まつあさひときすみえ

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まつあさひひとししょうきょくさい すみえ
本名ほんみょう 友國ともくにともくに 静子しずこしずこ
生年月日せいねんがっぴ 1938ねん1がつ1にち
ぼつ年月日ねんがっぴ (2023-08-12) 2023ねん8がつ12にち(85さいぼつ
出身しゅっしん 日本の旗 日本にっぽん神奈川かながわけん横浜よこはま
師匠ししょう まつあさひひとし小天おあまきく
弟子でし 花島はなしまみな
まつあさひときちどり
花島はなしま世津子せつこ
花島はなしま久美くみ
花島はなしまみどり
花島はなしまけいこ
配偶はいぐうしゃ 花島はなしま三郎さぶろう
所属しょぞく 日本にっぽん奇術きじゅつ協会きょうかい
公式こうしきサイト まつあさひときすみえ

まつあさひとき すみえ(しょうきょくさい すみえ、1938ねん1がつ1にち - 2023ねん8がつ12にち[1])は、日本にっぽん奇術きじゅつおっと腹話術ふくわじゅつ花島はなしま三郎さぶろう[2]本名ほんみょう友國ともくに 静子しずこ[3]。「日本にっぽん奇術きじゅつかい代表だいひょうする女性じょせいマジシャン」とひょうされる。

人物じんぶつ来歴らいれき[編集へんしゅう]

神奈川かながわけん横浜よこはま出身しゅっしん[3]幼少ようしょう時代じだい不遇ふぐうで、12さいとき里子さとごされ、その里親さとおやまつあさひひとし小天おあまきくだったため、ようまねで奇術きじゅつ習得しゅうとく

本格ほんかくてき修行しゅぎょうをはじめ、「まつあさひときすみえ」の門下生もんかせいとなる。20さいときに「サン・パイン・シスターズ」を結成けっせいし、「デュエット奇術きじゅつ」なるしんスタイルを発表はっぴょう奇術きじゅつかいれっになり、積極せっきょくてき芸域げいいきひろめ、天性てんせいのしなやかさで人気にんきた。

ポール・モーリア楽曲がっきょく「オリーブの首飾くびかざり」を手品てじなのBGMとしてはじめて使用しようしたことでられる[4]。カーラジオで偶然ぐうぜんき、「手品てじなのクライマックスにう」とおもち、昭和しょうわ50ねんごろから使つかはじめたという。従来じゅうらいの「せるだけ」のマジックに軽妙けいみょうなおしゃべりをまじえながら披露ひろうし、現在げんざい奇術きじゅつスタイルを確立かくりつした。

日本にっぽん奇術きじゅつ協会きょうかい8代目だいめ会長かいちょうて、名誉めいよ会長かいちょう就任しゅうにん

2023ねん8がつ12にち老衰ろうすいのため死去しきょした。85さいぼつ[1]

受賞じゅしょうれき[編集へんしゅう]

  • 昭和しょうわ52年度ねんど だい6かい放送ほうそう演芸えんげい奇術きじゅつ部門ぶもんしょう
  • 昭和しょうわ56年度ねんど 文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつさい優秀ゆうしゅうしょう(グループで受賞じゅしょう
  • 昭和しょうわ59年度ねんど だい10かい芸団協げいだんきょう芸能げいのう功労こうろうしゃ表彰ひょうしょう
  • 昭和しょうわ59年度ねんど 芸術げいじゅつさい優秀ゆうしゅうしょう

弟子でし[編集へんしゅう]

弟子でしは、「まつあさひひとし」ではなく「花島はなしま」を名乗なのっている。これは「まつあさひひとし」という格式かくしきたか名前なまえで、「これからは奇術きじゅつ手品てじなというよりもマジシャンという職業しょくぎょうめい一般いっぱんてきになるだろう。その場合ばあい、『まつあさひひとし』というより『花島はなしま』のほうが現代げんだいてきだし、とく女性じょせいマジシャンの場合ばあいはより相応ふさわしいのではないか」として、一番いちばん弟子でし花島はなしまみなが、当人とうにん叔父おじ芸名げいめいである「花島はなしま」を名乗なのることになって以来いらい、すみえの弟子でしはほぼ全員ぜんいん花島はなしま」を名乗なのっている。

著書ちょしょ[編集へんしゅう]

テレビ番組ばんぐみ[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b 奇術きじゅつまつあさひひとしすみえさん死去しきょ、85さい…「オリーブの首飾くびかざり」をBGMに”. 読売新聞よみうりしんぶんオンライン (読売新聞よみうりしんぶん). (2023ねん8がつ22にち). https://www.yomiuri.co.jp/culture/20230822-OYT1T50109/ 2023ねん8がつ23にち閲覧えつらん 
  2. ^ 花島はなしまみな (2000ねん3がつ). “あのひといたわたしえらんだみち だい6かい”. 進路しんろ指導しどう.net. 実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ. 2020ねん2がつ22にち閲覧えつらん。 “わたし叔父おじさんは、花島はなしま三郎さぶろうという腹話術ふくわじゅつなんですが、この叔父おじさんのおくさんが、当時とうじちょうれっマジシャンだったまつあさひときすみえです。”
  3. ^ a b 読売よみうり年鑑ねんかん 2016年版ねんばん』(読売新聞よみうりしんぶん東京とうきょう本社ほんしゃ、2016ねん)p.546
  4. ^ 藤山ふじやま新太郎しんたろう 『タネも仕掛しかけもございません 昭和しょうわ奇術きじゅつたち』 角川かどかわ学芸がくげい出版しゅっぱん、2010ねん、204ぺーじISBN 978-4047034761

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]