ICチップ内蔵 ないぞう カード(上 うえ 2つ)と磁気 じき ストライプカード(一番 いちばん 下 か )。口座 こうざ 番号 ばんごう などがエンボス加工 かこう され、磁気 じき カードには黒色 こくしょく の磁気 じき ストライプが入 はい る。
デビットカード 機能 きのう 付 つ きキャッシュカード。表面 ひょうめん にクレジットカード番号 ばんごう が記載 きさい され、挿入 そうにゅう 方向 ほうこう もカードリーダ用 よう とATM用 よう のものが別々 べつべつ に表示 ひょうじ される。
キャッシュカード (英 えい : cash card )は、現金 げんきん 自動 じどう 預 あづ け払 ばら い機 き (ATM)を操作 そうさ する際 さい の本人 ほんにん 確認 かくにん に供 きょう する金融 きんゆう 機関 きかん が口座 こうざ 開設 かいせつ 者 しゃ に発行 はっこう するカード。ATMカード (ATM card)[ 1] 、バンクカード (Bank card)ともいう。
キャッシュカードは、もとはATMを介 かい して金融 きんゆう 機関 きかん と預金 よきん 者 しゃ との間 あいだ の現金 げんきん の出 だ し入 い れを主 おも な目的 もくてき に利用 りよう されるカードで、これが口座 こうざ 間 あいだ の資金 しきん 移動 いどう や決済 けっさい 手段 しゅだん としても利用 りよう されるようになった[ 1] 。
決済 けっさい の手段 しゅだん は、米国 べいこく ではパーソナルチェック(個人 こじん 用 よう 小切手 こぎって )や1950年代 ねんだい に導入 どうにゅう されたクレジットカード が普及 ふきゅう したのに対 たい し、日本 にっぽん では現金 げんきん とキャッシュカードによる決済 けっさい が主流 しゅりゅう という状況 じょうきょう が続 つづ いた[ 1] 。電算 でんさん 化 か が行 おこな われる以前 いぜん 、日本 にっぽん においては預金 よきん 通帳 つうちょう を介 かい した取引 とりひき が行 おこな われ、預金 よきん 払戻 はらいもど しの意思 いし 確認 かくにん は届出 とどけで 印 しるし の捺印 なついん に拠 よ っていた。
銀行 ぎんこう では現金 げんきん 自動 じどう 支払 しはらい 機 き (CD) の導入 どうにゅう 後 ご に、入 にゅう 出金 しゅっきん 機能 きのう も有 ゆう する現金 げんきん 自動 じどう 預 あづ け払 ばら い機 き (ATM)が開発 かいはつ されると顧客 こきゃく の利便 りべん 性 せい を高 たか めるため普及 ふきゅう を進 すす めた[ 2] 。ATMの支店 してん 外 がい への設置 せっち 増加 ぞうか や多 た 機能 きのう 化 か で、キャッシュカードは口座 こうざ 間 あいだ の資金 しきん 移動 いどう や決済 けっさい 手段 しゅだん に利用 りよう されるようになった[ 1] [ 2] 。その際 さい に認証 にんしょう に用 もち いる媒体 ばいたい として預金 よきん 通帳 つうちょう と届出 とどけで 印 いん に代 か えてキャッシュカードと暗証 あんしょう 取引 とりひき が登場 とうじょう した。
最初 さいしょ 期 き のキャッシュカードはカードに鑽孔 さんこう したパンチカード に近 ちか いものであった。その後 ご 、プラスチックに磁気 じき 帯 たい をつけた磁気 じき ストライプカード、更 さら にICチップを搭載 とうさい したICチップ内蔵 ないぞう カードが普及 ふきゅう した。
一部 いちぶ を除 のぞ く日本 にっぽん の銀行 ぎんこう のキャッシュカードは、ジェイデビット (J-Debit) システムによるデビットカード としての使用 しよう が可能 かのう であり、銀行 ぎんこう 口座 こうざ の残高 ざんだか を以って、J-Debit加盟 かめい 店 てん での決済 けっさい に利用 りよう できる。取引 とりひき 内容 ないよう も当初 とうしょ の預金 よきん 払戻 はらいもど しに加 くわ えて、預入 よにゅう 、振込 ふりこみ 、定期 ていき 預金 よきん の預入 よにゅう 、宝 たから くじ購入 こうにゅう など範囲 はんい が広 ひろ がっている。
キャッシュカードの規格 きかく 統一 とういつ はオンラインシステム化 か に寄与 きよ した[ 2] 。キャッシュカードは一般 いっぱん 的 てき に幅 はば 85.60 mm、高 たか さ53.98 mm、厚 あつ さ0.76 mmサイズのプラスチック製 せい で、これはISO (ISO/IEC 7810 ) やJIS (JIS X 6301 ) によって規定 きてい されているカードサイズである。
カードには口座 こうざ 番号 ばんごう や氏名 しめい の文字 もじ がエンボス 加工 かこう されて刻印 こくいん されている。2010年代 ねんだい になると、発行 はっこう する金融 きんゆう 機関 きかん の銀行 ぎんこう 名 めい や統一 とういつ 金融 きんゆう 機関 きかん コード などに由来 ゆらい する点字 てんじ がエンボスされたキャッシュカードも登場 とうじょう するようになった。
プラスチックの本体 ほんたい に刻印 こくいん を施 ほどこ し、磁気 じき ストライプをつけて、口座 こうざ 番号 ばんごう 等 とう の情報 じょうほう を磁気 じき 情報 じょうほう で記録 きろく したもの。ATMでは、記録 きろく された磁気 じき 情報 じょうほう のみを用 もち いて手続 てつづ きを行 おこな う。
日本 にっぽん と、アメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく を含 ふく めた諸 しょ 外国 がいこく とでは、キャッシュカードなど金融 きんゆう 取引 とりひき に使 つか われる、カードの磁気 じき エンコード の方式 ほうしき が異 こと なる。
JIS X 6302 では、裏面 りめん 磁気 じき ストライプカード(JIS I 型 がた )用 よう のエンコード方式 ほうしき と、おもて面 めん 磁気 じき ストライプカード(JIS II 型 がた )用 よう のエンコード方式 ほうしき を規定 きてい している。JIS I 型 かた 用 よう の方式 ほうしき はISO/IEC 7811 と一致 いっち しており、クレジットカードや国際 こくさい 航空 こうくう 運送 うんそう 協会 きょうかい (IATA) 加盟 かめい の航空 こうくう 会社 かいしゃ の会員 かいいん カードに採用 さいよう されている。JIS II 型 がた 用 よう の方式 ほうしき は、日本 にっぽん 独自 どくじ の規格 きかく であり、日本 にっぽん の銀行 ぎんこう キャッシュカードに採用 さいよう されている。
国内 こくない 金融 きんゆう 機関 きかん のATM で両方 りょうほう に対応 たいおう するものは、従前 じゅうぜん は外国 がいこく 銀行 ぎんこう またはゆうちょ銀行 ぎんこう が設置 せっち するATMしか無 な かった。コンビニATM では、セブン銀行 ぎんこう ATMが両方 りょうほう の磁気 じき エンコードに対応 たいおう するクレジットカード及 およ びICキャッシュカード対応 たいおう し、他 た のATMでも徐々 じょじょ に対応 たいおう するのが多 おお くなってきた。
強 つよ い磁気 じき に晒 さら されると磁気 じき 情報 じょうほう が破損 はそん して使用 しよう できなくなることがある。また、後述 こうじゅつ のセキュリティーの問題 もんだい から磁気 じき ストライプのカードの発行 はっこう を中止 ちゅうし して、ICキャッシュカードに切 き り替 か える銀行 ぎんこう もある[ 3] 。この場合 ばあい 、当然 とうぜん ながら、磁気 じき ストライプを前提 ぜんてい とした各種 かくしゅ サービスは利用 りよう できない[ 4] [ 5] 。
上記 じょうき の磁気 じき ストライプカードの本体 ほんたい に、更 さら にICチップを搭載 とうさい して機能 きのう と安全 あんぜん 性 せい を高 たか めたもの。安全 あんぜん 性 せい を高 たか めるため磁気 じき ストライプを搭載 とうさい せず、ICチップのみを搭載 とうさい したカードも存在 そんざい するが、利用 りよう 上 じょう の制約 せいやく [ 4] [ 5] も多 おお いため、本格 ほんかく 的 てき な普及 ふきゅう には至 いた っていない。GMOあおぞらネット銀行 ぎんこう で標準 ひょうじゅん 発行 はっこう されている他 ほか 、2023年 ねん 3月 がつ 、三井住友銀行 みついすみともぎんこう が「Olive 」サービスにおいて都市 とし 銀行 ぎんこう で初 はじ めて、「磁気 じき ストライプ無 な し・ICチップのみ」のキャッシュカードを発行 はっこう した(キャッシュカードとしての磁気 じき ストライプを廃止 はいし 。クレジットカードとしての磁気 じき ストライプは残存 ざんそん [ 6] )。
カード毎 ごと に異 こと なる鍵 かぎ 情報 じょうほう をICチップ内 ない に内蔵 ないぞう し、この鍵 かぎ を用 もち いてATMと暗号 あんごう 通信 つうしん を行 おこな う機能 きのう を持 も つ。カード内 ない の暗号 あんごう 鍵 かぎ そのものが、外部 がいぶ とやり取 と りされるわけではないので、同 おな じ情報 じょうほう を持 も つ偽造 ぎぞう カードを作出 さくしゅつ することは困難 こんなん である。ただしリバースエンジニアリング 等 ひとし の手法 しゅほう により、メモリ内 ない の暗号 あんごう 鍵 かぎ が直接 ちょくせつ 読 よ み出 だ された場合 ばあい (現時点 げんじてん では、耐 たい タンパー機能 きのう や計算 けいさん 量的 りょうてき に出来 でき ないとされる)や、通信 つうしん 内容 ないよう から暗号 あんごう 鍵 かぎ を推測 すいそく された場合 ばあい には複製 ふくせい も可能 かのう となる。物理 ぶつり 的 てき ・電気 でんき 的 てき に、ICチップが破壊 はかい されると使用 しよう できなくなる。
日本国 にっぽんこく 内用 ないよう のICキャッシュカード については、一般 いっぱん 社団 しゃだん 法人 ほうじん 全国 ぜんこく 銀行 ぎんこう 協会 きょうかい が策定 さくてい した接触 せっしょく 型 がた ICチップの方式 ほうしき を原則 げんそく として採用 さいよう している。
上記 じょうき のICチップ内蔵 ないぞう カードに、生体 せいたい 認証 にんしょう に用 もち いる情報 じょうほう を追加 ついか 記録 きろく したものである。ATMで用 もち いられる生体 せいたい 認証 にんしょう として、掌 てのひら の静脈 じょうみゃく パターンを読 よ み取 と る方法 ほうほう と、指 ゆび の静脈 じょうみゃく パターンを読 よ み取 と る方法 ほうほう の2種類 しゅるい が採用 さいよう されている。
ただし、生体 せいたい 認証 にんしょう を廃止 はいし ないしは新規 しんき 停止 ていし した金融 きんゆう 機関 きかん も存在 そんざい し、みずほ信託 しんたく 銀行 ぎんこう に至 いた っては、生体 せいたい 認証 にんしょう 対応 たいおう カード自体 じたい を使用 しよう 不可 ふか とする措置 そち を取 と っているほか、三菱 みつびし UFJ銀行 ぎんこう やゆうちょ銀行 ぎんこう など、全国 ぜんこく 規模 きぼ の金融 きんゆう 機関 きかん での廃止 はいし ・サービス停止 ていし に踏 ふ み切 き ったケースも存在 そんざい する。
一般 いっぱん に生体 せいたい 認証 にんしょう カードは、多 おお くの金融 きんゆう 機関 きかん でATM引 ひ き出 だ し限度 げんど 額 がく を高額 こうがく に設定 せってい 可能 かのう としている。一方 いっぽう で、高額 こうがく 設定 せってい 可能 かのう なことを突 つ かれ、特殊 とくしゅ 詐欺 さぎ で多額 たがく の被害 ひがい に至 いた るケースが発生 はっせい している[ 7] 。2020年 ねん 1月 がつ 、横浜銀行 よこはまぎんこう は70歳 さい 以上 いじょう の預金 よきん 者 しゃ に対 たい して、生体 せいたい 認証 にんしょう カードも含 ふく めた全 すべ ての種類 しゅるい のキャッシュカードの引 ひ き出 だ し限度 げんど 額 がく を一律 いちりつ に引 ひ き下 さ げた[ 8] 。
ICチップ内蔵 ないぞう カードには、クレジットカードとの一体 いったい 型 がた カード、利用 りよう 額 がく に応 おう じてポイントが付 つ くポイントサービス付 つ きカード、電子 でんし マネー付 つ きカードなどがある[ 2] 。
通常 つうじょう 、発行 はっこう には申込 もうしこみ から1週間 しゅうかん から2週間 しゅうかん 程度 ていど (クレジットカード 一体 いったい 型 がた は、クレジット部分 ぶぶん の発行 はっこう 審査 しんさ を含 ふく めて1ヶ月 かげつ 前後 ぜんこう ないしはそれ以上 いじょう )かかり、簡易 かんい 書留 かきとめ ゆうメール 等 とう で送付 そうふ される。金融 きんゆう 機関 きかん によっては、普通 ふつう 預金 よきん のみのカードなど、一部 いちぶ のカードについては、申込 もうしこみ のその場 ば で受 う け取 と ることができるサービスを提供 ていきょう する場合 ばあい もある。近年 きんねん では、地方銀行 ちほうぎんこう や第 だい 二 に 地銀 ちぎん などでも発行 はっこう するケースが見 み られるようになってきたが、窓口 まどぐち に在庫 ざいこ のある白 しろ カードに磁気 じき ストライプやICチップにデータを書 か き込 こ んで、券面 けんめん に口座 こうざ 番号 ばんごう 等 とう をプリントするエンボスレスカードが発行 はっこう できるシステムを以前 いぜん に比 くら べて導入 どうにゅう しやすくなったこと等 とう が挙 あ げられる。
なお、生体 せいたい 認証 にんしょう 対応 たいおう のICつきカードが即時 そくじ 発行 はっこう できる場合 ばあい は、その場 ば で生体 せいたい 認証 にんしょう も同時 どうじ に登録 とうろく できるケースもある。このケースでは、金融 きんゆう 機関 きかん によっては、即時 そくじ 発行 はっこう するキャッシュカードへ生体 せいたい 認証 にんしょう を登録 とうろく することにより、印鑑 いんかん に代 か わって本人 ほんにん 確認 かくにん を行 おこな う形 かたち になっている。
代理人 だいりにん カードは、口座 こうざ を持 も つ本人 ほんにん が申 もう し込 こ むことで発行 はっこう され、口座 こうざ からATMで入 にゅう 出金 しゅっきん 等 とう のお取引 とりひき を行 おこな うことができる代理人 だいりにん 用 よう のキャッシュカードで、例 たと えば、夫婦 ふうふ で一 ひと つの口座 こうざ からATMで預入 よにゅう ・引出ができる[ 9] 。同居 どうきょ 親族 しんぞく であれば発行 はっこう できる(城南 じょうなん 信金 しんきん など)、配偶 はいぐう 者 しゃ に限 かぎ る(横浜銀行 よこはまぎんこう など)といったように、金融 きんゆう 機関 きかん により運用 うんよう は大 おお きく異 こと なる。
生計 せいけい を共 とも にする親族 しんぞく 1名 めい に限 かぎ り発行 はっこう - 三菱 みつびし UFJ銀行 ぎんこう [ 10] 、みずほ銀行 ぎんこう [ 9] 、りそな銀行 ぎんこう (成人 せいじん に限 かぎ る)[ 11]
2枚 まい まで発行 はっこう - 三井住友銀行 みついすみともぎんこう [ 12]
ATMは、挿入 そうにゅう されたカード本体 ほんたい と、与 あた えられる認証 にんしょう 情報 じょうほう とを用 もち いて、目前 もくぜん の人物 じんぶつ が当該 とうがい 口座 こうざ 開設 かいせつ 者 しゃ か否 ひ かを確認 かくにん する。盗難 とうなん カードの使用 しよう 、偽造 ぎぞう カードの作成 さくせい と使用 しよう 、暗証 あんしょう 番号 ばんごう の入手 にゅうしゅ や推測 すいそく などの手段 しゅだん を用 もち いて第三者 だいさんしゃ がATMを欺 あざむ いて不正 ふせい に口座 こうざ 取引 とりひき 、なかんづく預金 よきん 払戻 はらいもど しや他 た 口座 こうざ への振込 ふりこ みの操作 そうさ を行 おこな う事 こと が可能 かのう である。これを防 ふせ ぐためにICカード化 か や生体 せいたい 認証 にんしょう の導入 どうにゅう などの対策 たいさく が図 はか られる。
磁気 じき カードや、生体 せいたい 認証 にんしょう を用 もち いないICカードでは、第三者 だいさんしゃ が真正 しんせい カードと暗証 あんしょう 番号 ばんごう を入手 にゅうしゅ して不正 ふせい 操作 そうさ を行 おこな う事 こと が可能 かのう である。
空 あ き巣 す や車 くるま 上 じょう 荒 あ らしでキャッシュカードと共 とも に免許 めんきょ 証 しょう や保険 ほけん 証 しょう 等 とう を盗 ぬす み出 だ し、これらの書類 しょるい に記載 きさい されている生年月日 せいねんがっぴ ・住居 じゅうきょ の番地 ばんち ・電話 でんわ 番号 ばんごう 等 とう から暗証 あんしょう 番号 ばんごう を推測 すいそく して不正 ふせい 操作 そうさ を行 おこな う例 れい がある。
また、ATM操作 そうさ 中 ちゅう に肩越 かたご しに覗 のぞ き見 み たり肘 ひじ や腕 うで の動 うご きから入力 にゅうりょく している番号 ばんごう を推測 すいそく し(ショルダーハッキング)、そのうえでバッグを引 ひ ったくったりカードをスリ取 と るなどして、不正 ふせい 操作 そうさ を行 おこな う例 れい もある。
盗 ぬす み見 み る者 もの 、引 ひ ったくる者 もの 、現金 げんきん を引 ひ き出 だ す者 もの が分業 ぶんぎょう しているために首謀 しゅぼう 者 しゃ を特定 とくてい しにくく、警察 けいさつ の捜査 そうさ が難航 なんこう して検挙 けんきょ 率 りつ は低 ひく い。
カードの盗難 とうなん について、金融 きんゆう 機関 きかん 側 がわ は暗証 あんしょう 番号 ばんごう の漏洩 ろうえい が無 な ければ依然 いぜん 、安全 あんぜん であるとして、生年月日 せいねんがっぴ 等 とう 、他 た の情報 じょうほう から容易 ようい に推測 すいそく される番号 ばんごう を避 さ けること、また、適宜 てきぎ 暗証 あんしょう 番号 ばんごう を変更 へんこう するなどの対策 たいさく を呼 よ びかけた。また、2004年 ねん 秋 あき より、ATMで1日 にち に取引 とりひき できる限度 げんど 額 がく を順次 じゅんじ 下 さ げて、被害 ひがい が大 おお きくなるのを防 ふせ ぐとした。
殊 こと に、磁気 じき カードでは、同 どう 一 いち 形式 けいしき のカードが銀行 ぎんこう オンラインシステム以外 いがい にも用 もち いられる様 よう になるとともにカードリーダ等 とう の機器 きき の入手 にゅうしゅ も容易 ようい となり、キャッシュカードの磁気 じき 帯 たい の情報 じょうほう を読 よ み取 と ったり偽造 ぎぞう カードを作成 さくせい する事 こと も困難 こんなん ではなくなってきた。認証 にんしょう に関 かか わる磁気 じき 情報 じょうほう が全 すべ て露出 ろしゅつ しているのに加 くわ えて、その情報 じょうほう を別 べつ のカードに記録 きろく する事 こと も容易 ようい であることから、スキミング による偽造 ぎぞう カードの作出 さくしゅつ と、それを使用 しよう した不正 ふせい 操作 そうさ が社会 しゃかい 問題 もんだい となった。
磁気 じき 情報 じょうほう 窃盗 せっとう で、空 あ き巣 す に入 はい っても物 もの を取 と らずに、キャッシュカードの磁気 じき 情報 じょうほう だけを読 よ み出 だ し機 き で読 よ み出 だ すと共 とも に暗証 あんしょう 番号 ばんごう 推測 すいそく に役立 やくだ つ情報 じょうほう を書 か き取 と り、別所 べっしょ で偽造 ぎぞう カードを作成 さくせい して不正 ふせい 操作 そうさ に及 およ ぶ例 れい が見 み られる。
2004年 ねん には、銀行 ぎんこう のATMコーナーに、安全 あんぜん 対策 たいさく を騙 かた りカード読 よ み取 と り機 き を置 お き、カードを通 とお して暗証 あんしょう 番号 ばんごう 入力 にゅうりょく を求 もと める事件 じけん があった。誤 あやま ってカードを通 とお して暗証 あんしょう 番号 ばんごう を入力 にゅうりょく した利用 りよう 者 しゃ の中 なか から被害 ひがい に遭 あ った例 れい もある。
2005年 ねん 1月 がつ に明 あか るみに出 で た群馬 ぐんま 県 けん のゴルフ場 じょう でのスキミング による不正 ふせい 引出 ひきだ しでは、ゴルフ場 じょう 職員 しょくいん が犯罪 はんざい に加担 かたん した。キャッシュカードの暗証 あんしょう 番号 ばんごう をロッカーに設定 せってい するケースが多 おお い点 てん に目 め をつけ、貴重 きちょう 品 ひん ロッカーをマスターキーで開 あ けてカードから磁気 じき 情報 じょうほう を読 よ み取 と ると共 とも に、管理 かんり 機能 きのう で利用 りよう 者 しゃ が設定 せってい した暗証 あんしょう 番号 ばんごう も読 よ み取 と り不正 ふせい 操作 そうさ に及 およ ぶ。
2005年 ねん 後半 こうはん にはATMに盗 ぬすめ 撮 ど カメラを仕掛 しか けてキャッシュカード表面 ひょうめん の文字 もじ や番号 ばんごう 等 とう と、暗証 あんしょう 番号 ばんごう を入力 にゅうりょく する様子 ようす を撮影 さつえい し、得 え られた情報 じょうほう から磁気 じき 情報 じょうほう を作出 さくしゅつ してカードに記録 きろく し、これを用 もち いて預金 よきん 不正 ふせい 引出 ひきだ しに及 およ んだ例 れい も確認 かくにん された。
2006年 ねん 11月には、「あなたはNHK受信 じゅしん 料 りょう の支払 しはらい 状況 じょうきょう が良 よ く懸賞 けんしょう 金 きん を進呈 しんてい するので、口座 こうざ 番号 ばんごう と暗証 あんしょう 番号 ばんごう を教 おし えてほしい」と電話 でんわ をかけ、キャッシュカードを偽造 ぎぞう する事件 じけん が発生 はっせい した。
2008年 ねん 11月には、健康 けんこう 食品 しょくひん 会社 かいしゃ から流出 りゅうしゅつ した個人 こじん の口座 こうざ 番号 ばんごう を元 もと に偽造 ぎぞう カードが作成 さくせい された疑 うたが いが強 つよ い不正 ふせい 引出 ひきだ し事件 じけん が発覚 はっかく した。暗証 あんしょう 番号 ばんごう は電話 でんわ による残高 ざんだか 照会 しょうかい サービスを利用 りよう して割 わ り出 だ した模様 もよう で、スキミングとは異 こと なる手口 てぐち [ 13] 。
カードの盗難 とうなん では、被害 ひがい に気 き づいたら、すぐに届 とど け出 で て口座 こうざ やカードを凍結 とうけつ できるが、スキミングではカードそのものは本人 ほんにん の手許 てもと にあるため、通帳 つうちょう への記帳 きちょう や利用 りよう 明細 めいさい をチェックするまで被害 ひがい に遭 あ った事 こと に気 き づかない。
他 た 、生体 せいたい 認証 にんしょう カードでは1日 にち の引 ひ き出 だ し限度 げんど 額 がく が最大 さいだい で20倍 ばい 程度 ていど になる点 てん を悪用 あくよう し、特殊 とくしゅ 詐欺 さぎ の手段 しゅだん として生体 せいたい 認証 にんしょう カードを作 つく らせて現金 げんきん を騙 だま し取 と る例 れい が、東京 とうきょう 都 と 内 うち で多発 たはつ している[ 7] 。
銀行 ぎんこう ならびにコンビニに設置 せっち されているATMには監視 かんし カメラ が設 しつら えられており、カードの不正 ふせい 使用 しよう に際 さい しては容貌 ようぼう を記録 きろく に取 と られるリスクがある。しかし、小売 こうり 店 てん のレジ等 とう には監視 かんし カメラが無 な い事 こと が珍 めずら しくなく、記録 きろく を取 と られるリスクなく不正 ふせい 使用 しよう が可能 かのう となる。ただし、顔貌 かおかたち の特徴 とくちょう 点 てん をいかに高 こう 精度 せいど に記録 きろく できる防犯 ぼうはん カメラが設置 せっち されていようとも、顔面 がんめん の一部 いちぶ または全体 ぜんたい や身体 しんたい 的 てき 特徴 とくちょう を違和感 いわかん なく隠蔽 いんぺい する手段 しゅだん は複数 ふくすう 考 かんが えられるため、一定 いってい の効果 こうか は期待 きたい できるが、いわゆるプロによる犯行 はんこう を阻止 そし 、あるいは検挙 けんきょ の手 て がかりとするには充分 じゅうぶん とはいえないとする見方 みかた もできる。同時 どうじ に、小売 こうり 店 てん のPOS端末 たんまつ 等 とう のセキュリティに関 かん しては問題 もんだい が指摘 してき されている。
盗難 とうなん カードや偽造 ぎぞう カードを用 もち いた不正 ふせい 引出 ひきだ しを防止 ぼうし するための対策 たいさく がとられている。一方 いっぽう で、実際 じっさい に発生 はっせい した不正 ふせい 使用 しよう と、それに伴 ともな う被害 ひがい の補償 ほしょう については、漸 ようや く対応 たいおう がとられる様 よう になってきた。
磁気 じき カード対応 たいおう のATMは、コンビニエンスストア設置 せっち のものも含 ふく めて既 すで に多数 たすう が配置 はいち されており、ICカードへの切 き り替 か えや生体 せいたい 認証 にんしょう 方式 ほうしき の導入 どうにゅう には時間 じかん と費用 ひよう がかかることから、下記 かき の様 よう な対策 たいさく がとられている。
暗証 あんしょう 番号 ばんごう の漏洩 ろうえい を防 ふせ いだり、ATMの利用 りよう 方法 ほうほう を制限 せいげん するために、以下 いか に挙 あ げる対策 たいさく が採 と られている。
ATM・テレホンバンキング等 とう で暗証 あんしょう 番号 ばんごう の変更 へんこう を受 う け付 つ ける
ATMで暗証 あんしょう 番号 ばんごう を入力 にゅうりょく する際 さい 、数字 すうじ の配列 はいれつ を並 なら び替 か える(この方法 ほうほう は数字 すうじ をタッチパネルに入力 にゅうりょく する機種 きしゅ に限 かぎ られる)
金融 きんゆう 機関 きかん が暗証 あんしょう 番号 ばんごう をチェックし、個人 こじん 情報 じょうほう から推測 すいそく 可能 かのう なものの場合 ばあい には変更 へんこう を推奨 すいしょう する(暗証 あんしょう 番号 ばんごう の変更 へんこう の際 さい に、新 しん 番号 ばんごう が同様 どうよう のものの場合 ばあい は受付 うけつけ を制限 せいげん する場合 ばあい もある)
ワンタイムパスワード方式 ほうしき を用 もち いて1回 かい 毎 ごと に異 こと なる暗証 あんしょう 番号 ばんごう を使用 しよう する
金融 きんゆう 機関 きかん ごとに下記 かき の何 いず れかの方法 ほうほう で預金 よきん 払 はら い戻 もど し・振込 ふりこ み可能 かのう 金額 きんがく を引 ひ き下 さ げる
一律 いちりつ に限度 げんど 額 がく を決定 けってい する
口座 こうざ 開設 かいせつ 者 しゃ が自分 じぶん で限度 げんど 額 がく を設定 せってい する
口座 こうざ 開設 かいせつ 者 しゃ が自分 じぶん でATMの使用 しよう 可能 かのう 時間 じかん を限定 げんてい する設定 せってい を行 おこな う
口座 こうざ 開設 かいせつ 者 しゃ が自分 じぶん で通常 つうじょう はATMで使用 しよう できないように設定 せってい しておき、使用 しよう の都度 つど 携帯 けいたい 電話 でんわ 等 とう で一時 いちじ 的 てき に使用 しよう 可能 かのう にする
金融 きんゆう 機関 きかん によっては、不正 ふせい 支払 しはらい をより抑止 よくし するために、キャッシュカードを発行 はっこう せず、口座 こうざ 開設 かいせつ 店 てん において対面 たいめん での手続 てつづ きのみを行 おこな う預金 よきん 口座 こうざ を取扱 とりあつかい 開始 かいし したところもある。
磁気 じき カードでは前述 ぜんじゅつ の様 よう に同 おな じ情報 じょうほう を持 も つカードを複製 ふくせい する事 こと が容易 ようい であるが、ICカードは原理 げんり 的 てき に同 おな じ情報 じょうほう を持 も つカードを複製 ふくせい することは不可能 ふかのう とされており、切 き り替 か えが行 おこな われている。
第三者 だいさんしゃ による不正 ふせい 使用 しよう への対策 たいさく [ 編集 へんしゅう ]
暗証 あんしょう 番号 ばんごう による認証 にんしょう 方式 ほうしき は、暗証 あんしょう 番号 ばんごう の情報 じょうほう そのものが個人 こじん から独立 どくりつ しているものであり、口座 こうざ 開設 かいせつ 者 しゃ 本人 ほんにん の不注意 ふちゅうい や、ソーシャルエンジニアリング によって漏洩 ろうえい し、第三者 だいさんしゃ に渡 わた る可能 かのう 性 せい がある。生体 せいたい 認証 にんしょう では本人 ほんにん の肉体 にくたい の特徴 とくちょう に由来 ゆらい する情報 じょうほう を認証 にんしょう に用 もち いる事 こと で、第三者 だいさんしゃ によるなり済 す ましを防止 ぼうし する効果 こうか が期待 きたい される。
2017年 ねん 、キャッシュカードを使 つか わずにスマートフォン とQRコード を使用 しよう してATMで入 にゅう 出金 しゅっきん する、いわゆる「スマホATM」が登場 とうじょう し、採用 さいよう する金融 きんゆう 機関 きかん が増 ふ えている。
日本 にっぽん における盗難 とうなん カードや偽造 ぎぞう カードの被害 ひがい については、預金 よきん 者 しゃ 保護 ほご 法 ほう 施行 しこう (2006年 ねん 2月 がつ 10日 とおか 施行 しこう )の前後 ぜんご で対応 たいおう が大 おお きく変 か わる。
金融 きんゆう 機関 きかん は、挿入 そうにゅう された磁気 じき カードに記録 きろく された情報 じょうほう と入力 にゅうりょく された暗証 あんしょう 番号 ばんごう を正規 せいき のものと認 みと めて行 い った払 はら い戻 もど しについて、結果 けっか に責任 せきにん を負 お わないとするカード利用 りよう 規定 きてい (全銀協 ぜんぎんきょう によるカード利用 りよう 規定 きてい 試案 しあん 第 だい 10条 じょう 第 だい 2項 こう (PDF ) )をたてに、本来 ほんらい の口座 こうざ 開設 かいせつ 者 しゃ の重 かさ ねての預金 よきん 払 はら い出 だ しを拒 こば む。
当該 とうがい 規定 きてい については、民法 みんぽう 第 だい 478条 じょう に根拠 こんきょ が求 もと められる。同 どう 条文 じょうぶん では、債務 さいむ の返済 へんさい にあたり、善意 ぜんい 無 む 過失 かしつ で弁済 べんさい した相手 あいて が真 しん の債権 さいけん 者 しゃ ではなかった場合 ばあい でも、その返済 へんさい は有効 ゆうこう であり、改 あらた めて真 しん の債権 さいけん 者 しゃ に弁済 べんさい する必要 ひつよう は無 な いと規定 きてい している。これを預金 よきん の払戻 はらいもど しに類推 るいすい 適用 てきよう し、機械 きかい 処理 しょり で正 ただ しい磁気 じき 情報 じょうほう を持 も つカードを所持 しょじ し且 か つ正 ただ しい暗証 あんしょう 番号 ばんごう を提示 ていじ する人物 じんぶつ を真 しん の口座 こうざ 開設 かいせつ 者 しゃ と認 みと めるのは何 なん ら問題 もんだい が無 な く、善意 ぜんい 無 む 過失 かしつ であると主張 しゅちょう する。尚 なお 、同 どう 規定 きてい については、根拠 こんきょ を民法 みんぽう 第 だい 480条 じょう に求 もと める見解 けんかい や、いずれの条文 じょうぶん にも根拠 こんきょ を求 もと めない独立 どくりつ したものとする見解 けんかい もある。
裁判 さいばん では、カードや暗証 あんしょう 番号 ばんごう の管理 かんり に落 お ち度 ど が無 な いこと、且 か つ、不正 ふせい 操作 そうさ が行 おこな われるに至 いた った一連 いちれん の経緯 けいい を詳 つまび らかにして被害 ひがい を偽装 ぎそう したものではないこと、そして、現行 げんこう のオンラインシステムが偽造 ぎぞう カードの存在 そんざい を許 ゆる す事実 じじつ をもって、無 む 権限 けんげん 者 しゃ による不正 ふせい 払 はら い出 だ しを排除 はいじょ するシステムを構築 こうちく する努力 どりょく を怠 おこた ったとして民法 みんぽう 第 だい 478条 じょう にいう善意 ぜんい 無 む 過失 かしつ とは言 い えない事 こと を口座 こうざ 開設 かいせつ 者 しゃ 側 がわ が証明 しょうめい する必要 ひつよう があり、補償 ほしょう を勝 か ち取 と るのは困難 こんなん である。尚 なお 、現時点 げんじてん (2006年 ねん 2月 がつ )では偽造 ぎぞう カードによる不正 ふせい 引出 ひきだ しを許 ゆる すオンラインシステムに対 たい する民法 みんぽう 第 だい 478条 じょう の適用 てきよう の可否 かひ や、規定 きてい の有効 ゆうこう 性 せい について判断 はんだん する裁判所 さいばんしょ 判決 はんけつ は無 な い。
しかし偽造 ぎぞう カードによる不正 ふせい 引 ひ き出 だ しが増加 ぞうか し社会 しゃかい 問題 もんだい 化 か していることから、預金 よきん 者 しゃ 保護 ほご 法 ほう が制定 せいてい ・施行 しこう された。
預金 よきん 者 しゃ 保護 ほご 法 ほう は、不正 ふせい 払 はら い戻 もど しに対 たい する民法 みんぽう 第 だい 478条 じょう の適用 てきよう を除外 じょがい し、預金 よきん を補償 ほしょう する規定 きてい である。同 どう 法 ほう の下 した では、盗難 とうなん カードや偽造 ぎぞう カードなどで預金 よきん が不正 ふせい に払 はら い出 だ された場合 ばあい であっても、金融 きんゆう 機関 きかん が善意 ぜんい かつ無 む 過失 かしつ であって、かつ預金 よきん 者 しゃ 本人 ほんにん に重大 じゅうだい な過失 かしつ があることを金融 きんゆう 機関 きかん が証明 しょうめい した場合 ばあい を除 のぞ き、預金 よきん は全額 ぜんがく 補償 ほしょう される。なお、預金 よきん 者 しゃ 本人 ほんにん の重過失 じゅうかしつ とは、暗証 あんしょう 番号 ばんごう を故意 こい に他人 たにん に教 おし えたり、カード表面 ひょうめん に暗証 あんしょう 番号 ばんごう を記入 きにゅう したりした場合 ばあい を指 さ す。
但 ただ し、同 どう 法 ほう が適用 てきよう されるのは個人 こじん の口座 こうざ に限 かぎ り、また、盗難 とうなん カードや偽造 ぎぞう カードによる被害 ひがい に限定 げんてい される。法人 ほうじん の口座 こうざ や、盗難 とうなん 通帳 つうちょう による被害 ひがい は対象 たいしょう 外 がい である。
また、盗難 とうなん カードや偽造 ぎぞう カードをデビットカードとして使用 しよう した場合 ばあい も、同 どう 法 ほう の範囲 はんい 外 がい である。
米国 べいこく ではクレジットカードは公正 こうせい クレジット請求 せいきゅう 法 ほう (Fair Credit Billing Act)、キャッシュカードは電子 でんし 資金 しきん 移転 いてん 法 ほう (Electronic Fund Transfer Act)に定 さだ めがあり法律 ほうりつ が異 こと なる[ 1] 。電子 でんし 資金 しきん 移転 いてん 法 ほう ではキャッシュカード亡失 ぼうしつ 届 とど け出 で 後 ご は預金 よきん 者 しゃ に責任 せきにん はないが、届 とど け出 で 前 まえ の不正 ふせい 引 ひ き落 お としがあった場合 ばあい は届 とど け出 で まで期間 きかん で預金 よきん 者 しゃ の負担 ふたん が異 こと なる(銀行 ぎんこう からの口座 こうざ 残高 ざんだか ステートメント郵送 ゆうそう 後 ご 60日 にち 以内 いない に銀行 ぎんこう に連絡 れんらく しないと無限 むげん 責任 せきにん となる)[ 1] 。