和しょうわ59ねん) - 社名しゃめいを「株式会社かぶしきがいしゃブリヂストン」に改称かいしょうCI導入どうにゅう)。しんタイヤ形状けいじょう理論りろんRCOT発表はっぴょう
  • 1988ねん昭和しょうわ63ねん) - アメリカのファイアストンを26おくドルで正式せいしき買収ばいしゅう子会社こがいしゃ
  • 1989ねん平成へいせい元年がんねん) - アメリカの子会社こがいしゃ再編さいへん、「ブリヂストン/ファイアストン・インク」(略称りゃくしょうBFS)設立せつりつ
  • 1990ねん平成へいせい2ねん) - ヨーロッパ統括とうかつ会社かいしゃとして「ブリヂストン/ファイアストン・ヨーロッパ エス エー」(略称りゃくしょうBFE)を設立せつりつ
  • 1993ねん平成へいせい5ねん) - スポーツ関連かんれん用品ようひん事業じぎょうブリヂストンスポーツ統合とうごう
  • 1994ねん平成へいせい6ねん) - ヨーロッパにおける事業じぎょうを「ブリヂストン/ファイアストン・ヨーロッパ エス エー」に統合とうごう
  • 1997ねん平成へいせい9ねん) - F1本格ほんかく参戦さんせん
  • 1998ねん平成へいせい10ねん) - ブリヂストンの源流げんりゅうである株式会社かぶしきがいしゃアサヒコーポレーション会社かいしゃ更生こうせいほう適用てきよう申請しんせい。ブリヂストン代表だいひょう取締役とりしまりやく海崎かいざき洋一郎よういちろう資金しきん援助えんじょ拒絶きょぜつ表明ひょうめい久留米くるめ市内しない工場こうじょう同社どうしゃ人員じんいんれるとうかたち再建さいけんへの協力きょうりょくおこな[9]
  • 1999ねん平成へいせい11ねん) - あさひカーボン子会社こがいしゃ[10]
  • 2001ねん平成へいせい13ねん) - 「ブリヂストン/ファイアストン・インク」が持株もちかぶ会社かいしゃせい導入どうにゅう。(「ブリヂストン/ファイアストン アメリカス ホールディング・インク」)
  • 2002ねん平成へいせい14ねん) - 創業そうぎょうしゃ石橋いしばし正二郎しょうじろう日本にっぽん自動車じどうしゃ殿堂でんどうはいり。ロードレース世界せかい選手権せんしゅけんMotoGPクラスに参戦さんせん
  • 2003ねん平成へいせい15ねん) - アメリカの統括とうかつ子会社こがいしゃ社名しゃめいを「ブリヂストン アメリカス ホールディング・インク」に、同様どうようにヨーロッパの統括とうかつ子会社こがいしゃ社名しゃめいを「ブリヂストン ヨーロッパ エヌヴイ エスエー」に変更へんこう
  • 2003ねん平成へいせい15ねん) - 栃木とちぎ工場こうじょうだい規模きぼ火災かさい事故じこ発生はっせい操業そうぎょう一時いちじ停止ていし原因げんいん工場こうじょうないでの溶接ようせつなか火花ひばな原料げんりょうゴムに着火ちゃっかしたことによる。
  • 2004ねん平成へいせい16ねん) - 中国ちゅうごくにタイヤ事業じぎょう統括とうかつするひろしどおり中国ちゅうごく投資とうし有限ゆうげん公司こうし設立せつりつ
  • 2005ねん平成へいせい17ねん) - 日本にっぽん市場いちばけとしては24ねんぶりとなるしんブランド「Playz(プレイズ)」を発売はつばい
  • 2006ねん平成へいせい18ねん) - ブリヂストン アメリカス ホールディング・インク、再生さいせいタイヤ大手おおてバンダグしゃ(Bandag Inc.)を買収ばいしゅう石橋いしばし正二郎しょうじろう米国べいこく自動車じどうしゃ殿堂でんどうはいり。戦略せんりゃくてき事業じぎょうユニット(SBU)、グローバル経営けいえいプラットフォーム(GMP)、グローバル本社ほんしゃ(GHO)からなる組織そしき改革かいかく実施じっし
  • 2007ねん平成へいせい19ねん) - リトレッド事業じぎょうのリーディングカンパニー「バンダグ」しゃ買収ばいしゅう子会社こがいしゃ
  • 2008ねん平成へいせい20ねん)5がつ16にち - 同業どうぎょうだい4メーカーである東洋ゴム工業とうようごむこうぎょう業務ぎょうむ資本しほん提携ていけい発表はっぴょうした。
  • 2010ねん平成へいせい22ねん) - 契約けいやく満了まんりょうともない、F1へのタイヤ供給きょうきゅうから撤退てったい
  • 2011ねん平成へいせい23ねん)3がつ1にち - 創業そうぎょう80周年しゅうねんにCI(ブリヂストンシンボル)と企業きぎょう理念りねん変更へんこう(リファイン)し、しんタグラインとして「あなたと、つぎの景色けしき日本にっぽん国外こくがいではYour Journey, Our Passion)」を制定せいてい
  • 2013ねん平成へいせい25ねん)11月5にち - 東京とうきょう中央ちゅうおう京橋きょうばし東京とうきょうスクエアガーデンへの本社ほんしゃ移転いてんともない、しん本社ほんしゃでの業務ぎょうむ開始かいし(12月9にち移転いてん完了かんりょう)。
  • 2014ねん平成へいせい26ねん)6がつ13にち - 国際こくさいオリンピック委員いいんかい(IOC)のTOPスポンサーになり、調印ちょういんしき帝国ていこくホテル東京とうきょうおこなった。
  • 2016ねん平成へいせい28ねん)4がつ - 東京とうきょうディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーから撤退てったい
  • 2022ねんれい4ねん
    • 3月 - ブリヂストンスポーツ傘下さんかのブリヂストンスポーツアリーナをナガセ売却ばいきゃく[12]イトマンスポーツスクールとなる。
    • 10月 - ロシア国内こくない製造せいぞう販売はんばい事業じぎょうから撤退てったいすると発表はっぴょうした[13]

関連かんれん会社かいしゃ[編集へんしゅう]

国内こくない
海外かいがい

工場こうじょう[編集へんしゅう]

タイヤ工場こうじょう[編集へんしゅう]

  • 久留くるべい工場こうじょう久留くるよね)…1931ねん3がつ操業そうぎょう開始かいし乗用車じょうようしゃよう小型こがたトラックようタイヤをはじめ、航空機こうくうきよう、レーシングようとう各種かくしゅタイヤ、タイヤきんがた生産せいさん
  • 東京とうきょう工場こうじょう小平こだいら)…1960ねん3がつ操業そうぎょう開始かいし技術ぎじゅつセンターと隣接りんせつしており、航空機こうくうきようラジアルタイヤを生産せいさん
那須なす工場こうじょう周辺しゅうへん
  • 那須なす工場こうじょう那須塩原なすしおばら)…1962ねん3がつ操業そうぎょう開始かいし乗用車じょうようしゃよう小型こがたトラックよう二輪車にりんしゃよう農業のうぎょう機械きかいよう産業さんぎょうしゃ両用りょうようタイヤを生産せいさん
  • 彦根ひこね工場こうじょう彦根ひこね)…1968ねん3がつ操業そうぎょう開始かいし乗用車じょうようしゃよう小型こがたトラックようラジアルタイヤを生産せいさん
  • 下関しものせき工場こうじょう下関しものせき)…1970ねん6がつ操業そうぎょう開始かいし建設けんせつ鉱山こうざんしゃ両用りょうようタイヤ専門せんもん工場こうじょう製品せいひん大半たいはん海外かいがい輸出ゆしゅつ
  • 鳥栖とす工場こうじょう鳥栖とす)…1970ねん7がつ操業そうぎょう開始かいしちょう偏平へんぺい高性能こうせいのうスポーツカーようタイヤをはじめとする乗用車じょうようしゃよう小型こがたトラックようラジアルタイヤを生産せいさん
那須野なすのはら那須塩原なすしおばら)にあるブリヂストンテストコース(写真しゃしん中央ちゅうおう)、栃木とちぎ工場こうじょう黒磯くろいそ工場こうじょう写真しゃしんひだり
  • 栃木とちぎ工場こうじょう那須塩原なすしおばら)…1971ねん4がつ操業そうぎょう開始かいし。トラック・バスよう乗用車じょうようしゃよう小型こがたトラックようしん交通こうつうようラジアルタイヤとう生産せいさん敷地しきちないはいタイヤ焼却しょうきゃく発電はつでん設備せつび所有しょゆう
  • 甘木あまぎ工場こうじょう朝倉あさくら)…1973ねん5がつ操業そうぎょう開始かいし。トラック・バスよう小型こがたトラックようラジアルタイヤ主力しゅりょく専門せんもん工場こうじょう敷地しきちないはいタイヤ焼却しょうきゃく設備せつび所有しょゆう
  • 防府ほうふ工場こうじょう防府ほうふ)…1976ねん10がつ操業そうぎょう開始かいし乗用車じょうようしゃよう小型こがたトラックようラジアルタイヤ、建設けんせつ鉱山こうざんしゃ両用りょうようタイヤを生産せいさん敷地しきちない建設けんせつ鉱山こうざんしゃ両用りょうようタイヤ試験しけんセンターを所有しょゆう
北九州きたきゅうしゅう工場こうじょう北九州きたきゅうしゅう若松わかまつ
  • 北九州きたきゅうしゅう工場こうじょう北九州きたきゅうしゅう)…2009ねん6がつ操業そうぎょう開始かいし建設けんせつ鉱山こうざんしゃ両用りょうようラジアルタイヤ専門せんもん工場こうじょう製品せいひん大半たいはん海外かいがい輸出ゆしゅつ

原材料げんざいりょう工場こうじょう[編集へんしゅう]

  • 佐賀さが工場こうじょう上峰かみみね)…1982ねん3がつ操業そうぎょう開始かいし。スチールコードを生産せいさん

多角たかく製品せいひん工場こうじょう[編集へんしゅう]

  • 横浜よこはま工場こうじょう横浜よこはま)…1938ねん7がつ操業そうぎょう開始かいし。コンベヤベルト、めんふるえゴム、ぼうゴムとうのゴム関連かんれん製品せいひん事務じむ機器ききよう精密せいみつ部品ぶひんとう生産せいさん
  • 熊本くまもと工場こうじょう玉名たまな)…1971ねん10がつ操業そうぎょう開始かいし。ゴムクローラ、こうあつホース、工業こうぎょうようゴムホースを生産せいさん
  • せき工場こうじょうせき)…1990ねん10がつ操業そうぎょう開始かいしこうあつホース、プッシュロックを生産せいさん
  • 磐田いわた工場こうじょう磐田いわた)…2000ねん2がつ操業そうぎょう開始かいし高機能こうきのうフィルム(太陽たいよう電池でんちよう接着せっちゃくふうとめまくほか)、事務じむ機器ききよう精密せいみつ部品ぶひんなどを生産せいさん
  • 生産せいさん工場こうじょう世界せかい26かこく169拠点きょてん(2017ねん平成へいせい29ねん)4がつ1にち現在げんざい

ブランド(タイヤ)[編集へんしゅう]

日本にっぽん国内こくない乗用車じょうようしゃよう市販しはんモデル[編集へんしゅう]

REGNO GR-XII
  • REGNO(レグノ)
  • POTENZA(ポテンザ)
    • スポーツタイヤのフラッグシップブランド。F1などでの展開てんかい有名ゆうめい。モータースポーツにいてはふるくからおおくの支持しじている。
    • S007、S001 RFT、S001、RE-71R、RE-11A、Adrenalin RE004、RE-11/RE050/RE-01R/RE-01(一部いちぶサイズのみ)が現行げんこうモデル。
  • ECOPIA(エコピア)
    • しょう燃費ねんぴタイヤ[注釈ちゅうしゃく 7] のブランド[注釈ちゅうしゃく 8]当初とうしょ電気でんき自動車じどうしゃようのOEMようブランドでY31セドリックグロリアなどの電気でんき自動車じどうしゃ新車しんしゃ装着そうちゃくからはじまった。
    • EP001S EP100Sの後継こうけいモデルでラベリングAAA-aを達成たっせいしたタイヤ。
    • EV-01 電気でんき自動車じどうしゃ「EV」専用せんようタイヤ。
    • PZ-XC Playzシリーズとおなじモデルめいだが、Playzシリーズの後継こうけいモデルでエコピアシリーズになっている。かつてはPZ-X、PRVモデル(ただしECOPIAシリーズで発売はつばい一部いちぶサイズのみPlayzシリーズとして販売はんばい継続けいぞく)もあったが2016ねん2がつしんPlayzシリーズが発売はつばいされるのを販売はんばい終了しゅうりょう
    • EX10 EX10はBスタイルEXの後継こうけいモデルとして2010ねん2がつ登場とうじょう。(サイズによって、パタンがことなる。)
    • EX20シリーズ
      EX10の後継こうけいモデルとして2014ねん2がつより順次じゅんじ発売はつばい一般いっぱんしゃようがEX20、コンパクトしゃようがEX20C、ミニバンようがEX20RVの3種類しゅるい発売はつばい。EX20RVはパタンデザインが左右さゆう非対称ひたいしょうになっている。
    • NH100シリーズ
      2017ねん2がつよりEX20シリーズの後継こうけいモデルとして発売はつばい一般いっぱんしゃようがNH100、ミニバンようがNH100 RV、コンパクトカーようがNH100 Cとなる。NH100 RVはパタンデザインが左右さゆう非対称ひたいしょうになっている。
    • NH200シリーズ
      2022ねん2がつよりNH100シリーズの後継こうけいモデルとして発売はつばい一般いっぱんしゃようがNH200、コンパクトカーようがNH200 Cとなる。ミニバン専用せんようモデルはくなり、パタンはすべ非対称ひたいしょうデザインとなる。
MUD DUELERを装着そうちゃくした陸上りくじょう自衛隊じえいたいこう機動きどうしゃ
  • DUELER(デューラー)
    • よんりん駆動くどうしゃSUVようタイヤブランド。オンロードけは後述こうじゅつのALENZAへ移行いこうされた。
    • H/L - コンフォートタイヤ。HIGHWAY LUXURY(ハイウェイ・ラグジュアリー)の
      HL850 HL683の後継こうけいモデルとして2014ねん2がつより発売はつばい一部いちぶサイズをのこしてALENZA LX100へ移行いこう
    • H/P - スポーツタイヤ。HIGHWAY PERFORMANCE(ハイウェイ・パフォーマンス)の
      HP SPORT HP680の後継こうけいモデルとして2006ねん3がつより発売はつばい一部いちぶサイズをのこしてALENZA 001へ移行いこう
    • A/T - オールテレーン (ALL TERRAIN) タイヤ
      AT001 AT694の後継こうけいモデルとして2017ねん2がつより発売はつばい
    • M/T - マッドテレーン (MUD TERRAIN) タイヤ
      MT674 MT673の後継こうけいモデルとして2013ねん4がつより発売はつばい
    • MUD DUELER - トヨタ・メガクルーザーようの671がある。
  • NEXTRY(ネクストリー)
    • SNEAKERの後継こうけいたるエントリーブランド。コンパクトカーよう一般いっぱんしゃようとパタンデザインがことなる。
  • Playz(プレイズ)
    • 運転うんてんしゃ同乗どうじょうしゃのストレス軽減けいげんおも目的もくてき開発かいはつされたあたらしいブランド。
    • PZ-1 初代しょだいモデルで、2005ねん2がつ発売はつばい
    • 2代目だいめはカテゴリーべつにパタンや形状けいじょうちがうモデルを設定せってい
      通常つうじょうモデルをPZ-X、コンパクトカーようをPZ-C、ミニバンようをプレイズRV PRVで発売はつばい
    • エコピアブランドでプレイズシリーズの後継こうけいモデルがたためミニバンようのみプレイズRV エコピア PRV-1 ecopiaとしてマイナーチェンジ、トレッドコンパウンドをはぶけ燃費ねんぴゴムに変更へんこうした。
    • 3代目だいめは、2016ねん2がつより発売はつばい普通ふつうしゃようをPX、ミニバンようをPX-RV、コンパクトカーようをPX-Cがあった。
    • 4代目だいめは、2020ねん2がつより発売はつばい。PX2とミニバンようRV-RV2をラインナップ、一部いちぶ従来じゅうらいモデルを併売へいばい
  • SNEAKER(スニーカー)
    • EUROAD/B-Roadの後継こうけいたるブリヂストンのエントリーブランド。当初とうしょ先代せんだいモデルの名残なごりから80/70/65シリーズのみで展開てんかいしていたが、2007ねん平成へいせい19ねん)にSNK2としてリニューアルしたさいに60/55/50/45/40のてい偏平へんぺいシリーズが追加ついかされた。
    • SNK2(80偏平へんぺいおよび55偏平へんぺい以下いか)、SNK2 ecopia(70/65/60偏平へんぺい)、Sneaker(一部いちぶサイズのみ)が現行げんこうモデル。
  • LUFT(ルフト)  
    • LUFT-RVはプレイズRVエコピアのパタンを使つかったてい価格かかくゾーンのミニバン専用せんようタイヤ。
    • LUFT-RV2はエコピアEX20RVのパタンを使つかったてい価格かかくゾーンのミニバン専用せんようタイヤ。
  • ALENZA(アレンザ)
    • DUELERのオンロードけより移行いこうされたSUVようブランド。
    • ALENZA 001
      スポーツタイヤ。DUELER HP SPORTの後継こうけいとして2017ねん2がつ発売はつばい
    • ALENZA LX100
      コンフォートタイヤ。DUELER HL850の後継こうけいとして2021ねん2がつ発売はつばい
  • TURANZA(トゥランザ)
    • Touring Potenza(ツーリング・ポテンザ)から名前なまえ由来ゆらいているコンフォートとパフォーマンスがりの輸入ゆにゅうしゃ一部いちぶ国産こくさんしゃ輸出ゆしゅつよう国産こくさんしゃ純正じゅんせい装着そうちゃくタイヤとして装着そうちゃくされている。
    • ERシリーズ
      2011ねんごろ国内こくない販売はんばいカタログのラインナップから消滅しょうめつしたが、輸入ゆにゅうしゃ日本にっぽん国外こくがい専売せんばいしゃ純正じゅんせい装着そうちゃくタイヤとしては現存げんそん。ER30、ER33、ER300、ER370が日本にっぽん国外こくがいでは現役げんえきモデル。ER300とER370は左右さゆう非対称ひたいしょうパタン。ニュージーランドでは一部いちぶ警察けいさつ車両しゃりょう指定してい装着そうちゃくタイヤとしてER300が装着そうちゃくされている。
    • Tシリーズ
      事実じじつじょうERシリーズの後継こうけいだが併売へいばいされておりT001、T002、T005が現行げんこうモデル。
    • SERENITY PLUS EL64
      日本にっぽん国外こくがい専売せんばい通常つうじょうのタイヤは新品しんぴん装着そうちゃく時点じてんで8mmのみぞがあるところ、このタイヤは特殊とくしゅ技術ぎじゅつにより新品しんぴん装着そうちゃく時点じてんで10mmみぞ実現じつげん。ロングライフ、最低さいてい5まんキロ保障ほしょうなのが[注釈ちゅうしゃく 9]

オールシーズンタイヤ[編集へんしゅう]

MULTIWEATHER for TAXI
  • MULTIWEATHER(マルチウェザー)
    • おもにブリヂストンタイヤショップやブリヂストン契約けいやくてんけ。ファイアストンのWEATHERGRIP(ウェザーグリップ)[注釈ちゅうしゃく 10]のブリヂストンばん。タクシーけのMULTIWEATHER FOR TAXI(マルチウェザー フォー タクシー)もある。
  • WEATHERCONTROL(ウェザーコントロール)
    • 日本にっぽん国外こくがい専売せんばい欧州おうしゅう開発かいはつ欧州おうしゅう市場いちばけ)。国内こくないでは並行輸入へいこうゆにゅうひん流通りゅうつうする。なお、欧州おうしゅう市場いちばけのためETRTO規格きかくひんとなっている。

スタッドレスタイヤ[編集へんしゅう]

  • BLIZZAKシリーズ(ブリザック)
    • スタッドレスタイヤブランド。雪国ゆきぐにとく東北とうほく北海道ほっかいどうひとし積雪せきせつ地帯ちたい)での装着そうちゃくりつ非常ひじょうたかい。
    • REVO 2、REVO GZ、VRX、VRX2、DM-V1(SUVよう)、DM-Z3(SUVよう)が現行げんこうモデル。
    • VRX3 2021ねん8がつより発売はつばい
  • ICEPARTNER(アイスパートナー)
    • スタッドレスタイヤブランド。2012ねんふゆから発売はつばいとなる、ブリザックブランド以外いがいのスタッドレスタイヤである。おもにブリヂストンタイヤショップやブリヂストン契約けいやくてんけの価格かかく重視じゅうし専売せんばい商品しょうひんである。

商用しょうようしゃよう[編集へんしゅう]

  • MILEX(マイレックス) - タクシーようのタイヤブランド。
  • V-STEEL(ブイ・スチール) - トラックバス建設けんせつ機械きかいようのタイヤブランド。
  • DURAVIS(デュラビス) - バン小型こがたトラック・バスようのタイヤブランド。
  • GREATEC(グレイテック) - トラック・バスようちょう偏平へんぺいだか付加ふか価値かちタイヤブランド。こうダブルタイヤを1ほんたんできる。
  • ECOPIA(エコピア) - トラック・バスのてい燃費ねんぴタイヤブランド。Greatec M835A Ecopia のように、のブランドのサブネームとしても使つかわれる。

二輪車にりんしゃよう[編集へんしゅう]

  • BATTLAX(バトラックス) - オートバイようタイヤの中核ちゅうかくブランド。オンロードスポーツタイプからスポーツスクータータイプの車種しゃしゅようまで、ラジアル/バイアスわず幅広はばひろくラインナップされている。
  • CYROX(サイロックス) - おも普通ふつう自動じどうりんしゃようサイズのラジアルタイヤ。
  • EXEDRA(エクセドラ) - おも大型おおがたクルーザー(アメリカン)けのラジアル/バイアスタイヤ。
  • ACCOLADE(アコレイド) - クルーザーおよびビンテージ車種しゃしゅようのバイアスタイヤ。
  • G&L(ジーアンドエル) - ビンテージがたのレアサイズバイアスタイヤ。
  • HOOP(フープ) - 原付げんつき-大型おおがたスクーターようのバイアスタイヤ。
  • STANDARD(スタンダード) - ビジネス車種しゃしゅけのバイアスタイヤ。
  • MOLAS(モーラス) - 原付げんつきスクーターおよびレジャーバイクよう小径しょうけいバイアスタイヤ。
  • BATTLE WING(バトルウイング) - デュアルパーパススーパーモタードくるまようラジアル/バイアスタイヤ。
  • TRAILWING(トレイルウイング) - オフロードようバイアスタイヤ。
  • GRITTY(グリッティ) - オフロードようバイアスタイヤ。上記じょうきTRAILWINGよりもオフロード性能せいのうとくされている。
  • EXTENZA(エクステンザ) - ロードバイク(自転車じてんしゃようのタイヤ

その[編集へんしゅう]

  • LEISURE(レジャー) - ポケバイレーシングカートATV、オフロードミニバイクようなどの総合そうごうブランド。「一般いっぱん公道こうどうでは走行そうこうできません」と注意ちゅういきがされているものも存在そんざいする。
  • ENLITEN(エンライトン) - 「究極きゅうきょくのカスタマイズ」を実現じつげんする商品しょうひん設計せっけい基盤きばん技術ぎじゅつとしてのブランド。単独たんどくのタイヤブランドとしては、後述こうじゅつするフォーミュラEようのタイヤなどで使用しようされる[14]基盤きばん技術ぎじゅつブランドであることから個別こべつのタイヤブランドとも併用へいようされ、「ENLITENを搭載とうさいしたREGNO[15]」「ENLITENを採用さいようしたALENZA[16]」といった表記ひょうき使用しようすることもある。

過去かこのブランド[編集へんしゅう]

  • RDシリーズ - RD10からはじまったブリヂストンはつのラジアルタイヤのブランド。1960年代ねんだい中期ちゅうきから1980年代ねんだい初頭しょとうまで販売はんばいされた最初さいしょ乗用車じょうようしゃよう量産りょうさん82/70シリーズラジアルタイヤのブランド。スチールラジアルとテキスタイルラジアルが混在こんざいした。
  • SUPER FILLER(スーパーフィラー) - 1977ねん昭和しょうわ52ねん)にプラスチックにちかかたさとゴム本来ほんらい弾力だんりょくせいをもつちょう硬質こうしつゴムの開発かいはつ成功せいこうし、1978ねん昭和しょうわ53ねん以降いこうにこのゴムを使用しよう製造せいぞう開始かいしされた乗用車じょうようしゃよう82/70偏平へんぺいのスチールラジアルブランド。CMキャラクターとして「スーパーマン」が使つかわれた。
  • AQUA(アクア)- 上述じょうじゅつのスーパーフィラーシリーズのなかから、ウエット性能せいのう向上こうじょう念頭ねんとういたコンパウンドを採用さいようしたタイヤにけられたブランド RD209など。
  • SEDAN SNEAKER(セダンスニーカー) - 1980年代ねんだいなかば、RD→スーパーフィラーと進化しんかしてきた乗用車じょうようしゃよう82/70偏平へんぺいラジアルタイヤのうちスタンダードクラスよう命名めいめいされたブランド。現在げんざい一部いちぶOEMをのぞいて廃盤はいばん 82シリーズRD108、70シリーズRD116など。
  • EUROAD(ユーロード) - セダンスニーカーシリーズの後継こうけい。SF215、SF226、SF229、現在げんざいはSF248の145SR10サイズのみ残存ざんそん
  • WORLDROAD(ワールドロード) - ユーロードの後継こうけい。70シリーズがSF236、65シリーズがSF215。
  • B-road - ワールドロードの後継こうけいモデルでSFシリーズのスタンダードモデル、70シリーズがSF270、65シリーズがSF265。商品しょうひんのキャラクターとして「ルパンさんせい」がカタログやCMに使つかわれた。
  • ALEPH(アレフ) - SFシリーズのアッパークラスとしたブランド。A370・A372・クエストなどの商品しょうひんめいでHR規格きかく70/65シリーズとして製造せいぞう。「アレフ・クエスト」のCMキャラクターとして「ピンクパンサー」が使つかわれた。
  • CONSELFA(コンセルファ) - アレフやDコードの後継こうけいモデルでHR規格きかく70/65/60偏平へんぺい製造せいぞう
  • Bシリーズ - B-roadの後継こうけいモデルでドーナツ採用さいようだい1だん。SR規格きかく中心ちゅうしん乗用車じょうようしゃようはB70・B65・にB80、そのHR規格きかくのB60と2けたモデルが完成かんせい。そのAQドーナツ構造こうぞうのモデルとしてB700AQ・B650AQが発売はつばいおもにSR規格きかく一部いちぶサイズにHR規格きかくがあった。ブリヂストンはつのミニバン専用せんようモデルとしてB-RVを発売はつばい。そのB-RV AQと進化しんかし、そのB'STYLEシリーズに移行いこう日本にっぽん国外こくがいけではBシリーズの現役げんえき
  • B500si - 2001ねん発売はつばい。Bシリーズの派生はせいモデル。さきに55偏平へんぺい以上いじょうのロープロファイルモデルが発売はつばいとなり、B60の後継こうけいサイズで60シリーズも発売はつばいのB'STYLEのモデルチェンジのさいにロープロサイズが設定せっていされるかたち統合とうごうされた。
  • B'STYLE - Bシリーズの後継こうけいモデル。B'STYLE、B'STYLE EX(B500siも統合とうごう)、B'STYLE RVが存在そんざいしたが現在げんざいでは乗用車じょうようしゃようはECOPIA EX10、ミニバンようはPlayz RV/ECOPIA PRVへ移行いこう
  • 310TURBO(310ターボ) - 1980年代ねんだい前半ぜんはん登場とうじょうしたポテンザブランドよりてい価格かかくなスポーティータイヤブランド。70/60偏平へんぺい製造せいぞうされたが、後述こうじゅつのEAGERシリーズに移行いこう廃盤はいばん
  • EAGER(イーガー) - 310ターボの後継こうけいモデルと位置付いちづけされたブランド。330・331・340・350・DZなどの60/55/50偏平へんぺい製造せいぞうされた。
  • GRID(グリッド) - EAGERシリーズの後継こうけいモデルと位置付いちづけされたブランド。J-GRID・V-GRID・K-GRID・G-GRID・GRID IIと展開てんかいし、POTNZA GIIIに発展はってんてき解消かいしょうをとげ廃盤はいばん
  • EXPEDIA(エクスペディア) - ハイパワー輸入ゆにゅうしゃのOEMをおも開発かいはつしたプレミアムスポーツタイヤ。一部いちぶOEMをのぞいてポテンザに統合とうごうとなった。
  • D CODE(Dコード) - パタンデザインを意識いしきしたモデル。HR/VR規格きかく65/60/55/50偏平へんぺい製造せいぞう。コンセルファが後継こうけい
  • CUTEC(キューテック) - 女性じょせいドライバーの増加ぞうかともな女性じょせいむこうのタイヤとして発売はつばい。ターゲット車種しゃしゅ軽自動車けいじどうしゃ、コンパクトカーでサイズ設定せってい関係かんけいじょう、コンパクトモデル専用せんようタイヤとなっている。商品しょうひんキャラクターとして三好みよし礼子あやこがカタログなど使つかわれた。
  • WINTER RADIAL(ウィンターラジアル) - WTシリーズなどスノー・スパイク・スタッドレスタイヤのブランド。国内こくないはつのスタッドレスタイヤもこのシリーズである。
  • HOLONIC(ホロニック) - 初代しょだいスタッドレスタイヤ専用せんようブランド。ブリザックシリーズが発売はつばいされ消滅しょうめつ
  • STシリーズ - ブリザックよりてい価格かかくでブリヂストンタイヤ契約けいやくてんけの専売せんばいモデル。ST10.ST20.ST30とあった。ST10はMZ02のパタン、ST20はMZ03のパタン、ST30はREVO1のパタンを使用しよう専用せんようコンパウンドを使つかっておりREVO1のパタンでもREVO1の性能せいのうはなかった。
  • ERシリーズ - 輸入ゆにゅうしゃけに開発かいはつされVR以上いじょう速度そくど規格きかくち、国内こくない海外かいがい販売はんばいされているタイヤのモデル型式けいしき 市販しはんモデルでは過去かこにはER90(1991ねん平成へいせい3ねん発売はつばい)などがありTURANZAやREGNOの名前なまえあたまにつく場合ばあい(※)がある。
    • (※)REGNO VS51・ER50・ER55、TURANZA(トゥランザ-TOURING POTENZA)ER30・ER33・ER300・ER370が該当がいとうする。ER300は日本にっぽん国内こくないでの市販しはんモデルとしてカタログ掲載けいさいは2011ねんから消滅しょうめつ。ただし輸入ゆにゅうしゃようOEMモデルやランフラットタイヤ、国内こくない新車しんしゃ装着そうちゃくようモデルとしてのこっている。
  • JEEP SERVICE(ジープサービス) - オフロードにける走破そうは性能せいのうとくされたバイアスタイヤ。末期まっきおも整地せいち走行そうこうするトラックようとして位置いちづけられていたが、整地せいち走行そうこう趣味しゅみとするクロスカントリーしゃのユーザーから根強ねづよ支持しじあつつづけたロングセラーブランド。2000年代ねんだいまつ廃盤はいばん
  • GROUND GRIP(グランドグリップ) - 「下駄げたさん」パターンのクロスカントリーしゃようバイアスタイヤ。上記じょうきジープサービスとともにロングセラーをつづけた。
  • INTER CITY(インターシティー) - 自家用じかようライトバンをターゲットに、RCOT採用さいよう通常つうじょう貨物かもつしゃようタイヤより乗用車じょうようしゃようモデルにちかいパタンデザインにし心地ごこち走行そうこうノイズを改善かいぜんしたモデル。CT01やCT11などがあった。
  • T's
    • ブリヂストンせん売店ばいてんけのロープロファイルサイズ限定げんていのエントリーブランド。初代しょだいT's01、2代目だいめT's02、T's02のパタンはポテンザG3である。
  • MY01
    • ブリヂストンせん売店ばいてんけのロープロファイル限定げんていのエントリーブランド。回転かいてん方向ほうこう指定していタイヤ。
  • ERGLANZ(エルグランツ)
    • ポテンザG3のパタンを使つかい、ブリヂストンロゴのはいらない販売はんばいてん限定げんていモデル。

広報こうほう活動かつどう[編集へんしゅう]

提供ていきょう番組ばんぐみ・CM[編集へんしゅう]

スポーツ[編集へんしゅう]

モータースポーツ[編集へんしゅう]

もとモータースポーツモーターサイクルタイヤ開発かいはつ本部ほんぶちょう 浜島はまじま裕英ひろひで (2008ねんF1日本にっぽんグランプリにて)

ふるくから日本にっぽん国内こくないのモータースポーツ、とく全日本ぜんにほんF2000選手権せんしゅけん全日本ぜんにほんF2選手権せんしゅけん全日本ぜんにほんF3000選手権せんしゅけんフォーミュラ・ニッポンスーパーフォーミュラつづ国内こくないトップフォーミュラ(2015ねんいちはい撤退てったい)や、グループCあらそわれた全日本ぜんにほんスポーツプロトタイプカー耐久たいきゅう選手権せんしゅけん(JSPC)などにタイヤを供給きょうきゅうしており、これらのシリーズでダンロップ横浜よこはまゴムといったライバルメーカーとはげしい競争きょうそうひろげた。またフォーミュラ・ニッポン→スーパーフォーミュラでは1997ねん平成へいせい9ねん)から2015ねん平成へいせい27ねん)までタイヤは同社どうしゃワンメイクとなっていた。全日本ぜんにほんF3選手権せんしゅけんも1988ねん昭和しょうわ63ねん)から2008ねん平成へいせい20ねん)まで同社どうしゃせいタイヤのワンメイクとなっていた。

インディジャパン300mileかんむりスポンサーでもあった。

ツーリングカーレースについても、全日本ぜんにほんGT選手権せんしゅけん(JGTC)→SUPER GTたいしてシリーズ発足ほっそく当初とうしょよりタイヤ供給きょうきゅうおこなっており、2010ねん平成へいせい22ねん現在げんざい上位じょういクラスのGT500クラスでは最大さいだいシェアをほこっている。一方いっぽう下位かいクラスのGT300クラスにはタイヤ供給きょうきゅうおこなっていなかったが、2011ねんシーズンよりARTAガライヤ供給きょうきゅう開始かいしした。2024ねんよりスーパー耐久たいきゅうシリーズにオフィシャルタイヤサプライヤーとしてタイヤ供給きょうきゅう発表はっぴょうしたが[17]、2023ねん3がつ12にちハンコックタイヤ大田おおた工場こうじょうだい規模きぼ火災かさい影響えいきょうをうけ、同年どうねん5がつ26にちから28にち開催かいさいされた富士ふじ24あいだレースより緊急きんきゅう対応たいおうでタイヤ供給きょうきゅう開始かいしした[18]

この欧州おうしゅうにおいて、ヨーロッパF2選手権せんしゅけん国際こくさいF3000選手権せんしゅけん(1985ねんまで)、ドイツツーリングカー選手権せんしゅけんだい1などといったレースにもタイヤを供給きょうきゅうしていた実績じっせきがある。

北米ほくべい大陸たいりくでは現在げんざい同社どうしゃ傘下さんかにあるファイアストンブランドでのタイヤ供給きょうきゅうがメインで、現在げんざいインディカー・シリーズ(IRL)やその下位かいカテゴリーであるインディ・ライツなどがファイアストンタイヤのワンメイクとなっている。一方いっぽう以前いぜん存在そんざいしたチャンプカー・ワールド・シリーズ(CART/CCWS)など、北米ほくべい大陸たいりくにおいてブリヂストンブランドでタイヤ供給きょうきゅうおこなったれいもある。一時いちじはIRLようのタイヤ製造せいぞう一部いちぶをブリヂストンの小平こだいら工場こうじょうおこなっていた時期じきもあった[19]

りんレースでも近年きんねん急速きゅうそく評価ひょうかたかまったことにより、2009ねん平成へいせい21ねん)からはロードレース世界せかい選手権せんしゅけんのMotoGPクラスがブリヂストンのワンメイクとなっていたが、「ブランドりょく向上こうじょう技術ぎじゅつ開発かいはつ一定いっていのめどがついた」として2015ねんシーズンをもって撤退てったいすることを発表はっぴょうした[20]

このようにブリヂストンはモータースポーツで名声めいせい獲得かくとくつづけたメーカーだが、2010年代ねんだいには一時いちじ活動かつどう縮小しゅくしょうしていた。F1、MotoGP、スーパーフォーミュラ、F3、ラリーけタイヤからは撤退てったいし、よんりんではSUPER GTやニュルブルクリンク24あいだレース86/BRZレース全日本ぜんにほんジムカーナ、レーシングカート程度ていどかぎられ、世界せかい選手権せんしゅけんへの供給きょうきゅうはしていなかった。ただ前述ぜんじゅつとおり、2023ねんのシーズン途中とちゅうからスーパー耐久たいきゅう公式こうしきタイヤサプライヤーとなったほか[21]、2026 - 2027シーズンからはフォーミュラE世界せかい選手権せんしゅけんへのタイヤ供給きょうきゅうまるなど[22]、2020年代ねんだいはいふたた活動かつどう範囲はんいひろげている。

りんではFIM世界せかい耐久たいきゅう選手権せんしゅけん(EWC)、全日本ぜんにほんロードレース選手権せんしゅけん全日本ぜんにほんモトクロス選手権せんしゅけん供給きょうきゅうつづけている。

F1での活躍かつやく[編集へんしゅう]

F1タイヤ (POTENZAブランド)

フォーミュラ1にかんしては1976ねんF1世界せかい選手権せんしゅけんイン・ジャパンヒーローズレーシング購入こうにゅうしたティレル中古ちゅうこマシン007で、1977ねん日本にっぽんグランプリコジマKE009でスポット参戦さんせんしたことはあった。

1989ねんより、レイナードのF3000シャーシやティレル・018020購入こうにゅうした無限むげんによるF1エンジンテストに協力きょうりょくするかたち[23]独自どくじのF1ようタイヤの基礎きそ研究けんきゅうかさね、1996ねんにはリジェ・JS41購入こうにゅうしF1タイヤを鈴木すずき久里くさとがテストを担当たんとう水面すいめん開発かいはつ継続けいぞくしていた。そして当初とうしょ1998ねん平成へいせい10ねん)からのF1参戦さんせん発表はっぴょうしたが、トム・ウォーキンショー協力きょうりょく欧州おうしゅう各地かくちかさねたアロウズ(TWR)によるじつ走行そうこうテストの進捗しんちょく順調じゅんちょうであったことから、予定よていを1ねん前倒まえだおしして1997ねんのF1世界せかい選手権せんしゅけんより参戦さんせん開始かいし[24]そう指揮しきモータースポーツモーターサイクルタイヤ開発かいはつ本部ほんぶちょう浜島はまじま裕英ひろひで撤退てったいする2010ねん平成へいせい22ねんまつまでつとめた。

1998ねんのF1世界せかい選手権せんしゅけん開幕かいまくせんオーストラリアGPで、マクラーレンミカ・ハッキネンMP4-13ってブリヂストンにはつ優勝ゆうしょうをもたらした。また、同年どうねん最終さいしゅうせん日本にっぽんGPでハッキネンがワールドチャンピオンを、マクラーレンがコンストラクターズタイトルをそれぞれ獲得かくとくし、ブリヂストンはグッドイヤーくだして参戦さんせん2ねんでダブル世界せかいチャンピオンにかがやいた。

1999ねん平成へいせい11ねん)にグッドイヤーが撤退てったいしてから2年間ねんかんはワンメイク供給きょうきゅうおこなったが、2001ねん平成へいせい13ねん)からはミシュラン参戦さんせんしてのあらそいとなった。2004ねん平成へいせい16ねん)まではドライバー、コンストラクターそれぞれのタイトルをサポートできたものの、2005ねん平成へいせい17ねん)、2006ねん平成へいせい18ねん)はミシュラン(ともにフェルナンド・アロンソおよびルノーF1)にやぶれている。

2006ねん平成へいせい18ねん)のドイツGPにおいてF1通算つうさん100しょう達成たっせいした。2007ねん平成へいせい19ねん)からは、F1でのミシュラン撤退てったいでブリヂストンのワンメイクとなる(契約けいやくじょうは2008年度ねんど - 2010年度ねんど)。

2009ねん平成へいせい21ねん)11月2にち、2010ねん平成へいせい22ねん)の公式こうしきタイヤサプライヤー契約けいやく満了まんりょうをもってF1活動かつどうからの撤退てったい発表はっぴょう、2010ねん平成へいせい22ねんまつ正式せいしき撤退てったいした[25]

F1で使用しようされるソフトがわタイヤのライン(2008ねんしろ、2009ねんみどり)は、特製とくせいマジックインキによるスタッフの手書てがきだった。

2023ねんには、2025ねんから3年間ねんかんのF1公式こうしきタイヤサプライヤーとしての入札にゅうさつ参加さんかしたが、同年どうねん10がつピレリえらばれたため、F1復帰ふっき実現じつげんしなかった[26]

文化ぶんか貢献こうけん[編集へんしゅう]

  • アーティゾン美術館びじゅつかん - 東京とうきょう中央ちゅうおう京橋きょうばしにあったきゅうブリヂストン本社ほんしゃビル(げん永坂ながさか京橋きょうばしビル)には2015ねんまでブリヂストン美術館びじゅつかんはいっていた。2016ねんからビルの工事こうじともな長期ちょうき休業きゅうぎょうちゅうされていたが、アーティゾン美術館びじゅつかんとして2020ねん1がつ18にちさいオープンした。
  • 石橋いしばし文化ぶんかセンター - 1956ねん昭和しょうわ31ねん)、ブリヂストンの創立そうりつ25周年しゅうねん記念きねんして創業そうぎょうしゃ石橋いしばし正二郎しょうじろう久留米くるめ寄贈きぞうして開園かいえんした総合そうごう文化ぶんか施設しせつ
  • 石橋いしばし財団ざいだん - 上記じょうき美術館びじゅつかん運営うんえいする。げん監査かんさやく石橋いしばしひろし理事りじちょうをつとめる。
  • ブリヂストン吹奏楽すいそうがくだん久留米くるめ - 久留米くるめ工場こうじょうにある職場しょくば吹奏楽すいそうがくだん全日本ぜんにほん吹奏楽すいそうがくコンクール全国ぜんこく大会たいかい常連じょうれん楽団がくだん過去かこには金賞きんしょうている。

その[編集へんしゅう]

関連かんれん人物じんぶつ[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 戦前せんぜんの1933ねんにファイアストンから社名しゃめいているとうったえられたが、「創業そうぎょうしゃをそのまま英訳えいやくしたものにすぎない」というブリヂストンがわ主張しゅちょうみとめられ、ファイアストンがわ敗訴はいそとなった。
  2. ^ なお、のタイヤメーカーも同様どうよう販売はんばいルート体制たいせいである。
  3. ^ なお、これらの店舗てんぽではファイアストンやそのサブブランドのセイバーリングのタイヤもあつかっている。
  4. ^ バン・トラックようタイヤのRD604シリーズにおいて使用しようされている。なお、このタイヤのブリヂストンのフォントはキーストーンマーク当時とうじのものであり、現在げんざいのものとはことなる。
  5. ^ 1946ねん昭和しょうわ21ねん)より自転車じてんしゃ試作しさく開始かいし
  6. ^ 試験しけん開始かいしは1957ねん昭和しょうわ32ねん)。
  7. ^ 業界ぎょうかいさだめたグレーティングシステムでてい燃費ねんぴ安全あんぜんせい一定いってい以上いじょうのレベルをたしたタイヤ』とブリヂストンがわ説明せつめいしている。
  8. ^ なお、ブリヂストンのブランドのタイヤにおいてもECOPIAマークがサイドウォールについているものもある。
  9. ^ ただし、1まんキロおきにアライメント、ローテーション、バランスりをおこなわないと保障ほしょう適用てきようがい
  10. ^ なお、ウェザーグリップもブリヂストンタイヤショップやブリヂストン契約けいやくてんけであった。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 役員やくいん紹介しょうかい - 株式会社かぶしきがいしゃブリヂストン
  2. ^ a b c d e f g h "株式会社かぶしきがいしゃブリヂストン 2023ねん12がつ 決算けっさん短信たんしん" (PDF) (Press release). 株式会社かぶしきがいしゃブリヂストン. 16 February 2024. 2024ねん2がつ18にち閲覧えつらん
  3. ^ 70さい博士はかせごう水泳すいえいかいいちせき”. ろん (2019ねん11月30にち). 2021ねん2がつ16にち閲覧えつらん
  4. ^ 構成こうせい銘柄めいがら一覧いちらん日経にっけい平均へいきん株価かぶか Nikkei Inc. 2021ねん10がつ8にち閲覧えつらん
  5. ^ 「TOPIXニューインデックスシリーズ」の定期ていき選定せんてい結果けっかおよ構成こうせい銘柄めいがら一覧いちらん (PDF) jpx.co.jp 2020ねん10がつ7にち公表こうひょう 2021ねん10がつ8にち閲覧えつらん
  6. ^ 株式会社かぶしきがいしゃブリヂストン だい102有価ゆうか証券しょうけん報告ほうこくしょ P103「事業じぎょうセグメント」
  7. ^ ブリヂストン|PAOS理念りねん方針ほうしん構築こうちく|CI、VI、デザイン、コーポレートブランド、イメージマーケティング戦略せんりゃく 株式会社かぶしきがいしゃPAOS
  8. ^ a b c 創立そうりつ80周年しゅうねんむかしん企業きぎょう理念りねんとブリヂストンシンボルを発表はっぴょう 2011ねん3がつ1にち ブリヂストン・ニュースリリース
  9. ^ a b 1998ねん4がつ8にちづけ朝日新聞あさひしんぶん西部せいぶ本社ほんしゃばん夕刊ゆうかん
  10. ^ a b ブリヂストンホーム>会社かいしゃ情報じょうほう>歴史れきし>ブリヂストン物語ものがたり>だい9しょう>だい2せつ(カーボンブラック、合成ごうせいゴム、天然てんねんゴム事業じぎょう
  11. ^ はやしひろしうみ『ブリヂストン石橋いしばし正二郎しょうじろうでん久留くるべいから世界一せかいいちへ』現代書館げんだいしょかん、2009ねん8がつ1にち、165ぺーじISBN 978-4768456156 
  12. ^ 中期ちゅうき事業じぎょう計画けいかく(2021-2023)にもとづく化工かこうひん多角たかく事業じぎょう再編さいへん進捗しんちょくについて ブリヂストンスポーツアリーナ株式会社かぶしきがいしゃぜん株式かぶしき売却ばいきゃく
  13. ^ ブリヂストン、ロシア撤退てったい現地げんち企業きぎょう工場こうじょうなど売却ばいきゃく時事じじドットコム”. 時事じじドットコム. 2022ねん10がつ31にち閲覧えつらん
  14. ^ FEタイヤは“ENLITEN”ブランドに。F1さい挑戦ちょうせんについても言及げんきゅうされたブリヂストンのモータースポーツ会見かいけん開催かいさい - オートスポーツ・2023ねん12月15にち
  15. ^ ブリヂストン、「ENLITEN」を搭載とうさいした乗用車じょうようしゃようタイヤ「REGNO GR-XIII」を発売はつばい - 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん・2023ねん12月12にち
  16. ^ 商品しょうひん設計せっけい基盤きばん技術ぎじゅつ「ENLITEN」を採用さいようした「ALENZA 001」がトヨタ自動車とよたじどうしゃの「センチュリー」に新車しんしゃ装着そうちゃく - ブリヂストン・2023ねん12月18にち
  17. ^ 2024ねんからブリヂストンがスーパー耐久たいきゅうシリーズのオフィシャルタイヤサプライヤーに決定けってい”. オートスポーツweb. SAN-EI (2023ねん4がつ12にち). 2023ねん6がつ4にち閲覧えつらん
  18. ^ ハンコック工場こうじょう火災かさいをうけスーパーたいひさしだい2せんからブリヂストンが緊急きんきゅう対応たいおうでタイヤ供給きょうきゅう開始かいし”. オートスポーツweb. SAN-EI (2023ねん4がつ24にち). 2023ねん6がつ4にち閲覧えつらん
  19. ^ ブリヂストンの担当たんとうエンジニアがかたるインディカータイヤ - BRIDGESTONE motorsport・2008ねん4がつ16にち
  20. ^ “ブリヂストン、二輪車にりんしゃレースの最高峰さいこうほう「MotoGP」撤退てったい. 日経新聞にっけいしんぶん. (2014ねん5がつ1にち). https://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ010EB_R00C14A5TJ2000/ 2014ねん5がつ2にち閲覧えつらん 
  21. ^ ハンコック、タイヤ工場こうじょう火災かさいによりスーパー耐久たいきゅうへのタイヤ供給きょうきゅう不能ふのうに。富士ふじ24あいだからブリヂストンタイヤ使用しよう……STO「シーズン中止ちゅうし覚悟かくごする状況じょうきょうにあった」 - motorsport.com 2023ねん4がつ24にち
  22. ^ ブリヂストン、次期じきフォーミュラEタイヤサプライヤーに決定けってい! 2026-27ねんシーズンから2スペックのタイヤを供給きょうきゅう - motorsport.com 2023ねん12月7にち
  23. ^ 無限むげん3.5Lエンジン鈴鹿すずかじつはしテスト タイヤはBS、ドライバーはV.バイドラー グランプリ・エクスプレス 1991イタリアGPごう 38ぺーじ 山海さんかいどう 1991ねん9がつ28にち発行はっこう
  24. ^ 1996ねん実際じっさいのF1マシンで貴重きちょうなタイヤテストが実施じっしできた背景はいけいブリヂストンモータースポーツ資料しりょうしつ
  25. ^ ブリヂストンの公式こうしきリリース
  26. ^ ブリヂストン、F1次期じきタイヤサプライヤー選定せんてい結果けっかにコメント発表はっぴょう - Car Watch、2023ねん10がつ11にち

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]