松浦まつうら昭あきら

松浦まつうら 昭あきら（まつうら あきら、1929年ねん10月5日にち - 1996年ねん3月18日にち）は、日本にっぽんの政治せいじ家か・官僚かんりょう。北海道ほっかいどう勇払ゆうふつ郡ぐん追分おいわけ町まち（現げん安平あびら町まち）出身しゅっしん。

来歴らいれき

• 水戸みと高等こうとう学校がっこう (旧制きゅうせい)卒そつ
• 1952年ねん　東京大学とうきょうだいがく法学部ほうがくぶ卒そつ
• 同年どうねん　農林省のうりんしょうに入省にゅうしょう
• その後ご、駐ちゅう英えい日本にっぽん大使館たいしかん参事官さんじかん、大臣だいじん官房かんぼう文書ぶんしょ課長かちょう、水産庁すいさんちょう海洋かいよう漁業ぎょぎょう部長ぶちょう、大臣だいじん官房かんぼう総務そうむ審議しんぎ官かん、農林水産省のうりんすいさんしょう経済けいざい局長きょくちょうなどを歴任れきにん
• 1981年ねん7月がつ　水産庁すいさんちょう長官ちょうかん
• 1983年ねん7月がつ　食糧庁しょくりょうちょう長官ちょうかん
• 1984年ねん　地方競馬全国協会ちほうけいばぜんこくきょうかい会長かいちょう
• 1986年ねん　1987年ねん北海道ほっかいどう知事ちじ選挙せんきょへ自民党じみんとうから擁立ようりつされて出馬しゅつばすることが内定ないていし、地方競馬全国協会ちほうけいばぜんこくきょうかい会長かいちょうを辞じす
• 1987年ねん4月がつ　知事ちじ選せんでは日本にっぽん社会党しゃかいとうなど推薦すいせんの現職げんしょく横路よこみち孝弘たかひろに得票とくひょう率りつ28%-68%の大差たいさで敗やぶれる
• 1990年ねん　箕輪みのわ登のぼる引退いんたいに伴ともない第だい39回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょに北海道ほっかいどう第だい1区くより自民党じみんとう公認こうにんで出馬しゅつば、当選とうせん。北海道ほっかいどう政策せいさく問題もんだい研究所けんきゅうじょ会長かいちょうにも就任しゅうにんする
• 1992年ねん 金丸かねまる信しんの政界せいかい引退いんたいに伴ともない経世会けいせいかい（小渕おぶち派は）を離脱りだつし改革かいかくフォーラム21（羽田はた・小沢おざわ派は）旗揚はたあげに参加さんか
• 1993年ねん6月がつ　新生党しんせいとう結成けっせいに参加さんかするが、病気びょうきのため第だい40回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょには立候補りっこうほせず引退いんたい。妻つまの松浦まつうら知子ともこが新生党しんせいとう公認こうにんで後継こうけい出馬しゅつばしたが、家政かせい科か卒業そつぎょう後ごに専業せんぎょう主婦しゅふとなった経歴けいれきが、素人しろうとである身内みうちの擁立ようりつとみられ、新生党しんせいとうの議席ぎせきが大おおきく伸のびた選挙せんきょにもかかわらず落選らくせん。

エピソード

水産庁すいさんちょう時代じだい、日にちソ漁業ぎょぎょう交渉こうしょうを何なん度ども手掛てがけ、漁業ぎょぎょう関係かんけいに貢献こうけんしている。

議員ぎいんとしての最後さいごの務つとめとなった宮沢みやざわ内閣ないかく不信任ふしんにん案あん採決さいけつでは、病気びょうきで足腰あしこしが弱よわった中なかで登壇とうだんし賛成さんせい票ひょうを投とうじた。

家系かけい

嵯峨さが源はじめ氏しの松浦まつうら氏しの後裔こうえい。父ちちは松浦まつうら栄さかえで、元もと衆議院しゅうぎいん議員ぎいんにして北海学園大学ほっかいがくえんだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ。弟おとうとは松浦まつうら保たもつで、元もと慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく教授きょうじゅ。親族しんぞくに、北海道大学ほっかいどうだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ・北海学園大学ほっかいがくえんだいがく元もと学長がくちょうの農業のうぎょう経済けいざい学者がくしゃ・高倉たかくら新一郎しんいちろうがいる。

参考さんこう文献ぶんけん

• 日外にちがいアソシエーツ編へん『現代げんだい政治せいじ家人かじん名めい事典じてん』（紀伊国屋きのくにや書店しょてん、1999年ねん）

関連かんれん項目こうもく

• 金子かねこ岩三いわぞう - 農水省のうすいしょう人事じんじで松浦まつうらを事務次官じむじかんに据すえようとした人物じんぶつ