広告こうこく

三越みつこしの前身ぜんしん、ゑちご屋やのチラシ

中国ちゅうごくの宋朝そうちょうに作つくられた歴史れきし上うえ初はつの広告こうこく銅どう版画はんが版ばん

広告こうこく（こうこく、英えい: advertising）は、不ふ特定とくてい多数たすうの人々ひとびとを対象たいしょうに、商品しょうひん、サービス、アイデアなどの存在そんざい、特徴とくちょう、有意ゆうい性せいを知しらせ、対象たいしょうの行動こうどうを変更へんこうさせることを目的もくてきとして、広告こうこく主ぬしが料金りょうきんを支払しはらって行おこなうコミュニケーションである。広告こうこくは広告こうこく媒体ばいたいを通つうじて行おこなわれる。

広告こうこくには、企業きぎょうの広告こうこく目的もくてきの遂行すいこう以外いがいに、消費しょうひ者しゃまたは利用りよう者しゃの満足まんぞく化か、新あたらしいモノや考かんがえ方かた・アイデアとの出会であい、さらには社会しゃかい的てき・経済けいざい的てき福祉ふくしの増大ぞうだい化かなどの機能きのうがある。多おおくの人々ひとびとの価値かち観かんに影響えいきょうを与あたえ、長期ちょうきに社会しゃかい的てき文化ぶんか的てきな影響えいきょうを与あたえる場合ばあいもあることから、様々さまざまな規制きせい（自主じしゅ規制きせいを含ふくむ）を受うけている。企業きぎょうの他ほかに、非ひ営利えいり機関きかん、個人こじんなどが広告こうこく主ぬしとなる場合ばあいもある。

概要がいよう

一般いっぱんに広告こうこくとされるものは、テレビコマーシャルやチラシの拡散かくさんといった、メディアを介かいした宣伝せんでん活動かつどうに代表だいひょうされる。しかし、大衆たいしゅう社会しゃかいでは効果こうか的てきな商品しょうひん陳列ちんれつから式典しきてんで鳩ばとを放はなつといった象徴しょうちょう的てき行為こういまで、特定とくていの事象じしょうを強調きょうちょうする存在そんざいは、媒介ばいかい手段しゅだんに因よらず一定いっていの文脈ぶんみゃく下かでは結果けっか的てきに全すべて広告こうこくたり得える。そのため、広告こうこくとそうでないものを分類ぶんるいする基準きじゅんは物質ぶっしつ的てきなものではなく、宣伝せんでんする意図いと性せいの有無うむが基準きじゅんとなる。この意図いと性せいは広告こうこくの送おくり手しゅが実際じっさいに意図いとを持もつことを分析ぶんせき者しゃが考察こうさつの中なかに入いれる、という意味いみや、広告こうこくの受うけ手てが「送おくり手しゅの意図いとを推察すいさつ」しながら広告こうこくを受うけ取とる、という社会しゃかい的てきなコミュニケーションのダイナミクスが広告こうこくにはある。

広告こうこくであるためには以下いかの3条件じょうけんが整ととのっていなければならないというのが米国べいこく流りゅうに見みた広告こうこくの定義ていぎである。アメリカマーケティング協会きょうかいやアメリカの多おおくの研究けんきゅう者しゃの定義ていぎを踏ふまえて定義ていぎづけたものがある。

1. 管理かんり可能かのうな広告こうこく媒体ばいたい（広告こうこく主ぬしが宣伝せんでんしようとする場合ばあい、新聞しんぶん記事きじやテレビ番組ばんぐみに取とり上あげてもらう管理かんり不可能ふかのうなパブリシティと区別くべつするためである）
2. 非人ひにん的てきメッセージ
3. 明示めいじされた広告こうこく主ぬし (advertiser) が行おこなう

広告こうこく物ぶつ（advertisement）は、紙かみや画像がぞう、映像えいぞう、Webページ上じょうの造形ぞうけい表現ひょうげん物ぶつのことであり、活動かつどうであるかどうか、社会しゃかいに実際じっさい流ながされたものかどうか、といった点てんで、広告こうこく（advertising）とは、異ことなる概念がいねんである。一見いっけん、日本語にほんごの広告こうこくは英語えいごの advertising と対応たいおうすると考かんがえられがちであるが、ゆるキャラ、企業きぎょうのパブリシティが記事きじや番組ばんぐみになったもの、冠かんむりイベント、ロゴマークをバックにした記者きしゃ会見かいけん、自社じしゃサイトなど、英語えいごの advertising や、その直訳ちょくやくのマーケティングの定義ていぎする広告こうこくには当あてはまらないものが、日常にちじょう使つかわれる日本語にほんごの「広告こうこく」という言葉ことばによって指さし示しめされることが多おおい。日本語にほんごの広告こうこくが英語えいごの advertising よりも意味いみが広ひろく指さし示しめすことが幅広はばひろいことに留意りゅういが必要ひつようである。

非人ひにん的てきメッセージという点てんにおいても、インスタグラマー等とうのインフルエンサーをどう捉とらえるか、現代げんだいの状況じょうきょうとの間あいだで議論ぎろんの余地よちがある。

明示めいじされていない広告こうこく主ぬしをもってプロパガンダとしたり、政治せいじ宣伝せんでんはプロパガンダ、アドバタイジングは商業しょうぎょう広告こうこくと区別くべつして扱あつかう考かんがえ方かたもあるが、その区別くべつは実じつは容易よういではない。

広告こうこくはマーケティングの手段しゅだん、一部分いちぶぶんと捉とらえる向むきもあるが、マーケティングが企業きぎょう活動かつどうとして体系たいけい化かして考かんがえられてから100年ねんほどであるのに対たいして、広告こうこくの実践じっせん・歴史れきしの方ほうが明あきらかに長ながい。経済けいざい学がくの祖そ、アダムスミスの時代じだいよりもウエッジウッドの新聞しんぶん広告こうこくは古ふるい。言いいかえれば、近年きんねんにおいて「広告こうこくは経済けいざい活動かつどう」と見みなされることが多おおくなり、さらに20世紀せいきに「マーケティング認識にんしき」がなされる。一方いっぽうで「美学びがく」「デザイン学がく」「コミュニケーション研究けんきゅう」等とうの広告こうこく認識にんしきもある。

大手おおて広告こうこく代理だいり業ぎょうで最古さいこのものは1864年ねん創業そうぎょうのジェイ・ウォルター・トンプソン（JWT）と言いわれている。

歴史れきし

エジプト人じんはパピルスを使用しようしてポスターと宣伝せんでん文句もんくを作成さくせいしていた。紀元前きげんぜん11 - 7世紀せいき頃ごろの中国ちゅうごくでは、竹たけの笛ふえで菓子かしを買かう子供こどもたちを呼よんでいる様子ようすが詩経しきょうに書かかれている。

日本にっぽんにおいては、店舗てんぽ毎ごとに商品しょうひん名めいを看板かんばんに明記めいきする規定きていがあったことが養老ようろう律令りつりょう（718年ねん）の解説かいせつである令れい集しゅう解かいに記載きさいされており、これが日本にっぽん最初さいしょの商業しょうぎょう広告こうこくであったという説せつがある。

広告こうこく取引とりひきの仕組しくみ

広告こうこくを出だしたい。と考かんがえている者ものが広告こうこく主ぬしとして、放送ほうそう事業じぎょう者しゃ、新聞しんぶん社しゃ、出版しゅっぱん社しゃ、パブリッシャーなど、最終さいしゅう的てきに接触せっしょくする多数たすうの人ひとを持もつ「媒体ばいたい社しゃ」からスペースや時間じかん枠わく、あるいはより一般いっぱん的てきには広告こうこくチャンスを購入こうにゅうし、メディア特性とくせいに合あわせて制作せいさくした「広告こうこくメッセージ」を出稿しゅっこう・配信はいしんし、「公衆こうしゅう（特定とくてい不ふ特定とくていは関係かんけいない）」あるいは受うけ手て（オーディエンス）に伝達でんたつする。その行為こういの対価たいかとして広告こうこく主ぬしは、「媒体ばいたい社しゃ」等とうの組織そしき、企業きぎょうに広告こうこく費ひを支払しはらう。

広告こうこく主ぬしとなる企業きぎょうが数多かずおおく、「媒体ばいたい社しゃ」も種類しゅるいが多おおく、適切てきせつな広告こうこく活動かつどうは難むずかしいことがあるため、広告こうこく主ぬしとメディア双方そうほうから手続てつづきの権限けんげんを委ゆだねられ、仲立なかだちをすることから発生はっせいしたのが広告こうこく代理だいり業ぎょうである。

ただし21世紀せいきに一般いっぱん化かしたグーグルの「検索けんさく連動れんどう型がた広告こうこく」も「内容ないよう連動れんどう型がた広告こうこく」も、ソーシャルネットワークサービスやLINEなどに挿入そうにゅうされるアプリの中なかの「記事きじ体たい広告こうこく」も、従来じゅうらいからの説明せつめいでは充分じゅうぶんに記述きじゅつで来きていない。しかしこれらは「広告こうこく収益しゅうえきを基本きほんとするビジネスモデル」の世界せかい的てきな「巨大きょだい企業きぎょう」を成立せいりつさせ、20世紀せいきまでの「広告こうこく取引とりひきの仕組しくみ」とは異ことなる論理ろんりで広告こうこく展開てんかいがなされているといえる。 また、アフィリエイトと呼よばれるネット広告こうこくの仕組しくみでは、ブログの書かき手てである一般いっぱんの個人こじんが広告こうこく収入しゅうにゅうを得える。これは従来じゅうらいの受うけ手てが媒体ばいたいを保有ほゆうし、事業じぎょうにしていることになり、従来じゅうらいの説明せつめいをあてはめにくい。

ネット広告こうこくにおいては、2010年ねんごろからこれらの取引とりひきや発信はっしんをネットワーク化か、自動じどう化か、リアルタイム化かすることが始はじまり、広告こうこく主ぬし自みずからがデータマネジメントシステムをもとに広告こうこくを配信はいしんできる一方いっぽうで、従来じゅうらいからの説明せつめいにない中なか間あいだ業者ぎょうしゃも多数たすう生うまれ、戦略せんりゃくコンサル、ITコンサル等とうの他た業界ぎょうかいからの参入さんにゅうも増ふえ、業界ぎょうかい、取引とりひきの構造こうぞうが激変げきへんし未いまだ新あらたな秩序ちつじょ形成けいせいに向むかう過渡かと期きと認識にんしきする向むきが多おおい。

このような変化へんかの状況じょうきょう下か、いまだ「現在げんざいの広告こうこく業界ぎょうかいを俯瞰ふかん的てきに説明せつめいする枠組わくぐみ」はできていない。

世界せかいの広告こうこく

世界せかい最大さいだいの広告こうこく大国たいこくはアメリカであり（総そう広告こうこく費ひは日本にっぽんの4〜5倍ばい）、次ついで日本にっぽんである。イギリス、フランス、ドイツが続つづくが、総そう広告こうこく費ひは日本にっぽんの半分はんぶんである。文化ぶんか大だい革命かくめいで抑おさえられていた中国ちゅうごくは今いま急激きゅうげきに追おい上あげている。アメリカではGDPに対たいする総そう広告こうこく費ひの割合わりあいが2パーセントであり、国土こくどの広ひろさと使用しよう言語げんごの多おおさが日本にっぽんの倍ばいにしている。 多おおくの大学だいがくで広告こうこくが研究けんきゅうされ、広告こうこく学部がくぶや広告こうこく学科がっかなども存在そんざいする。 広告こうこくそれ自体じたいは、世界せかいでそう変かわるものではないが、広告こうこく関連かんれん企業きぎょうは日本にっぽんと世界せかいで大おおきく異ことなり、いわゆるメガ・エージェンシーと呼よばれるもの（特とくに上位じょうい4つ）が非常ひじょうに大おおきい位置いちを占しめている。機能きのう別べつに細こまかく分わかれる大小だいしょうさまざまな代理だいり業ぎょうが一ひとつのグループを組くんでいる。結果けっか、巨大きょだいな企業きぎょうグループが世界せかいには存在そんざいすることとなる。無数むすうの代理だいり業ぎょうが集合しゅうごうして巨大きょだいグループとなる背景はいけいには、合併がっぺいや統合とうごうが相次あいついでいたこと、「一いち業種ぎょうしゅ一いち社しゃ制せい」という業界ぎょうかい慣習かんしゅう（日本にっぽんでは機能きのうしていない）があることが背景はいけいと考かんがえられる。つまり、ある代理だいり業ぎょうがある自動車じどうしゃ会社かいしゃをクライアントとしたなら、ライバル企業きぎょうの広告こうこくには関かかわれない。よって、規模きぼの利益りえきを追求ついきゅうすればグループ化か、ということになるのである。

世界せかいの主おもなメガ・エージェンシー（4大だいメガ・エージェンシー）

• WPPグループ (WPP Group)
• オムニコム・グループ (Omnicom Group)
• インターパブリック・グループ (Interpublic Group of Companies)
• ピュブリシス・グループ (Publicis)

2010年代ねんだい、主要しゅよう先進せんしん国こくではインターネット広告こうこくが伝統でんとう的てきなマス広告こうこくの代表だいひょうであるテレビ広告こうこくを、金額きんがく的てきに凌駕りょうがするレベルにまで成長せいちょう・拡大かくだいした。この業界ぎょうかい変化へんかの中なかで、コンサルティング業界ぎょうかいからのネット広告こうこくへの参入さんにゅうが果はたされた。伝統でんとう的てきにコンサルティング業界ぎょうかいには「一いち業種ぎょうしゅ一いち社しゃ制せい」という概念がいねんはないために、たとえば、アクセンチュアは同業どうぎょうの自動車じどうしゃ、通信つうしん、金融きんゆうなどのグローバル広告こうこく主ぬしを複数ふくすう扱あつかっている。 つまり、現在げんざいの広告こうこく業界ぎょうかいはネット広告こうこくの伸長しんちょうによって異ことなる業界ぎょうかいからの異ことなる論理ろんりを持もっての参入さんにゅうが生しょうじ、取引とりひきの構造こうぞうやルールが激変げきへんし、この点てんでも未いまだ大おおきな変化へんかの過渡かと期きと認識にんしきする向むきが多おおい。

広告こうこくの産業さんぎょう規模きぼ

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん中ちゅうの広告こうこく費ひ

大日本帝国だいにっぽんていこくでは1942年ねんに『広告こうこく税法ぜいほう』が施行しこうされており、新聞しんぶん、雑誌ざっし、書籍しょせきなど出版しゅっぱん物ぶつによる広告こうこくには10%の広告こうこく税ぜいが課かされていた。その他た、立たて看板かんばん、掛かけ看板かんばん、幟のぼり、旗はた、建たて植しょく看板かんばん、野立のだち看板かんばん、額面がくめん広告こうこく、チラシにもそれぞれ税率ぜいりつが定さだめられていたので、広告こうこく費ひは当時とうじの広告こうこく税ぜいの税収ぜいしゅう額がくから推測すいそくできる。ただし宗教しゅうきょう法人ほうじんや大蔵おおくら大臣だいじんから『公事こうじに関かんする団体だんたい』の指定していを受うけた大政たいせい翼賛よくさん会かいなど非課税ひかぜいとされていた団体だんたいもある。また国外こくがいでは樺太からふと、関東かんとう州しゅう、朝鮮ちょうせん、台湾たいわんにそれぞれ広告こうこく税法ぜいほうが施行しこうされていた。

これらの法律ほうりつは1946年ねん、連合れんごう国軍こくぐん占領せんりょう下かの日本にっぽんで廃止はいしされた。

現代げんだい日本にっぽんの広告こうこく費ひ

日本にっぽんの広告こうこく費ひは、経済けいざい産業さんぎょう省しょうの特定とくていサービス産業さんぎょう動態どうたい統計とうけいや、電通でんつうの発表はっぴょう資料しりょうでみることができる。

2004年ねんの広告こうこく費ひは、特定とくていサービス産業さんぎょう動態どうたい統計とうけいでは5兆ちょう4,684億おく円えん、電通でんつう資料しりょうでは5兆ちょう8,571億おく円えんとなっており、概おおむね5兆ちょう円えん後半こうはん程度ていどと思おもわれる（特定とくていサービス産業さんぎょう動態どうたい統計とうけいは額がくベースで全国ぜんこくの7割わり超ちょうの事業じぎょう所しょをカバー。電通でんつう資料しりょうは自社じしゃ取引とりひきに推計すいけいを加くわえたものとなっている。双方そうほうのカバー率りつ及および推計すいけいに違ちがいがあるため、値ねには差さがある。一般いっぱん的てきにニュース等とうで広告こうこく費ひとして取とり上あげられるのは電通でんつう資料しりょうの値ね）。傾向けいこうとして、主要しゅよう四よん媒体ばいたい広告こうこく（テレビ、新聞しんぶん、雑誌ざっし、ラジオ）はテレビ以外いがいは低迷ていめい、その他たの広告こうこくでは、インターネット広告こうこく（サーチエンジン連動れんどう型がた広告こうこく）が大おおきく伸のび、2019年ねんついにテレビ広告こうこくを抜ぬいたことがあげられる。

GoogleやFacebook等ひとしのSNSが、個人こじん商店しょうてんや小規模しょうきぼの事業じぎょうにとって簡単かんたんに広告こうこく可能かのうなメディアとなり、いわゆる「日本にっぽんの広告こうこく費ひ」の範囲はんい外がいとなる部分ぶぶんが大おおきく認識にんしきされるようになってきた。Googleに限かぎってみても、親会社おやがいしゃアルファベットの売うり上あげには中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくでの活動かつどうがないから、世界せかいのGDP比ひで考かんがえても1兆ちょう円えん前後ぜんこうの売うり上あげをGoogleは日本にっぽんで上あげていることになる。これは上記じょうきのインターネット広告こうこく推計すいけい値ちの「外そと数すう」であると考かんがえるべきこととなる。

企業きぎょうによっては年間ねんかん1,000億おく円えん以上いじょうの広告こうこく宣伝せんでん費ひを支出ししゅつしており、特とくに自動車じどうしゃメーカー、トイレタリー、大だい規模きぼ小売こうり業ぎょうチェーン、医薬品いやくひんなどの広告こうこく宣伝せんでん費ひは大おおきい。

2020年代ねんだいに入はいると、新型しんがたコロナウイルスや韓国かんこく・K-POPなどといった「推おし活かつ」の流行りゅうこうにより、企業きぎょうからの広告こうこく出稿しゅっこうが減少げんしょうする代かわりに個人こじんによるアイドルグループなどを応援おうえんする「応援おうえん広告こうこく」が首都しゅと圏けんや関西かんさい圏けんの駅えき構内こうないを中心ちゅうしんに急増きゅうぞう。ジェイアじぇいあール東日本るひがしにほん企画きかくによると、応援おうえん広告こうこくの市場いちば規模きぼは2023年度ねんどで推計すいけい377億おく円えんとしており、これは屋外おくがい・交通こうつう広告こうこく費ひの約やく1割わりを占しめているとしている。

広告こうこく媒体ばいたい

「広告こうこく媒体ばいたい」を参照さんしょう

通常つうじょう、広告こうこく主ぬし（アドバタイザー、クライアント）と媒体ばいたい（メディア）の間あいだに、媒体ばいたいから権限けんげんを委ゆだねられた広告こうこく代理だいり業ぎょうが介在かいざいし、広告こうこく主ぬしは広告こうこく代理だいり業ぎょうに対たいして料金りょうきんなどの交渉こうしょうを行おこなうことになる。広告こうこく媒体ばいたいにはマスコミ四よん媒体ばいたいと他たの媒体ばいたいがある。

1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）の雑誌ざっし広告こうこく

新宿しんじゅく区く街頭がいとうの広告こうこく

すすきののネオンサイン

鉄道てつどう車両しゃりょうに施ほどこされた広告こうこくの例れい

駅えきのホームの広告こうこく

JR北海道ほっかいどう釧路くしろ支社ししゃの広告こうこくラッピングバス（くしろバス）

GLAYのラッピングが施ほどこされたボーイング747（日本航空にほんこうくう）

プラハマラソンのコースにて

ユニフォーム広告こうこく（エレオノーラ・ロビアンコ）

バレーボールの試合しあいのフロア広告こうこく

放送ほうそう局きょく名めいロゴ付つきのマイク

マスコミ四よん媒体ばいたい

五大ごだいテレビ局てれびきょくが大手おおてのラジオ・新聞しんぶん・出版しゅっぱん社しゃも経営けいえいするといったクロスオーナーシップについて大おおきな規制きせいは行おこなわれていない。国際こくさい連合れんごうは2017年ねんに法学ほうがく者しゃディビッド・ケイを指名しめいして特別とくべつ調査ちょうさを行おこない、そのことが情報じょうほう市場いちばへの参加さんか者しゃ数すうを制限せいげんしていることを指摘してきした（『言論げんろん及および表現ひょうげんの自由じゆうの権利けんりの促進そくしん・保護ほご」に関かんする特別とくべつ報告ほうこく者しゃ訪日ほうにち報告ほうこく書しょ』。

• 新聞しんぶん広告こうこく（効果こうか指標しひょう：日本にっぽんABC協会きょうかい公おおやけ査による発行はっこう部数ぶすう、注目ちゅうもく率りつ）
• 雑誌ざっし広告こうこく（発行はっこう部数ぶすう）、思想しそう誌し、論文ろんぶん誌し・会誌かいし等とう広告こうこく（顧客こきゃく属性ぞくせい）
• ラジオ広告こうこく（聴取ちょうしゅ率りつ）
• テレビ広告こうこく（効果こうか指標しひょう：セッツ・イン・ユース、視聴しちょう率りつ、GRP）

他たの媒体ばいたい

テレビ受像じゅぞう機きと外部がいぶ接続せつぞくを行おこなう、ホームターミナルあるいはセットトップボックス（STB）はブロードバンドサービスとの接続せつぞくで、広告こうこくを含ふくめたコンテンツを展開てんかいしていた。その後ごサブスクリプション（定額ていがく支払しはらい・見み放題ほうだい）サービス、クラウド、オンデマンド視聴しちょうなどが可能かのうとなり、動画どうが配信はいしんサービスが世界せかい的てきに一般いっぱん化かし、それらの中なかにも広告こうこくが表示ひょうじされ、動画どうが広告こうこくも配信はいしんされている。

屋外おくがい広告こうこく

屋外おくがい広告こうこくは常時じょうじまたは一定いってい期間きかん、屋外おくがいで公衆こうしゅうに表示ひょうじされる看板かんばん類るいをいう。屋外おくがい広告こうこく物ぶつ法ほう、建築けんちく基準きじゅん法ほう、道路どうろ交通こうつう法ほうや条例じょうれいなどにより制限せいげんがある。交通こうつう広告こうこくやバスシェルター (Street Furniture)、POP広告こうこくなどを含ふくめた媒体ばいたいをOOH media (w:Out-of-home advertising)という。屋外おくがい広告こうこくの効果こうか測定そくてい指標しひょうとして、「DEC (Daily Effective Circulation) =1日にちの有効ゆうこう通行つうこう量りょう」やVAI（Visibility Adjusted Indices）、EOI（Eyes On Impressions）といった「視認しにん者しゃ推定すいていモデル」があり、イギリスでは業界ぎょうかい団体だんたいの「POSTAR」、アメリカではTAB (Traffic Audit Bureau) が策定さくてい、管理かんりしている。その他たに「ショーイング」という媒体ばいたい購入こうにゅう指標しひょうがある。これは、アメリカのように同時どうじに何なん十じゅう基き、何なん百ひゃく基きものポスターボードをネットワーク掲出けいしゅつしている場合ばあいの広告こうこく取引とりひき指標しひょうで、居住きょじゅう者しゃ1ヶ月かげつの接触せっしょく率りつであり、居住きょじゅう者しゃ全員ぜんいんへの接触せっしょくを狙ねらえば100ショウーイング、半分はんぶんを狙ねらえば50ショーイングという。日本にっぽんのポスターボードは単体たんたいで取引とりひきされる場合ばあいが殆ほとんどである。

屋外おくがい広告こうこくの種類しゅるい

• 大型おおがた映像えいぞうボード : 電光でんこう掲示板けいじばんとも呼よばれ、その多おおくはLEDによる大だい画面がめんビジョンである。
• デジタルサイネージ : デジタル映像えいぞうパネルで、駅えき構内こうないやショッピングモールなどに設置せっちされている。
• 電柱でんちゅう広告こうこく : コミュニティの情報じょうほう源げんになる。特とくに住所じゅうしょを知しるのに便利べんり。
• 消火栓しょうかせん広告こうこく:公道こうどう上じょうに掲出けいしゅつできる数少かずすくない広告こうこく。消火栓しょうかせん標識ひょうしきの下したが広告こうこくスペースとなっており、防災ぼうさい活動かつどうへの協賛きょうさんで地元じもとへのイメージアップにつながる。
• リトファスゾイレ ： 広告こうこく掲出けいしゅつ専用せんようの柱はしらを街まち中ちゅうに建たてる。
• ネオンサイン (Spectaculars) : 繁華はんか街がいのビルの屋上おくじょうや壁面へきめんなどに設置せっちされている。
• ビルボード (billboard) : 都市とし部ぶのビルやマンションなどの屋上おくじょうや壁面へきめんに設置せっちされた大型おおがたの看板かんばんをいう。近年きんねんのデジタル技術でじたるぎじゅつの利用りようによって、複数ふくすうのボードを組くみ合あわせてシンクロ、連動れんどうさせるもの、3D（立体りったい映像えいぞう）を生成せいせいさせるもの、カメラでリアルタイムに歩道ほどう上じょうの人ひとを写うつしてそれを映うつすもの、など多様たような使つかわれ方かたの事例じれいがある。
• ポスターボード (Poster Panels) : 主おもに街路がいろに設もうける看板かんばんのこと。アメリカでは1本ほんのポールで支ささえる30シートポスターと8シートポスター、大型おおがたのペイントブレティンなどがある。野立のだちて看板かんばんは鉄道てつどうや幹線かんせん道路どうろ沿線えんせんの田畑たはたに設置せっちされるもの、駅えき構内こうないに設置せっちされているものは交通こうつう広告こうこくに入はいる。
• 野球やきゅう場じょう、サッカー場じょうなどの施設しせつ広告こうこくはOOHになる。

交通こうつう広告こうこく

交通こうつう広告こうこく (Transit Advertising) とは列車れっしゃ・バスの車内しゃない外がい、航空機こうくうき・船舶せんぱくなど公共こうきょう交通こうつう機関きかんに掲出けいしゅつされる広告こうこくを言いう。日本にっぽんでは駅えき・空港くうこう・バス停ばすていなど公共こうきょう交通こうつう機関きかんの付帯ふたい施設しせつに掲出けいしゅつされるものも含ふくめて交通こうつう広告こうこくという場合ばあいが多おおい。日本にっぽんやスイスのように鉄道てつどう網もうが発達はったつしている国くにではこの比率ひりつが高たかい。

• 鉄道てつどう駅えき、空港くうこう、桟橋さんばしなど交通こうつう施設しせつ、敷地しきちでの掲示けいじ
• 車両しゃりょう内ない中ちゅう吊つるし（吊つり広告こうこく）、広告こうこく枠わくへの掲示けいじ（鉄道てつどう車両しゃりょう、バス、タクシー）。
• 広告こうこく貸切かしきり列車れっしゃ：ADトレイン、GreenBox、TOQ-BOXなど。
• 電車でんしゃ車内しゃないの液晶えきしょうディスプレーで映うつされる広告こうこく。
• ラッピング広告こうこく（ラッピング車両しゃりょう）：バスや電車でんしゃの車体しゃたい、飛行機ひこうきの機体きたい外部がいぶの全すべてまたは一部いちぶを利用りようした広告こうこく。
• トラック広告こうこく：トラックの荷台にだい部分ぶぶんに看板かんばんを載のせ、宣伝せんでん内容ないようや音楽おんがくを流ながしながら人ひとの集あつまる場所ばしょで宣伝せんでん活動かつどうをする媒体ばいたい。
• 静止せいしホイール
• 乗車じょうしゃ券けん、搭乗とうじょう券けんへの広告こうこく
• 沿線えんせん誌し、機内きない誌し
• 駅えき（停留所ていりゅうじょ）の案内あんない放送ほうそう
• 駅えき周辺しゅうへん案内あんない図ずへの広告こうこく：駅えき構内こうない等とうに設置せっちされている周辺しゅうへん案内あんない図ずへの広告こうこく。集合しゅうごう広告こうこく。ナビタなど。

動うごく媒体ばいたい

• チンドン屋や、人間にんげん広告塔こうこくとう（サンドイッチマンなど）
• 聖火せいかランナーオリンピック大会たいかいへの多おおくの人ひとの関心かんしんを喚起かんきし、気分きぶんを盛もり上あげる事前じぜん告知こくち（ティーザー）的てきな広告こうこくである。
• ヘリ・飛行船ひこうせん広告こうこく
• スカイバナー広告こうこく：ヘリコプターから旗はた状じょうの広告こうこくをつり下さげて飛行ひこうするもの。1994年ねんにニュージーランドのスカイバナーズ社しゃが開発かいはつ。日本にっぽんにおいては2001年ねん夏期かきにコニカが神奈川かながわ県けんの横浜よこはま港こうで実施じっし。軽けい飛行機ひこうきの後部こうぶに吊つり下さげ、飛行ひこう中ちゅうは水平すいへいに表示ひょうじされるものもある。
• スカイライティング (skywriting)：飛行機雲ひこうきぐもを利用りようしてメッセージを空そらに描えがく。日本にっぽんにおいては1989年ねんと2005年ねんの夏期かきに大塚製薬おおつかせいやくがポカリスエットの広告こうこくを実施じっし。
• 自動車じどうしゃや小型こがた飛行機ひこうきから拡声かくせい器きを使つかった連呼れんこ。
• アドボード・カー、アドボード・バイク：トラックやオートバイを改造かいぞうして、荷台にだいの部分ぶぶんに大型おおがたの広告こうこくスペースを設置せっちした車両しゃりょう（宣伝せんでんカー）を、人通ひとどおりの多おおい繁華はんか街がいに走はしらせる。
• アドバルーン
• ドローン精密せいみつなドローン位置いちのコントロールにより、数すう百ひゃくの光源こうげんの付ついたドローンを夜間やかん、空中くうちゅうに飛とばしてカタチを生成せいせいする。東京とうきょう2020オリンピックの開閉かいへい会かいイベント時じに使用しようされた。

その他たのSP関連かんれん媒体ばいたい

• POP広告こうこく：主おもに小売こうり業ぎょうの店頭てんとうプロモーションとして使用しようされる販促はんそくツール。
• ダイレクトメール：直接ちょくせつ広告こうこくチラシを郵送ゆうそうしたもの。
• 新聞しんぶん折込おりこみ広告こうこく：直接ちょくせつ広告こうこくチラシを新聞しんぶんに折おり込こんで配達はいたつするもの。
• ポスティング：直接ちょくせつ広告こうこくチラシを郵便受ゆうびんうけへの投入とうにゅうするもの。
• チラシラック：鉄道てつどう駅えきやファミリーレストランなどのに設置せっちし、直接ちょくせつ広告こうこくチラシを入いれておくもの。
• フリーペーパー：駅えきや美容びよう院いん等とうで無料むりょう配布はいふする新聞しんぶんや雑誌ざっし。
• その他たの直接ちょくせつ広告こうこく：チラシやポケットティッシュなどを街頭がいとう配布はいふするもの。
• 電話でんわ帳ちょう広告こうこく
• 特殊とくしゅ広告こうこく (Specialty advertising)：粗品そしなやノベルティグッズの配布はいふ
• 映画えいが館かん・スライド広告こうこく：映画館えいがかんや博覧はくらん会かい・展示てんじ会かい場ばなどで上映じょうえいする映画えいがやスライドによる広告こうこく。
• エコーはがき：広告こうこく入いり官製かんせいはがき
• 公衆こうしゅう電話でんわ・携帯けいたい電話でんわなどで音声おんせいによる広告こうこく聴取ちょうしゅにより無料むりょう通話つうわさせるもの
• ゲーム内ない広告こうこく 家庭かてい用ようTVゲームやPCゲームの作品さくひんに広告こうこくを出だすもの。例れいとしてSEGAの『クレイジータクシー』にはタワーレコードやケンタッキーなどといった企業きぎょう広告こうこくがゲーム内ないに登場とうじょうしていた。
• ペイパーコール
• アドバゲーム：ゲーム内ない広告こうこく
• ブログパーツ
• 紙袋かみぶくろ：もともとは百貨店ひゃっかてんが先駆さきがけであるが、高級こうきゅうファッションブランドや有名ゆうめい小売こうり店てんの場合ばあい、１ひとつ数すう百ひゃく円えんともいわれる何なん度ども使つかえ、大おおきくロゴマークの入はいった丈夫じょうぶな紙袋かみぶくろが、購入こうにゅう客きゃくには基本きほん的てきに無料むりょうで渡わたされる。
• レジ袋ぶくろ：どこで購入こうにゅうしたのかわかるようになっている。
• 傘かさ：初期しょきの三井みつい越後えちご屋やや大丸だいまるなどの百貨店ひゃっかてんでは傘かさのレンタルが行おこなわれており、それらに店みせの広告こうこくが書かかれていた。貸かした客きゃくの住所じゅうしょ姓名せいめいなどを書かいて管理かんりする店みせもあった。
• 引びき札さつ：江戸えど時代じだいから大正たいしょう時代じだいにかけて配くばられた現代げんだいでいうチラシである。

ニューメディア

広告こうこく関連かんれんの統計とうけいでは地上波ちじょうはテレビから区分くぶんされ、「ニューメディア」という項目こうもくになっている。1999年ねんに媒体ばいたい別べつ広告こうこく費ひでインターネット広告こうこくに抜ぬかれた。

• CSデジタル放送ほうそう、BSデジタル放送ほうそう
• ケーブルテレビ
• 地上波ちじょうはテレビ

インターネット広告こうこくあるいはウェブ広告こうこく

詳細しょうさいは「インターネット広告こうこく」を参照さんしょう

インターネットも英語えいごでは（広告こうこくの）ニューメディアであるが、カタカナ日本語にほんごではそうではないのでインターネット広告こうこくは分わけて以下いかに掲かかげる。

• ウェブサイトのディスプレイ広告こうこく：成功せいこう報酬ほうしゅう型がた広告こうこく、クリック報酬ほうしゅう型がた広告こうこくなど
• 検索けんさくエンジンによる検索けんさく連動れんどう型がた広告こうこく
• メール広告こうこく、メーリングリスト広告こうこく
• ブログパーツによる広告こうこく
• SNS内うちのインフィード広告こうこく
• 送おくり手しゅ自身じしんのオウンドメディア内うちの記事きじ、コンテンツ
• 各種かくしゅのアドテクノロジーを使つかったターゲティング広告こうこく
• SNS内ないやニュースサイト内ないの口くちコミ広告こうこく、あるいはユーチューバー、インスタグラマーやティックトッカーなどのインフルエンサー（ペイドメディア）
• リツイートやシェアなどのバイラル広告こうこく

ダイレクト・メール広告こうこく

詳細しょうさいは「ダイレクトマーケティング」および「メール広告こうこく」を参照さんしょう

DM広告こうこく、あて名な広告こうこく等とうともいわれる。郵便ゆうびん、メール便びん、電子でんしメール、FAX等とうを通つうじて直接ちょくせつ個人こじん宛あてに広告こうこくが送信そうしんされる。地域ちいき・性別せいべつ・年齢ねんれい・職業しょくぎょう・趣味しゅみなどの特性とくせいに従したがって特定とくてい個人こじんに広告こうこく訴求そきゅうでき、テレビ・ラジオなどの放送ほうそう日び、新聞しんぶん・雑誌ざっしの発行はっこう日びなどに左右さゆうされず広告こうこく主ぬしの都合つごうにより広告こうこくが実施じっしできるという特徴とくちょうがある。ダイレクト・メール広告こうこくの送信そうしんにあたっては効果こうか的てきに行おこなうため広告こうこく訴求そきゅう対象たいしょうリストが作成さくせいされている。20世紀せいきに確立かくりつしたメールとそのマネジメントの仕組しくみを「ダイレクトマーケティング」と呼よぶが、その骨子こっしは一対一いちたいいち（英語えいごではワン・トゥ・ワン）のコミュニケーションによる行動こうどう誘発ゆうはつの統計とうけい的てき・通つう時じ的てきなマネジメントである。インターネットの一般いっぱん化かにより、ターゲットの購買こうばい行動こうどうをオンラインで即時そくじに促うながす（俗ぞくに言いう「刈かり取とり型がた」、CTA広告こうこく：コール・トゥ・アクション、行動こうどう誘発ゆうはつ型がた広告こうこく）広告こうこくが盛さかんになり、21世紀せいきのB2Cの隆盛りゅうせいにつながったが、これは「ダイレクトマーケティング」のネット適用てきようである。

ネーミングとロゴマーク

マーケティング研究けんきゅうや経営けいえい学がく、また会計かいけい学がくではブランド論ろんが1990年代ねんだい以降いこう大おおきく発展はってんしたが、その基底きていには、そもそもどのような言葉ことばを企業きぎょうや商品しょうひんに名付なづけるのか、という1980年代ねんだい以前いぜんからの「ネーミング」という実践じっせん領域りょういきがあった。加くわえて、コーポレートアイデンティティが実践じっせん領域りょういきとなるとそのデザインも含ふくめて、従来じゅうらいからのロゴマークと呼よばれた作業さぎょう領域りょういきも拡大かくだいした。いずれもその意図いと、効果こうかから見みて広義こうぎには広告こうこくである。

ネーミングライツ（命名めいめい権けん）

21世紀せいきになって、官公庁かんこうちょう所有しょゆう施設しせつ・鉄道てつどう（駅名えきめい）・競技きょうぎ場じょうなど、多おおくの人ひとに知しられたり利用りようされる施設しせつの命名めいめい権けんを販売はんばい・取得しゅとくする行為こういが一般いっぱんに観察かんさつされるようになった。これらの行為こういは、その意図いと・行動こうどう・効果こうかなどの面めんからまさしく広告こうこくと言いえる。

スポンサーシップ

ネーミングライツは、1950年代ねんだい以降いこうの民放みんぽうテレビ放送ほうそうの「番組ばんぐみスポンサー」の拡大かくだい版ばんと解かいされる。むろん、権力けんりょく者しゃや富裕ふゆう層そうの文化ぶんか支援しえん（パトロン、メセナ）は、洋ようの東西とうざいを問とわず歴史れきし的てきに存在そんざいする。日本にっぽんにおける皇室こうしつの伝統でんとう工芸こうげい作家さっかへの発注はっちゅうも文化ぶんか支援しえんであるし、文化ぶんか・スポーツに対たいするスポンサードやサポートはその現代げんだい版ばんと言いえる。ただ、広告こうこくから見みれば、冠かんむりイベントの類るい、プロスポーツのユニフォーム、ゴルフの大会たいかいなどのスポンサーシップは、民放みんぽうビジネス、あるいは「特番とくばんセールス」という広告こうこく（発想はっそうと取引とりひき）の拡大かくだいであり派生はせいである。

トリプルメディア

ネット、SNSの一般いっぱん化かに伴ともない、従来じゅうらいからの「有料ゆうりょうの媒体ばいたい」といった視野しやでは、マネジメントの対象たいしょうとしても、現象げんしょうの理解りかいとしても、広告こうこくが捉とらえきれなくなってきた。そこで、従来じゅうらいの「支払しはらったメディア（ペイドメディア、paid media）」に加くわえて、自社じしゃの公式こうしきサイトや自社じしゃ発信はっしんの投稿とうこうのSNS記事きじなどの「所有しょゆうするメディア（オウンドメディア、owned media）」、いわゆるクチコミである「獲得かくとくしたメディア（アーンドメディア、earned media)」の3つのメディアを有機ゆうき的てきに連携れんけいしマネジメントしたり、マーケティングコミュニケーションの基本きほんとして認識にんしきすることが国際こくさい的てきに提唱ていしょうされている。 その後ご、「獲得かくとくしたメディア（アーンドメディア、earned media)」の中なかにも「マスメディア露出ろしゅつ」と「消費しょうひ者しゃ・生活せいかつ者しゃによる口くちコミ・拡散かくさん」は2つに分わけて考かんがえるべきではないか、という考かんがえ方かたが出でてきて、「消費しょうひ者しゃ／生活せいかつ者しゃによる口くちコミ・拡散かくさん」はShareされたメディアなので、Shared Mediaと呼よべば、その頭文字かしらもじ４よっつをPESOと呼よぶことが広告こうこく業界ぎょうかいで唱となえられた。 このネット上じょうのクチコミを踏ふまえたメディア認識にんしきの拡大かくだいは、インフルエンサーや投なげ銭せんやリツイートする人々ひとびともまたメディアである、という広告こうこくの定義ていぎの現代げんだい化かである。

広告こうこくコンテンツ

従来じゅうらいからの広告こうこく論ろんが、その産業さんぎょう界かいの構造こうぞうに準じゅんじて「広告こうこくメディア」の分類ぶんるいから広告こうこくを理解りかいしようとしていた。このページの項目こうもく建だてもその流ながれにある。しかしながら、ネットの一般いっぱん化かによって、必かならずしもメディアを中心ちゅうしんに広告こうこくを分類ぶんるい、認識にんしきすることが適切てきせつではない場合ばあいも増ふえてきた。本質ほんしつ的てきに「広告こうこくコンテンツ」つまり「広告こうこくのメッセージ」と「演出えんしゅつ要素ようそ」をこのページでも章しょう立だてしていく必要ひつよう性せいがある。その場合ばあいの項目こうもくには「デザイン」「コピーライティング（キャッチコピー）」「動画どうが」「画像がぞう」「デジタルコンテンツ」「タレント」「音楽おんがく（コマーシャルソング）」「その他たの広告こうこくコンテンツ」「レコメンデーション機能きのう」また「イベント」「スポンサード」などが考かんがえられ、それらの知識ちしきを持もつ者ものから適切てきせつに記述きじゅつされ、整理せいりされることが期待きたいされている。

広告こうこくの規制きせい

広告こうこくの内容ないようについては、不当ふとう景品けいひん類るい及および不当ふとう表示ひょうじ防止ぼうし法ほう（景品けいひん表示法ひょうじほう）や医薬品いやくひん医療いりょう機器きき等とう法ほうなどの法令ほうれい、業界ぎょうかいの公正こうせい競争きょうそう規約きやくなどで規制きせいされるほか、各かくメディアで独自どくじの広告こうこく掲載けいさい基準きじゅんを持もっており、表現ひょうげんが基準きじゅんに合あわない場合ばあいには修正しゅうせいを要請ようせいされたり、場合ばあいによっては掲載けいさいを拒否きょひされることもある。しかし、掲載けいさい基準きじゅんの運用うんようは全体ぜんたい的てきに甘あまいため、誇大こだい表現ひょうげんの広告こうこくが後こうを絶たたず、特とくに不動産ふどうさん業ぎょうや貸金かしきん業ぎょう（中なかでもスポーツ新聞しんぶんや夕刊ゆうかん紙しなどで広告こうこくしている、トイチと呼よばれる登録とうろく間あいだもないサラ金さらきん業者ぎょうしゃ）など社会しゃかい問題もんだいを引ひき起おこしている業種ぎょうしゅも存在そんざいする。そのほか、屋外おくがい広告こうこく物ぶつ法ほうのような規制きせいも存在そんざいする。

また「広告こうこく」とは分わからないような記事きじ、あるいは明示めいじしないコンテンツを装よそおう「ステルスマーケティング」は、WOMマーケティング協議きょうぎ会かい（WOMJ）が2009年ねん頃ごろから自主じしゅ規制きせいし、消費しょうひ者しゃ庁ちょうは2011年ねん頃ごろから不適切ふてきせつな広告こうこく実践じっせんとして違法いほう化かしている。成功せいこう報酬ほうしゅう型がた広告こうこく（アフィリエイト）についても不適切ふてきせつな実践じっせんが多おおい。

業種ぎょうしゅに対たいする規制きせい

上述じょうじゅつのとおり第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん中ちゅうは広告こうこく税ぜいが存在そんざいしたが内容ないようについての規制きせいではなかった。

現代げんだいの日本にっぽんでは、法令ほうれいや自主じしゅ基準きじゅんなどによる、特定とくていの業種ぎょうしゅに対たいする広告こうこくの規制きせいもある。医療いりょう機関きかん、医業いぎょう等とう（病院びょういん・診療しんりょう所しょなど）の広告こうこくは医療いりょう法ほう第だい69条じょうで規制きせいされてきたが（診療しんりょう科目かもくや診療しんりょう時間じかん・休診きゅうしん日び、住所じゅうしょ、電話でんわ番号ばんごう、地図ちず程度ていどしか出だせなかった）、2001年ねんに規制きせいが一部いちぶ緩和かんわされた（医師いし名な、所属しょぞく学会がっかい、ホームページURLなど）。

弁護士べんごしや法律ほうりつ事務所じむしょの広告こうこくも、統括とうかつ組織そしきである日本にっぽん弁護士べんごし連合れんごう会かい（日弁連にちべんれん）の方針ほうしんで規制きせいされていたが、2000年ねん10月がつより撤廃てっぱいされた。主おもに債務さいむ整理せいり、破産はさん手続てつづき等ひとしを担当たんとうする法律ほうりつ事務所じむしょを中心ちゅうしんに、一般いっぱんに対たいする広告こうこくが目立めだつようになった。かつては銀行ぎんこうなど個々ここの金融きんゆう機関きかんの広告こうこくも規制きせいされていたが、撤廃てっぱいされている。

一方いっぽう、タバコの広告こうこくは、1990年代ねんだい以降いこう、財務省ざいむしょう令れいなどで規制きせいが強化きょうかされた。法規ほうき制せいではない自主じしゅ規制きせいでは、アルコール飲料いんりょう（酒類しゅるい）や貸金かしきん業ぎょうなどの広告こうこくがある。特とくに貸金かしきん業ぎょうの広告こうこくは、一般いっぱん紙しや放送ほうそうメディアでは条件じょうけんが厳きびしくなっているか、断ことわられる場合ばあいも多おおい。

広告こうこく論ろんと広告こうこく学科がっか

広告こうこくを学問がくもんとして研究けんきゅうし教育きょういくしている「広告こうこく学がく」や「広告こうこく論ろん」があり、欧米おうべいやアジア諸国しょこくでは大学だいがくに「広告こうこく学部がくぶ」や「広告こうこく学科がっか」が、また、大学院だいがくいんに「広告こうこく研究けんきゅう科か」が置おかれ、広告こうこく論ろんやマーケティング・コミュニケーション論ろん、広告こうこく媒体ばいたい論ろん、広告こうこくクリエイティブ論ろん、広告こうこく心理しんり学がく、広告こうこく調査ちょうさ論ろん（効果こうか測定そくてい）などを体系たいけい的てきに研究けんきゅう・教育きょういくを行おこなっている。

アメリカでは1901年ねんにノースウェスタン大学だいがくでW.D.スコット博士はかせが「広告こうこく心理しんり学がく」の講座こうざを開講かいこうし、その後ご「広告こうこく学科がっか」が設置せっちされ、今日きょう15以上いじょうの大学だいがくに広告こうこく学科がっかがあり、10以上いじょうの大学だいがくに広告こうこく専攻せんこうの大学院だいがくいん博士はかせ課程かていがある。中国ちゅうごくでは1983年ねんに最初さいしょの広告こうこく学科がっかがアモイ大学だいがくに置おかれ、1993年ねんに大学院だいがくいんに広告こうこく専攻せんこうが出来でき、今日きょう北京ぺきん大学だいがくをはじめ200以上いじょうの大学だいがくに広告こうこく学部がくぶや広告こうこく学科がっかがあり、広告こうこくの研究けんきゅうが盛さかんである。台湾たいわんでは7以上いじょうの大学だいがくに広告こうこく関連かんれん学科がっかがあり、2以上いじょうの大学院だいがくいんに広告こうこく専攻せんこうが置おかれている。韓国かんこくでは30以上いじょうの大学だいがくに置おかれている。ヨーロッパではドイツのベルリン大学だいがくに1921年ねんに広告こうこく学科がっかが出来でき、多おおくの大学だいがくに広告こうこく学科がっかが置おかれている。日本にっぽんでは1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）に明治大学めいじだいがくで広告こうこく論ろんの講座こうざが開設かいせつされ、今日きょう2,100以上いじょうの広告こうこく関連かんれん講座こうざ数すうがあるが、広告こうこく学部がくぶや広告こうこく学科がっかはない。

広告こうこく研究けんきゅう者しゃ

日本にっぽん

• 小林こばやし太三郎たさぶろう（早稲田大学わせだだいがく商学部しょうがくぶ名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 小島こじま外がい弘ひろし（同志社大学どうししゃだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ 元もと愛知学院大学あいちがくいんだいがく教授きょうじゅ）
• 室井むろい鐵てつ衛まもる（元もと宣伝せんでん会議かいぎ会長かいちょう、元もと東京国際大学とうきょうこくさいだいがく教授きょうじゅ）
• 石川いしかわ弘義ひろよし（元もと成城大学せいじょうだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 大石おおいし準一じゅんいち（関西大学かんさいだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 山中やまなか正ただし剛つよし（元もと成城大学せいじょうだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 須藤すとう春夫はるお（法政大学ほうせいだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 清水しみず公一こういち（元もと城西大学じょうさいだいがく経営けいえい学部がくぶ教授きょうじゅ。商学しょうがく修士しゅうし(早稲田大学わせだだいがく)。専攻せんこうは広告こうこく論ろん。「共生きょうせいマーケティング」「7Cs COMPASS MODEL」等とうの独自どくじの理論りろんを提唱ていしょう）
• 亀井かめい昭宏あきひろ（早稲田大学わせだだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ、専攻せんこう：広告こうこく論ろん、マーケティング・コミュニケーション論ろん）
• 川上かわかみ宏ひろし（成城大学せいじょうだいがく教授きょうじゅ）
• 木地きじ節郎せつお（元もと同志社大学どうししゃだいがく教授きょうじゅ）
• 小林こばやし保彦やすひこ（青山学院大学あおやまがくいんだいがく経営けいえい学部がくぶ名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 田内たうち幸一こういち（一橋大学ひとつばしだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 清水しみず猛たけし（慶応義塾大学けいおうぎじゅくだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 菅原すがわら正博まさひろ（国際こくさいファッション専門せんもん職しょく大学だいがく教授きょうじゅ）
• 村田むらた昭治しょうじ（慶応義塾大学けいおうぎじゅくだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 堀田ほった一いち善ぜん（慶応義塾大学けいおうぎじゅくだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 梶山かじやま皓あきら（獨協大どっきょうだい学がく元もと学長がくちょう）
• 疋田ひきた聰さとし（東洋大学とうようだいがく経営けいえい学部がくぶ名誉めいよ教授きょうじゅ、広告こうこく論ろん、コトラー研究けんきゅう）
• 大友おおとも純じゅん（明治大学めいじだいがく商学部しょうがくぶ教授きょうじゅ）
• 真鍋まなべ一史かずし（関西学院大学かんせいがくいんだいがく社会学部しゃかいがくぶ名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 岸きし志津江しづえ（東京経済大学とうきょうけいざいだいがく経営けいえい学部がくぶ教授きょうじゅ）
• 岡本おかもと慶一けいいち（元もと東京とうきょう富士大学ふじだいがく経営けいえい学部がくぶ教授きょうじゅ）
• 田中たなか洋ひろし（中央大学ちゅうおうだいがくビジネススクール名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 水野みずの由ゆかり多た加か（関西大学かんさいだいがく社会学部しゃかいがくぶ教授きょうじゅ）
• 高桑たかくわ末まつ秀しゅう（元もと協和きょうわ広告こうこく）
• 渋谷しぶや重光しげみつ（元もと神奈川大学かながわだいがく教授きょうじゅ）
• 八巻はちまき俊雄としお（東京経済大学とうきょうけいざいだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 山川やまかわ浩二こうじ（元もと尚なお美学びがく園えん短期大学たんきだいがく教授きょうじゅ）
• 植うえ條じょう則夫のりお（関西大学かんさいだいがく社会学部しゃかいがくぶ名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 嶋村しまむら和恵かずえ（早稲田大学わせだだいがく商学しょうがく学術がくじゅつ院いん教授きょうじゅ）
• 中農ちゅうのう晶あきら三さん（関西大学かんさいだいがく社会学部しゃかいがくぶ名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 中山なかやま勝己かつみ（松山大学まつやまだいがく経営けいえい学部がくぶ教授きょうじゅ）
• 松井まつい陽よう通どおり（茨城大学いばらきだいがく人文学部じんぶんがくぶ教授きょうじゅ）
• 石崎いしざき徹とおる（経営けいえい学者がくしゃ）（専修大学せんしゅうだいがく経営けいえい学部がくぶ教授きょうじゅ）
• 小泉こいずみ眞人まさと（東海大学とうかいだいがく文化ぶんか社会学部しゃかいがくぶ教授きょうじゅ）
• 妹尾せのお俊之としゆき（作家さっか：西にし秋生あきお、元もと近畿大学きんきだいがく経営けいえい学部がくぶ教授きょうじゅ）
• 仁科にしな貞文さだふみ（青山学院大学あおやまがくいんだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 佐藤さとう達郎たつお（多摩美術大学たまびじゅつだいがく教授きょうじゅ）
• 中川なかがわ静しず（元もと神戸こうべ高等こうとう商業しょうぎょう学校がっこう教授きょうじゅ・萬まん年ねん社しゃ取締役とりしまりやく）
• 中井なかい幸一こういち（日本にっぽん大学だいがく芸術げいじゅつ学部がくぶ教授きょうじゅ）
• 梶かじ祐輔ゆうすけ（日本にっぽんデザインセンター）
• 西尾にしお忠久ただひさ（コピーライター）
• 新田にった宇一郎ういちろう（元もとよみうりテレビ代表だいひょう取締役とりしまりやく副ふく社長しゃちょう・元げん日本にっぽんABC協会きょうかい専務せんむ理事りじ）
• 佐藤さとう雅彦まさひこ（東京藝術大学とうきょうげいじゅつだいがく教授きょうじゅ）
• 田口たぐち敦子あつこ（多摩美術大学たまびじゅつだいがく教授きょうじゅ）
• 丸岡まるおか吉きち人じん（跡見学園女子大学あとみがくえんじょしだいがく教授きょうじゅ）
• 青木あおき貞さだ茂しげる（法政大学ほうせいだいがく社会学部しゃかいがくぶ教授きょうじゅ）
• 牧野まきの圭子けいこ（成城大学せいじょうだいがく文芸ぶんげい学部がくぶ教授きょうじゅ）
• 長尾ながお治助じすけ（元もと立命館大学りつめいかんだいがく法学部ほうがくぶ教授きょうじゅ）
• 櫻井さくらい圀郎（東京とうきょう基督教きりすときょう大学だいがく教授きょうじゅ）
• 梁瀬やなせ和男かずお（愛知学泉大学あいちがくせんだいがく教授きょうじゅ）
• 津金つがね沢さわ聡さとし広ひろ（関西学院大学かんせいがくいんだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ）
• 山本やまもと武利たけとし（一橋大学ひとつばしだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ、早稲田大学わせだだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ、近代きんだい日本にっぽんメディア史し、インテリジェンス史し、プロパガンダ）
• 難波なんば功いさお士し（関西学院大学かんせいがくいんだいがく社会学部しゃかいがくぶ教授きょうじゅ、メディア社会しゃかい学がく、メディア史し）
• 佐藤さとう卓たく己おのれ（京都大学きょうとだいがく大学院だいがくいん教育きょういく学がく研究けんきゅう科か教授きょうじゅ、歴史れきし社会しゃかい学がく、メディア論ろん）
• 高野たかの光ひかり平たいら（茨城大学いばらきだいがく人文じんぶん社会しゃかい科学かがく部ぶ教授きょうじゅ）
• 山本やまもと明あきら (社会しゃかい学者がくしゃ)（同志社大学どうししゃだいがく元もと教授きょうじゅ）
• 天野あまの祐吉ゆうきち（コラムニスト、著述ちょじゅつ家か、編集へんしゅう者しゃ）

日本にっぽん広告こうこく学会がっかい

日本にっぽん広告こうこく学会がっかい（石崎いしざき徹とおる会長かいちょう・専修大学せんしゅうだいがく）は広告こうこくやマーケティング・コミュニケーションを研究けんきゅうする学者がくしゃや実業じつぎょう界かいの研究けんきゅう者しゃ、研究けんきゅう関心かんしんのある人ひとの集あつまりで、1969年ねんに創立そうりつし、2019年ねんで50周年しゅうねんとなった。本部ほんぶ事務所じむしょは現在げんざい早稲田大学わせだだいがく内うちにあり、全国ぜんこく大会たいかいを年としに一いち度ど、クリエーティブフォーラムと呼よばれるイベントを同おなじく年とし一いち回かい、その他た地域ちいき部会ぶかい、デジタルシフト研究けんきゅう部会ぶかいなど活発かっぱつな学会がっかい活動かつどうを開催かいさいしている。会員かいいん数すうは620名めい前後ぜんこうで法人ほうじん会員かいいんが30社しゃ前後ぜんこうである。「広告こうこく科学かがく」というレフェリー制せいの学会がっかい誌しを年とし2回かい発行はっこう行ぎょうしている。

日本にっぽんの主おもな広告こうこく代理だいり業ぎょう

• 電通でんつうグループ……（東証とうしょうプライム：証券しょうけんコード 4324）
• 博報堂はくほうどうDYホールディングス…（東証とうしょうプライム：証券しょうけんコード 2433）
• サイバーエージェント…（東証とうしょうプライム：証券しょうけんコード 4751）
• ADKホールディングス
• デジタルホールディングス…（東証とうしょうプライム：証券しょうけんコード 2389）
• アドウェイズ…（東証とうしょうプライム：証券しょうけんコード 2489）
• GMOアドパートナーズ…（東証とうしょうスタンダード：証券しょうけんコード 4784）
• 東急とうきゅうエージェンシー
• ジェイアじぇいあール東日本るひがしにほん企画きかく
• NTTアド
• トヨタ・コニック・プロ

日本にっぽんの外資がいし系けい広告こうこく代理だいり業ぎょう

• JWT（ジェイ・ウォルター・トンプソン）
• Ogilvy&Mather Japan（オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパン）
• TBWA\HAKUHODO（ティービーダブリューエーハクホウドウ）
• Wieden+Kennedy Tokyo（ワイデンアンドケネディトウキョウ）
• I&S BBDO（アイアンドエス・ビービーディオー）
• GREY group（グレイワールドワイド）
• McCann Erickson（マッキャンエリクソン）
• Beacon Communications（ビーコン・コミュニケーションズ）
• Euro RSCG（ユーロアールエスシージー）
• FCB（フート・コーン・ベルディング）
• Fallon（ファロン）
• BBH（ビービーエイチ）
• DDB Japan（ディーディービージャパン）
• GroupM Japan（グループエム・ジャパン）

参考さんこう文献ぶんけん

• J.Thomas Russell, W.Ronald Lane (2005) “Kleppner's Advertising Procedure,”16th edition, Prentice-Hall,Inc.
• George E. Belch and Michael A. Belch (2001),“Advertising Promotion: An Integrated Marketing Communications Perspective,”Fifth Edition, Rchard D. Irwin,Inc.
• 水野みずの由ゆかり多た加か著ちょ (2004、改訂かいてい版ばん2014)「統合とうごう広告こうこく論ろん」ミネルみねるヴァ書房ぁしょぼう。
• 水野みずの由ゆかり多た加か・妹尾せのお俊之としゆき・伊吹いぶき勇いさむ亮あきら編著へんちょ（2015）「広告こうこくコミュニケーション研究けんきゅうハンドブック」有斐閣ゆうひかく。
• 岸きし志津江しづえ、田中たなか洋ひろし、嶋村しまむら和恵かずえ (2008)「現代げんだい広告こうこく論ろん」有斐閣ゆうひかく。
• 亀井かめい昭宏あきひろ、疋田ひきた聡さとし編著へんちょ (2005)「新しん広告こうこく論ろん」日経にっけい広告こうこく研究所けんきゅうじょ。
• 嶋村しまむら和恵かずえ監修かんしゅう (2006)「新あたらしい広告こうこく」電通でんつう。
• 清水しみず公一こういち(2019)「広告こうこくの理論りろんと戦略せんりゃく」第だい19版はん、創成そうせい社しゃ。
• 望月もちづき明あきら編著へんちょ (1991)「広告こうこくビジネスハンドブック」宣伝せんでん会議かいぎ。

関連かんれん項目こうもく

• キャッチコピー
• スパム（迷惑めいわくメール）
• 扇情せんじょう主義しゅぎ（センセーショナリズム）
• プロパガンダ
• 比較ひかく広告こうこく
• 公共こうきょう広告こうこく
• ティザー広告こうこく
• 記事きじ広告こうこく
• 三さん行ぎょう広告こうこく
• 意見いけん広告こうこく
• クラシファイド広告こうこく
• 求人きゅうじん広告こうこく
• 一いち社しゃ提供ていきょう
• インターネット広告こうこく
• 単純たんじゅん接触せっしょく効果こうか
• 広報こうほう
• 宣伝せんでん
• 販売はんばい促進そくしん
• パブリック・リレーションズ
• パブリシティ
• 統合とうごうマーケティングコミュニケーション
• マーケティング・コミュニケーション
• インターネットマーケティング
• インフルエンサー
• コピーライター
• コマーシャルメッセージ
• コマーシャルソング
• コ・マーケティング
• デジタルトランスフォーメーション
• アドフラウド（広告こうこく不正ふせい）
• チンドン屋や
• 7Cs COMPASS MODEL
• ゆるキャラ
• チャルメラ、スピーカー：ラーメン屋や・豆腐とうふ屋やなどが来きた事ことを伝つたえるためにチャルメラを鳴ならした。また、時代じだいが進すすむとスピーカーによって拡大かくだいされた音声おんせいで呼よびかけることも行おこなわれた。
• 広告こうこく批評ひひょう - 日本にっぽん宣伝せんでん賞しょう
• ACジャパン - 日本にっぽん広告こうこく審査しんさ機構きこう (JARO)
• 宣伝せんでん会議かいぎ
• 日本にっぽん屋外おくがい広告こうこくフォーラム

外部がいぶリンク

• 日本にっぽん広告こうこく学会がっかい
• 広告こうこく契約けいやく